インフィニット・ストラトス~ADVERSE FORTUNE THE DESTINY~   作:ZXZIGA

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女子っていいよね・・・・ゲームのアバター基本女子なんだよね・・・・僕。



此処は地獄か!?天国か!?

(ウボァー)

此処はIS学園・・・・そして1組の教室。

ここですっとんきょうな声を心の中で叫ぶ一夏。

真っ青な顔をしながら

(これが夢なら覚めてくれ・・・・)

これでも現実だよ。

その少し離れた後ろの席で

(<(^p^)>アイエエエェェェ・・・・・・ナンテコッタイ・・・・)

巧人は涼しい顔をしながら、心の中でこんな表情と声を発していた。

((こんなのって・・・・・アリ?))

さぁ?

二人の男子をもの珍しそうに見ている女子群・・・・・。

そう、彼ら二人は女子にしか動かせないISを動かしたのである。

突然スライドドアが開き、緑髪の女性が入ってきた。

「みなさん、IS学園入学おめでとう!私は1組の副担任の 山田 真耶です!」

何故か静まり返っている教室内・・・・

こわいね・・・・・急にしんとしてるとさ・・・・

たじろぐ真耶。

まぁとりあえず、自己紹介に入っていこうや・・・・・

どんどんと自己紹介が終ってゆく。一夏で止まった。

「えー、織斑一夏です。よろしくお願いします。」

だがここで終わらせようとするつもりは女子には無いようで。

一夏はゆっくりと深呼吸をした。ざわつく教室・・・

「以上です!!」

皆ずっこけた。一人残して。そうなるだろうな。

一夏の頭に、出席簿。

メシャッ

と絶対に鳴らないというか、鳴ってはいけない音がした。

「~~~~~ッ」

あまりの痛みに呻いていた一夏。

「貴様はまともに自己紹介ができんのか?」

とドスの利いた声。

「そっその声は・・・千冬姉!!」

今度は拳骨。

「学校では「織斑先生」と呼べ。」

おぅ痛そう・・・

「諸君!!私が織斑 千冬だ。」

その途端、黄色い声援が飛びだす。巧人はとっさに耳を塞いでいたので問題は最小限にとどまったが、一夏は突然だったために、大ダメージを受けた。

教室では阿鼻叫喚の祭りかとでもいうような状態だった。

「お静かに」

いつの間にか席を立ち、どこから持ってきたのかマイクとスピーカーを持った巧人がどこぞの有名なアニメのキャラ張りの声を教室内に響かせた。

「言葉を慎みたまえ。あなた方はまだ自己紹介も終わってないのだ・・・・・」

一同唖然としていた。確かに、自己紹介は続いていた。

「・・・・ゴホンッ確かに、奴の言うとおり・・・まだ終わってなかったな。」

千冬はそういって、自己紹介の続きを始めた。

 

そして自己紹介が巧人の番になった。

「僕は鷺波 巧人と言います。まだまだ至らない点がありますゆえ、ご指導ご鞭撻のほどをよろしくお願いいたします。」

さっきのキャラはどこへやらという感じで、サラサラと言い連ねてゆく巧人。

「あぁ、言い忘れましたが、実は僕専用機持ちなんです。」

この最後の言葉にみんな驚いたのだった。




真耶ちゃんをぎゅっと抱擁したい・・・・


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