インフィニット・ストラトス~ADVERSE FORTUNE THE DESTINY~   作:ZXZIGA

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番外編で40話行きました。

織斑君の家に行くのは、まだまだやで。

「はよ行けや」

とか思ってる人、尻子玉抜くよ?
尻子玉抜いたら、お嫁とお婿に行けなくなるで?

巧人「さっさとはじめやがれ。」

・・・・・ハイ。
あと、オリジナルエピソードを多々入れていく所存です。



狼は月に吠える

シャルとの夏休みが始まって、一週間がたった。

だが、ある噂が巧人たちの町にも入ってきた。

その噂とは、「青き人狼」。

犯罪者を裁いているという謎の人物だ。

 

シャル「ねぇ・・・・・。」

 

朝食が済んだ鷺波家。

巧人は新聞を読み、シャルはテレビを見ている。

 

巧人「何?」

 

シャル「「青き人狼」がニュースでやってるよ。」

 

巧人「新聞でも、その話題で持ちきりだよ。」

 

巧人の言葉は、若干ウンザリしているように聞こえた。

 

???「巧人~起きてる~?」

 

巧人「起きてますよ~竜子さん。」

 

二階から降りてきたのは、親戚の「真神 竜子」。

後から続々と姉妹が下りてくる。

順番は

 

長女「真神 竜子」(マカミ リュウコ)鈍い銀髪のポニーテール。

 

次女「真神 獅音」(シオン)フェ〇トのセ〇バー

 

三女「真神 姫鮫」(キサメ)ロングヘアーで深青の瞳を持つ。

 

四女「真神 狼華」(ロウカ)青いショート。額に十字の傷有り。

 

五女「真神 寅」(トラ)思いっきり東〇の寅〇星

 

の五人姉妹。

 

獅音「おはようございます。巧人様。」

 

姫鮫「おっはよ~」

 

狼華「・・・・おはよう。」

 

寅「おはよう。巧人兄。」

 

巧人「おはよう。」

 

シャル「圧巻だねぇ~」

 

全員が高身長。

驚きである。

 

巧人「ホントの人間だったらね。」

 

シャル「・・・・・うん。」

 

巧人の言うとおり、彼女たちは人間ではない。

親戚ではない、巧人の会社で働いてはいるが。

彼女たちは意志を持つ鎧なのだ。

「青き人狼」とは、狼華が鎧の姿となり巧人と一体になった姿。

巧人が変身を解いた姿を、シャルは間近で見てしまったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

事の始まり

 

一台の大金を積んだ大型輸送トラックが、ISを持った強盗に襲われた。

 

強盗1「へへっ!こいつはいただきだぜぇ~!!」

 

強盗2「分け前寄越しなさいよね!」

 

1「んなこたぁわかってらい!」

 

輸送トラックの前に一人の人間が。

 

1「どけどけぇ~!!」

 

その人間は、腰を低く落とす。

右手には、空気の渦ができ始める。

 

???「フンっ!」

 

ただの正拳突きは、渦を巻いた風と共にトラックに吸い込まれる。

ドガァンと真っ向から突っ込んできたトラックはひしゃげ、転がってゆく。

 

1「なっなんだなんだぁ~!???」

 

2「いたた・・・・・・。」

 

トラックからはい出してきた二人の強盗。

 

1「テメェ!いったいなにもんだ!」

 

強盗1はトラックを一瞬にして廃車にした人物に言った。

 

???「答えよう!我の名は!」

 

空を飛び、空中で一回転した後に地面に着地する。

そして遠吠えをした後、自分の名を高らかに叫んだ。

 

フェンリル「「ブルー・フェンリル」(青き巨狼)!」

 

1「フェンリルだかカミソリだかしんねーが、邪魔する奴はぶっ潰す!」

 

2「誰もカミソリなんて言ってないわよ。」

 

フェンリル「・・・・・来るがいい。」

 

その言葉にカチンと来たのか、強盗1はISを展開して襲いかかってきた。

だが、フェンリルはたやすく避けてゆく。

 

1「くそっ!このっ!おとなしく喰らいやがれっ!!」

 

近接ブレードを振り、なおかつパンチを加えるが掠りもしない。

 

2「後ろがお留守よ!」

 

今度は2がISを展開しており、ミサイルを撃つ。

全弾命中。

 

2「ふふふ・・・・。」

 

だがその笑みは、次第に驚愕と恐怖に染まって行った。

煙の中から出てきたのは、ボディには傷一つないブルー・フェンリルだったからだ。

 

2「うそ・・・・・・全弾当たったはずよ!」

 

フェンリル「残念だったな。」

 

当たらなかったワケ・・・・それはミサイルが当たる瞬間に、全身に風を纏わせたのだ。

風の力でミサイルはフェンリルにあたることなく爆発した。

何時の間にか1が縄でグルグル巻きにされていた。

 

2「何やってんのよ!」

 

1「すまねぇ~」

 

フェンリル「どうする?このままボコボコになって逮捕されるか、自首するか。」

 

2「こうなったら・・・・・・・逃げる!」

 

フェンリル「・・・・はぁ・・・・・愚行に出たか。」

 

そのまま1を抱え、勢いよくジャンプ。

 

2「ここまでは・・・・追ってこれるはずないわ・・・・。」

 

強盗2の思惑は、ここで崩れ去った。

 

フェンリル「そう思わないことだな。」

 

その言葉で前を向いた瞬間、踵落としを喰らった。

道路の地面に頭からめり込む強盗2。

 

フェンリル「・・・さて、このまま警察に連行してやろう。」

 

パトカーのサイレンが聞こえてきた。

 

フェンリル「ちょうどいい。このまま逮捕だな。」

 

パトカーが着いたときには強盗の一人が縄でグルグル巻きに。

もう一人は道路の地面に頭からめり込んでいた。

 

警察「ん?」

 

何かに気付いて、それを拾い上げる警察官。

拾ったのは一枚のカード。

青い狼のマークがあり、BFとイニシャルが書いてあった。

 

フェンリル「よっと。」

 

人の通りが少なく、なおかつ家に近い場所。

そこで変身を解く。

 

巧人「ありがとう。狼華ちゃん。」

 

狼「・・・・れ・・・・・礼には及ばない・・・。」

 

???「そこで何やってるの?巧人。」

 

聞き覚えのある声。

 

巧人「・・・・・シャル。」

 

シャル「狼華さんも、今のって・・・・・何?」

 

一番バレたくない、ましてや身内に正体がバレたのだった。




「天は何を仰ぎ、地は何を穿つ」

カッコいいかと思って書いてみたサブタイトル。

強盗1 金髪の女性。どっからどう見ても魔〇沙。

強盗2 黒髪の日本人。 霊〇

狼たちはマジ〇ボーンのプラモを手に入れて、面白いかもと思って書いたものです。


フェンリル

ラグナロクと呼ばれる「神々の戦争」。
その一番最初の犠牲者こと犠牲神はなんと百発百中の槍「神槍グングニル」を持つ神の「オーディン」。
オーディンは、「フェンリル」という巨狼に一飲みで喰われたそうな。

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