インフィニット・ストラトス~ADVERSE FORTUNE THE DESTINY~   作:ZXZIGA

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思いついたので投稿じゃアアアアア


たまにはゆっくりするものさ。

今日は学園は休み。

来週は林海学校。

というわけだ。

巧人「シャル・・・・・起きなさい。」

シャル「う~ん・・・・・後5分。」

巧人「今日は出かけるんだから、起きないと置いていくよ。」

シャル「ボケたのにツッコミはないの?」

巧人「ボケ噛ますんだったら、早く着替えて。朝食取りにいくよ。」

シャル「は~い」

巧人(こういうとこはホント、姉さんそっくりだな~。)

シャルは寝ぼけ眼で洗面台へと向かった。

着替えも終わり、食堂へ向かう。

 

 

 

 

キンクリッ!

 

 

 

 

食事が終わり、廊下を歩いてゆく。

シャル「まずはどこに行くの?」

巧人「まずは墓参り。」

巧人「そのあとに買い物。」

シャル「誰のお墓?」

巧人「君のおじいちゃんおばあちゃんであり、僕の父さんと母さん。姉さんも一緒に入ってる。」

シャル「・・・・そっか。」

巧人「三人とも喜ぶと思うよ。」

シャル「なんで?死んでるのに。」

巧人「君は僕の姪で、姉さんの娘でしょう?」

シャル「なるほど。」

納得するのはいいが。

巧人「ほら、行くよ。」

シャル「うん」

と言いながら、電車に乗る。

シャル「買い物って何買うの?」

巧人「水着持ってないんでしょ?」

シャル「うん。」

巧人「だから買に行こうというワケ。」

シャル「巧人は持ってるの?」

巧人「・・・・・・前の奴が入るから。」

シャル「な・・・・なるほど。」

身長とか変わらないため、いつも着る服はサイズ変更なし。

これでも成人一個前の人です。

 

 

さらにキンクリッ

 

 

 

ここはのどかな田舎・・・・・というか半都会。

山の近くにある墓地。

シャル「どこにあるの?」

歩きながら

巧人「もう少し歩くと、あるよ。」

さらに歩いて

巧人「着いた。」

シャル「これが・・・・。」

巧人「そう。僕たちの家族のお墓。」

他よりも少し小さい墓だった。

巧人「父さん、母さん。姉さんも、ただいま。姉さんの娘連れてきたよ。」

巧人を不思議そうに眺めず、シャルも話す。

シャル「初めまして。おじいちゃん、おばあちゃん。久しぶり。お母さん。」

そういうと、巧人は綺麗な雑巾と水の入った桶を持ってきた。

シャル「なにするの?」

巧人「墓を綺麗にするんだ。お供え物もしなくちゃ。」

シャル「何かあるの?」

巧人「みんなが好きだった、「丸ぼうろ」ってお菓子。」

シャル「丸ぼうろ?」

巧人「おいしいよ。」

シャル「後でもらっていい?」

巧人「いいよ。」

シャル「ありがとう」

と話していると

「おや?お主は巧人かの?」

と聞き覚えのある懐かしい声が。

巧人「じいちゃん。それに婆ちゃんも。」

二人の若い女がそこにいた。

爺「久しぶりじゃのぉ。」

婆「ちっともかわらないわね。」

シャル「誰?」

巧人「じいちゃんと婆ちゃん。君の曽祖父と曾祖母だよ。」

シャル「こんなに若いのに!?それに二人とも女性だよ!?」

爺「そこにいるおなごは誰かの?もしや、ぬしの彼女か?」

巧人「違うよ。二人にとってのひ孫だよ。」

爺「なんとッ!?」

婆「茜ちゃんの子?」

シャル「は・・・・・・はい!」

爺「はっはっはっは!元気のいい子じゃわい!」

婆「本当・・・・。茜ちゃんにそっくりね。」

巧人「二人とも墓参り?」

爺「そうとも。わが愛しの家族を奪った病を消し去ってやりたいわい。」

婆「そんなことは言わないでくださいな。」

爺「すまんすまん。」

シャル「ところで・・・・・あ・・・あのぉ~・・・」

爺「ん?ワシか?」

シャル「何故あなたは女なのに、声が男性なのですか?」

爺「・・・・・痛いとこを突いてくるのゥ・・・・。」

シャル「あっ・・・・すみません。」

爺「ええわい。話さんといけんと思うとったしのぉ・・・。」

 

ここから爺さんの回想。

 

昔・・・・と言ってもワシら二人の子供である巧人の父はこの世に生を受けてすでに2年は立っておった。

ワシはその時、飲み会があってのぉ。酒は飲んどらんぞ!昔ひどい目にあったからのぉ

その帰りじゃ・・・。

飲酒運転の車と正面衝突しちまっての。ワシは生死をさまよっておったんじゃ。

目が覚めたのはそれから10日もたった後じゃったわい。

ワシの体はすでに女になっとってな。

どうやら医者が言うには、「本来の体はすでに手術もできないほどにボロボロだった」

ということらしいのじゃ。

 

回想終わり。

 

爺「じゃから、この姿のままなんじゃよ。」

シャル「そうだったんですね。」

婆「驚きましたよ。お医者様も「治療不可だったから、新しい体に移植した」何ておっしゃるんですから。」

爺「まぁ・・・・なれたからいいのじゃがな。」

 




巧人は姉が死んだと聞いて、日本に亡骸を連れて帰って埋葬しました。
シャルのお父さんは探検家だったらしいが、昔に行方不明になって死んだことになっています。(記憶操作)
なので、シャルのお母さんは女手一つで育てました。

じいちゃんと婆ちゃん
二人は「波紋」を使って、20歳のころから整体師の仕事をしている。
そのためか20代前半の男女にしか見えない。
実際は70超えてます。

爺 鷺波 ジョセフ (イタリア人) 75歳 元の性 ジョセフ・リオネル 

婆 鷺波 さよ (日本人) 74歳

二人の間に生まれたのが巧人の父親。
二人とも誰よりも家族を大切にする。

爺 何故か女。声は第三部ジョ〇ョのじいちゃん。

婆 装甲〇鬼の〇倉さよの髪を黒にした姿。

二人とも酒とたばこはしていません。

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