緋弾のアリア 残念な武偵   作:ぽむむ@9

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第7話です。

少々忙しく、更新が遅れてしまいました。
本当に申し訳ありません。



今回は事件のお話です。
シリアス一直線なので、笑える部分はあまり無いと思います。
ご了承ください。


第7話 やくそくのじけんです

現在、朝の8時30分。

私たちは女子寮の屋上にいました。

 

…というのも。

私と遠山君は、アリアさんに状況もさっぱりわからないまま装備を整えさせられてここに連れてこられたのでした。

遠山君の装備はいわゆるC装備。

特殊な素材で出来た丈夫な防弾ベスト、強化プラスチックのヘルメット。

無線用のインカムと指が露出している、いわゆるフィンガーレスグローブ。

ガッチガチの攻撃用装備です。

映画に出てくる特殊部隊を想像していただけるとわかりやすいです。

 

対して、私の装備は。

防弾・防刃性能のある雨合羽のような透明な何か。

そして、これまた防弾性能のある柔らかいマフラー。

支給されたインカム。

 

…以上です。

 

ふざけてるのかと思うかもしれませんが、これが私の戦闘用の防具なのです。

理由としては。

 

家にあったウィンドブレーカーを身につけて学校に行ったら蘭豹先生にパクられ、何事かと問えば『気持ち悪いぐらい防弾性能が高いからくれ』と言われたという経緯のせいです。

もちろん返してもらいましたが蘭豹先生曰くこれは相当防弾性能が高く、蘭豹先生愛用のM500でも傷1つつかないと愚痴っていました。

 

ウィンドブレーカーにちなんで、バレットブレーカーと私は呼んでいます。

 

そしてもう1つ、マフラー。

これも同じく家から持ってきたものです。

ウィンドブレーカーがあったので他にも防弾性能のあるものが出てくるかと思ったら、案の定。

なぜマフラー状になっているのか知りませんが、こちらもありがたく使わせてもらっています。

 

…へ?名前?

防弾マフラーとかでいいです。

 

さて、そんな重装備でなぜ屋上に来ているか、ですが…。

いまだに、アリアさんは教えてくれません。

 

「ーーー!!ーーーーー!!」

 

アリアさんは無線機に何かぎゃーぎゃーと吼えています。

 

「……あれ?どなたでしょう…。」

 

ふと階段の廂の下に、誰かが体育座りで座っていました。

…向こうを向いているので顔はわかりませんが…。

ライトグリーンの綺麗なショートカットで、ヘッドホンをしています。

 

「…あいつは狙撃科のレキだ。」

「れき?」

「ああ。おい、レキ。」

 

遠山君の知り合いの方のようです。

れき?

不思議な名前の方です…。

外国人でしょうか?

 

「…だめだ。あいつ、ヘッドホンでいつもなんか聞いてるからこっちに気付かないんだよ…。」

 

どうやら気難しい方のようです。

遠山君は溜息を1つすると、レキさん?の頭をトントンとノックしました。

どうやら彼女は気付いたようで、こちらを向きました。

 

…その顔は、とても整っていました。

まるでCGで描いたような容姿端麗さ。

顔が整っているといえばアリアさんや理子ちゃんもそうですが、彼女はもっと綺麗さがあるというか…。

まるで芸術作品。

そんな綺麗な顔の方でした。

 

「お前はアリアにでも呼ばれたのか?」

「はい。」

 

抑揚の無い声。

どこか機械っぽさを感じます。

そういえばさっきからまるで表情が動きません。

どこのあやなm…ゲフンゲフン

 

「…あなたは…。」

「へ?あっはい!私は茅間詩穂と申します!はじめましてです!」

 

そうです。

初対面の方でした…。

ジロジロ見てしまって申し訳ないです…。

 

「…そうですか。あなたが…。」

「……?」

 

私が?

私がどうかしたのでしょうか…?

 

「…いえ、なんでもありません。」

「はあ、そうですか…。」

 

なんだかはぐらかされてしまいました…。

なぜ初対面で彼女は私のことを知っている素振りだったのでしょう…?

いえ、表情も抑揚も無いから素振りも何もですが…。

 

「時間切れね。」

 

どうやら通信を終えたアリアさんがこちらを振り向きました。

アリアさんも遠山君と同じC装備です。

 

「もう1人Sランクが欲しかったところだけど。他の事件で出払っているみたい。」

 

…もう1人?

アリアさんと遠山君と…。

実質2人もいるのに、まだ足らないと申しますか。

そういえば、レキさんのランクはどれくらいなのでしょう?

 

「まあ、3人いれば私が火力を補えばなんとかなるわね。」

「俺をSランクに含めるなよ…。」

 

え、3人?

…レキさんって、まさか…!

 

「4人で追跡するわよ。リーダーはあたし!」

「追跡?何をだ?何が起きた?きちんと説明してくれ。」

 

なんだかよくわからないまま事件に向かおうとしてしまうアリアさんを制し、遠山君が説明を求めます。

そういえば、どんな事件か何も聞かされていませんでしたね…。

アリアさんは相変わらず周りのことが見えていないようです。

…今まで全て1人でやってきたから、でしょうか…?

 

「バスジャックよ。」

「……バスだと?」

「武偵高の通学バス。さっき乗り遅れた、7時58分のバスよ。」

 

…そんな。

さっき、たまたま乗り遅れたバスがバスジャックなんて…!

あの中にはたくさんの生徒が乗っています…!

 

「……犯人は車内にいるのか。」

「わからないけど、多分いないでしょうね。バスには爆弾が仕掛けられているわ。」

 

私が動揺で喋れずにいる中、遠山君は冷静に情報を聞き出します。

…すごい。そこらへんは、やはり元Sランク武偵って感じです…。

 

そして、爆弾。

それを聞いて、少し前の自転車事件を思い出しました。

…嫌な予感がします。

 

「キンジ。これは『武偵殺し』。あんたの自転車をやったヤツと同一犯の仕業だわ。」

 

武偵殺し。

少し前に世間で騒がれた、連続殺人犯です。

すでに逮捕されたはずですが…。

 

「ヤツは毎回乗り物に『減速すると爆発する爆弾』を仕掛けて自由を奪い、遠隔操作でコントロールするの。でも、その操作に使う電波にパターンがあってね。あんたを助けたときも、今回も、その電波をキャッチしたのよ。」

「でも『武偵殺し』は逮捕されたハズだぞ。」

 

そう。

アリアさんは何か不思議なことを言っていますが、前提として武偵殺しはもういないのです。

名前は確か、『神崎かなえ』…。

 

…え?

()()

 

…まさか…。

私の中に1つのとんでもない仮説が浮かび上がります。

もし、この仮説があっているとしたら…!

 

…いえ、たまたま苗字が一緒である可能性もあります。

…でも…。

こういう悪い予想は大概にして当たっているものです。

 

「それは、真犯人じゃないわ。」

 

アリアさんのその一言で、確信しました。

 

ああ…。

彼女はなぜかは知りませんが『神崎かなえ』が冤罪で逮捕されたことを知っていて、彼女を救おうとしている…!

おそらく彼女と『神崎かなえ』は血縁関係…!

 

「…アリアさん、あの、私…!」

「これ以上説明する暇もないし理由も無いわ!もう一度言う!このパーティのリーダーはあたし!」

 

ダメです。

取り合ってくれそうにありません…!

あとで聞き出すしかないみたいです。

 

「ま、待てよアリア!お前…!」

「事件はすでに発生しているわ!バスは今、この瞬間にも爆破されるかもしれない!ミッションは車内にいる全員の救助!以上!」

 

独唱曲(アリア)

彼女が自分で言っていたその意味が、ようやく理解できました。

アリアさんは、あまりにもチームプレイに向いていなさすぎる…!

 

「アリアさん!待ってください!もっときちんと状況を…!」

「武偵憲章1条!『仲間を信じ、仲間を助けよ』!被害者は武偵高の仲間よ!それ以上の説明は必要ないわ!」

 

取り付く島もありません。

彼女の中ではもうすでにやるべきことは決まっているのでしょうけど…!

 

「…くそっ!ああやるよ!やりゃいいんだろ!」

 

もはや遠山君がヤケクソ気味に叫びます。

…そう、ですね。

人の命がかかっている以上グダグダしている余裕はありません。

これで納得することにしましょう。

 

バララララララ…!

 

ふと上から激しい音が聞こえました。

…ヘリコプターの音です…!

上空に車輌科のシングルローター・ヘリが降りてきます…!

アリアさん、さっきの無線でSランク武偵だけでなく、こんなものまで呼んでいたのですか…!

 

アリアさんは、なぜか笑いながら私たちに話しかけます。

 

「これが約束の、最初の事件ね。」

「…とんだ大事件だな。」

「全くです。ツイてないですね…。」

「2人とも。期待してるわよ?」

 

…えぇー。

遠山君はともかく、私に期待しちゃいますか…。

私はガチで役に立たないと思うんですけど…。

 

「言っておくが、俺にはお前が思っているような力は無い。こんなに難易度の高い事件に連れて行ってもいいのか?」

「私もです。多分…足手まといになるだけですよ?」

「まあ、それを見極めるための事件だしね。それに、万が一ピンチになったら…。」

 

彼女ははにかむように笑い、こう続けました。

 

「あたしが守ってあげるわ。安心しなさい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バラララララ…。

 

バスを追いながら、ヘリはものすごいスピードで飛びます。

インカムから入る通信科の情報によると…。

 

男子寮を出発してからすぐ、速度を上げて暴走。

その後、車内の生徒からバスジャックされたという緊急連絡を受けたそうです。

現在バスはどうやら、台場のほうへと向かっているようです。

 

「…見えました。」

 

ヘリの轟音がすさまじいため、近距離にもかかわらずインカムを通じて話さなければなりません。

そんな中、レキさんがつぶやきました。

 

「ホテル日航の前を右折しているバスです。窓に武偵高の生徒が見えています。」

 

…な、何も見えません…。

窓に張り付いて見回してみますが…見えません。

 

「よ、よくわかるわね。あんた視力いくつよ?」

「左右ともに6.0です。」

 

…超人的ィ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘリの操縦士さんがレキさんの言ったとおりに降下していくと、本当に武偵高のバスが見えました。

…とてつもなく、速いです。

ものすごいスピードを出しています。

このヘリと併走しているから…時速160kmはくだらないです。

 

「空中からバスの上に降りるわよ。あたしと詩穂で外側のチェック。キンジは車内の状況を確認して。レキはヘリで併走しながら待機してて。」

 

アリアさんがテキパキと指示を飛ばすと、パラシュートを背負って飛び降りる準備を始めます。

 

「内側…って、もし犯人が中にいたら人質が危ないぞ。」

「『武偵殺し』なら中にはいないわ。」

「いたらどうすんだ。」

「あんたなら何とかできるでしょ。」

「お前は俺に何を期待しているんだ!」

 

またアリアさんと遠山君が言い合いを始めてしまいました。

…この2人、相性悪いのでしょうか?

 

「…って、私も外側ですか!?」

「そうよ。準備しなさい。」

「…うぅ…。」

 

正直あんな速度で走っているバスの上になんか行きたくないのですが…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バスの上に降り立つと、ワイヤーをバスの屋根に打ち込んで落ちないようにします。

遠山君も比較的スムーズに車内に入っていきました。

やはり強襲慣れしているからでしょうか、こんな状況でも私と遠山君は冷静に動くことが出来ました。

 

「あんたはまわりを警戒してて!多分、変なのがくるから!」

「わ、わかりました。」

 

…変なの?

変なのとは一体…。

そんなことを考えているうちに、アリアさんは車体の下をのぞきに行ってしまいました…。

 

「け、警戒って言ったって…!」

 

私は高速で走るバスから振り落とされないようなんとか屋根を踏みしめつつ、あたりを見回しました。

 

…紺色のマフラーがバタバタとたなびいて少し邪魔に感じてしまいます。

ちなみにちゃんとピン等で服にとめてあるのでマフラーは飛んでいきませんよ?

 

「キンジ!?どう?ちゃんと状況を報告しなさい!」

 

アリアさんの声がインカムに響き渡ります。

続いて遠山君の声も聞こえてきました。

 

「お前の言ったとおりだ。このバスは遠隔操作されている!そっちは?」

「…爆弾らしきものがあるわ!」

 

…また、爆弾ですか!?

どうやらアリアさんの言うとおり、このバスジャックは数日前の自転車事件と同一の犯行と見て間違いなさそうです…。

 

…あれ?

後から、何か、変なものが…!

こっちに向かってきます…!

 

「アリアさん!屋根に戻ってください!何か変なものがこっちにきています!」

「…っく!わかったわ!」

 

アリアさんはすばやく屋根に戻ると、私と一緒に警戒態勢に入りました。

後からきているのは、真っ赤な車…。

おそらく、ルノー・スポール・スパイダーがバスに突進しようと凄いスピードでこちらに向かってきています。

そしてやはりというべきか、無人…。

人の代わりにトラウママシンガン、UZIが乗っています…!

 

「…ど、どうしましょうアリアさん!」

「キンジ!後から車が衝突するわ!皆に伝えて!」

「…ああ!わかった!」

 

どうやら追突は免れないと判断したのか、アリアさんは遠山君にそれだけ指示しました。

 

…直後。

 

ドン!

 

なかなかの衝撃がバスを揺らしました。

 

「うわっ!?」

 

その衝撃で…。

私の体が、バスの屋根から吹っ飛ばされてしまいました。

 

お、落ちる…!

そう思った矢先、私の落下する感覚がふとなくなりました。

…見ると、アリアさんが私の手首を掴んでくれていました。

 

「しっかりしなさい!」

 

アリアさんは私を引き上げてくれました。

そのアリアさんは、なぜかヘルメットをしていません…。

 

「あ、ありがとうございます!アリアさん、ヘルメットは!?」

「今のでどっかいっちゃったわ!そんなことよりアレを何とかしないと…!」

 

足を引っ張ってしまいました…。

これでもう、彼女の頭を守るものはありません。

今のドタバタの最中に、ルノーはすでにバスの側面に張り付いてそのUZIで車内を狙っていました。

 

「みんな伏せろッ!」

 

遠山君の叫び声と。

 

バリバリバリバリッ!

 

UZIの炸裂音が、ほぼ同時に響き渡りました。

 

「キンジ!?大丈夫なの!?」

「…まずい、運転手がやられた!」

 

すぐさまアリアさんが情報を確認します。

遠山君も即座に情報を出します。

 

その間にも、ルノーは後退し今度は私たちに狙いをつけていました。

 

「詩穂!伏せなさい!」

「へ?うわっ!」

 

アリアさんに言われたとおりに伏せると、頭上を無数の弾が通り過ぎていきます。

 

「…っくそ、どうしたら…!」

 

遠山君の苦々しい声も聞こえています。

…あぁ…。

私はこんな状況になっても、何一つ役に立てません…!

 

「アリアさん、一体どうしたら…!?アリアさん!?」

 

アリアさんのほうを向くと、アリアさんが屋根の上で倒れ伏していました。

…どうやら先ほどのUZIの弾が被弾してしまったようです。

アリアさんの方へ行くと、額からだらだらと血を流していました。

 

…しまった!

体を上げたらUZIに撃たれてしまいます…!

アリアさんを守るように体をサッと伏せます。

 

…あれ?

いつまでたっても弾が飛んできません。

ルノーの方を見ると、ルノーの上にあったUZIが大破していました。

今の一瞬で、アリアさんが撃ったのでしょうか…!?

 

でも、今度はルノーがもう一度体当たりの準備をしています。

やっぱり、ルノーを何とかしないと…!

それに、爆弾も…!

 

一体、どうすれば…!?

何をすればいいんでしょうか…!?

 

「と、遠山君!アリアさんが…!アリアさんが撃たれてしまいました!」

「…なんだって!?」

「ど、どうしましょう…!私が足を引っ張ったから…!」

「そんなことは今は考えるな!まずはルノーを何とかしてくれ!」

 

な、何とかしてくれといわれましても…!

相手は高速で走るスポーツカー。

しかも足場も悪いうえにこちとら狙いの悪いダメ武偵。

…も、もう何も考えられません…!

 

パァン!

 

瞬間。

破裂音が響き渡りました。

 

パァン!

 

もう一度。

すると、どうでしょう。

ルノーはくるくると回転しながら、ガードレールにぶつかって炎上してしまいました。

 

何事かとあたりを見回すと、ここがレインボーブリッジの上であることに気がつきました。

そして、このバスにぴったりと併走している武偵高のヘリも同時に見えました。

そのハッチは大きく開かれ、膝立ちしているレキさんが狙撃銃を構えていました。

 

…そうか。

建物の多い台場ではむやみに狙撃できませんが、橋の上という開けた場所に出たから…!

 

「…私は一発の銃弾。」

 

インカムから、レキさんのやけに透き通った声が聞こえてきました。

 

「銃弾は人の心を持たない。故に、何も考えない…。」

 

なにやら詩のようなことをつぶやいています。

 

「…ただ目的に向かって飛ぶだけ。」

 

ガンガンガンッ!

バスの下から、奇妙な音が聞こえました。

 

そしてもう一度。

 

ガンッ!

 

ひときわ大きくその音が鳴ると、バスの下から何かが落ちていきました。

あれは、おそらく爆弾。

バスから部品ごと落とされ、道路に転がっていきます。

 

ガンッ!

 

そしてトドメと言わんばかりに、爆弾は銃弾にはじかれ海の中に消えていきました…。

 

…ドウウウウッ!

 

ワンテンポ遅れて、爆発音が鳴り響きました。

海の中で起爆したのか、巨大な水柱があがりました。

 

…バスはゆっくりと停車しました。

 

そして残ったのは。

撃たれて動かないアリアさんと。

本当に何の役にも立たなかった私と。

あまり役に立たなかった遠山君。

 

…雨が、ざあざあと降っていました…。




読了、ありがとうございました。

今回は詩穂の推理パートと、事件パートの大きく二つのパートに分かれての構成でした。

なんだか戦闘シーンはうまくかけませんでした。
だから読んでいて非常に残念な戦闘シーンだったと思われます。

…もっと練習してきます。ハイ。


感想・評価・誤字脱字の指摘・作者への罵倒等々を心よりお待ちしております。

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