コジマ汚染レベルで脳が駄目な男のインフィニット・ストラトス   作:刃狐(旧アーマードこれ)

5 / 42
大神がPS3のHDリマスターで11月1日に発売するらしいですね、勿論買います、はううううううあまちゃんかぁいいよおおおお!!今回ようやっと主人公のACが出現します、先に言っておきますがチートです ビックリするほどチートです、いっちー戦はありません、一気にぶっ飛んでVSせっしーです

ワンワン(11月)ワン(1日)!
皆もPS3の高画質で日本中を所狭しと走り回る可愛いアマテラスに会おう!
お値段もお手ごろ価格で3990円!中古のゲームより安かったりするね!!
クローバースタジオ復活汁


俺はそうは思わん、ZE☆N☆RAこそが人間の可能性なのかもしれないしタンクとパイルは男の浪漫なお話

さぁ現在は前回から飛んで飛んで飛んで具体的には一週間ほど飛んで放課後

そう!今日は待ちに待ったせっしーとの決闘の日である!このドキドキは生前初めてデートを経験して集合場所に2時間も速く着いたときのドキドキに似ている

なお、カフェで時間を潰すなどとクールな真似は出来なくて本屋で立ち読みをして時間を潰していた

デート前には30分ほど集合場所に居ておくのは男の義務だよな、にも拘らず今現在せっしーと戦っているであろういっちーはアホみたいに遅れて来やがった

まぁ戦闘に関わる事の干渉はしていないから双方とも俺の思惑通りやってくれているはず

 

あ、それと本音ちゃんに俺の腕と足を見てどうだったと聞いたら

「シンにーはシンにーだよ~えへへ~」

と言っていた、俺が俺である事に何の意味があるのかは分からなかったが本音ちゃんはいい子だというのが分かった

あと案の定モッピーは部屋に戻った瞬間賢者モード(冷静)になって乳繰り合うことなく幼馴染としての会話をして就寝したようだ

いっちーはやはり鈍感だったようでモッピーが変になったのは全て俺の所為だと片付けたらしい

 

「で、では籐ヶ崎君!そ、そろそろISスーツに着替えましょうか!」

 

真耶先生…ただ俺に話しかけるだけでビクビクされるのは少々悲しいのだが

ちなみに俺のACのコンセプトは「常に最善の状態で戦えるように」なので一々ISスーツに着替える必要など無い、そもそも基礎段階からしてISとは違うんだからねぇ?

 

「でもまぁ仕方ないかね、一応IS学園なんだし…」

「わ、わ、わ!こ、こんな所で着替えちゃ駄目ですよう!私も見てるんですから!」

「むしろもっと見ていいのよ、てか中にスーツ着込んでますし」

「あ、あぁ!そうだったんですか…ってそれでも駄目な気がしますよう!」

「もーまんたーい、ホラ見て…俺の腹筋…」

「凄く割れてる…じゃなくてぇ!もう!」

 

制服の前を空けてシャツのボタンを外す、そしてコレでもかと初心な真耶先生に正にウェポンなボデーを見せ付ける

真耶先生ったら両手で顔を押さえてこっちを見ないようにしてるんですもの、定石だと指の間からチラチラ見るのだろうが真耶先生は手のひらで目を覆って見ないようにしている

そろそろからかうのは止めようかしら、でも面白いしなぁ

 

いいか?俺は面倒が嫌いなんだ、着替えるのも面倒臭い、てな訳で量子変換を使って生身用バトルスーツを着用する、攻撃力は無く防御力だけ馬鹿みたいに底上げしたスーツだ、ちなみに素材が硬いだけなので見た目は体全体を覆うISスーツに近い、ただし左腕と両足は覆っていないが

スタビライザーがオーバードウェポンを見られると恥ずかしいので股間部は装甲になっている

 

「オォォォワッタァ!!!」

「ひゃ、ひゃい?!」

「着替え終わりましたよぅい」

「本当ですか?!嘘じゃありませんね!絶対に嘘じゃありませんよね?!」

「フリか、ならばZE☆N☆RAになるしかあるまい…」

「止めてくださいぃ!!」

 

ひーんと顔を真っ赤にして恥ずかしがる真耶たん、本音ちゃんはそのままで癒しを与えてくれるが真耶先生は恥ずかしがらせてこそ価値がある

ちなみにフリじゃ無いのは解り切っているので勿論ぬぎぬぎはしてない

口ではぬーぎぬーぎとか言いつつ真耶先生の周りをクルクル回っている、面白い素材と聞いている、期待させて貰うぞ

 

「…何をしている?籐ヶ崎…」

「お、織斑せんせぇぇい!!!籐ヶ崎君はちゃんと服を着てますか?!」

「真耶先生、シュレーディンガーの猫をご存知ですか、貴女の目の前では二つの可能性があるのです…ちゃんとISスーツを着て立っている可能性、肉体を見せ付けるZE☆N☆RAで勃っている可能性の二つ」

「そんな可能性嫌ですううう!!!」

「山田先生、大丈夫です、この阿呆はちゃんと服を着用していますよ」

「ネタバレはんたーい!ぶーぶー!」

「貴様を黙らせる方法は無いかと日々模索するのが最近の日課だ」

 

とんでもねぇ日課だなぁオイ!ん?待てよ…もしかしてちっふーは最近ずっと俺の事を考えているって事か…?

 

「夜も寝られなくなるぐらい俺の事を考えてk」「昨夜思いついたんだが…」

「喉を潰せば喋らなくなるよなぁ?」

「じょ、冗談じゃ……」

「フンッ!!」

「オ゛ゲェェェェ!!!!」

「と、籐ヶ崎君?!織斑先生!駄目ですよ?!見えませんけど…!」

 

素晴らしい踏み込みと共にぶち込まれた喉輪が見事に俺の喉を潰してくれた、まぁ一瞬で治せるんですけどね

それと真耶先生はそろそろ目を開けたほうがいいと思う、と言うわけでその旨を伝えなければ

 

「死ぬかと思った、真耶先生、本当に大丈夫ですから目を開けて下しあ」

「なっ…!確実に喉を潰したはずだ!!」

 

そんな真剣な顔をして人の体を破壊したとか宣言しないで下さいな、でも驚いたお顔もス☆テ☆キ

真耶先生は真耶先生で恐る恐ると言った具合に目を開けてるし、いやもう一気に見ちゃって下さいな

 

「あ…義手義足って…本当だったんですね…」

「だろう?(CV古王)カッコイイと思いませんかね?」

「ご、ごめんなさい…私には分からないです…」

「籐ヶ崎、お前のスーツは完全にオーダーメイドか、それとも流用か」

「アルドラが俺の為に開発してくれたスーツです、体は耐えられませんがスーツ単体であるならバレットライフルも防げますよ」

「ふむ……一夏のも…カラードに依頼して…」

「やめた方がいいと思いますが、カラードでいっちーをやたら気にしてるのはアクアビット・トーラス・キサラギ・アスピナの4つですよ」

「…今一良く分からないが」

「アクアビット、搭乗者、使用者の事を一切考えない猛毒による汚染などなんのその・トーラス、アクアビットの親部署でこれまた搭乗者を考えない、下手すりゃ廃人、下手しなきゃ死人・キサラギ、生物兵器を開発したり人と生体兵器を融合させようと画策している・アスピナ、理論が全て、理論上上手く行くならその他なんてどうでもいい、人の構造上や形状の問題があるなら人を量子変換すればいい ついでに全部署がいっちーを実験体として使いたがっています」

「よ、選り取り見どりですねっ!織斑先生!」

「いや……いい」

 

ちっふーはいっちーがナニカサレル想像をしたようだ、ところでちっふーがここに居るって事はいっちーはもう負けたのだろうか

 

「いっちーはきっとせっしーに負けたんでしょうね!エネルギー切れとかそのあたりで!」

「……良く分かったな、籐ヶ崎」

「初心者のぺーぺーはEN運用効率とか良く知らなさそうですしねー、アクアビットマンなんか使わせたら物の数十秒で負けそうだ!マハハハハ!初心者はやっぱインテリオルだよな!!」

 

調子乗ってGAベースで1.15やってたらホワイトグリントで詰んだ、空中機動遅い、弾速遅い、ホワグリ速い、ドヒャアドヒャアドヒャア

話が…違うっすよ…!1.15は…特別だって…!死にたくない…!

粗製とはこの事か…

 

「…つまり次は籐ヶ崎の番だ、相手は代表候補生だ、盛大に負けて来い」

「そいつぁ無理な話だねぇ織斑先生、基礎機体スペックが違いすぎる!」

 

恐らくピットに向かっているであろうちっふーの後を付いていってます

何で戦おうか今考えてる真っ最中なんだよねー…既存のプリセットアセンブルにしようかオリジナルアセンブルにしようか迷ってるんだ

 

「真耶先生は既存の物とオリジナルの物どちらが良い?」

「わ、私ですか?えーと…オリジナル…ですかね?」

「おっけおっけー、とっとと組むぜー」

「組む?」

 

基礎はVから…TE特化かAP特化か…TE特化にしよう、んでタンクだな

 

脚部はULG-93/A

コアはUCR-25

ヘッドはHD-21 SEALEYE

腕部は……迷うな…TEは欲しいけど安定も欲しい、どうせ腕部のTE誤差なんて100あるかないかだし安定性を取るか UAM-23 ANIMAS

FCSは…速度と距離かなFCS-07/Lr UZUME 距離500

リコンはURD-36/EA一択 追従型

両手にCALEBASSE AC109 オトキャ

両ハンガーにKO-5K4/ZAPYATOI ちなみにハンガー武器はハンガーのまま撃てるよ、ACfaの背武器みたいに、それも手と同時に、マジチート、はうどぅゆーらいくみーなう 3500ガト

肩は…CIWS-10 HAORAだな、絶望しろせっしー CIWS

 

こんなもんかね、名称設定「動かぬ産廃」

 

まぁ動かれたらFCS変えればいいや、適当でいいんだよ適当で

装甲さえ堅めときゃ後は問題ねぇって兄貴が言ってたぜ、ウハハ!

 

「着いたぞ、ISを装着してカタパルトに乗れ、籐ヶ崎」

「お、もう着いたのか…まぁ丁度いいかな」

 

どうやら既にピットへ到着していたらしい、何だこのカタパルトは…使用者の安全を考慮してないじゃないか、間違いなくトーラス産…違った、何処産だよこれ

タンクを装着するから少し広い空間が欲しい、まぁピットで十分足りるんだが

 

「ちょいと離れてて下しあ、危ないんで」

「は、はいっ!」

 

これだけあればよかろう、んふーふ、さぁ二人とも俺のチョーカッコイイ雄姿を見るが良いわ

「チェンジ!」走り出す

「アーマード…」ジャンプ空中前転で頭が先に地面につく様に調整

「コア!!」左手地面を思いっきり殴りつけその反動で更に跳ぶ

「動かぬ産廃ッ!!」空中で回転しつつ

体を凄まじい光が包む、逆流するレベル

タンクの履帯が地面に接触して火花を散らしながら着地、ゆっくりと顔を上げて決め

 

「す、凄いです…!戦車型のISなんて始めてみました!」

「…もっと静かに出来んのか」

「出来ますよ、実際機体名を言うだけで装着は出来ます」

「…カタパルトに乗れ」

 

しぶしぶ仕方ないとカタパルトへ移動する、キュラキュラキュラ…段差に引っ掛かった

少しだけ飛ぼう、ボワァ…ガゴン!

 

「オルコット、そちら側は準備できたか?」

『はい、織斑先生、こちら準備OKですわ』

 

ちっふーが耳に当てたヘッドセット的な何かで向こう側のピットと通信する、おお、きこえるきこえる

 

「では出ろ」

『了解しました、セシリア・オルコット ブルーティアーズ、出ますわ!!』

 

出たのか、分からん、見えん、リコン撒いてやろうか…お、大歓声だ、出たんだな

 

「…お前も行け!」

 

カタパルト射出、3…2…1…!

 

「オォウケェェイ……」

射出開始!!

 

視界が明るくなる、アリーナ内に入ったようだ、およそ地面まで10メートル

「レッツパァァァァリィィィィィィィィィ!!!!!」

 

地面を抉りつつ履帯を回して着地、すぐさま逆回転でブレーキ、前進みながら逆回転を駆けたから砂塵粉塵が周囲に舞う、ついでにCIWS起動

 

「ウェルカム、トゥ、ファイトハウス!」

「…来ましたわね…そんな見る限り鈍重なISなどわたくしの敵ではなくってよ

 それとも…タンクなんて新たな試みを見て貰いたかっただけかしら?

 それと…今なら謝れば…」

「ハッ、偉そうにしやがって、マジで強いのかよ?今日で後進(AC)に道を譲って貰うぜ、老害(IS)がぁ!」

「ッ!…えぇ分かりましたわ、そう言うおつもりなら構いません、踊れなんて酷な事は言いませんわ、蹂躙して差し上げます…わたくしのブルーティアーズで!!」

 

    ビ―――――――ッ!!

 

「さぁ行きますわy」

「コレがカラードの“次期社長魂”だぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!」

 

両ハンガーのガトリングを前方に向け両手のオートキャノンを構えてダブルトリガーどころかマルチトリガー

キチガイ火力の銃弾がせっしーの周囲20Mを埋め尽くすほど大量にバラ撒かれる

 

「な?!っくぅ!!」

「キヒヒャハハハハハハァッ!!!逃げろ逃げろォ!!無様にケツ振って泣き叫んで逃げなぁぁぁぁ!!!!」

 

お、ビットを二機落とした、せっしーったらスッゲェ真剣に逃げてる、見せてみな、お前の力をさ……

 

「どうしたぁ!蹂躙してくれるんじゃねぇのか?!俺は寂しくて死んじゃいそうだよぉ!!」

「このっ!後ろに回ればこちらの物ですわ!!」

 

ドヒャアドヒャア、せっしーったら必死で大回りで後ろに回ろうとしてるね、でも正直前方移動しながらの旋回でも余裕で補足できる程の大回りです、そんなんじゃバターになっちゃうだけだね

 

「キヒャハハハハッ!大回りすぎるだろぉ!もっとインサイドにまわらねぇと!」

「簡単に言ってくれますわね!近付けば避けれなくなるじゃないですか!」

「ギャハハッ!そうだっけぇ?!」

 

止まらなきゃしっかりと撃てないって割と致命傷だよね、せっしーボッコにした後教えて上げるか…練習もして貰わないと

 

「ホントどうするつもりだよぉ!これじゃぁただせっしーがアリーナを飛び回るだけの面白くねぇ試合になっちまうぞ!!」

「こ…のぉ!!」

 

せっしーが急に斜め前へと急加速する、たしかにコレでは前進しながらの旋回では追いつけないなぁ

 

「やっるぅ!」

「後ろは取りましたわ!落ちなさい!」

 

機体にダメージを受けたぁ!ぐわーこいつはすごいだめーじだー、ぶっこわれっちまうー

 

「ぐぁあ!くっそ…がぁ!」

「常に後ろを取り続けてあげますわ!!」

「なぁんちゃって」

 

前進停止、旋回、勿論トリガーはトリガーハッピーよろしく握りっぱ

せっしーがすっげぇポカンとしてる、いいねその顔、いただきだ

 

「はーい、ドドドドドッ」

「きゃぁっ!!」

 

ゲームと違って銃身が赤くなってきたから一旦射撃停止、これちょっと不便だよね、連射系武器は今度社に話をして冷却装置を組み込んで貰う事にしよう

 

「冷却ターイム、ちょっと話しでもするかい?」

「遠慮させて頂きますわ!」

 

せっしーがスターライトを俺に向け放つ、タンクの機動力を舐めるなよ!タンクの機動力で避けれるわけ無いじゃないか!ヘッショッ!

 

「すまんがね、俺には殆ど効かないぞ、それ」

「ふん!大口を叩きますわね!」

「いや、本当に申し訳ないがアレだけ連射されてもまだ3割も減ってないんだわコレが、はいステータス開示ー」

 

視界内のウィンドウを操作して最大APと残りAPを表示する、最大APは5万以上もあるがね

 

「残り…4万以上…ですって?!」

「な?悪いけど多分全弾俺に命中させてもそっちの方が先にエネルギー尽きると思うんだよなぁ…これが」

「い…一体何をどうしたら1万を超えるエネルギーになるというのです!」

「簡単な話さね、俺の産廃にはシールドエネルギーが搭載されてないからその分それを遥かに超えるAPを搭載するしかなかった、それだけ」

「シールドエネルギーが無いならば既にもっと大量のダメージを受けていないと…!」

「それはただ単に相性の問題、レーザーの攻撃力が俺のレーザー耐性を越えていないだけさね」

「そ…んな!そんな馬鹿なことあるはずが…!!」

 

せっしーもっと落ち着けよベイビー、可愛い顔が台無しだぜ☆

余りにもかわいそうだから大ヒント、っつってもACVじゃ基本だけどねー

 

「せっしーのレーザーライフル、攻撃力数値はいくら?俺の耐性を越えるには少なくとも5061を越えていないとカスみたいなダメージしか与えられないぜ?」

「…ッ!」

「大ヒント、爆発系、及び物理攻撃には高い耐性はありません、さぁ頑張れ!グレネードをぶっ放すもよし!実弾兵器を使ってもよし!なんならブレードで切りかかってきてもOK!」

 

冷却が完了したから撃たないけどとりあえずガトリングの銃身を回しておく

てか集弾率悪すぎワロタ、オトキャの弾使い切ったら全部パージして新しい武器を出すとしよう

ちなみに近距離で機動戦をされたら俺ボッコにされる、FCSの関係でロックサイトの小さい事小さい事

 

「空高くから狙撃しても勝てないという事ですか…!」

「まぁ例えギリギリ倒しきれたとして俺も無抵抗なわけは無いしなぁ?」

「くっ…!」

「不便だよなぁISって攻撃するのにエネルギー削っちまうとか欠点の固まりじゃん」

「あなたもISを使っているくせに良く言いますわ」

「しーましぇん><」

 

使わんよ、エネルギー、倒置法

んでそろそろせっしーいぢめ再開したいんだけど、コレ勝手に撃ち始めていいのかな、いいよな、さっきも不意打ち気味にヘッドショット食らったし

 

「せめて弾切れまで耐えてみなぁ!せっしー!」

「見つけましたわ…!」

 

お、今度は高度を上げたか、これじゃぁ角度の問題でFCSを使ったロックは出来んな…

完全手動だがまぁどうせ適当にばら撒くような武器だし構わないんだけどね

 

「上を通れば…どうかしら?!」

「なるほど、代表候補生だ、いっちーが気にするわけだな」

 

気にしてなかったけどもね、後ろに回られたか、さて…ミサイルかそれともブレードか、まぁどっちにしろせっしー詰んでるんだけど

 

「ブルーティアーズはレーザービットだけではなくてよ!!」

「ミサイル?!」

 

さぁ急げ、タンクではトップクラスの旋回の遅さだが何とか間に合って欲しい

あ、無理だわ、一発当るわ

 

「っぐおっ!」

「どんどん行きますわ!!」

 

右のオートキャノンに当ったわ、拉げちまったからもうコレは使えんな

せっしーの腰にあるユニットがこちらを向いてガバリと口を開ける、くぱぁよりマシな擬音語だろ

だが残念、正面から俺にミサイルを当てるのは無☆理

 

「ざーんねん、もうミサイルは食らわんよ」

「なっ!!」

「積んでて良かったCIWS、ちなみにあと298発残ってるよ」

「そ…そんな…」

「右のオートキャノンやられちまったし左もガトも残弾少なくなってきたからパージっ」

 

さーてさて、あと残ったせっしーの有効な攻撃方法はショートブレードだっけロングナイフだっけの近接ブレードのみ

うんむ、どんな武器を使おうか…せっしーと近距離で切り結ぶのも面白そうだな、ムラクモにしてみようかな…でもタンクだしなぁ…いや、振った時カッコいいんだけどね?

でも考えてみれば振り方って俺の自由だよね、動かしてるのは俺だし

あれ?てことは割と自由な武器の使い方できるんじゃね?胸が熱くなってきたな…

よし、決めた!この武器n

「ハァァァァァァッ!!!!」

 

「キャァッチ!!」

「と、止められ…!」

「児戯だのうお前さん、まるでよちよち歩きだ」

 

思考途中に突っ込んでくるとは感心しませんなぁ、まぁ纏まった瞬間だったから大丈夫だったけど

社の自己防衛訓練でシステマを好んで習ってたから大振りに振ってきたブレードの根元、もといブレードを握る手を引っ掴むなど造作も無いのだよ

いつも(訓練)ならこのままぶん投げるんだけどそのまま両手を引っ掴んで両側に引っ張る、ISでなければ両腕が引き千切られるレベル

 

「っくあぁぁ!!」

「痛いか?じゃが、それも直にのうなる…」

 

一瞬で6万パイルを両手に装備、パイルの杭と杭の間にせっしーの二の腕を挟むように両腕を拘束

かーらーの…グライドブースト起動、ハイブーストを織り交ぜつつ壁へと超加速

 

「タンクとパイルってのはな男の浪漫なんだよ、せっしー?」

「このっ!離しなさい!!」

「そいつは無理だ!残念だけど、そろそろ終点だ、タンク運送をご利用いただき…ありがとうございましたぁっ!!」

「あ゛っ…かはっ…!!」

 

せっしーごと壁に向かいタンクとアリーナの壁でせっしーをサンド、ISへのダメージ自体はただの接触か体当たりだから大したダメージじゃないけど衝撃は半端無い、普通の戦車など鉄屑に変化させれる衝撃である、ISの保護機能で衝撃もある程度減少できるが視界がぶれるが気が遠くなるだろう

続いてパイルを作動、せっしーの両腕を挟んだまま壁に杭を打ちつける、壁に穴四つ貫通させ、せっしーを大の字に拘束、そのまま両腕のパイルをパージ

これでせっしーの移動手段が無くなった、攻撃手段は構えれないライフルと振れないブレードを封印、2機のレーザービットと2機のミサイルビット、以上です

レーザービットはライフルよりも遥かに威力が低いからほぼ無意味、ミサイルは今だ腰にあるから目の前からしか撃てないしCIWSで無意味

 

「ついでだしもう二本行っとこっか」

「なっ!!」

 

もう一つづつ両手に6万パイル、太股を挟んで発射、これで完全に身動きは取れなくなったね

うぐご!後ろからビットに撃たれた!ダメージは殆ど無いけど何か腹が立つ

 

「いい抵抗だな、感動的だ、だが無意味だ」

「黙りなさい!!」

「まぁ仕方が無いと思って諦めてくれ、うちの社の最高傑作を使っといて負ける訳には行かないんだ」

「ふん!まるで強姦魔ですわね!女性を拘束して甚振るのがご趣味?」

「そうだ、うちの社で思い出した、一週間前の事だが言わなきゃならん事があったんだ」

「ッ…!!」

「いやぁー!ホントすまなんだ!大人げ無かったよなぁ…コレばっかりは真剣に謝らせて貰う」

「なっ!こんな所でこんな状態で言う人が居ますか?!」

「それはそれ、コレはコレ、ってな訳で止めを刺させて貰う」

 

数歩後ろに下がる、何か容赦なくビットが後ろからパシパシ撃ってきてるけどあと数分撃たれっ放しでも問題無さそうだ

さて、止めは最高に派手にしよう、選択は…コレだな、Vの象徴的兵器

 

「見てるがいい、これが我が社のチームVが開発した新兵器、オーバードウェポン・グラインドブレードだ」

「は…羽?!」

[パージします]

「…!!う、腕が…!」

「ア゛ッ…ガァッ…!!グ…ア゛ア゛ア゛ア゛アァァァァァァァァッ!!!!!」

[不明な―ザザッ―ユニットが接―ザザザッ―続されました]

「ひっ…!」

「ガッ…!ガハッ!!ギ、ギヒヒ…ギヒヒャハハハハハハハハァ゛ッ!!!」

[シス―ザザ―テムに深刻な障―ザザザッ―害が発生し―ザザッ―ています]

「や、止めて…!止めてください…!!」

「ヒャッハッハッハッハァッ!!!ギャァッハッハッハッハッ!!!!」

[た―ザッ―だちに使―ザーッ―用を停止して―ザザザッ―ください]

 

ギュアアアアァァァァァァァァァァァァァン!!!!

 

うん、悲鳴上げたり笑ったりする必要なんて全く無いし全然痛くも無いんだけどね、気分気分

せっしーすっごいびびってる、やだ…凄く興奮する…!強気な女性が怖がってるのって興奮するよね

もっと恐怖させるために回しているグラインドブレードを地面に下ろす、無論凄まじい勢いで回っているしありえないレベルの熱量を持ってるから地面なんてゴリゴリ抉れちゃうわけです

それはもう最高に勃起モンなぐらい恐怖に顔が歪んでいるんだけどそれでもしっかりと俺にレーザービットの攻撃を当ててるんだからいいわぁ

 

「いイぞ お前ノ感じょウが見えル…」

 

いい具合にナニカサレタ喋り方が出来たと思う、ゆーっくりとグラインドブレードの先端をせっしーに突きつけてゆっくりゆっくりと近付いていく、ちなみにヘッドパーツは主任使用でパーツの一部がパージされていて赤く光る二つのカメラアイがせっしーを捕らえてます

今更だけどV系カラーリングは全てオリーブドラフで中心からやや左側を縦にレッドのラインが走っています

 

ガリガリガリガリガリガリ!!!!

 

おぉ、シールドエネルギーってPA見たくなってんのな、でもすげぇ火花散らしてゴリゴリ削れてる、一応こっちでもせっしーに直接当らないよう調整してるけど…あ、ビットが地面に落ちてる

 

          ビ―――――――ッ

 

[試合終了! 勝者 籐ヶ崎 信一郎!]

 

お、勝ったんだ、早いなぁ…とりあえず後ろを向いてエネルギー解放

 

「グルァァァァァァァァァァァッ!!!!!」

 

地面に火の道が形成される、未来(フューチャー)に(トゥ)戻れ(バック)そうだ

グラインドブレードを背中に収納、アンドパージ

 

ゴン、ガゴン!!バシュッ

 

特に意味は無いけど機体から爆発を発生させる、この無駄機能がVの変態度合いをよく現していると思う、勿論ダメージは無い

爆発に合わせて体を震わせる、大体3~4回ほどやったら全身の力を抜く、腕だらーんのタンクで支えられた上半身猫背のぐでー

カメラアイの発光を無くす、無駄爆発は続いたまま

遠隔操作でせっしーを縫い付けてたパイルを量子変換で収納、せっしーはもう自由です

 

[救助班!何をしている!!早く出ろ!!]

 

やっべ、変な事し過ぎた、コレで今「冗談でしたーww」とか言ったらちっふーに全力で殴られる気がする、APはまだ3万以上残ってるっての…

再起動見たくするか…ボイスモードを電子音に…しなくても声真似でいけるんだったな

 

[再起動シークエンスを起動します]

「再起動ですって?!」

[機体データを更新、プリセットアセンブル、ヴェンデッタを起動します]

「きゃあっ!」

[搭乗者ステータス異常なし、システム修復完了、AP回復完了、機体の損傷を回復…エラーが発生しました、左腕部が接続されていません]

「機体が変わった…!1次移行?!いえ、2次移行ですか?!」

[ヴェンデッタ、アーマードコアを解除します、強制解除まで3…2…1…解除]

 

よっと、着地、中々上手くごまかせてたと思う、せっしーったらよろよろと歩いてくるね、別にそんな無茶する必要は無いと思うんだが

 

「よぉ、せっしー、おつかれさん」

「だ…大丈夫…なのですか?」

「全然余裕、それよりすまんなぁ!もう面白くて面白くて調子に乗っちまったいな」

「お、面白くてぇ?!」

「それよりそれ取ってくれ、それ」

「え?それ…?」

 

せっしーが周りをキョロキョロ見てるけどもっと近くにあるんだなぁこれが、具体的にはせっしーの足元に転がっている俺の左腕

 

「足元にある俺の腕」

「え?きゃぁっ!!」

「驚きすぎだろ、生娘か ほれ、パース」

「生娘ですわ! よいしょっ…重い!」

 

やだ非力、たった10キロほどじゃない、筋トレのダンベルほども無いじゃない…

仕方なしせっしーの所へ行って義手の手を掴む、うんむ、義手の指が手に食い込んで痛い

砂だらけだから払わなきゃならんな、膝でこつーんこつーん、うむ

 

「よっと、よいしょ…」

ガキン!

「うむ、いい具合」

「…足も義足だったんですわね」

「ちんちんは無事でした、ホント幸運」

「なっ!何を言ってるのです!!」

「ちんちん程度で顔を真っ赤にするとか生娘か」

「生娘ですわっ!!」

 

ひょいと後ろを見るとなぜかアリーナの入り口に白い服を着た救護班がスタンバッてるんですけど

あれと関わりたくないなぁ…よし、カタパルトの射出場から逆に入っていこう、うむ

でもあと少しはせっしーと話してよう

 

「ところでせっしーよ、いっちーは戦ってどうだった?」

「えぇ…「一夏さん」は…とても強くて真っ直ぐで…」

「惚れたな?」

「なっ!ちっ違いますわ!!」

「マハハハハ!!言っとくがいっちーは常軌を逸したほど鈍感だぞ、付き合ってと言ったら十中八九買い物にだと認識するからなぁ…まぁ頑張ってくれよ!では!!」

「え?!ちょ、ちょっと!って早い!!そちらはカタパルトですわよ?!地上から5メートルは…」

 

とう!すーぱー義足パワー!5メートルなどなんのその!

籐ヶ崎をカタパルトの入り口にシュゥーッ!!超エキサイティン!!

 

「ハッハー!まだまだいけるぜ、メェルツェール!」

 

カタパルトって割と長かったんだね、思考するだけだからいいけど生身だったらげんなりするだろうな、ココ歩くの

お、ピットに着いた着いた、あーやっと終わったー

 

「あー疲れた!とりあえず生中で!」

「ほう、中々いいご身分じゃないか、籐ヶ崎」

 

OH…

 

「これはこれは織斑先生、ごきg」

「御託はいい、説明を要求する」

「い、いや…こr」

「あの爆発は何だ?あれはただの見た目か?」

 

駄目だ☆この先生教師にあるまじき事に生徒の話を聞こうとしないや、全く!我の強い人よねっ!ぷんぷん☆

 

「じょ…」

「じょ?」

「冗談でしたー☆」

 

私がその日見た最後の映像は視界いっぱいに広がる拳でした 頭部破損




もし私がISの世界に入れたとしたら片っ端から主要キャラクター(いっちー含む)のお尻を撫でてから全速力で逃げたいです、生きるか死ぬかのスーパー鬼ごっこ 尻を貸そう!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。