LAST DAYS エクシーズ   作:ちょいワルドラゴン

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ラストエピローグ 孤独なる隼

「お前だけは許さない、赤馬 零児!!」

「こい、榊 遊矢!!私にペンデュラムのその先を見せてみろ。」

 

あれから数ヶ月が経った。

 

俺はLDSをデュエル兵士育成施設と仮定しユートとは別行動をとった。

 

戦うためのデュエルを教える場所ならばその先導者、教育者を片っぱしから片付けていけば悲しき連鎖は終わる。

そう思った。

 

 

だが現実は違った。

 

 

俺は無関係の講師をいたぶっていただけだ。

 

 

俺はアカデミアと同じだ……。

 

 

俺は赤馬 零王の息子を名乗る赤馬 零児に協力することにした。

あれほど俺を敵対していた融合使いの少女たちグループは急に俺を先輩と親しみ出す。

 

零児はそこの知れない不気味な男だった。

 

零児はアカデミアの次元侵攻を知っていた。

 

なぜ知っていたかは定かではない。

 

そしてそれを食い止めるためのデュエリスト選抜試験を開始した。

 

舞網チャンピオンシップ

 

 

表向きでは大規模デュエル大会だ。

 

真実は対アカデミアの選抜部隊『ランサーズ』のメンバー選抜である。

 

 

『無関係の人間を巻き込むな!!

戦う兵士は俺一人でいい……やめてくれ……。』

『君が何を言うか……。

これまで散々無関係のLDS講師を巻き込んだ君が言えた立場から?』

『それは……。

………クッ。』

『君は私の命令に従っていればいい。』

 

 

大会は進み俺はこのスタンダード次元に潜入した融合次元のスパイと戦った。

 

俺は全ての怒りをぶつけた。

 

奴は俺たちをハンティングゲームの獲物といった。

 

そればかりかこの世界の妹によく似た少女に『融合召喚』を教えた。

忌まわしき、悲しみの元凶を……。

 

勝利した俺をスパイは逃そうとはしなかった。

 

奴は俺を探しそして親友のユートと戦った。

 

それだけなら良かった。

 

 

だがそこに奴は……榊 遊矢は現れた。

 

ユートと瓜二つの顔を持った瓜二つのドラゴンを使う少年。

 

 

 

 

そしてユートは消えた

 

 

連絡は付かなくなった。

 

 

 

榊 遊矢が《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》を使った。

 

なぜ

 

なぜ奴が 親友の竜を……。

 

 

俺の疑問は解決されぬまま街中のバトルロワイアルへと駒は進む。

 

執拗に突っかかる騎士などどうでもよかった。

 

 

俺はユートの居場所を聞きたかっただけなのに

 

 

アカデミアは再び現れた。

 

 

無関係の人間をカード化し無邪気な子供のような笑みをまたした。

 

俺は力の限り戦った。

 

だが負けた。

 

そうか……

これは報いだ

 

 

感情を捨て全ての人間を巻き込んだ俺ヘの……、

 

 

だが俺を救う影があった

 

瑠璃そっくりの融合次元の少女だった。

 

共にデュエルしてはっきりわかった

 

 

 

彼女はやはり瑠璃じゃない……。

 

 

 

ランサーズ

 

どうでもいい

 

仲間

 

どうでもいい

 

 

 

ハヤブサは孤独で充分だ

 

 

 

 

いい加減俺の前で

 

 

 

誰も消えないでくれ

 

 

 

 

 

 

消えるくらいなら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は一人で充分だ……………………

 

 

 

 

 

 

LAST DAYS エクシーズ 〜完〜

 




今回でLAST DAYS エクシーズは最終回となります。
いかがだったでしょうか?


正直だんだん書き方が雑になってきたな〜という感じはしていましたが無事に終了できてよかったです。

次回作のリクエスト、作中のオリカ説明、感想などありましたら遠慮なくお願いします。

それではまた連載できる日まで


デュエルスタンバイ

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