インフィニット・ストラトス~ADVERSE FORTUNE THE DESTINY~ 作:ZXZIGA
昼休み 屋上
ここにいるのは一組の専用機持ち。どうやら一夏が「専用機持ちのみんなで飯食おうぜ!」ということで昼飯を屋上で食すことになったわけだ。
あの・・・・・・箒さんが明らかに「不機嫌です」オーラ全開ですけど・・・。
スーパーサイヤ人の勢いですよこれ。
すげえよこのトウヘンボクは。
そんなことはさておき、巧人は
セ「巧人さん。お一ついかがですか?」
巧人「では、いただきます。」
といって、セシリアの持つバスケットの中のサンドイッチを一つ手に取り食べる。
巧人「!?!!!???」
口の中で核爆発とビックバンと噴火が一斉におこる感覚。
一言でいうと、くっそマズイ。
巧人「セシリアさん・・・・・料理の勉強をした方がよろしいかと・・・・・。」
吐血して、意識を失う巧人だった。
それからすぐに意識を回復させ、授業に向かった。
今日のすべての授業が終わり、自室に戻る巧人。
コンコン
突然のノック音。
巧人「はい。」
ドアを開けると、そこには
シャルル「あっ・・・・今日からこの部屋になるシャルル・デュノアです。」
巧人「知ってるよ・・・・。」
シャルル「だよね。同じk「君の本名のこともさ。」えっ?」
巧人「君の名は、「シャルロット」だよね?君のお母さんは確か・・・・・日本人とイタリア人のハーフ・・・・かな?」
シャルル「なっ・・・・・何故それを?」
巧人「君のお母さんは僕の姉であり・・・・・僕は君の叔父になるから。」
シャルル「本当に・・・・・・?」
巧人「君に嘘をついてどうするの?その表情だと・・・・・名字を聞いてなかったのかな?」
シャル「鷺波って聞いたときに、気になっていたんだ・・・・・母さんが死ぬ前に「困ったときは私の弟に助けを求めて。きっと力になってくれる。」って言ってたから。」
巧人の姉は、だれよりも優しい性格をしていた。
巧人「・・・・・・姉さんらしいや。」
巧人「僕は君のことはあまり知らないけど、君はデュノア社のスパイだろう?」
シャル「・・・・・御名答。」
巧人「男性操縦者のISのことでも考えるなんてな・・・・。」
巧人「それに・・・・・・・僕はあんな屑を「義兄」とは思わない・・人を道具のように使う輩なんて・・・。」
巧人「でも、君は関係ない。姉さんそっくりだ。・・・・・・わかった。力になるよ。」
シャル「ありがとう。」
巧人「そうだ・・・・これを君に渡すよ。」
といって、バッグから小さいリモコンのようなものを取り出し、シャルロットにわたす。
シャル「これは・・・?」
巧人「これを押せば君は自由になる。でもとても辛い人生になると思う。押さなければ、君はずっと人形として・・・・・モルモットとして生きていくことになるよ。」
巧人「・・・・・それができるかい?」
シャル「・・・・。」
彼の渡したスイッチは「テンペスター」という衛星軌道兵器。指定した場所に任意での攻撃が可能。
元々はデュノア社の社長、つまりシャルの父親への恨みによって作った物。
病気で姉さんを亡くした。両親もだ。アイツは何も言わなかったらしいじゃないか!アイツが姉さんを殺したようなものだ!
その恨みで彼は「テンペスター」を完成させた。
巧人が渡したわけは、要は二人でのかたき討ちだ。
シャルは、少しためらって・・・・・押した。
翌日・・・・デュノア社は歴史以外から消滅した。
思いつき(笑)ですよ。
「テンペスター」の範囲は狭くしたり、広くしたりできます。