レモン   作:木炭

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「この二次試験後半の料理審査、合格者はゼロよ!」

 

 まだ片付けてもいない食器が並ぶテーブルの上に、どかっと足を乗せる試験官の女。

 手にした電話の向こう側の相手に怒鳴り散らす。

 ざわつく受験生達から不穏な空気が沸き起こる。

 

「マイナーな料理を与えられたヒントから導き出す。観察力や推理力を試されていたとは思うが、これはあまりに不条理だ。納得の行かない者が大半だろうな」

「電話の向こうの相手がどうにかすっかもね」

「してくれなきゃ困るぜ」

 

 二次試験後半について総評するクラピカ。

 キルアはまだ終わらないだろうと楽観的な考えを口にする。

 レオリオは茶で酔ったのか赤ら顔でイラついている。

 

「納得いかねぇな……とてもハイ、そうですかと帰る気にはならねぇな。オレが目指してるのはコックでもグルメでもねぇ! ハンターだ! しかも賞金首ハンター志望だぜ! 美食ハンターごときに合否を決められたくねーな!」

 

 ぷにぷに体型の受験生が調理台を素手で叩き壊し、試験官の女に向かって意見する。

 無礼な点があるものの、概ね正論と言えるその内容に受験生の多くが頷いている。

 

「それは残念だったわね」

「あ?」

「今回のテストでは試験官()がなかったってことよ。また来年頑張ればー?」

 

 さすがは試験官といった所なのだろうか。

 素手で調理台を叩き壊した男に詰め寄られても、その表情には余裕が浮かぶ。

 余裕というより嘲笑である。

 

「こ……ふざけんじゃねぇー!」

 

──パァーン

 

 ぷにぷにの男が試験官の女目掛けて詰め寄る。

 背後に控えていた大男の試験官の腕によって払われる。

 腹の弛んだ肉を震わせ、ぷにぷにの男が建物に備え付けられた窓を突き破り、屋外まで飛んでいく。

 

「……ヒデェ」

「だな。わざと挑発してたぜ、アレ」

「気に食わねぇ野郎だ」

 

 女だとは思うが、珍しくレオリオとの意見が一致する。

 カリカリした空気が周囲に蔓延している。

 受験生以上に試験官がイラついている理由は、おそらくはこちらではマイナーな扱いであろうスシを知っている受験生が複数存在したからだろう。

 

 それでも、吹き飛ばされた男が不憫すぎる。

 

「ブハラ、余計なマネしないでよ」

「だってさー、オレが手ぇ出さなきゃ、あいつ()ってたろ?」

「フン! まーね」

 

 ぷにぷにさんが激発した瞬間から、両手に包丁を握り臨戦態勢にあった試験官の女。

 今や二本の包丁でジャグリングの真似事をしつつ、立ち上がる。

 

「賞金首ハンター? 笑わせるわ! たかが美食ハンターごときに一撃でのされちゃって、どのハンター目指すとか関係ないのよ──」

 

 試験官の女がまだ不満を口にしているが、それを聞かずに踵を返す。

 払い飛ばされたぷにぷにさんの様子を見に、建物の外へと向かう。

 彼は受験生達の思いを代弁してくれたのだ。

 

 ライバルであっても放置して置く訳には行かない。

 

「おう、ナップ。オレも行くぜ」

 

 建物の外に出て、ぷにぷにさんの姿を確認した時、レオリオに声を掛けられる。

 

「どう?」

「こりゃヒデェ……前歯が何本かと、鼻は折れてるな。呼吸は大丈夫そうだが……とりあえず、止血すっからこれでココ、抑えておいてくれ。なるべく強めにな」

「うん」

 

 レオリオが手早くぷにぷにさんの傷の処置をしていく。

 俺は知識もないのでレオリオの言うがままに手伝う。

 一連の手当てをしていると、ゴウンゴウンという大きな音がして、巨大な飛行船が建物付近で停止する。

 

『それにしても合格者ゼロはちと厳しすぎやせんか?』

 

 拡声器越しだろうか。

 上空から聞こえてくる声に、建物内に居た受験生達が飛び出してくる。

 上空で停止したままの飛行船から、枯れ木のようなものがポテンと落下する。

 

「おう、こっちも頼む」

「うん」

「くっ……どうなってやが、んだ」

 

 ざわざわと騒ぎ始める受験生達は、試験官の二人を中心に誰かと言葉を交わしているようだ。

 

「何か動きがあるみてぇだな、体に痛みはねぇか?」

「す、すまん。助かったぜ、もう大丈夫、だ」

「ナップ、レオリオー! 試験、やり直すって!」

 

 ゴンを先頭にクラピカ、キルアが続いてこちらへとやって来る。

 レオリオの予想した通り、事が進んだようだ。

 これで不合格は免れたが、どうにも気が晴れない。

 

 ゴン達は既に頭を切り替え、やり直されるらしい試験の内容について考察している。

 

 

 

 

 

 試験官や飛行船の乗務員、スーツ姿の人達の案内を受け、飛行船に乗船するよう告げられる。

 十分ほど初体験となる飛行船での移動を終え、グランドキャニオンを彷彿させる巨大な岩山の頂上にて下船するよう通達される。

 ゾロゾロと岩山の上に降り立つ受験生達は一様に首を左右に振り、再試験の内容について頭を巡らせている風に見える。

 

「一体……下はどうなっているんだ?」

 

 岩山に出来た大きな谷間を指し、ぷにぷにさんが疑問を口にする。

 

「安心して。下は深ーい河よ。流れが早いから落ちたら数十キロ先の海までノンストップだけど──それじゃお先に」

 

 ぷにぷにさんの疑問に対して答える試験官の女。

 答え終えるとすぐに、谷間へと向かって、命綱もなしに飛び降りる。

 その一連の行動を見て、多くの受験生が驚きの声を上げる。

 

「マフタツ山に生息するクモワシ。その卵を取りに行ったのじゃよ」

 

 さっきから見覚えのある枯れ木が居ると思ったら、この人は……会長だっけか。

 あえてなのか、天然なのか存在感が薄い。

 

「よっと。谷間にあるクモワシの巣から卵を取って崖をよじ登って戻ってくる事。それでこの卵でゆで卵を作るのよ」

 

 すぐに谷間から戻って来た試験官の女が卵を片手に、再試験の内容を説明する。

 谷間の下を覗き込み、息を呑む受験生が少なからずいるようだ。

 ゴン達はそれには含まれず、わかりやすい試験内容に意気揚々と谷間へと飛び込んでいく。

 

 遅れて俺も谷間へと踏み入れる。

 眼下のクモワシの巣の糸を捉え、飛び降りる。

 皆が飛び降りたものだから、場の空気に流され同じようにした事を後悔する。

 

 太く切れなさそうな巣の糸を見極め、しっかりと掴みほっと一息吐く。

 若干、ちびりそうになった。

 下腹部に目を落とし、染みがないかと確認する。

 

 セーフ。

 

「怖ぇ……」

 

 ぽこんという小気味良い音を鳴らし、卵をもぎ取る。

 岩壁に目をやれば、既にゴン達は崖をよじ登り始めている。

 久しぶりに役立った感のするポーチに卵を収め、俺も壁をよじ登る。

 

 岩山の上へと戻ると、大きな鍋を中心に試験官の女や受験生達が取り囲んでいる。

 俺の後には数人しか谷間に飛び込んだ者はおらず、俺達が最後に鍋に卵を投入した。

 

 

 

 

 

「こっちが市販の卵でこっちがクモワシの卵。さぁ比べてみて」

 

 試験官の女が茹で上がったクモワシの卵と、市販の卵を両手に持ち言う。

 次いで、マラソン前に番号札を配ってくれた丸っこい人が卵を配る。

 手にした二つの卵を、言われた通り口に放り込む受験生達。

 

 ゴン達も卵を口にして驚きの表情を浮かべている。

 

「オ、オレにも食わせてくれ!」

「はい。俺のあげる。口つけてないから」

「お、すまねぇ……」

 

 ぷにぷにさんは谷間に飛び込まなかったようで、棄権したらしい。

 あの怪我では仕方がないが、口の中が滅茶苦茶であるのに卵を食べたいようだ。

 俺は卵は二つとも口にしていなかったので、ぷにぷにさんに手渡した。

 

 

 

 

 

 岩山の上から再び飛行船に搭乗すると、受験生の姿が随分と少なくなっていた。

 再試験を経て、半分くらいは脱落したようだ。

 飛行船内のかなり大きめのフロアに俺達は集められた。

 

「残った42名の諸君にあらためて挨拶しとこうかの。ワシが今回のハンター試験審査委員会代表責任者のネテロである──」

 

 計器類が並ぶデッキの前に立ち、枯れ木さんが自己紹介を行う。

 次いで今回の試験にここからは同行する旨を口にしている。

 

「──次の目的地へは明日の朝八時到着予定です。こちらから連絡するまで、各自自由に時間をお使い下さい」

 

 丸い人が次の試験開始時刻を発表したのを聞き、受験生達が三々五々、散っていく。

 

「ここって売店とかあるかな」

「あんじゃね? てか飛行船の中、探検しようぜ! ついでに売店も見つけりゃいいじゃん」

「うんうん、行こう!」

 

 何だこのハイテンション。

 ゴンはいつもと変わらずではあるが、キルアのテンションがおかしい。

 やけに楽しそうで、逆に怖い。

 

「オレはとにかく、ぐっすり寝てーぜ」

「私もだ。恐ろしく長い一日だった……しかし、一つ気になるのだが──」

 

 クラピカとレオリオは寝床でも探すつもりなのか、二人で言葉を交わしつつも離れていく。

 ゴンとキルアは今にも駆け出そうとしてか、目を輝かせている。

 俺はどうするかな。

 

 寝床を確保してから、いや先に売店を見つけ出してからでいいか。

 方針を決めて踵を返そうとすると、手首を掴まれる。

 

「ナップはこっち。まだ大丈夫でしょ?」

「早く行こうぜ」

「……じゃあ売店探し優先な。キルアもそっちが本命だろ?」

 

 何だかんだで試験の間、聞きそびれていた事を問いただしてみる。

 探検なんてのは口実で、お菓子探しが本命のはず。

 テンションが高かったのは、それが原因なのだろう。

 

「本命? いや、オレ別に買いたいもんとかねぇけど?」

「……この際だから言っとくけどさ」

「何?」

 

 心底、心当たりがないですと顔に書いたキルア。

 キルアがそれを隠す理由に、俺も心当たりがない。

 

「キルアも俺と同じでしょ?」

「へ? オレとナップが同じって、何が?」

「ウズウズしてんだろ?」

 

──ゾワ

 

 一瞬でキルアが纏う雰囲気が剣呑なものへと変わる。

 同じ側の住人として格好付けて言葉を交わしている場合じゃない。

 愛好家同士の、わかんだろ感なんて、キルアに向けるのは危険だったようだ。

 

「あ……ほれ、お菓子お菓子」

「ハァ? お菓子? 意味わかんねぇよ」

「キルアもお菓子に目がないんじゃないかなって、でしょ?」

「あー……そっち、ね。まあ、好きっちゃ好きだぜ……」

 

 ゴンもキルアから発せられていた剣呑なものを読み取り、フォローを入れてくれたのだろう。

 もう二度とキルアに対して、格好つけないでおこう。

 

「やっぱり! ナップとキルアのニオイって似てたんだよね」

「ハァ? んだよ、それ」

 

 キルアが口を尖らせつつも、目尻を下げる。

 何か企んでいるのだろうか。

 こちらへと視線をちらりと向け、すぐに逸らすその仕草は怪しさ満載だ。

 

 

 

 

 

 結論。

 

 失望して絶望した。

 一人であったならば泣き崩れていたかもしれない。

 飛行船に売店はあった、あったが……お菓子の類が一切なかった。

 

 いや、あるにはあった。

 ガムだけって何!

 栄養ドリンクやら滋養系の食べ物が無駄に品揃え豊富って、バカかよ。

 

 駅の売店よりも品揃えの悪い店舗に殺意が沸き起こる。

 いや、そもそもこの世界での売店やら店舗はこれが標準か?

 くじら島にある小規模な食料品店にも確かに菓子類はまったく置かれていなかった……。

 

「ったく。チョコロボ君くらい置いとけよな」

「……チョコロボ君、あー、久しく食ってないなぁ……アレ、美味いよなぁ……」

「な。もっと買ってくりゃ良かった」

 

 ふーん。

 その口ぶりからして、もう手持ちの菓子類はないのか。

 隣で落胆するキルアの表情や仕草に嘘はない。

 

 事実、ポケットの膨らみはいつの間にか消えている。

 手の早いガキだ、まったく。

 

「ほらほら、二人共もう諦めてさ、探検しようよ」

「あー、うん……そうだな」

「……俺は寝るー」

 

 再び手首をゴンが掴もうとしてくるので、くるりんぱと手首を返してかわす。

 

「もうすぐ九時! もう無理だって」

「えー、今日くらい良いじゃん」

「じゃあチョコロボ君を今すぐ出せ!」

「無理だよ! 売ってないんだからしょうがないでしょ! 諦めなよ!」

 

 この小僧め!

 

「まぁまぁ、ナップは寝たいつってんだし、寝かせてやろうぜ」

「むー……」

「じゃ、おやすみー」

 

 キルアにまで咎められ、ゴンが矛を収める。

 俺とゴンだけであれば、こうもすんなり行かなかったかもしれない。

 軽くキルアに目で礼を伝える。

 

「釣竿とほれ、荷物も」

「あ、うん。ありがと」

「適当に場所とっとくから、眠くなったら探して」

「オッケー」

 

 室内では邪魔になりそうな釣竿を渡せと手を伸ばす。

 ついでにリュックも受け取り、踵を返す。

 そういや、クラピカやレオリオはどこだろう。

 

 意外と複雑で大きな作りの船内を歩き回る。

 リラックスして床や椅子に座り込む者。

 周囲に目を光らせ警戒したままの者、受験生各自がそれぞれ休息を取っている。

 

 そんな中、並んで壁に寄りかかり、毛布を掛けて休むクラピカとレオリオを、ようやく見つける。

 起さないよう二人の近くまで寄る。

 二人が用意してくれたのだろうか、毛布の束が近くに置いてある。

 

 束の上から毛布を一枚貰い受け、俺も壁に寄りかかり目を閉じる。

 

 

 

 

 

「ナップ」

「……の、はよ」

「ナップ、食堂があるみてぇーだから、朝飯一緒にどうだ?」

 

 今、何時だろうか。

 飛行船に備え付けられた、いくつもある大きな窓から日が差している。

 夜は明けたようだけど、目を擦りながら時計を探す。

 

「今は七時前だよ」

「んっー……そっか。じゃ、行こうかな」

 

 一つ伸びをして、時刻を教えてくれたことに礼を言い、誘いも受ける。

 

「洗面所であれば向こうだ。食堂には顔を洗ってから来ると良い」

 

 クラピカが指差す方を見て、場所を確認する。

 腹を摩っているレオリオは、早く食事を摂りに行きたい様子だ。

 

「うん。わかった。ありがとう」

「では、先に行って席を確保しておく」

「じゃな、早く来いよ」

 

 あれ?

 ゴンとキルアの姿が見当たらない。

 近くには真新しい毛布が畳まれたままだ。

 

 昨夜、別れた後から朝まで、ゴンもキルアここには来なかったようだ。

 何かあったのかもしれない。

 顔を洗う前に、二人を探しに行こう。

 

 

 

 

 

 昨夜、寝付く前よりは受験生達の姿は見えない。

 てくてくと飛行船内を歩いていると、声を掛けられる。

 

「よ。ゴンなら向こうでまだ寝てるぜ」

「お、キルア」

 

 キルアが親指でくいっと指し示す方へと、そのままの流れで歩いて行く。

 途中、洗面所があったので立ち寄り、顔を洗う。

 キルアもまだ顔を洗っていなかったらしく、隣でジャブジャブしている。

 

 備え付けられた使い捨てのハブラシを拝借して、歯も磨いて二人揃ってゴンの下へと向かう。

 

「あー……あいつ、遊び疲れて、ここで寝ちゃったの?」

 

 広々としたフロアの真ん中、床の上で毛布一枚だけ掛けて寝息を立てるゴン。

 怪我でもしたようで、額には湿布が貼りつけられている。

 他の受験生と殴り合いでもしたのか?

 

 まったく。

 危なっかしい奴め。

 遊んでただけじゃないのかよ。

 

「じゃね? って聞いてくれよ! ここでさ、ほらあの爺さん、ネテロとかいう責任者だか会長だかってのとゲームしてたんだけどさ──」

「よー寝取るな……」

「オイ、何して──プッ」

 

 瞼をこじ開けたり、開きっぱなしの口をハグハグと左右に引っ張る。

 頬やエラの辺りの皮膚を割りと強めに上に下に引っ張るも、起きる気配を見せないゴン。

 横合いではキルアが口を抑え、プスプスと息を漏らしている。

 

「うっ……う……ハ……ハ、ニワ」

「おはよ。飯いこ」

「え? ナップ? あ、キルアおはよー」

 

 日頃の恨みが溜まっていたのかもしれない。

 むくりと上体を起こすゴン。

 その顔には所々、真新しい赤い痕がある。

 

 痛覚がバカになっているのか、痛みを訴えるでもなく目を擦るゴン。

 両手を頭の上で組み、欠伸と共に伸びをする。

 

「飯?」

「うん。クラピカとレオリオが先に食堂に行ってるってさ」

「あー、あそこね。昨日、食いそびれちったし、いいね。オレも行く」

 

 ゴンはまだ頭が完全には起動出来ていない様子だ。

 ぬぼーっとしたまま、俺達の会話を聞いている。

 

「……ゴンさ、マジで朝まであの爺さんと遊んでたの?」

「うーん……」

「とりあえず飯行こう。ほれ、立て」

 

 ゴンを立たせ、リュックと釣竿を自分で持たせる。

 頼りない足取りも数歩足を踏み出せば消え、しっかりとした足取りを刻み始める。

 

「わー、夜景とは違って朝もすごい景色だね」

 

 歩きつつ、飛行船の窓から外を眺め、感嘆の言葉を口にするゴン。

 

「あまり窓の外は見ないほうが良い」

「どうして?」

「ここら辺の朝日は目に悪いって、さっき受験生のおじさんが言ってた」

 

 首を傾げるゴン。

 表情を隠そうとしたのか俯くキルア。

 

「そう、なんだ。わかった」

「あ、食堂ってこっちで合ってんの?」

「ああ、こっちで合ってるぜ」

 

 キルアは空気が読める。

 さすがにハンサムなだけはある。

 

 

 

 


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