LAST DAYS エクシーズ   作:ちょいワルドラゴン

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因縁決戦

「よくやったねセーラ。さあ特異点を連れてきて。」

 

セーラは英斗に銃を向けたままゆっくりと歩いて移動する。そして隼の横で怯える瑠璃の手を取ると無理やり引っ張っていく。

 

「クソッ!!瑠璃!!」

「またうるさいハエが数匹か。No47、さっさと始末して。」

「はい。というわけだお前たち二人とも相手してやる。かかってこい。」

「望むところだ。行くぞユート。」

「おう!!」

 

【先攻A】黒咲 隼 LP4000 H5

【先攻B】ユート LP4000 H5

【後攻】 No47 LP8000 H5

 

「俺のターン!!俺はRR(レイドラプターズ)ーバニシングレイニアス》を召喚。効果で手札より《RR(レイドラプターズ)ーインペリアルレイニアス》を特殊召喚。カードを2枚伏せてターンエンド。」

「俺のターンドロー!!俺は《幻影騎士団 クロックドダガー》を召喚。更に自分フィールドに『幻影騎士団』がいるので手札より《幻影騎士団サイレントブーツ》を特殊召喚!!」

 

ユートのフィールドに2体のモンスターが並ぶ。

 

「俺はレベル3モンスター2体でオーバーレイ!!

現れよ《幻影騎士団 ブレイクソード》!!」

 

2体のモンスターによってオーバーレイネットワークが形成される。すると首なしの大剣を持った鎧騎士が現れる。その下半身は馬のようになっている。

 

《幻影騎士団 ブレイクソード》

闇属性 戦士族 ランク3

ATK2500(2000) DEF1000

 

「クロックドダガーで攻撃力アップか。やるな。」

「俺もカードを2枚伏せてターンエンド」

「面白い、私のターンドロー!!自分フィールドにモンスターがいないので私は手札より《EーHERO ヘル・ブラッド》を特殊召喚。更にこいつをリリースして《EーHERO マリシャス・エッジ》をアドバンス召喚!!」

 

拳より爪を生やした悪魔のような戦士は不敵に笑いながらあらわれる。

 

《EーHERO マリシャス・エッジ》

地属性 悪魔族 レベル7

ATK2600 DEF1800

 

「馬鹿な!!レベル7以上のモンスターのアドバンス召喚に必要なリリースは2体のはずだ。」

「《マリシャス・エッジ》は相手フィールドにモンスターがいるときリリース数を1にすることができる。いけえ!!

《インペリアルレイニアス》に攻撃!!」

 

悪魔の鋭い爪がハヤブサの羽を切り裂いた。

 

《EーHERO マリシャス・エッジ》 ATK2600

《RRーバニシングレイニアス》 ATK1700

2600ー1700=900

LP4000→3100

 

「ぐああああっ!!

俺は速攻魔法《RR ーシャドウレイニアス》。

自分フィールドに『RR』モンスターが1体のみ存在するとき闇属性、鳥獣族、レベル4として《シャドウレイニアス》トークンを2体召喚する。

さらに俺のトークンは特殊でな、『RR』モンスターのエクシーズ召喚にのみ使用することができる。」

「私はカードを3枚セットしてターンエンドだがエンドフェイズに《ヘル・ブラッド》のリリース効果で1枚ドロー。」

「俺のターンドロー!!

俺は永続魔法《風見鶏の丘》を発動!!この魔法は1ターンに一度自分フィールドの鳥獣族モンスターの破壊を無効にする。そして鳥獣族モンスターが破壊された時1枚ドローする。

俺は《RRーバニシングレイニアス》と《シャドウレイニアストークン》2体でオーバーレイネットワークを構築!!

エクシーズ召喚!!

ランク4《RR(レイドラプターズ)ーライズファルコン》!!」

 

《RRーライズファルコン》

闇属性 鳥獣族 ランク4

ATK100 DEF2000

 

「俺はターンエンド!!」

「俺のターンドロー!!俺は《強欲なカケラ》をセット。更に手札から魔法《幻影騎士団 シャドーベイル》を発動し《幻影騎士団ブレイクソード》の攻守を300ポイントアップさせる。バトルだ、俺は《幻影騎士団ブレイクソード》で《EーHERO マリシャス・エッジ》を攻撃!!」

 

鎧騎士の強烈な一閃が爪の悪魔を真上から真っ二つにした。

 

2800ー2600=200

LP8000→7800

 

更にライズファルコンが追撃を与える。

 

LP7800→7700

 

「ターンエンドだ。」

「私のターンドロー!!

そろそろ気付かないかな?」

「なんのことだ!!」

 

仮面の男がユートの前にゆっくりと歩いてくる。歩いてくる男はデュエルディスクを構えた右腕のグローブを外す。するとその下の腕は義手となっていてそこに直接デュエルディスクが内蔵されていた。そして仮面を外した顔の左側には大きな機械のようなパーツが覆い目の部位にレンズのようなものがあった。

 

「まさかお前!!」

「そうさあの日お前に……エクシーズ次元進撃の日に右腕と左眼を奪われた兵士さ。」

「言いがかりだ!!お前たちが来なければ……。」

「知ったことか!!

俺は伏せカードオープン《リビングデッドの呼び声》!!

墓地より《EーHERO マリシャス・エッジ》を特殊召喚。

更に俺は手札から《ダークフュージョン》発動!!

フィールドと手札の《マリシャス・エッジ》を融合!!

現れよ《EーHERO マリシャス・デビル》!!」

 

《マリシャス・エッジ》より凶悪な悪魔が翼を広げホテルのロビー内部を飛び回っている。その狂った笑い声がより一層恐怖を引き立てる。

 

《EーHERO マリシャス・デビル》

炎属性 悪魔族 レベル8

ATK3500 DEF2100

 

「我が最強の融合モンスターの力を見よ!!

《マリシャス・デビル》で《ライズファルコン》に攻撃!!」

 

《マリシャス・デビル》 ATK3500

《ライズファルコン》 ATK100

 

LP4000→600

 

「ぐあああああああ!!」

「隼!!」

「平気だ。」

「メイン2罠発動《イービルブラッド》。ライフを半分にし墓地の『EーHERO』モンスターを全て除外し除外したモンスター1体につき2枚ドロー。

これで俺の手札は6枚。

俺は更に3枚伏せてターンエンド。」

 

 

 

 

 


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