インフィニット・ストラトス~ADVERSE FORTUNE THE DESTINY~   作:ZXZIGA

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氷柱から現れた謎の機械人形。
奴の目的とは一体?


※この作品のある人物は性格が原作とは大きく異なります。
(いまさらですが。)

基本会話パート。

箒と一夏が旅館に戻ってから、機械人形が氷柱を砕いて現れました。


君が願うもの

千冬「何なのだ!?」

 

真耶「該当するデータはありません!」

 

氷柱から現れた機械人形。

二本の剣を構え、福音に向く。

 

???「・・・・・・。」

 

束「・・・・アレは一体何なの?」

 

突然のことに驚きを隠せない束。

 

???「束。」

 

束「誰!?」

 

突然の通信。

 

???「俺だ。・・・・巧人だ。」

 

その声の主は、なんと巧人だった。

 

束「たっくん!?今どこにいるの!?」

 

巧人「福音の目の前にいる。」

 

束「この禍々しい方?」

 

巧人「そう。」

 

巧人「これが、攻撃形態。」

 

束「何なのソレ!?」

 

巧人「さぁな・・・・・何世代かさえわかんねぇよ。」

 

束「こんな機能があるなんて・・・・・。」

 

巧人「コイツはISの形をした別もんだ。」

 

束「・・・なんで私に話しかけたの?」

 

巧人「俺は今から、福音に「データ・ドレイン」を仕掛ける。」

 

巧人「情報収集を手伝ってくれ。」

 

束「・・・わかった。」

 

巧人「そんじゃあ行くぜッ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真耶「不明機が動き出しました!」

 

二本の剣で斬撃を与えてゆく。

 

一夏「いけるんじゃないか!?」

 

福音も負けじと光弾を立て続けに放つ。

だが、巧人には蚊が刺した程度のレベルだろう。

「プロミネンス」と「アイシクル」を交差させ、何かを飛ばした。

福音は、その何かによって軽く吹き飛ぶ。

 

セ「何が起きましたの!?」

 

鈴「もしかして、空間を飛ばしたの!?」

 

二つの剣を交差させることによってできる気流のような塊をただ単に飛ばしただけである。

 

巧人「お遊びはこれまでだな。」

 

「アイシクル」を福音に振るうが、距離が遠いために空振りのようになった。

 

ラウラ「何をやっているのだ!」

 

シャル「まって!」

 

福音の周りが次第に凍り付いてゆく。

 

シャル「最初からこれを狙ってたんだ!」

 

身動きができない福音に近づいていく。

剣を腰に装備しそのまま福音の頭を右腕で引っ掴む。

 

鈴「いったい何をする気なの?」

 

福音は巧人からもがいて離れようとするが、しっかりと頭を掴まれているため中々離れることはできない。

 

巧人「データ・ドレイン!」

 

緑色の光を発しながら、右腕が光り輝く。

 

束「どんどんデータが送られてきているねぇ~」

 

コンソールを高速で叩きまくる束は、あることに気付く。

 

束「たっくん・・・・これ無人機じゃない。」

 

巧人「何?」

 

束「これ・・・・・有人機だよ!」

 

束「中の人は・・・・良かった気絶してるだけみたい。」

 

巧人「・・・・そうか。」

 

束「でも、暴走は最初から仕組まれてはいないみたいだよ。」

 

巧人「別のどっかが暴走させたんだな。」

 

束「そうみたい。」

 

巧人「無人機の破壊、殲滅ってのは?」

 

束「政府は、有人機だから機能停止にさせてほしいと言ってたって記録にある。」

 

巧人「・・・・・・わかった。」

 

巧人「こんなことができる犯人は一つしかない。」

 

束「うん。」

 

巧人&束「「亡国企業。」」

 

巧人「とりあえず、織斑教諭には連絡しておく。」

 

束「お願いね。」

 

巧人「あぁ。」

 

そう言って、指令室に通信する。

 

真耶「先ほどの不明機から、通信が来ました。」

 

千冬「何が目的なのだ?」

 

巧人「織斑教諭。」

 

千冬「貴様は?」

 

巧人「鷺波 巧人。」

 

千冬「何!?」

 

一夏「お前、死んじまったんじゃ?」

 

巧人「結構ダメージは受けているがな。」

 

巧人「どうやら、福音は無人ではなく有人機のようだ。」

 

千冬「どうやって知ったのだ?」

 

巧人「束のおかげさ。」

 

束「正確には、たっくんの能力だよ。」

 

何時の間にか束がそこにいた。

 

束「政府はね、有人機だからパイロットを助けてほしかったらしいんだよね。」

 

千冬「無人機の破壊とあったが?」

 

巧人「どうやら、どっかの誰かがハッキングを行い福音を暴走させたらしい。そのハッキングを行った奴が、偽装したようだ。機能停止ではなく、破壊だとな。」

 

一夏「その別の奴って?」

 

束「亡国企業ってとこ。」

 

箒「一体何なのですか?」

 

束「何を考えてるのかさっぱりわかんないとこ。」

 

巧人「だが、最近起こったテロも亡国企業が関与してるらしい。」

 

巧人「俺はパイロットを旅館に連れて行く。」

 

千冬「わかった。救護班を用意しておこう。」

 

巧人「助かる。織斑教諭。」

 

通信を終え、腕の中で眠る人物を見て、巧人は驚いた。

 

巧人「なんで君がいる?・・・・・・「ナターシャ・ルース」・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

別の場所

 

金髪の女性「ありゃあ~・・・・・失敗しちった。」テヘぺロ☆

 

白髪の女性「チッ!使えねえな!」

 

オレンジ髪の女性「まぁまぁ・・・・・計画はまだ始まったばかりでしょう?」

 

黒髪の女性「そう・・・・・「まだ」・・・・・ね。」

 

黒髪の女性「・・・・・早く会いたい・・・・・「兄様。」」

 

オレンジ髪「待ち遠しいわね・・・・・「ゼロ」。」

 

黒髪→ゼロ「えぇ・・・・・・。」




「データ・ドレイン」

敵の情報を完全に吸い取ることができる能力。
頭ではなく、体のどこを触っても使える。


「ナターシャ・ルース」

巧人が外国の大学にいたころ(巧人は飛び級で齢12で大学生。)に出会った人物。
巧人は「ナタル」と呼んでいた。

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