インフィニット・ストラトス~ADVERSE FORTUNE THE DESTINY~ 作:ZXZIGA
巧人の実家。
巧人「さぁ、入って。」
シャル「お・・・・お邪魔します。」
巧人「ここは君の家なんだよ?「お邪魔します」じゃないでしょう?」
シャル「・・・・ただいま。」
シャルは照れながらも、帰ってきた時の言葉を言う。
巧人「お帰り。シャル。」
巧人はシャルを連れ戻すことができたのだ。
本当の家族が住んでいた場所へ。
巧人「ただいま!帰ったよー。」
その言葉を言った瞬間、何かが飛び出してきた。
シャル「うわぁ!?な・・・何!?」
よく見ると、昆虫のような機械だった。
巧人「「ゼクター」っていうんだ。」
シャル「「ゼクター」?」
巧人「面白半分で作った物だよ。」
紅いカブトムシ、青いクワガタ、蜂、サソリ、バッタ、そしてトンボ。
さらに金色のコーカサスオオカブト。そして黒いカブトムシ。
というバリエーションだった。
???「おぉ・・・・巧人。お帰り。」
巧人「ただいま。セブン。」
シャル「今度はケータイが立って歩いて喋ってるぅー!?」
セブン「他にも私の家族がいるぞ。」
???「るるる~」
と黒いケータイが出てくる。
???「お帰りなさいませ。巧人様。」
今度は青のケータイ。
シャル「何なのコレェー!?」
巧人「このケータイ三体は、人間とのコミュニケーションを円滑に行うために作ったんだ。」
セブン「黒い長男の「ゼロワン」。青の次男の「サード」。そして私が五男の「セブン」だ。」
シャル「えっ?三番なのに次男なの?」
サード「私の前、つまり「セカンド」は女性なのです。長女になります。」
シャル「へぇ~・・・。」
ゼロワン「あと、「フォース」は次女だ。」
シャル「・・・・。」
ゼロワン「なんだ?・・・・俺の顔に何かついているか?」
サード「あなたが中々喋らないからでございます。」
ゼロワン「・・・・・中々話すタイミングが解らなかったんだ。」
???「巧人様。」
シャル「今度は一体d・・・・・。」
青い髪、髪色とは対照的な赤い目。
シャル「だれ・・・・?」
セブン「彼女の名は「COS‐MOS」。これでもれっきとしたアンドロイドだ。」
シャル「そうなの!?」
サード「はい。」
巧人「昔はこんなに感情豊かでもなかったし、人間っぽくなかったんだ。」
COS‐MOS「ですが、巧人様が改良に改良を加えてくださったのです。」
COS‐MOS「私がこんなに話せることはありませんでした。」
巧人「結構苦労したんだよ。」
セブン「私たちが誕生することができたのも、彼女がいたからこそ実現できたのだ。」
シャル「じゃあ「ゼクター」は?」
セブン「巧人がまだ小学生の頃、ある日曜日の番組の変身するヒーローが好きで作ったそうだ。」
シャル「小学生の時に作ったの!?」
巧人「うん。」
サード「本当に変身でき、なおかつ自分のみ時間軸を外れて高速で動くことができます。」
シャル「ナニそのオーバーテクノロジー。」
今日は、巧人の秘密の一部を知った気がしたシャルロットだった。
セブン「ちなみに私たちも、ドラマのキャラクターだったんだ。」
シャル「そうなの!?」
サード「COS‐MOS様は、ゲームのキャラクターにございます。」
シャル「えぇっ!?」
ゼロワン「巧人はずっと昔に放送していた超古代の戦士の力を、本当にあると信じて疑わなかったそうだ。」
シャル「子供だったからじゃない?」
ゼロワン「なぜ俺の時は驚かんのだ!」
あるお店にいって、前から欲しかった超合金の「セブン」を千円で買うことができたので思わずぶっこんだ次第です。(当時は一万超えてたから中々手が出せなかった。)
あるとは思わなんだ。
最後の「超古代の戦士」ってわかるかな?