レモン   作:木炭

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「どお? お腹はだいぶ空いてきた?」

「聞いての通り、もーペコペコだよ」

 

 背後に座る大男に向けて、ソファーに腰掛ける女が問う。

 

「──そんなわけで二次試験は料理よ! 美食ハンターのあたし達二人を満足させる食事を用意してちょうだい」

 

 やっぱり料理か。

 狩りってのは記憶違いだったんだろうか。

 二人の後ろ、建物内部は影になっている部分が多く、俺達が立つ場所からでは角度的にも見え難い。

 

 少しだけアニマルを降ろし、内部を窺うも食材らしきものは見当たらない。

 代わりに、何やら多くの調理台が並んでいるのは辛うじて見えた。

 んー……何とか試験の詳細を思い出せないものか。

 

 記憶の糸を辿る間もなく、耳には男女二人の試験官の声が飛び込んでくる。

 どうやら、二人の提示する料理を自作して提出せよというものだ。

 加えて、提出した料理を試験官が“おいしい”と言えば合格であるらしい。

 

「──オレのメニューは豚の丸焼き! オレの大好物」

 

 早速、大男の方から最初のメニューが提示される。

 

「ぶ、た……喰えるんだ」

「へ?」

「何でもない」

 

 ついつい、思った事が口から零れ落ちる。

 隣に立つキルアには聞こえたらしい。

 

「森林公園に生息する豚なら種類は自由。それじゃ、二次試験スタート!」

 

 試験官である大男の合図と同時、受験生が一斉に踵を返して走り出す。

 頭には一瞬、この大男も食材の一つなんだろうかと、過ぎる。

 

「ほら、行くよ」

「あ、うん」

 

 出遅れたらしい俺の手を引くゴン。

 足並みを揃え、走る四人。

 茂みを掻き分け、道なき道を突き進む。

 

 あのハンサムはいつの間にやらいなくなっている。

 さっきまで隣に居たはずだけど、うーむ……。

 考え事をする暇もないようで、既に遠くに巨大な豚らしき群れが見える。

 

 こちらの存在はまだ感知していないようではあるが、もう数秒で彼らにも気取られる距離へと達する。

 一番槍は案の定ゴンが取るようで、猛然と豚の群れ目掛けて突き進む。

 

──ブオオオオオオオ

 

 一番距離が近かった豚がこちらを睨みつけ、大きな鼻を空に向けて咆哮する。

 群れの他の豚もそれに併せて咆哮し、列を為してこちらへと突撃してくる。

 

 

 

 

 

「ゴン、俺のもー」

「えー」

 

 突進力は並みの動物ではないにしろ、機動性という面を見れば並だ。

 ゴンは悠々と豚の突撃を回避して、釣竿を脳天へと叩き込み、一撃で仕留めていた。

 なので、ここはお任せしても良い。

 

 というか、俺は長い得物を持っていない。

 

「自分でやりなよ。一応、試験なんだからさ」

「じゃあ、それ貸して」

「うん」

 

 慣れない感触の釣竿を借り受け、一振りする。

 結構、重い。

 昔は俺も一緒になって釣竿を振り回してたなぁなんて思いに耽る──暇もなく、はぐれの豚さんが視界に飛び込んでくる。

 

 てくてくと音を立てないようにして近づき、地面に落ちている手頃な石を蹴り上げる。

 はぐれの豚さんの尻に見事に命中する、石。

 振り返る豚さんは怒りを現す咆哮を周囲へと撒き散らす。

 

 突撃されると土埃が立って、目がシパシパするので一気に接敵、跳躍、脳天目掛けて釣竿を振り下ろす。

 手応えはナイフと違っていまいちわかり辛いが、崩れ落ちる豚さんを見てほっとする。

 やや距離を置いた所から、ゴンが小さく拍手している。

 

 その足元には既に火が起こされ、豚を焼く準備が為されている。

 火を囲むようにして、既に獲物を仕留めたレオリオとクラピカも準備に取り掛かっている。

 動かなくなった豚さんの後ろ足を掴み、俺もそちらへと向かう。

 

「何だ、やっぱオメェもやれんじゃねぇかよ」

「うんうん、ナップって狩り上手だよ。また面倒だとか思ってただけでしょ」

「はい」

 

 ゴンのお小言を聞き流し、借り受けた釣竿を返す。

 肯定しても否定してもお小言が続きそうなので、答えない。

 さくさくとナイフで頚動脈を探り充て、切り裂き血抜きする。

 

 豚さんは巨体故に、溢れ出る血の量は多く、一気に周辺が血の臭いに包まれる。

 レオリオとクラピカが手馴れた様子で木々を使って、焼き場を完成させていく。

 ゴンと俺とで四頭の豚さんの血抜きを簡易に済ませ、順次焼いていく。

 

 焼きもこれまた簡易というか、不十分ではあるが表面は焼けている。

 そもそも、本格的に豚の丸焼きを作るとなると、日が落ちる前には片付かない。

 クラピカにも一応相談したが、とにかく一度提出してみようと同意を得られたので、焼き上がりを待ち、四頭の豚を試験官が待つ建物へと運び込む。

 

 

 

 

 

 

「あー食った食った……もーお腹いっぱい!」

 

──ゴオオォォオン

 

 俺達と同様、ほとんど血抜きも焼きも不十分な豚を、何十頭も文字通り丸呑みした試験官の大男。

 元から大きかった腹を更に膨らませ、満足した表情を浮かべて宣言する。

 それに併せて、ドラを叩き終了の合図とする試験官の女。

 

「やっぱり、ハンターってすごい人達ばかりなんだね」

「ハ、キルア」

 

 いつの間にか、また俺達の傍に立っているキルア。

 これもハンサム故の登場の仕方なんだろうか

 

「よ。すごいっちゃすごいけどさ。ああはなりたくないよな」

「おかしい……妙だ。明らかに奴の体積より食べた量の方が多い!」

 

 キルアの登場には目もくれず、疑問を口にするクラピカ。

 確かに試験官の大男の後ろには、豚の骨がうず高く積み上げられている。

 その光景はにわかには信じ難いが、この人達は念能力者のはずだ。

 

 胃袋やら体内を何かしらの念能力を用いて、操作しているのだろう。

 パンパンに膨れ上がった腹を気合を入れて凝視して見る。

 本当に薄っすらとではあるが、ヘソのある辺り、その奥の方に小さな渦が見える。

 

 それ以外は何も見えない。

 なので何が行われているのかは結局わからない。

 

「豚の丸焼き料理審査! 70名が通過!」

 

 モザイクの向こう側を薄目で見通すが如く。

 野郎のへそを注視したところ、試験官の女の叫びに我に返る。

 

「あたしはブハラと違ってカラ党よ! 審査も厳しくいくわよ!」

 

 随分さっぱりしたかと思ったら、やっぱり受験生の数が結構減っていた。

 残った受験生は70か。

 思えば、既に脱落した人数は300人を超えているのか。

 

「二次試験の後半、あたしのメニューは“スシ”よ!」

 

 よくわからないが、わざわざ斜に構えて手をかざすという決めポーズらしき姿勢で宣言する試験官の女。

 顔がドヤ顔ではないのが減点対象ではあるが、決まっている。

 少しだけ彼女に対する評価を上方修正しておく。

 

 試験官への評価を上げている間に、ゴン達も含め受験生の皆が“スシ”というメニューに困惑している様子を見せている。

 口々にどんな料理なのか、知っているかなど言葉を交わしている。

 物知りなクラピカに対してもゴン、レオリオが視線を向けている。

 

 視線を向けられたクラピカもスシに関しては詳しい訳ではないらしく、首を左右に振っている。

 

「ヒントをあげるわ! 中を見てごらんなさい! ここで料理を作るのよ!」

 

 二次試験開始前にちらっと見たのと同じで、建物内部は無数の調理台が設置されている。

 その中をつかつかと高いヒールを打ち鳴らして進みつつ、試験官の女が説明を始める。

 

「最低限必要な道具と材料は揃えてあるし、スシに不可欠なゴハンはこちらで用意してあげたわ。そして、最大のヒント! スシはスシでもニギリズシしか認めないわよ!」

 

 軽妙に言葉を紡ぐ試験官の女。

 その早口は右から左で頭にあまり入ってこない。

 

「それじゃスタートよ! あたしが満腹になった時点で試験は終了! その間に何個作って来てもいいわよ!」

 

 えーっと、スシを作って持っていけば良いと。

 尚且つ、条件としては握り寿司のみ受け付ける。

 うんうん、確かに寿司がどうのって試験だったな。

 

 豚はまったく記憶になかったが、こっちは覚えているというか思い出した。

 しかし、どうやってゴン達はこの試験を乗り越えたんだっけな。

 肝心な部分が思い出せない。

 

 えーっと、何か横槍か何かが入って……バンジージャンプみたいな事をしたような。

 

「ライスだけで作るのかな?」

「道具とか見ると他にも何か使いそうだぜ?」

 

 さっそくゴンとキルアが調理器具を手に取り、スシについての考察を口にしている。

 相変わらずクラピカは神妙な面持ちで、考え込むばかり。

 たまには俺が光明を見出す救世主(メシア)となろう。

 

「う~ふ~ふ~……」

「ナップ? もしかして」

「オ? マジか?」

 

 クラピカが目を見開き、反対にキルアが目を細める。

 ゴンとレオリオは声を上げ表情に期待を乗せる。

 目立ってしまうのは避けたいので、二人には口の前で指を立て、お黙りと伝える。

 

「あのイケメンの兄さんは知ってるっぽいけど、俺もスシは本で読んで知っている」

「あ? イケメンってあの、見るからにソワソワしてやがる……あのハゲの事か?」

「うん」

 

 あの黒装束の人、イケメンでしょ。

 レオリオの否定的な言葉には釈然としないが、今はそれどころではない。

 

「とにかく。スシについて簡単に説明するとさ、こうして、こう、こうゆう具合に……これは違う」

「何が違うのか、よくわかんないぜ、それじゃ」

「まあ、待ってキルア。これを、ほら、こうやると、手元見て手元。ほら、こうなるでしょ? この上にさ──」

 

 水で手に湿りを付け、米をニギニギして土台となるゴハンを作ろうとするも上手くいかない。

 何度かニギニギして、ようやく思い描いた通りのネチョネチョのゴハンの塊が出来上がる。

 周囲の受験生に見えないように、シンクの影で握っていたので少々もたついた。

 

「上に?」

「周りに気付かれないようにね」

「おう、それで?」

 

 頭に気掛かりな事が浮かんだので、クラピカへと視線を飛ばす。

 

「通常のニギリだと、これの切り身を乗せるんだって、生の」

 

 最も重要なワードとなる“魚”だけは米粒を使ってまな板に描き、指し示す。

 

「な! さ──」

 

 保険として予めクラピカにアイコンタクトして置いて正解だった。

 レオリオがスシの正体を聞き、反論か何かを口にしようとした所、寸での所を背後から手を回したクラピカによって口を塞がれている。

 もう、このおばさんにはこうゆう場合は教えない方が良いかもしれない。

 

「とにかく、詳しくはここでは話さない方が良いかも。耳聡い人にはもう聞かれちゃったかもだけど」

「うむ。私もナップのものよりは詳しくは書かれていなかったが、似たような内容の事を本で読んだ事がある。現状、問題は素材の調達であろうな」

「うん。現状を考えると、どうやって出し抜くかだよね。気付かれずに外に出て、もっと詳しく話し合いたい所だし」

 

 ほー、クラピカはやはり博識だ。

 くじら島生活ではスシのスの字も見た事がなかったのに、さすがだ。

 

「別にいいんじゃない? 料理を提出しちゃったら見られちゃうんだし」

「あー、そりゃそうだな。それでも多少なりとも他の連中より先に出せるしな」

 

 ゴンとキルアの意見に、それもそうかと思えて来る。

 あのイケメンが動けば、こっちも動くしかなくなるんだし先に動いても問題はない、か。

 

「それもそうか。あのイケメンが動いちゃうだろうし」

「あ、ああ」

「じゃ、早速行こうよ」

 

 何だろう。

 キルアの歯切れが悪い。

 ハンサムなりにイケメンに対する競争意識が働いているんだろうか。

 

 それはさて置き方針が纏まったので、建物の中から五人で出て行く。

 背に集まる無数の視線を無視して、しばらく歩き続けた所でレオリオの口からクラピカが手を放す。

 請け負った仕事をしっかりと全うするあたり、クラピカは良いハンターになるに違いない。

 

「っだー! ここまでするこたぁねーだろ!」

 

 解放されたレオリオが吼える。

 

「言いそうになってたじゃん」

 

 キルアの辛辣な突っ込みにはキレがある。

 見習いたい美点だ。

 

 

 

 

 

 見渡す限り湿原というか、ここら辺は森と言える。

 ここに湖か小川を求めて彷徨うのは、骨が折れそうだ。

 なので、野生性を最大化させるようゴンに言い含める。

 

 あまり伝わってはいないものの、ゴンは川を流れる水の音をすぐにキャッチして、向かうべき方角を指し示してくれた。

 グッボーイ、グッボーイと顎の下を撫でてやる。

 ムスっとした顔で睨みつけてくるゴンの鼻は乾いている。

 

 川の中を泳ぐ魚は目を凝らさずとも見える。

 ここの魚はくじら島では見た事がない種類ばかりで、食用かどうかがわからない。

 

「ゴン、ここは任せた。とりあえず10尾もあれば良いかな」

「オッケー!」

「それで、魚の切り身をゴハンの上に乗せるんだけど。本で見た限りは、なるべく調理の際に手の体温が切り身に移らないよう、手早く行う必要があるんだっけかな」

 

 ここはゴンに魚の調達を全て委任する。

 時間との勝負というのもあってか、先の豚狩りとは違ってすんなりと了承を得られた。

 なので、ゴン以外の三人とスシについての情報を共有していく。

 

「ふむ……なるほど、焼きを入れないのであれば鮮度がスシの鍵となるわけだな」

「うん。スシは鮮度と握りが命だとか書いてたからね」

「握り?」

 

 周囲にはまだ受験生の気配はない。

 早速、知る限りのスシについての情報を口にする。

 

「土台になるゴハンと具材の切り身、それをくっつける際の手作業かな? 調理器具の類は使わず手でニギニギするんだよ。だから、握り方も大事ってわけだね」

「ほう……これは想像した以上に手強いな。スシそのものは見た事がないが、どういった形かわかるのか?」

「んーっと、口で説明するのも伝わり難いだろうし……」

 

 口での説明には限界がある。

 思えば、情報端末でも持っていれば、画像検索で一発だな。

 過去の方が進んでいるというのは、何だか複雑な気分になる。

 

 今更ながら、自分が奇妙な状況にあると再認識。

 

「えっと、さっきも言ったけど……これがゴハンでさ、こういう形でこれくらいの大きさね。んで、具材の切り身はこんな感じでスライスして薄くした感じね。んで、ペコンとこんな感じでここに乗せて、いい塩梅でニギニギして完成だね」

 

 川辺に落ちているゴハンと具材の切り身に似た形の手頃な石を拾い上げ、スシに見立てて皆に見せる。

 ちゃんとした握り方なんてのはわからないが、てやんでぇ気分で石を握る。

 

「なんとなくわかった。思ってたより単純だな」

「おう! これならオレにも出来そうだな」

「確かに、やはり一見すると簡易な料理に見える。だが、これはハンター試験のメニューだ。先の豚の丸焼きとは違い、あの神経質そうな試験官の出題……何か、見逃している点があるやもしれん」

 

 クラピカがゴハンと具材の切り身に見立ててた石を自分でも探し求め、ニギニギさせつつ考察を口にする。

 レオリオはそんなクラピカの姿を見て、肩をすくめている。

 キルア何かはゴンの隣に立ち、釣果に一喜一憂しはじめる始末。

 

 これは、俺が相手をしなきゃならない気がする。

 

「そこら辺の考察はまずは提出した後だね。何か見落としがないかを、よく見ていてくれると助かる。俺のスシについての記憶も間違ってるかもだし、そこら辺も含めてお願い」

「うむ。任せてくれ。この試験、我々がトップで通過しよう」

 

 あれ?

 この人、料理対決とかで熱くなるタイプなの?

 もしくは団体戦とかになると、モチベーション上げていくスタイル?

 

 よくわからん。

 クラピカの綺麗な瞳、ちょっと暑苦しい。

 

 

 

 

 

 一時間後。

 俺達は全員、試験官の女に「まずい」「微妙」「くさい」などとダメ出しされた。

 何か見逃した点がないかと、クラピカが幾通りの推理を披露し実戦するも、結果は同じ。

 

 誰もが試験官に「おいしい」と言わせる事が出来ずにいた。

 そして、受験生がひしめく建物内では、俺達の調理する過程を見られる訳で、スシの形状や調理法が露見し、続々と試験官にスシが提出されていく。

 スシを知っていたであろう、あのイケメンは何やら張り切っていた様子を見せていたが、結果は俺達とそう変わらないようで合格を言い渡されていない。

 

「これ、全員不合格じゃね?」

「かなー? もう諦めちゃってる人も多いみたいだね」

「スシはあれで合ってるっぽいんだけどなー、味に関して云々だとなぁ」

 

 既に匙を投げたキルアが不満を口にする。

 箸を器用に使って酢飯を摘む姿は、歳の割にはやさぐれている。

 俺もキルアの不満に同意する形で口を開き、酢飯を摘む。

 

「これって料理人の試験じゃなくて、ハンター試験だよな?」

「ったく! こりゃチャンスでもあるんだがな! 味がどうのって言われちゃ無理だ!」

「うーん……クラピカは何か思いつかない?」

 

 ダメだ。

 レオリオまでドカッと椅子に腰を下ろして、酢飯を摘み始めている。

 片手に湯飲みを手にして悪態を吐く様が、妙に絵になっている。

 

「……残された方策としては──」

「──ワリ、お腹いぱいになっちった……終ー了ォー!」

 

 クラピカから紡がれるはずの最後の希望は、試験官の無慈悲な宣言により遮られる。

 

 不条理な結末。

 この場に居る誰もがその事実に納得出来ない。

 この後はえーっと、あのイケメンの忍者がどうにかするんだっけ?

 

 望みの綱である方へと視線を向ける。

 やりおる。

 すぐ様、こちらへと視線を返してくるイケメン忍者。

 

 視線が重なる。

 どうにかしてくれと目で訴える。

 口角を少し歪め、ニヒルに笑う忍者。

 

 その微笑の意味がわからない。

 

 

 

 


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