コジマ汚染レベルで脳が駄目な男のインフィニット・ストラトス   作:刃狐(旧アーマードこれ)

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まだ主人公のACは出ない、多分次に出る
キャラクター紹介はクラス対抗戦が終わった頃にでも


部屋割りが決まったけど入って早々ラッキースケベ去勢リーチ大魔神が突入してくるお話

「うごごごごごご…」

「授業中にどうした、籐ヶ崎」

「イクバールから……アルゼブラから予言電波が…!」

 

パァニッ!

 

「一億五千!」

「まだカウントしてたの?!」

「てかシンすげぇな…もう6回も叩かれてるのに全然懲りてねぇ…」

 

うおぉぉぉぉぉぉおおおお!

俺は今すっげぇ恥ずかしい!叩かれた事は別に構わんのだよ、全然恥ずかしくない、むしろいいぞもっとやれ感覚

マゾではないぞよ、あれだ、殴られたら生きる実感を与えてくれるのよ

スティンガー♂をぶち込めぇ!

 

恥ずかしい理由はあれです、さっきのマジギレです

いやね?俺って何だかんだ言っても精神年齢100オーバーしてる筈じゃない?でもね…

さっきのすっごく大人気無かったと思ってるんですううう!!!

 

「俺大人気(だいにんきじゃないヨおとなげだヨ)ねえええ!!!」

「本当に懲りんな!貴様はっ!!」

ゴン!

「一億八千!!」

 

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

 

「し、シン?大丈夫か?」

「すまねぇなぁ、相棒…どうやらここらが俺の器らしい…良かったぜ♂お前とは…」

「何だ?!途中の「♂」て何だ?!」

 

「聞いた?!今の聞いた?!籐ヶ崎×織斑これは良いわ!凄くいい!」

「来た!今来たわ!天啓よ!ごにょごにょごにょ…」

「がはっ…コレ…イイッ…!」

「いいぞ…冴えてきた…」

 

どうやらクラスの女性勢は見事に素晴らしいほどの御腐人方らしい、いっちーは何が何やらと首を傾げて考えている

おんやぁ?箒つぁんは何ゆえ顔を赤くしてらっしゃるのかな?かな?

まぁ俺には♂ホモ♂の気は無いから好き放題ネタに出来るんだがな、でももしいっちーにホモっ気があれば…

 

「あれ?俺の尻ピンチじゃね?」

「いきなりなんだよ」

「いっちーってゲイ?もしそうなら俺いっちーと距離置かないと…」

「ゲイじゃねぇよ!休み時間の時に千冬姉みたいな人が良いって言っただろ!」

 

スパァアアアン!!

 

「本当か一夏!!(凄く嬉しそう)」

「いっちーがちっふーの事大好きで世界で一番愛していますって言ってましたぁ!!!」

「籐ヶ崎!ジュースを奢ってやろう!!」

「9本でいい」

「ホント何なんですかあんた等は!!!」

 

俺も学ぶのだよ、いっちーが変な事を言わないように口を押さえつつちっふーと俺にとっていい方向へと誘導する

そう言えばさっきの恥ずかしいので思い出したがいっちーは完全除外されたまま俺とせっしーだけが決闘する事になってるんだよな

正直面倒だしせっしーフラグを立てるのはいっちーでなければいけない、ふと思ったが皆が幸せに終わる為には必然的にいっちーハーレムじゃないと駄目じゃね?

まぁんな事よりいっちーを決闘に引きずり込まねば

 

「そう言えばいっちー、授業中に飛んできた予言電波によるとだな…」

「マジで飛んできてたの?!」

「いっちーには専用機が与えられるらしい」ヒソヒソ

「専用機ぃ?」

「いつまで私の一夏に引っ付いているつもりだ籐ヶ崎、なぜその情報をお前が持っている?いつまで私の一夏に引っ付いているつもりだ」

「おっと失礼、んでそれの製作者だがいっちーとティーチャーオリムラ、んで箒つぁんに強く関係のある人物だそうだ」

「…誰?」

「一夏は私のものだ、私だけのものだ! お前は何処まで知っている」

「何処までっていっちーがちっふーのものだって所までしか知りませんがな、情報はカラードの電波ですぜ

んで何とか俺の決闘日には届きそうだとか何とか、てな訳でいっちー決闘はお前がやれ」

「籐ヶ崎…確かに一夏には強くなって欲しいが試合をすると言ってしまった手前取り下げるなど出来んぞ」

「んー…じゃぁ妥協点でいっちーがまずせっしーと闘う、んで俺はその後せっしーと闘うって事で、これでいい?!せっしー!!」

「なっ、なんです?!」

「おっけーってさ」

「いや、言ってないだろシン」

「ならそうするか、ではそろそろ休み時間が終わる頃だ、用意しておけ」

「あれー?俺ってもしかして無視されてる?」

 

もしかしなくても無視されてますわよ、いっちー、では授業の準備を始めますかね

 

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

 

いっつ放課後、さてちっふーに寮の部屋割りを聞きますかねぇ、俺はどうなってしまうんだろうか

もし女の子と一緒になったら毎朝俺のヒュージキャノンがエーレンベルク掃射砲を見られる事になるのか、いかんいかん落ち着け俺のグラインドブレード、左腕のパージにはまだ早いぞ

 

「さて、一夏、籐ヶ崎、お前たち二人の寮の部屋割りだが…」

「え?一週間は自宅通g」「待ってました!うぇひひひひwww」

「…こちらの都合で今日から寮に入って貰う」

「で、でも俺荷物とか全然用意してないし」

「一夏の分は私が手配しておいてやった、着替えと携帯の充電器と…まぁそこらだろう」

「俺の分はどうなるのかな?ちっふー」

「…カラードから直接送られてきた、何やら変な物多数と共にな」

「ほうほう、それは楽しみだ!で、どんな部屋割りですかね?!」

「籐ヶ崎、お前には一人部屋を無理にでも用意した、一夏は…まぁ大丈夫だろう、どうしても相部屋が苦しくなったらお姉ちゃんの所に来ても良いんだぞ」

「あ、俺一人部屋なんだ、うん、まぁそうだよね…女の子とのドキ☆ドキ同棲生活な訳ないよな、俺はいっちーと違って健全な男子高校生だもんな、そんな間違い起こしそうな事はしないよな、普通」

「いいなぁ…俺せめてシンとが良かったよ…男女で一室に突っ込むって…て待てよ、俺と違って健全な男子高校生ってどういう事だよ!」

「一夏なら大丈夫なはずだ、お姉ちゃんは信じているぞ」

「ふぁいとっ☆んじゃ部屋の鍵くだしあ」

「ふん!」

「ほげぇー!!!」

 

信じらんねぇ!!この教師ったら生徒の顔面に鍵を力一杯投げつけやがった!!

うぎぎぎ、頭部損傷…修理費7500コーム也

 

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

 

俺に割り当てられた部屋へ向かう途中にブカブカした袖の服の少女が元気良く手を振ってきた、俺か?俺になのか?

 

「あ~おとーさーん」

 

な…なんだ、俺に娘はおらんぞ…このぽやぽやしたオーラを撒き散らす娘さんは一体…

 

「あのねあのね~おとーさん~私はね~布仏本音って言うんだ~」

「お、おぉ…」

 

分かる…俺には分かるぞ…!このお嬢ちゃんに俺お得意のシモネタを繰り出してはいけない、その気配が分かるッ!

この娘(こ)は間違いなく無色透明なまでに純粋…ッ!!

故に一切の邪気も無くシモネタを吸収してしまう…!そしてそれをきっと気の向いた時に調べてしまう…ッ!

この娘はきっとそこから汚れてしまう…ッ、故にこの娘は純粋なままでいなければならないッ!

 

「ふむ、あのね?本音ちゃん、俺が自己紹介のとき「おとうさん」って呼んで欲しいと言ったのはギャグなんだ、だから俺の事をおとうさんって呼ばなくても良いんだよ?」

「はぁ~い、じゃぁね、じゃぁね~うーん…しんいちろーだから~…」

 

何故だろうか、ブカブカの袖をフラフラと揺らして考え事をしているこの娘を見ていると息子や娘、孫を優しい気持ちで見ていたのを思い出すな

 

「シンにー、でいいかな~」

「シン兄…だと…?!」

 

子供や孫ではなく妹だったッ!驚愕の新事実!!あぁ!別に嫌じゃないから!そんなしょぼんとした顔で俺を見ないでくれぇぇぇ!!!

 

「ありがとう、本音ちゃん、これから3年間よろしくね?」

 

ほんの少しかがんで頭を撫でてみる、嬉しそうに目を細めてニコニコと笑う、正直に言おう

何だこの可愛い生物、加護欲が溢れてくるんだが

 

「よろしくね~シンにー」

 

俺は理解できたよ、この娘と真耶てぃーちゃーは癒し系のマスコットキャラクターなんだな

じゃあちっふーは何だ、はいそうですね、天下無双の修羅です、むしろ羅将です

 

ヒュンッ

 

「今何かが凄い勢いでとんでったね~」

「うん、そうだね、怖いねぇ、チョークがまるで銃弾のように俺の髪の毛を掠って飛んで行ったねぇ」

「あ~私自分の部屋に行かないと~じゃーねーシンにー」

「うん、バイバイ」

 

さて、次は刀でも飛んできそうだな、とっとと自分の部屋に逃亡するとしますかね

 

カァオ!

 

「大会使用禁止ぃぃぃぃぃぃぃ!!!!

 離脱だ!離脱する!無理だぜこんなの!」

 

KARASAWAだと?!ちょ…待っ…危なっ…!なにやってんだよあんた! アンタ教師だろうが! 自重しろよ!自重!

 

「ここかっ!ここでいいのか?!1026ッ!!」

カァオ!カァオ!

「どぉりゃぁぁぁあああああっ!!!!」

 

閉めるッ!部屋を確認!GAのダンボール確認!俺の部屋っ!!

死ぬかと思った、ちっふーマジ容赦ねぇ、そんなんだから彼氏も居ないのよきっと

 

ズドンッ!!

 

「ぎゃひぃぃぃぃ?!!!すんませんっしたぁぁぁぁ!!!」

 

ドタンバタン!ホ、ホウキ!マテッテ!

 

「…ほ?」

 

…箒つぁん?あ、なーる一夏とは隣同士なのね、んでさっきのズドンは木刀が扉をぶち抜いた音か…

流石に不憫だし助けてやるかな、だがもげろいっちー

でもこの暑苦しい服は脱ごう、ハーフパンツとタンクトップになります

L1とR1を押しながらーコントローラーを振ってー…パージします

 

扉を半分ほど開けます、いっちーを確認、まだスタイリッシュに避け続けている、テーブルホッパーのスキルが是非とも欲しい

 

「聞こえるか…こちらへ逃げ込め…!」

「シ、シン?!助かった!!」

 

いっちーが俺の部屋に転がり込んで扉を閉める、扉に背を預けてズルズルと地面にへたり込む

 

「ありがとう、シン…おかげで死なずに…ッ!!」

「この姿を見ろ…策に溺れたものの末路だ…」

「その…身体…!腕と足が…」

「男がISを操るなど…元より無理だったのだ…」

「ISに…やられたってのか…!?」

 

んふーふ、いっちーが上手い事知らずに乗ってくれる、罪悪感?ねぇよ、んなもん

ダンボール(GA製)を指差してそちらをほんの少しだけ見る

 

「あの中だ・・・もはやお前に頼るしか・・・」

「シ…シン…」

 

凄く自然に膝を付いて倒れる、生前でも散々コレやったからかなり上手いと自負している

 

「世話を掛けるな…」

「シィィィィィン!!!」

 

「畜生…!畜生!シン…」

 

チラリと片目を開けて倒れたままいっちーを見る、ダンボール(GA製)の前で拳を強く握ってダンボール(GA製)を射殺す様な目で見ている、シュール

 

「この中に…一体何が…!」

 

多分着替えとか生活用品です、あと十中八九変な物、害をなすかどうかは分からないが間違い無く変な物は入っている

そんな恐る恐る開けんでも良いですやん、あ、いや、もしかしたらヤバイ物(会社の書類的な意味で)が入ってるかもしれない

ほぉら、いっちーの持ってるその紙束、きっとうちの社の重要資料だよ

 

「何だコレは…?プロジェクトAC…?オーバードウェポンの使用限界…リミッター解除による破壊力…?」

「いかん!そいつには手を出すな!!」

 

割とマジでそいつには手を出すな!競技用どころか軍用でも余裕で引っ掛かるか新しい条約が設けられるレヴェルの兵器の資料が乗ってるんだぞ!!

 

「シ、シン?!生きてたのか!!」

「いや、いっちー、おかしいとは思わなかったのかね、どう考えてもこの義手義足は大分昔からある物だって分かるでしょ、馴染みすぎでしょ俺の体に」

「男がISを操るなど、なんて言ってたから…!」

「それもおかしいと思わなかったのかね、だったらいっちーもヤヴァイ可能性があるでしょうて」

「そういやそうだ」

「↑こいつ最高にアホ」

「うぐぐぐぐぐ…!!」

 

最高にアホないっちーを可哀想な物を見る目で見ていっちーの持ってる資料をひったくる

ベッドに座って資料をペラペラ捲りつつ話を始める

 

「で、なんであんな命の危機に晒されていたのかね、同室の女の子の素っ裸でも拝んだか?」

「うぐ…」

「んで女の子が恥ずかしさの余り錯乱して何か長物を持っていっちーを殴ろうとする、いっちーは防衛のため何故か女の子の鞄に手を突っ込んで防御できる物を取り出すも一緒に下着を引きずり出したとか」

「うぐふぅ!」

「その結果部屋から飛び出して扉を突き破って攻撃を仕掛けてくるのを必死で避けてたとか」

「ごっぷぁ!!」

「流石にそんな間抜けな理由な訳ないよなぁ?!もしそうだったらいっちーのチンコもぎ取る」

「許して!俺の息子に罪は無いの!!この歳で男としての人生終えるとか嫌だぁぁぁ!!!」

「大丈夫、事故で両足と左腕を同時に失った俺の痛みより相当マシな筈だよ」にっこり

「止めて!!そんな左手ワキワキしないで!!机を抉り取る握力で俺の息子掴んだら死んじゃう!俺の子孫が消えちゃう!!」

「マハハハハハハハ!!!」

「いやぁぁぁぁぁぁ!!!!助けて箒ぃぃぃぃぃぃぃ!!!」

 

先程まで命を狙われていたのに狙っていた本人に全力で助けを求めるいっちーである、シュール

義手義足の稼動音を0に設定してたけどこれ全開にしても良いんだよね、ガションガションってカッコイイし

ウィーンウィーンガションガション、ガチンガチン!

   バタァン!!

 

「一夏?!大丈夫か!!」

「ほ、箒ぃぃぃぃぃ!!!」

「邪魔立てするか、それも良かろう、掛かってくるが良い、この化け物を倒せるというのであればな…」

「…ッ!な、なんて…!」

「醜いか?マハハハハ、女性から見ればそうかも知れんな、だが男からしてみればスッゴイカッコイイんだぞコレ」

「助けてぇ!箒ぃ!殺される(男として)!殺されちまう(男として)!!」

 

服を着た箒つぁんに縋り付いて助けを求めるいっちーと木刀を構えて俺と対峙する箒つぁん、んで極めつけは極悪人面をして指先の尖った義手をガチガチと動かしつつ悪人みたいな笑みを浮かべる俺

どうみても俺が悪の大魔王で箒つぁんがヒーロー、いっちーがヒロインです本当にありがとうございました

 

何事かと俺の部屋を覗き見る女子多数、んで俺の顔を見て目を反らす女子多数、一夏に向けられる生暖かい目線、プライスレス

 

じりじりと膠着状態に入る俺と箒つぁん、両方とも既に必殺の間合いだ、だが双方とも後の先を取れる、つまり先に手を出したり隙を見せた方は死ぬ…!!

 

「あれ~みんな集まってどーしたの~?」

「だ、駄目よ!布仏さん!貴女は耐えられないわ!」

「うんしょ、うんしょ」

「あぁ!ゆったりしているとは思えない正確な体のねじ込み!!」

 

「あ~シンにー、ここってシンにーのお部屋だったんだね~」

 

本音ちゃんが顔を出した瞬間に構えを解き表情を対孫用に変える

 

「やぁ本音ちゃん、そうだよー、ここが俺の…」

「そこぉっ!!!」

 

無論箒つぁ…面倒だし以後モッピー、が見逃す筈は無かった、見事な一閃、俺の頭を斜め上から振り下ろした剣筋が俺の頭を叩き割らんが如く直撃する、しかしそこで止まらずぶん殴った俺の頭を滑り左肩に木刀が直撃する、瞬間木刀が折れ剣先が飛び、半ば折れた木刀をモッピーが振り切った

俺は気を失わぬ(元々気絶値に対するキャパシティーが凄まじく大きい)ギリギリの衝撃を受け、しかし強過ぎるほどの衝撃を肩に受け倒れる、それも叩きつけられるように

 

傍から見ればモッピーが俺の頭を木刀が折れるほどの勢いでぶん殴って殺したように見える

俺は朦朧とする意識の中震える右手を本音ちゃんに伸ばし、そこで力が抜け右手が地面に落ちる

 

「シンにー!酷い、酷いよしののん!どうしてこんなに酷い事するのー?!」

「え?え?私の所為なのか?私が悪いのか?!」

「うっわー、モッピー俺の頭木刀でぶん殴るとかマジ外道」

「う、う…うぅ、うわーん!だって!だってぇ!いちかがぁ!うぇーん!!」

「まぁ大丈夫なんですけどね、イッツマジーック、なんとぶん殴られたように見せただけなのです、木刀が折れたのは俺の義手に当ったからー、ホレホレ女子勢は解散解散、織斑先生に狩られるぞー」

 

まぁ直ぐに殴られた場所を作り直しただけなんですけどね、俺にしか出来ない芸当、てかホントに俺の義手スゲェな、傷一つ付いてねぇ、パネェ

何だね女子勢、床を指差してパクパクと、何があるのかね?

 

「おっ?」

 

マハハハハ!こいつぁヤベェ!床が俺の血で真っ赤だ!こいつぁスゲェや!!

「トマトジュースです(にっこり)、と言うよりね女子勢さんらよ、君らすっごい薄着だねぇ…ここに思春期真っ只中の男が二人もいるのにNE!」

 

おっ、あの子シャワー直後にペェンツとシャツだけだからπ乙が透けちょる

 

「特にチミ、本音ちゃんがいるから詳しくは言わんがもっと恥じらいを持ちなさい」

「えっ!?き、きゃあああぁぁぁ!?」

「シンにーどーしたの~?」

 

本音ちゃんが知る必要は今の所無いことだよ、本音ちゃんは純粋なままでいてね

 

「本音ちゃんの着ぐるみはよく似合ってて可愛いねって事だよ?」

「わぁわぁ、ありがと~シンにー、嬉しいな~えへへ」

 

やだこの子、すっごく純粋…恋愛対象にはなり得ないが世界中でトップクラスの可愛さだぜ

故に自然と手が頭に運ばれて撫で撫で開始するのはごく自然なことである

 

「うみゅ~」

「んふーふ、さぁ早く部屋に戻った方がいい、じゃあまた明日ね」

「はぁーい、ホントに頭痛くない?大丈夫~?」

 

最近の女性にはない優しさの塊やでぇ…

もし「頭大丈夫?」なんて聞かれたら暫く立ち直れないよ

…事実って時として嘘よりも心に響くのよ

 

「うん、ぜーんぜん大丈夫だよ」

「しののん!こんな事もうしちゃダメだよ~!」

着ぐるみ着てダボダボの袖が余った手をモッピーに突き付けてぷんすこと怒る様は実に可愛い

いっちーだときっと殺人級にキモイ

 

「す…すまな…ごめんなさい…」

「構わ-ん!!オレオ許すっ!!」

「シンにーが良いなら私が言うことはないね~、皆仲良くだよ~」

 

そう言って手を振りつつ扉を閉めて行った本音ちゃんの優しさは菩薩様レヴェル、異論は認めん

所で俺の手足を見てもノーリアクションだったのだが…どう思っているのか非常に気になる、うむ、明日聞こう

 

「所でモッピーにいっちーよ、何時まで俺の部屋に居座るつもりかね?お抹茶でもお出ししようか?」

「え?あ、あぁ…頼む…って待て、モッピーって何だ!?」

「お抹茶は…流石に備え付けられて無いな…おっ、抹茶アイスで良い?」

「あ、うむ、構わない…って話を聞けぇ!!」

 

後ろでキャイキャイとモッピーが騒がしいが無視、流石に本音ちゃんに怒られた後で手を出す事は無いだろう

もし出してきたら俺ビビる、本気で、倒置法

「そこでモッピーに追い縋るラッキースケベ去勢リーチ大魔神こといっちーはアイス食うか?」

「い、いただきますぅ!?」

「そうだ!この際私のあだ名などどうでも良い!何故一夏が私に助けを求めたのか説明をして貰うぞ籐ヶ崎!!」

ほうほう、説明を所望するか、俺は全く構わんよ

だがもがれかけたいっちーはどうなるんだろうか

 

チラリといっちーを見ると何やらこちらを向いて汗をダラダラ流しながら必死で顔を横に振っている

 

「なぁいっちー…面白いことを教えてやろう」

「な、なんだ…?」

「今日も人の不幸で飯が美味い!」

「やめろォ!」

「キー!」

 

無駄に美しく皿に盛れたアイスをモッピーといっちーの前に置く

んふーふ、その信じられない物を見るような目を止めなさい、俺だってコレぐらいできらぁ!

 

「さて、まずは部屋の外からいっちーの悲鳴が聞こえてきた所からでいいかな」

「止めて下さい!シン、いや籐ヶ崎さん!」

「だが断るッ!この籐ヶ崎信一郎が最も好きな事のひとつは、自分は鈍感じゃないと思ってるやつにNOと断ってやる事だ」

「マジかよ!?」

「嘘だ、一番好きなのは今の所カルピスだ」

「籐ヶ崎、いいから説明を頼む」

 

「一つのセリフ鍵かっこがデカくなるが構わないか?」

「あ、あぁ…」

「命辛々ある人物から逃げ切って安心した瞬間にな、何かをぶち抜いたような音が隣の部屋からしたのです

そしたらいっちーが必死こいて何者かからの攻撃を避けているではありませんか」

「うぐ…」

「俺はいっちーを助けるために部屋に引っ張り込んだ」

「以上だ!以上!それだけ!」

 

いっちーよ…君も男なら聞き分けたまえ

何かすっげぇ見苦しいぞ…

 

「ま、待て!それでは一夏が私に助けを求める理由が分からない!」

「んでいっちーにそうなった経緯を聞くと…てか誘導尋問すると、何とこのラッキースケベ去勢リーチ大魔神はルームメイトの裸を拝んでそのルームメイトの鞄を漁って下着を取り出したという!!」

「待てぇ!!それじゃあ俺タダのド変態じゃねぇか!!」

「事実だろう一夏!」

「で、俺はそんな事をしてしまう原因を消そうと思って去勢手術をしようとしたわけだ」

「嘘言うなよ!あれはどう考えても俺の息子をもぎ取るつもりだっただろ!!」

「む、息子!?一夏にはもう子供がいたのか!?」

「ちゃうんやで、モッピー、息子のモトやでいっちーはわざわざソフトに言ってるんやで」

「え?え?何だ…それは?」

「箒は知らなくていいよ…」

「チンコの事だよ、言わせんな恥ずかしい」

 

モッピーが「ちん……ッ!?」と言って顔を真っ赤にしながら下を向いてあうあう言い出した、余裕でセーフです、運営から注意来てないし

もしダメだったらペニス(生物学的に)って変えればいいや、医学書にR指定はないからな!マハハハ!

 

「シィィィィン!!!お前に恥じらいはないのかぁぁぁ!!!!」

「そんなもの女に求めろ、言っとくが男の猥談より女の猥談の方が生々しくてヤバいからな、俺でも引くレベル」

 

あれはマジでヤバい、生前いきなり「男の×××って×××××なのマジ?私××××××なんだけど」アレを聞いて俺は感じたんだ、俺女には勝てねぇや

それと本音ちゃんには勝てない、俺もし試合でも本音ちゃんと戦えって言われたら棄権する

 

「うそ……だろ…?」

「マジマジ、本音ちゃんには勝てないわ、俺にとって孫みたいなもん、もし本音ちゃんを汚そうとする輩がいたら物理的に九割殺して社会的に殺す、んで残りの一割をジワジワ殺す」

「何の話してんの!?」

「ち…ちん……いちかと…うふふ」

 

何か最終的に別世界にトリップしてるモッピー、もうお前ら部屋に帰ってちゅっちゅしとけよめんどくせぇ

 

「そこのトリップしてるモッピー、正気に戻りたまえ」

「はっ!?私と一夏の子供たちは!?」

「何言ってんの箒!?」

 

ポイントは子供「たち」と言ったところ、妄想内では実にお盛んである

俺は俺で荷物の整理と社の書類を見てデータを纏めたりしなければならんのだ

 

「お二人さん、お茶漬け食うか?」

「お茶漬け?」

「京都ではぶぶ漬けとも言う」

「帰れって事かよ…」

 

「いいかね、俺は何だかんだ言ってもカラードの次期社長で既に社長補佐的な立場で仕事をしているんだ、言っとくがもう俺が設計開発したのも世に出てるからな」

「そう言えば…」

「籐ヶ崎はカラードの次期社長だったか…」

 

実に失礼な奴らである

 

「あといっちーが持ってたこの紙束、コレうちの重要資料でもしいっちーが他国か他企業の人間だったら…アスピナ逝きだったところだぜ、正直場合によってはその場で殺すレベル」

「ま…マジかよ…」

「それと仕事が出来ん、とっとと部屋に戻りなさい、んで大人しくらぶらぶちゅっちゅしときなさい」

「う、うむ!と…籐ヶ崎に言われてしまったんじゃ仕方ないな!一夏!ら、ら…らぶら…ちゅっ…」

「何か箒が壊れたんだけど!?どうするんだよ!」

「ご覧ください、コレがコジマ汚染…」

 

モッピーがさぁ行くぞ今行くぞといっちーを引っ張ろうとする、いっちーは必死で抵抗している

足掻くな、受け入れろ

 

「あ、ちゃんと避妊はしろよー」

「しねーよ!!」

「しないのか…コレが若者の性の乱れである」

「ちげぇよ!!」

「い、一夏がしたいと言うから仕方なくであってだな…」

バタム、ドアが閉まる音だ、てかこの部屋の扉災難だな、まず俺が勢い良く飛び込んで、次にいっちーが力一杯閉めて、モッピーがぶち破らんが如く開ける

 

「ホントご苦労さん」

「いえいえ、隣に比べればまだマシですよう(女性の声真似)」

 

さもしい一人芝居である

それとモッピーもきっと部屋に戻れば冷静になって逆に慌てて心にも無い事を言うんだろうな…

 

「ご愁傷様です☆」




大学の近くにあるラーメン屋が美味しい☆等とふざけた事を書いていました

本音ちゃんの優しさは天井知らずやでぇ……

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