インフィニット・ストラトス~ADVERSE FORTUNE THE DESTINY~ 作:ZXZIGA
ラウラのビンタを防いだ機体。
それを作った人物はだれか、というのは誰も知らない。
様々な憶測が飛んでいる。
「どこかの企業が織斑君を調査している。」
とか
「宇宙から来た機械生命体だ。」
とか・・・・・・・・ってトラ〇スフォー〇ーじゃないんだから。
誰も「鷺波君が作ったのでは?」という人がいなかった。
「テンペスター」は使っていない。
何故だろう?
それは巧人もわからない。
ので、ネタ晴らし。
巧人「これを作ったのは、僕です。」
「・・・・え?」
先生二人とシャルロット以外は知らないので、こういう反応だった。
シャルロットには、もうスパイの必要が無いため。真耶と千冬は部屋に来た時に、見られたため。没収されなかったけど。
巧人「先生、勝手に持ってきてしまってすいません。」
千冬「だが、おかげで織斑が助かったのだ。今回は見逃してやろう。」
巧人「ありがとうございます。」
千冬「次はないからな?」
巧人「はい。」
といって「トライ」を自分のバックにしまうのだった。
休み時間。
女子の質問殺到。
「どうやって操作しているのか?」
「どういう素材で作ったのか?」
など。
彼は、「教えるけれど、ほかのクラスには黙っておいてほしい」という条件を飲めるのなら教えてもいい。と言った。
授業が終わって
昼休み
彼の話で分かった人はいない。
解る人は多分、束と張り合えるかもしれない。
場所は変わって
グラウンド。
一夏と鈴とセシリアと箒そしてシャルロットが練習をしていた
が
彼には三人の説明がいまいち理解できなかった。
むしろ全員理解できないだろう。
箒は「ずぎゃーん」だの「どごーん」だの。
セシリアは「左へ3度」だの。
鈴は「感覚」。
掴める物もつかめない。
効果音、知的技術、そして感覚。
一夏が解るわけがない。
シャルロットの方が解りやすいとのこと。
羨ましいという目で3人が見ている。
射撃の練習をしていた。
と
「私と勝負をしろ!織斑一夏!」
カタパルトの方から知っている声が。
ラウラ・ボーデヴィッヒだ。
一夏「いやだね。お前と戦う理由が無い。」
ラウラ「お前に無くても、私にはあるのだ。」
一夏「今じゃなくて、クラスリーグマッチの時でいいだろ?」
ラウラ「ならば・・・・・・。」
ラウラのISの右肩に装備されている大型のキャノン砲から砲弾が発射された。
シャルロットはその瞬間に左手にシールドを展開させ、防御。
もう一発撃とうとしたところで、教師の注意が入った。
ラウラはISを解除して、立ち去った。
放課後
一夏は今日のことを考えていた。
ラウラ『私は認めない・・・・・あの人の弟などと!』
一夏「・・・・・。」
一夏(あれはどういう意味だったんだろう・・・・。)
<~~~~!
一夏「?」
どこからか、声がする。
そこへ行ってみると、二人の女性が。
千冬とラウラが会話をしているようだった。
何を喋っているのかはわからなかった。
千冬「そこで何をしている?男子生徒。」
ばれていたようだ。
一夏はラウラと千冬の会話を見て、自分のせいで優勝を逃した事だと分かった。
自分のせいで千冬の顔に泥を塗ったと思っている。
寮に帰った一夏。
コンコンとノックする音。
一夏「ハーイ」
開けると、巧人が
巧人「クラスリーグマッチに一緒に出よう」
と言われる。
一夏「あぁ・・・・・いいぜ。」
の一言。
巧人「断ると思ったよ。」
一夏「男二人ってのもいいんじゃないか?」
巧人「それもそうかも。」
この後に、二人組での出場はないことに気付いたのだった。
アリーナ
そこには一つの人影が。
「織斑一夏・・・・・教官に汚点を与えた存在・・・・・・」
ラウラは眼帯を外す。
左目は金色に光る。
ラウラ「ヤツを排除する。・・・・・どんな手を使っても。」
その両目には、黒い炎が燃え盛っているようにも見えた。
箒たちの部屋とか変わってません。巧人とシャルロットも然り。