インフィニット・ストラトス~ADVERSE FORTUNE THE DESTINY~   作:ZXZIGA

36 / 45
「狼は月に吠える」
っぽく。
後数回(よくて一桁。悪いと二桁いくかも)オリジナルエピソード含みます。


巧人はパソコンに吠える

巧人「あああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!」

 

情けない悲鳴に近い声を上げる巧人。

 

シャル「どうしたの?」

 

その声を聴きつけ、シャルが姿を現す。

 

巧人「だめだぁ・・・・もう・・・お終いだァ・・・・・。」

 

シャル「なんでどこかの王子みたいな情けない声出してるの・・・。」

 

パソコンの画面を見て、シャルは固まる。

 

シャル「ナニコレ。」

 

巧人「新しいスーツ。」

 

シャル「スーツ・・・?」

 

画面には、青い装甲に何故か車のタイヤが両腕にはまっている人が表示されている。

まるで、Fー1の車体が人にかぶさってるようなデザイン。

 

巧人「うん。・・・りんなさんに、新しいスーツの依頼が来てたんだ。」

 

シャル「りんなさんって、昨日電話してきた人?」

 

沢神りんな。とある警察の特状課と呼ばれる部署にいる女性。

彼女は仮面ライダーの仲間である。

 

そんな巧人にも、仮面ライダーとのつながりはある。

一時期、地球の力を内包したメモリを作ったりそのメモリの力を引き出す武器を開発したりとか。そのせいで襲われたりした。

「ゼクター」は遊びで本物を作っちゃったのだ。

デスクにフォーミュラーカーのミニカーがあった。

 

シャル「これ?」

 

巧人「それ。」

 

シャル「これがこのスーツになるの?」

 

巧人「それを左手についてるブレスに差し込むとこの姿になるんだ。これはレプリカみたいなもの。」

 

シャル「へぇ~。」

 

巧人「でも、欠点があるんだ・・・・・。」

 

シャル「欠点?」

 

巧人「その変身者が普通の刑事さんなの。」

 

巧人「これはものすごいスピードで動けるんだけど、Gの掛り方が半端じゃないんだ。」

 

シャル「つまり、F-1レーサーじゃないから危ない?」

 

巧人「よくわかったね。」

 

巧人「Gの負荷軽減・・・。そのための武器がいるんだ。」

 

巧人「そのアイデアが・・・・・うかばないんだぁ~~~~~~~~~~。」

 

シャル「大変だね。」

 

シャル「・・・・。」

 

シャルは何かを思いつきそうな顔をしてミニカーを見つめていた。

 

シャル「あっ!」

 

巧人「どうしたの?シャル。」

 

シャル「これ見て思いついたんだけど・・・。」

 

と言いながら、ミニカーを指さす。

 

シャル「トレーラーを武器にするってのは?」

 

巧人「・・・・・・それいいかも。」

 

高速でタイピングしていく。

 

巧人「これをこうしてこう・・・・・。」

 

巧人「これでどうだッ!」

 

表示された武器はトレーラーを模した大砲になる武器。

これで変身者にかかる負担は大幅に減った。

 

巧人「やったぁ~~~~!」

 

思わず喜ぶ巧人。

 

巧人「ありがとう!シャル!」

 

シャル「よかったね!」

 

巧人「君がそのアイデアを出さなかったら、きっと完成もしなかったよ!」

 

巧人「この設計図をりんなさんに送ろう!」

 

シャル「あれ?作るんじゃないの?」

 

巧人「むこうに送ると時間がかかるんだ。だから、設計図だけを送ることにしてるんだ。」




仮面ライダーネタは最初から考えてたよ。

元々巧人教師として出そうとしてたし、
鎧武ジンバーで一夏と模擬戦するって考えてたし。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。