インフィニット・ストラトス~ADVERSE FORTUNE THE DESTINY~   作:ZXZIGA

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猛り狂う己の怒り。奴は彼を怒らせた。


もう、あの武器使うわ。


ファントムシャドウはどこ行った?
と思うでしょうが、姿形を「アストレイミラージュフレーム」っぽい姿にしてるだけです。
武器は自社で作っている物。(実験を兼ねている。)


事の終わり。スッキリしたぜ。

ラウラは保健室で目覚める。自分がどうなったのか。

VTシステムによって意識を失った後、巧人がガトリングとライフルではなく「454カスールカスタム」と「ジャッカル」の二つのオートマチック拳銃を使用。

そのあと、戦意喪失している何かに「アメノハバキリ」をラウラに当たらないように上から下へと斬った。出てきたラウラを巧人は保健室に連れて行った。

ラウラ「・・・・私は・・・・・。」

巧人「ようやくお目覚めですか。」

巧人がそこにいた。目覚めるまでずっといたのだ。

ラウラ「なぜおまえがここに?」

巧人「あなたに聞きたいことがあります。」

試合中に出していた殺気は今は影に潜んでいるのか。

巧人「あなたはなぜ、彼に・・・・一夏君に固執しているのです?」

ラウラ「アイツが教官の顔に泥を塗ったんだ!私は・・・・あの強い教官が恥じらいの顔をするなんて・・・・思いもしなかった。」

巧人「当時、彼は力を持っていなかった。」

ラウラ「なに?」

巧人「一夏君は、織斑先生からISのことを一切聞いていないそうです。・・・・・・・・それに、あなたは勘違いをしている。」

ラウラ「何だと!?」

巧人「彼は今も、そのことで自分を責めています。」

巧人「強い人は、自分の守りたいものがあるんです。一夏君を排除して、織斑先生は喜ぶと思いますか?」

ラウラ「・・・それは・・・・・」

巧人「むしろ殺しにかかるでしょうね。大切な、唯一の肉親を失ったら。」

巧人「あなたは昔、ISの適性が低かった。だから左目に移植手術を施した。でも失敗作の烙印を押されたあなたは織斑先生と出会い、強くなった。」

ラウラ「何故それを!?」

巧人「秘密です。」

巧人「もし一夏君が誘拐されなかったら、あなたはここにはいません。」

巧人「一夏君は、「誰かに守られるのはもう嫌だ。俺が守れるようになりたい。」と言っていました。」

巧人「誰かのために強くなるのは、決して楽ではないでしょう。力を持たなかった彼がISを動かせるのも、適正と「人を守るための力」を貫き通す信念と精神だと思います。」

ラウラ「・・・・・・。」

巧人「それでは失礼します。」

といって、巧人は保健室を出て行った。

ラウラの心境はどうなったのかは彼女しか知らない。

 

夕食を食べようとしている最中に、一夏とばったり会った。いつかまたやるらしいが、今日のこともあって第一試合のみをやるらしいことを話していた。ふと視線に気づくと、女子が「デートもなしかぁ~」とがっかりした声を上げていた。

 

 

翌日

 

 

まるで昨日何事もなかったような雰囲気だった。

昨日の一夏と巧人はすごかった。ということしか聞かない。

今日は珍しくラウラが遅れてきた。

ラウラは一夏にキスをした。

一夏「!?」

ラウラ「お前は私の嫁にする!決定事項だ!異論は認めん!」

一夏「はぁ!?」

巧人「ラウラさん!」

ラウラ「なんだ?異論は認めんぞ。」

巧人「そこは「嫁」ではなく、「婿」です!」

「「「「そこかい!!」」」」

今日は愉快で少し騒がしい一日だった。




454カスールとジャッカルは、「ラルデタイト」でフルスクラッチしているため簡単に取り回しができる。

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