インフィニット・ストラトス~ADVERSE FORTUNE THE DESTINY~   作:ZXZIGA

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その名の通り!
真耶ちゃんと、巧人君の出会いでーっす☆

やって気持ち悪く感じた。


番外編
外典 巧人と真耶の馴れ初めと  拭えぬ最も重き罪


巧人「やぁ・・・・パソコン、又はケータイから読んでいるみなさん。鷺波 巧人です。」

巧人「今回話すのは、第一話からあった・・・・僕と真耶ちゃんの出会いの話・・・・・そして実験中に起きた事故の話です。」

巧人「9話を読んだ後、又はこれを最初に見るのも構いません。」

巧人「ですが、9話から読んだ方がいいと思います。」

巧人「では、行きましょう。」

 

 

 

 

一夏がIS適合者となる少し・・・・・・・・・・・・いや、4年前。一人の男性が初の適合者となった。名は 鷺波 巧人。 

齢12で大学を首席で卒業し、機械工学の権威を持った。そして彼はあるものの制作を試みる。そう、ISのプロトタイプでもあるパワードスーツの開発に着手したのだ。

それから4年後。

ある人物に出会った。

巧人「・・・・・・・・・・・・・。」

いつもと変わらぬ研究所の廊下を歩く巧人。色々なことが書いてある紙をめくりながら、こうつぶやく。

巧人「一体、何がいけないんだ?」

それは、4年たった今なお完成してはいないパワードスーツに関する資料だった。

何かをぶつぶつとつぶやく巧人は、前から来る人物に気付かずにぶつかってしまう。

???「きゃあああああッ!」

巧人「うわああああッ」

巧人「すっ・・・・すいません!」

???「いえ、大丈夫ですよ。」

あわててメガネを探す女性。巧人はメガネを拾い、彼女に渡す。

巧人「はい。落ちましたよ。」

???「あぁ、これはすみません。お恥ずかしいところをお見せしてしまいましたね。」

巧人「怪我がなくてよかったです。」

???「紹介が遅れましたね。私の名前は 山田 真耶 と言います。」

巧人「僕は、鷺波 巧人 です。」

真耶「えっ・・・・まさかあの?」

巧人「そうです。」

真耶「えーッ本人なんですか!?」 

真耶「私、あなたの論文読んですっかりファンになっちゃったんですよ~」

巧人「あっありがとうございます。」

なんやかんやあって、彼女は行ってしまった。

巧人(・・・・・・・・・・・・・・風のような人だなぁ~。)

研究所の自分の区画へと、到着する。

巧人「遅れてすみません!」

織斑夫「おぉ・・・・・待ってたよ。」

織斑妻「どうしたの?その眼の下のクマ。」

この二人は、織斑夫妻。

一夏と千冬の両親だ。

巧人「何でもないですよ。」

織斑夫「君はまだ子供だ。あまり無茶はしちゃダメだぞ?」

巧人「はい・・・・・すみません。」

織斑妻「いいじゃない。この子は勉強熱心なんだから。」

二人は彼のことを本当の家族のように接してくれた。

巧人「大丈夫なのですか?一夏君や、千冬さんのことは?」

織斑夫妻「「大丈夫!千冬ちゃんが何とかしてくれるから」」

巧人「・・・・・・心配になってきましたよ。」

 

あの時が来るまでは。

「心配だ」と言葉を二人に喋ってから数日後、最悪の日となった。

たまたま帰っていた織斑夫妻に突然の電話が入る。

電話の主は巧人だった。

巧人「こんな時間にすいません!起動実験の人手が足りなくなってしまったんです!」

織斑夫「わかった!今すぐに行こう!」

巧人「ありがとうございます!」

だが、彼はこの後の出来事に後悔しかなかった。

突然のパワードスーツの爆発。

それにより研究所の天井が崩壊し、織斑夫妻は瓦礫の下敷きとなった。

巧人はその落下する瓦礫の真下にいたのだが、織斑夫妻が彼を突き飛ばしたために助かった。

巧人「織斑さん!」

二人の元へ駆け寄る巧人。

織斑夫「何をしてるんだ!早く逃げなさい!」

織斑妻「私たちは大丈夫だから、早く逃げて!」

巧人「二人を助けるまで逃げません!」

だが、所詮子供。瓦礫を持ち上げることはできなかった。

織斑夫「君はまだ生きなくてはいけない!・・・・だから、早く!」

二人の前に瓦礫が墜ちてきた。巧人は呆然と見つめるまま・・・・・・・

巧人「あああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」

助けられなかった。彼は自分の無力に嘆いた。

 

 

その事故から数ヶ月後。彼は何とか立ち直ることができた。

そして考えたのが、武器を制作する会社の設立だった。

そして会社を立ち上げた。が、束がスポンサーになったのだ。

束は彼に条件を突きつけた。ISと呼ばれる兵器が登場したのもこの時だった。

巧人はあの事故のせいでパワードスーツを作るのをあきらめてしまい、束が引き継いだのだ。(無断で)

その条件は、ISの武器製作である。

サンプルを渡された巧人は思わず触れてしまった。女性にしか扱えぬものを。

だが、彼は適合してしまった。

そこから彼は取りつかれたように没頭し、自分の専用機を作った。

普通ではありえないものを。3世代どころではないものを作った。

武器を作って束には一応、納品した。

 

コンビニから帰っていると、路地裏から声がする。

???「げへへ・・・・・いいじゃんかぁ~俺らと茶でも飲もうぜ?」

???「いやです!やめてください!」

???「可愛いねェ~」

巧人「!」

どこかで聞いたことのある女性の声。

路地裏へ行き、見たのは

緑髪が印象に残っていた人物。山田 真耶だった。

二人の男に挟まれて今にも泣きだしそうだった。

IS起動。

???「おい・・・・・何をしている?貴様ら・・・・・」

男1「あぁ?」

男2「何だてめぇ・・・・・えっ?」

そこにいたのは、巨大な赤い翼をもつ黒い鎧を纏った竜人だった。

男1と2「「うっうわあああああああああああああ!化け物おおおおおお!」」

走って逃げていく二人。

その場にへたり込む真耶。

???「大丈夫ですか?・・・真耶さん。」

真耶「その声は・・・・・巧人君?」

巧人「・・・ハイ。」

変身を解く。これが彼のISの能力だった。

真耶「さっきはありがとうございます。」

巧人「いえいえ。まさかこんなところで会うとは思いませんでしたよ。」

真耶「研究・・・・・残念でしたね。」

巧人「もういいんです。僕のせいなんです・・・・・・。」

真耶「そんなへこたれないでください!」

巧人「!」

真耶「そんなのでは、あなたを庇って命を落としたお二人に示しがつきませんよ!」

巧人「・・・・・・・・そうですね!」

巧人は真耶に喝を入れてもらう。そして、彼は思い切って結婚を前提に付き合って欲しいと言ったところ、まさかのオッケーをもらうのだった。

 

 

 

 

巧人「いかがでしたでしょうか?僕と真耶ちゃんの馴れ初めは。」

巧人「でも実は、まだ隠していることがあります。それは後々。」

巧人「それではみなさん・・・・・今日のところはここまでです。」

 




織斑夫妻のいない件は勝手に補完させていただきます!

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