「俺のターンドロー!!」
【先攻A】隼 LP600 H2 R1 永1
【先攻B】ユート LP4000 H1 R2 永1
【後攻】No47 LP7700 H3 R5 永1
現状況で一番不利なのは隼である。
さらに奇妙なことに敵はフィールド魔法を伏せでセットした事だ。表側表示で発動するフィールド魔法、それをあえて発動させないということは罠の可能性が高い。
「俺は手札から《隼の羽根箒》を発動。フィールドに『ラプター』または『ファルコン』という名のモンスターが存在する時自分フィールドのカウンターを全て1つずつ上昇させる。
これにより《強欲なかけら》のカウンターを1つあげる。そしてこいつを破壊し2枚ドロー。
俺は手札から《
自分フィールドの『
俺は手札を3枚捨て《ライズファルコン》でオーバーレイネットワークを構築。
エクシーズ召喚!!
獰猛なる隼よ、天空をかけ上がり大いなる巨獣の牙を持ち歯向かう敵をなぎ払え。
ランク7 《
《ライズファルコン》の鎧のような外殻が崩され内側から羽毛の生えた巨大な翼竜が翼を広げる。
RRRーファルコニックザウラー
闇属性 ランク7 恐竜族
ATK3200 DEF400
「いいモンスターだがそれでは俺の《マリシャスデビル》にはかなわない。」
「《ファルコニックザウラー》の効果発動!!
こいつは1ターンに一度場のランクの数×100ポイント攻撃力をアップさせる。
攻撃力は1100ポイントアップし4300になる。」
《ファルコニックザウラー》ATK4300
《マリシャスデビル》ATK3500
4300ー3500=800
LP7700ー800=6900
「ぐあああああああ!!
俺は罠カード発動、《魂を奪う付け爪》。
自分フィールドの悪魔族モンスターが破壊された時相手フィールドの破壊されたモンスターより攻撃力の低いモンスターを破壊する。《ブレイクソード》を破壊だ!!」
「《ブレイクソード》の破壊時効果で《クロックドダガー》と《サイレントブーツ》をレベル4で特殊召喚!!」
「更に速攻魔法《デビルズフュージョン》を発動!!
エクストラデッキの悪魔族融合モンスターの融合素材を墓地から除外し融合召喚を行う。
俺は墓地の『EーHERO』を全て除外し《
ユートと隼の前に謎の赤い霧のようなものが湧いてくる。
赤い霧は巨大な人影のようになると中心に心臓と思われるものが出てくる。
「《デモンゲイザー》の攻撃力は素材になった『HERO』1体につき1000ポイントアップする!!これにより攻撃力は4000だ!!さらにこいつは召喚された時フィールドのセットされたカードを表側表示に変更する。
俺はフィールド魔法を表側にする。
フィールド魔法《次元開口》!!次元開口はリバース設置された時除外されたモンスターを表側表示で可能な限り特殊召喚する!!
現れろ《ヘルブラッド》、《マリシャスエッジ》2体、《マリシャスデビル》。」
「一気にモンスターが!!
ターンエンド!!
ユート頼むぞ!!」
「俺のターン!!俺はレベル4の《クロックドダガー》と《サイレントブーツ》でオーバーレイ!!
エクシーズ召喚!!
《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》!!
更に《
現れよ《ダークリベンジャー・ファントムドラゴン》!!」
再び鎧をまとった巨大な黒竜が現れる。
「《デモンズチェーン》。お前のモンスターは行動不能だ!!」
「まだだ《RUM ブレイブクルセイダース》を発動!!
《ダークリベンジャー・ファントムドラゴン》1体でオーバーレイネットワークを再構築!!
勇気と反逆が合わさりしとき、光と闇合わさりし救世の竜がここに降り立つ。
現れよランク6、
《ブレイブ・リベリオン・メシア・ドラゴン》!!」
天空にまばゆい光が起こると光の鎧を身にまとった漆黒の竜が静かに翼を広げて降り立った。
その翼は青白く幻想的な翼である。
《ブレイブ・リベリオン・メシア・ドラゴン》
闇属性 ドラゴン族 ランク6
ATK4000 DEF3000
「《ブレイブ・リベリオン・メシア・ドラゴン》の効果発動!!このモンスターが《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》または《ダークリベンジャー・ファントムドラゴン》を素材としている時相手フィールドの特殊召喚されたモンスターの攻撃力は2倍になる。」
「馬鹿め!!わざわざ自分を追い詰めるとは。」
「更に効果発動、オーバーレイユニットを2つ取り除き相手フィールドの特殊召喚されたモンスター全ての攻撃力を半分にしその分攻撃力をアップする。」
ATK4000+2600+2600+3500+4000+300=17000
「更にもう一度!!」
ATK17000+1300+1300+1750+2000+150=25200
「25200だとおおおお!!ありえん。絶対にありえん!!」
「《ブレイブ・リベリオン・メシア・ドラゴン》で《デモンゲイザー》に攻撃。
『救世のテンペストストレイザー』!!」
ATK25200ー2000=23200
LP6900→0
無言で地面に倒れこむ男。その瞳は光を失い恐怖の表情で一点を見つめていた。
痙攣を起こしているので生きてはいるようだ。
しかし、その体は光に包まれデュエルディスクと目のパーツだけが底に残った。
「やっぱり雑魚じゃダメだね。じゃあセーラ、お願いしますよ。」
「きさまあああああああ!!」
「絶対に許さん。」
デュエルディスクを構えてユーリに向かうユートと隼であったがその前に誰かが割り込む。
「ここからは俺の戦いだ。セーラ、
手は抜かんぞ。」
「ごめんなさい。でも、でも、‥……。」
「かたるのはデュエルでも遅くはない!!」
続く