fate/another_dream -モウヒトリノユメ-   作:きゃべる

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読まなくてもいい裏設定とかサーヴァントステータスとか。ネタバレしかないので読了後閲覧推奨。


裏設定&鯖ステなど

 

 

 

 

 

 

>最終話の状況

四月一日君尋は士郎たちと出会い、サーヴァントの四月一日君尋の記憶を知った。縁は巡り、侑子さんがいなくなった後も店を継がずにバイト君で居続ける事を選んだのだ。この先どうなっていくのかは誰にもわからない。

 

 

>六話の藤ねえの発言「具合が悪そうですぐにどっかいっちゃったんだけど」

具合が悪そうだったのは、麻婆神父のアンリマユにアテられた四月一日(本物)ではなく百目鬼のせいで心臓が不調になった神父の方。「大丈夫ですかー!」「近づくなー!」といった結構なコントが繰り広げられたらしい。虎の言葉が足らなさすぎたのか、四月一日(鯖)が思考に没頭するあまり聞き逃したのかは、神のみぞ知る。藤村大河には仲良しさん同士のやり取り見えたようだ。

 

 

>アサシンのステータス

実はアサシンのステータスは本家fateよりも底上げされている。マスターが優秀だったからではなく、ただの地縛霊だった頃から四月一日君尋の料理を食べ続けていた結果。サーヴァントとして覚醒していない四月一日自身に魔力はない(記憶とともに封印されている)ので、高燃費なサーヴァントなら魔力不足の影響の方が大きく現れただろう。低燃費なアサシンだからこそ実現したステアップの裏事情。

料理だけでもサーヴァントのステータスが変動するほどで、肉体そのものだとさらにその影響は大きくなる。四月一日の体は片目だけでも食えば力が数倍になる秘宝扱いだというのに、全身手に入れればどうなるかなど考えたくもない。一話でキャス子さんに捕まっていた場合、優勝していたのは彼女だったかもしれない。

 

 

>第四次聖杯戦争ってどんな感じだったの?

言峰がキャスター(四月一日君尋)を召喚したため、龍之介がアサシンを召喚。このアサシンは分裂アサシンでも心臓ぶっ潰しちゃうぞーのアサシンでもない別のハサンだった。原作での時臣陣営によるアサシンの死亡工作がなかったため、少し長引いた。

最後の四騎はアーチャー、キャスター、ライダー、セイバー。宝具を用いて独断行動を行ったキャスターはなんとかアーチャー相手に勝利を収める。その後令呪で命じられセイバーに立ち向かうが、余力も切り札も尽きた状態の現実世界で相性最悪のサーヴァントに勝てる訳もなく、あっさりと敗北した。最終決戦はライダーVSセイバー。戦いと二度目の問答の末にセイバーはひとつの答えにたどり着く。どの王も歴史背景からすれば理想の王であったことに違いはなく、それを認めたライダーとの最終決戦はまさしく'神話の再現'だった。最終的にセイバーは聖杯問答で言い負かされた屈辱を見事晴らし優勝した。

そこから先の結末はほぼzeroと同じである。切嗣が令呪で聖杯の破壊を命じ、新都は大火災に見舞われ、言峰は自らの悪性を悟り、その日衛宮士郎が誕生した。

 

 

>ぶっちゃげキャスターがどうやってギルガメッシュに勝てたの?

キャスターはギルガメッシュと相性は最悪。夢だろうがミセだろうが乖離剣を使われた時点で世界ごと破壊されて負けが決定するので、VSギル戦では、いかに本気を出させないかに重きが置かれた。キャスターが二人目の贋作であるために舐められていなければ負けていただろう。五次と異なり、四次のキャスターは言峰が早めに召喚していたのも大きく勝敗に関わった。《願いを叶えるミセ》の真価を発揮するにはとにかく時間がかかるからだ。宝具の詳細はステータスにて。

上記の細かい要素は数あれど、最終的な勝敗を決めたのは「サーヴァントという夢に近い存在であったこと」だった。空白を塗りつぶす存在としての起源の擬似覚醒により止めをさした。疲れるし巻き込まれて道連れにされそうになるし自我も曖昧になるしで精根尽き果て、その直後セイバーにワンパンで沈められた。

 

 

>四月一日君尋(鯖)の学校でのポジション

運動神経はよく、成績も悪くはなく、料理上手で、性格も穏やか。これでモテないのは九割型がアヤカシ関連での奇行のせい。よく一人でブツブツ言っているため、後輩から妖怪先輩とあだ名されている。一成や慎二とも仲は良い。三枝由紀香とは霊視仲間で、原作と異なり四月一日のせいで三枝は霊視の自覚を持つことになる。だが体質ゆえに付き合いが悪く、ほとんどのクラスメイトにとっては「四月一日? ああ、あの変わった苗字で変な動きの奴」という扱い。御三家だからか無意識に避けていたため、同じクラスの遠坂凛とは全くと言っていいほど親交がなかった。大体の人間には悪い印象は持たれていないが、美綴綾子にだけは「無自覚に腹に爆弾抱えてる」と評されている。部長鋭すぎである。そのせいか四月一日は美綴に苦手意識を持っているが、彼女は四月一日が思っているほど怖い人物ではなくむしろ少女趣味な恋愛観の持ち主である。四月一日が彼女の本質に気づくことはついぞなかった。

一年のバレンタインデー時に張り切って自作和菓子を学校に持ってきて、'第一次菓子戦争'を起こした。元凶は四月一日だが戦争にまで発展したのは藤村大河のせい。

 

 

>記憶喪失四月一日がサーヴァントっぽい四月一日と夢で接触できていた理由

記憶の有無で別人ほどの差異を作り、擬似的に"他人"と見なすことで願いを叶えていた。完全に無防備になる危険性の保険であり、本編では「忠告」「令呪奪取」「人探し」「起源覚醒の防波堤」などの役目を果たした。結構ギリギリの裏技。同一存在なので対価は必要ないし、受肉しているため完全に人間に紛れ込め、[等価交換]スキルに縛られない分利点もある。しかし魔力皆無で、《願いを叶えるミセ》も使えず、力を行使するたびに夢に迷い込む危険を犯さなくてはならないという欠点を覆すほどではない。

当然記憶喪失の四月一日とサーヴァントである四月一日の差異が小さくなるほどこの裏技も使えなくなっていく。六話の夢でサーヴァント四月一日に会えなかったのはそのため。

 

 

>《願いを叶えるミセ》の宝物庫による派生宝具

宝具展開前でも一部使用できる。ギルガメッシュの《王の財宝》との違いは、原典ではなく流動する派生物が大半を占めている点。使用済みの品も対価として流れた品も含めて生前手に入れた全ての道具が入っているのでとにかく数が多い。きっとランサーは掃除大変だった。無月(管狐)、烏天狗の扇、ミセの攻性結界の起点に用いたファイの水晶杖、桃の木の祓具、剣鳥等。剣鳥は"産まれる卵"から孵されたもの。"何も産まれない卵"はキャスターには使えず、マスターのみが使用可能だが、肝心の言峰もその存在を知らなかった。

クロス本編に出なかったものの、猿の手やら、自ら音を奏でる三味線やら、誰にも気づかれず逢瀬できる唐傘やら、珍品が多く存在する。流動する品なのでその大半が前の持ち主の遺志の影響を受けている。

 

 

>剣鳥ってどんなの?

見た目はまんま剣でできた鳥。光の加減で瑠璃色に光る。宝物庫の"産まれる卵"からキャスターが孵した。xxxHOLIC原作ではひまわりちゃんのために"他人を不幸にする体質を受けない鳥"が孵ったが、このクロスでは"士郎をまもる鳥"になった。まもるとは見守ることで、士郎の行動に対し口出しする存在ではない。たとえどんなことがあろうと、最後までそばにただ居続けるだけの存在。士郎用に調整されているため、投影による羽剣回転効率は非常に高い(某魔法使いほどではないが……)。別世界の卵から誕生したため世界内存在の士郎には理解の及ばない部分も多くあり、完全投影することは難しい。結構な神秘が宿っているので便利な攻撃手段。ひまわりの蒲公英と仲が良い。

ちなみにガイア寄りのアーチャーには異界の剣鳥を完全投影することはできない。士郎が将来的に剣鳥の完全投影に成功するとしたら、それは独力ではなく何らかのきっかけがあってのことだろう。

後に士郎によって"無銘"と名付けられた。

 

 

>鳥

四月一日の華押。型月では'死後魂を運ぶもの'として扱われている。鳥つながりなのか生前の店主四月一日と黒翼公は仲が良く、多い時は年に一度程度会っていたことも。百鬼夜行で黒翼公の眷属の鳥に出会ったのがきっかけだった。

 

 

>フユミソギって何?

冬に咲く桜。このクロスにしか出てこない創作植物。一般的な聖木が清浄な場で育ち穢れを祓うのに対して、穢れを養分として育ち清浄な花を咲かす珍しい聖木。二酸化炭素を吸って酸素を吐き出す要領で穢れを吸って清浄な気を吐き出す。現代ではフユミソギが育つことができるほど汚れに満ちた場所が少ない上、継続した穢れの供給がないと成長しきれないため、ほとんどが世界の外側の幻想と化している。現存する数少ないフユミソギの一本が死徒二十七祖の某森の中にある。四月一日は店主時代にとある依頼で森に訪れ、対価としてフユミソギを一枝手折った。

 

 

>記憶を失った四月一日(鯖)と士郎

大火災の日に生まれた中身と外身。関係は割と依存に近い。だが健全。似た境遇同士が出会い、藤村大河と三人で頻繁にお互いの家に泊まったりため、幼少期の孤独をあまり経験していない。士郎にとっての四月一日は友人としても家族としても近い存在だが、正義の味方の夢を継ぐ前の単なる切嗣への憧れしか持っていなかった頃に救った初めての存在だという要素が占める比重も大きい。

幼い頃から切磋琢磨する相手がいたので、原作よりも家事スキルが高い。魔術を教えろと二人で切嗣に頼んだが、記憶封印のため魔術回路のなかった四月一日はそれを口実に早々に門前払いをくらった。その反面切嗣がこの体質を放置しておいたら被害しか生まないことにも気づいていたため、代わりに古い護法やおまじないなどを教わった。

zero時点で切嗣と四月一日(鯖)は面識があるため、キャスターそっくりの霊媒体質の子供を、義理の息子に仲の良い友達として紹介された時の切嗣の心労は計り知れない。旅先から帰ってきた時には既に、幼いながら一人暮らしをしていた士郎の心の支えにもなりつつあったため下手に殺すこともできず、敵意も感じられないため見守るのが限界だった。

高校での士郎と四月一日はつかず離れずといった距離感。自宅でも無駄話よりも義務的な会話が多く、遊びに行くこともほとんどない。藤村大河の壮大なボケに突っ込む時だけ四月一日は生き生きとしていたらしい。

 

 

>二人目とか三人目とかどういうこと?

一人目がツバサの小狼、二人目がxxxholic原作の四月一日、三人目がサーヴァントの四月一日。四月一日君尋は元々が時間の巻き戻しで生まれた関係性の空白を埋めるためだけにできた存在のため二人目で、そこからさらにサーヴァントとして存在が分岐しちゃったので四月一日(鯖)は三人目と自称している。ややこしいのはCLAMP仕様。言峰は四月一日(鯖)が記憶を失って学生生活している間も、度々四月一日の生前の夢を見続けたが、余りにも同じ顔が多すぎて理解に苦しんだらしい。

 

 

>雨童女と座敷童

アヤカシや魔獣よりも格上の尊いモノ達。真祖とは異なり受肉していない精霊。最上級だが二人とも戦闘向きではないため、普段は異界で静かに暮らしている。雨童女が訪れる場所には聖雨が降る。無意識のものでも微弱ながら邪を祓う力を秘めており、意識的に降らせた聖雨の下ではあらゆる穢れは存在を許されない。一方で座敷童はそのものが聖なるモノであり、カウンターを受けた場合邪が直撃することもあり、強力な魔にアテられやすい。彼女の心の臓を食べた者は魂と身体の寿命が百年延びるという。

座敷童はアルクェイドと面識があるが、雨童女の方はネコアルクと知り合い。ネコアルクは猫娘と仲良し。巡り巡っていつか月姫組と出会う時があるかもしれない。

 

 

>フユミソギ、雨童女の雨と、管狐の牙(炎)

全てが聖寄りの存在だが、少しずつ性質が違う。

フユミソギは穢れを吸う存在ではあるが厳密には祓う存在ではない。そのため周囲は'穢れ無き場'になるが'聖なる場'には成りえない。強力な邪なるモノにとっては「近くにあると体力使うな」程度。

雨童女の雨と管狐の牙(炎)は正しく穢れを祓う存在であり、邪なるモノにとっての天敵。晒されれば四肢を切断される以上の苦しみを伴う。属性が'水'と'火'であるという違いのほか、密度も異なる。聖性だけで見れば雨童女の雨の方が格上だが、液体なので、固体や熱量を伴う管狐のそれにくらべて物理的破壊力に劣る。対陣と対人の差である。

 

 

>桃の払い具

XXXHOLiCで百目鬼静が使っていた桃の指貫。着けた者の力を得て具現化する。アサシンの場合は身の丈ほどの太刀になった。多少の損傷は木であるために再生する。'穢れ'や'鬼'への特効武器。

 

 

>百目鬼家のfateクロス時空での扱い

退魔組織の末端ではあるが、末端の割には安定して強い人材を生み出してきた一族。その背景として、積極的に魔を狩るのではなく自治に重きを置いていたために、目立った活躍もない一方で、才ある者の死亡率も低かったことが挙げられる。家系の血の影響で邪なるモノを祓うことができるが、それは超能力や混血の影響ではなく、代々積み重ねられた信仰による恩恵。後衛向きで、表立って戦う事は少なかった。だがその手の傾向には例外がつきもので、第三次聖杯戦争の折には、歴代最強(物理)と謳われた百目鬼遥が参戦していた。若気の至りか色々はっちゃけて引っ掻き回したらしい。復讐者のサーヴァントをワンパンで沈めただとか、帝都のナチス基地に単身で殴り込んだだとか、当時監督者であった言峰璃正(若)と殴り合いの末に宗教を超えた友情を得ただとか、聖杯を聖木の矢一本で破壊しただとか、眉唾物の伝説には事欠かさず「もうお前がラスボスでよくね?」という活躍っぷりを披露した。おかげで御三家には大いに嫌われている。エーデルフォルトの双子との戦いで負傷したためその後は前線に出ることは少なくなり、家系らしく後衛向きな法術や憑き物落としなどを修めるようになる。次の代の子が'祓う力'を受け継いでいなかったのは、第三次聖杯戦争で百目鬼遥が暴れすぎた罰だ、というのが魔術師界と退魔組織界の共通見解。当然イヤミも多分に含まれている。遥の息子の代は歴代らしく信心深い非好戦的な性格だったためか、さらに次の代の百目鬼静は再び'祓う力'を授かった。しかし代々積み上げられた知識や技術を学ばなかったために現在の百目鬼家は事実上没落したのと同義である。お互い覚えていないが、百目鬼静は幼少の頃に七夜志貴と会ったことがある。

 

 

>百目鬼静の好み(食的な意味で)

四月一日の料理:明日は鰻巻き入れろ。

四月一日(鯖)の料理:美味くはないがお前が作ったんだから食ってやる。

士郎の料理:食べられるが好きではない。

桜の料理:食べない。

凛の料理:美味しい。おかわり。

アーチャーの料理:これはこれで食べる。

桜と四月一日(鯖)に手厳しいのは泥や虫などのせい。士郎の料理はなにかが足りないらしく、それは精神性からくるもの。ちなみに藤村大河の料理(?)はパクパク食べる。

 

 

>次元の魔女(壱原侑子)とクロウ・リード

みんな大好き酒豪と陰険メガネ。高名な魔術師だったが、手段を持っていながら生前はどちらも根源に触れようとしなかった。そのため魔術協会では「魔術師の恥さらし」と嫌っている者も多い。いつしか消息がつかめなくなったが、どこかでドンパチやらかした痕跡もないので今でも生きていると考えているものが大多数。実際は両者共に死亡している。二人の使う'時空転移'はゼルリッチの第二魔法とは異なり近すぎる世界には行けない。世界法則基盤レベルで差異があることが条件である。

クロウの転生体は人生を狂わす何かを放つ半ズボンが似合うショタ。でもやっぱり陰険メガネ。魔力は前世から激減しているものの、知識は転生体も受け継いでいるので油断すると殺られる。そのへんは容赦ない。変態にとても厳しい。転生が成功したのは、仕組みは違えど転生仲間のミハエルなんとかさんと交友があったのも大きいとか。

クロウの後継者の少女は今日も元気に魔法少女をやっている。最近とある死徒二十七祖に遭遇して劇場版並みの大長編スペクタルを繰り広げたらしい。杖がなくても札があれば意外となんとかなるものです。いつか第六の魔法でも会得するんじゃないかな。詳しくはCCさくらとツバサクロニクルを読もう。

 

 

>さくらとアーチャー関連が放置されてるんですが……

四月一日(鯖)「ギリギリまで記憶喪失状態だったのにそのへんまで回収する時間とかなかった」

というか原作で間桐臓硯が手に入れた聖杯の欠片はキャスター君尋に混入している。本人の力量と、聖杯より中身に近い状況のせいで、聖杯としては成熟しなかった。

桜には'縁'をつなげているので、巡り巡っていつか士郎その他もろもろ勢力VS間桐臓硯イベントが起きる可能性が高い。四月一日(鯖)の存在のためにさくらが積極性を原作fate√よりも持ちつつあるのも大きい。

アーチャーの正体は四月一日(鯖)は気づかず、四月一日(人間)は気づいている状態。キャスターとアーチャーの絡みは面白くできそうだったのに実現できなかったのが心残り。多分このクロスでのホロアタではイベントが起こるそういうポジション。

 

 

>四月一日(鯖)必殺★しりとり護法

XXXHOLiC原作でも使っていた夜道で身を守るための古い護法。魔力を封じた状態の四月一日ですらアヤカシを弾いた。キャスターとして完全覚醒した四月一日が使えば物理攻撃すら防ぐ言霊の最高秘術となる。

このクロスで四月一日が使ったのは敵と味方で続ける最高難易度のものであり、その分効果も高かった。魔眼すら使わず敵を術の一部に組み込んだ手腕は流石の一言。士郎は自分の暗示耐性の低さのせいだと思っていたが、凛レベルの魔術師でも引っかかる時は引っかかる類の術。桜ならば属性のために早々に違和感に気づいた可能性が高い。

ちなみに対サーヴァントとの戦いで使うと対魔力等で正面突破される。会話を続けようとしない敵にも効果は薄い。

 

 

>四月一日と百目鬼が破壊した結界

九話で作ってた奴。ちょうたちわるい結界。太陽と月の部屋は陰陽を表し、二つの部屋ではあらゆる通信が不可能となる。使い魔を使役したとしても、部屋を隔てた瞬間魔力のパスが途切れて操作はできなくなる。例え自立式だろうと、魂を持たぬ者に水晶は触れない上、全く同時に二つの部屋の水晶に干渉しなければならないので突破は難しい。ちなみに本編では気づかれなかったが、形状や属性の他に、流れている時間も異なる。月の部屋は外界よりも一日三時間程時が遅く進み、太陽の部屋は三時間早く進む。どんなに強い存在だろうが、単独で突破するのは非常に困難。

入り口付近でのセイバーの宝具の真名開放を防ぐほか、ミセへ侵入する存在に制限をかけていた。入れないのではなく入るとヤバイことになるから結果的には入れないタイプ。雨童女に罰当たりと言わせるだけはあって、陰険メガネも苦笑いのペナルティ満載の攻性結界。言峰神父ご満悦の一品。貴様には良心がないのかというほどの鬼畜結界を張れる精神はもはやスキル化されてないのが謎なレベル。生来の気質なのか、泥の影響なのか、後者であってほしいと今を生きる四月一日君尋は願っている。

四月一日&百目鬼の視界共有コンビなら簡単に解ける仕組みにしていたあたり破壊される予定だったようだが、もともとは凛やアーチャーランサーの加勢を想定したものであり、そのせいで雨童女達がやってくることまでは予想できなかったようである。あるいは無意識下で■■さんとの再会を求めていたのかもしれない。

 

 

>12話のアサシンの「――化生の術を解いたか。せっかくの眼が不要になってしまったな」発言

アサシンはキャスターから《風王結界》を無効化する視界を受け取っていた。まあ原作的にアサシンなら必要ないんだけどね、貰えるなら貰っとこう精神だったね。

見えないものを見通す浄眼にも似た視界が真価を発揮したのは、クロス本編中ではなく異形と対峙する機会が増えた本編後だったという。

 

 

>四月一日の魔術回路のスイッチ

崖の上から突き落とされるイメージ。前向きのダイブではなく後ろ向きの落下。

 

 

>エピローグのイリヤ

人間は肉体と魂と精神の三要素からできている。肉体は寿命が尽きたも同然で、魂は聖杯の性質上分離しきれなかったために、エピローグのイリヤは精神だけの存在である。借り物の身体が与えられたが、マルとモロと同じ無魂状態のためミセから出ることは叶わない。衛宮士郎が対価を支払い終えた時、イリヤはまともな寿命と魂を手に入れる。ちなみに士郎は気づいていないが、イリヤ自身も対価を支払っている。それは「衛宮士郎を引き止めないこと」であり、それを士郎に明かさぬことも対価のうちに含まれている。

もともと知識量のある魔術師はないので、莫大な魔力や技術を失った今のイリヤは10歳程度の少女と変わらぬ身体能力しか持っていない。それでもマルとモロよりはしっかりしているので、二人のリーダー格として仲良く遊んでいる。最近日曜朝のアニメにハマり、魔法少女ではなく戦隊モノを組んだ。マスコットポジションはモコナ。

 

 

>四月一日の'エイミヤくん'呼び

最初は「衛宮」を読み間違えていた。エピローグ時点では間違いに気づいているが、あえてそう呼ぶことでサーヴァントであったもうひとりの四月一日との差異を作っている。

 

 

>キャスターと他サーヴァントとの相性

《四次》

セイバー:天敵その一。対魔力Aと対城宝具持ちとかふざけてんのか。肉体持ちなので他サーヴァントよりも夢系の術が効きにくい。

アーチャー:天敵その二。宝物庫は完全劣化品ではないものの乖離剣で自陣壊すのやめて。あとうちのマスターたぶらかすな。

ランサー:ゲイ・ジャルグが鬼門

ライダー:生前的に交渉スキルが効かないのが辛い。固有結界は心象世界ということもあり、むしろ展開してくれた方が戦いやすかったりする。

バーサーカー:宝物庫のモノ取らないでください

アサシン:四次では一番マシ。一箇所に集まってもらえると戦いやすい。多重人格と夢魔術は相性が良いのだ。

 

《五次》

セイバー:同上。四次よりもステータスが下がっているのでちょっと嬉しい。

アーチャー:特異魔術には特異魔術を。既知ということもあり、対策がしやすい。対魔力もあるもののDと低く宝具の固有結界とも相性が良いので、実は五次アサシンの次に相性が良かったりする。

ランサー:宝具を避ける手段がない。出会わずに逃げるが吉。

ライダー:生前に交友が深かったものたちと似ている。恐ろしさをよく知っているという点では優位。魔眼耐性は高いのでそこだけは安心。

バーサーカー:天敵その三。狂化している分策にハメやすいのだけが優位な点。マスターを狙う以外の勝ち目はない。

アサシン:魔力耐性皆無で大した神秘も持っていないので不意打ちなら倒せるだろう。しかし大抵キャス子バックアップがあるのでそう上手くはいかない。

キャスター:魔術師としては完全に格上なので、夢系統の特異魔術で初見殺し戦法以外に勝ち目がない。対魔力が高い前衛が居ると安定して勝てる。

 

 

>このクロスの士郎の最終的な強さ

この士郎はFATE√派生士郎。鞘は取り出していない。

fate√士郎よりも投影射出回転効率の面で大きく上回るが、大火力を持たないので一発逆転には向いていない。

手数で押し切るのが主な戦法で、羽剣から経験を得ることはできないので身のこなしは低め。ただし自立式の火力の存在は大きく、羽剣ばかりに気を取られると剣鳥に殺られる。トドメを刺すのが得意な剣鳥は可愛い顔してやるときゃやる子。

 

 

>女キャラの出番が少ないよ!

申し訳ありません。

聖杯戦争前の四月一日(鯖)は淡白な人付き合いが多かったものの、もしあるとすれば『虎ルート』『桜ルート(友情)』『三枝ルート(CLAMP節全開)』『美綴ルート(ヒロインがラスボス)』あたりの交友関係なイメージでした。本編が『士郎ルート&アサ次郎(友情)』だったのが男臭い元凶。分岐ポイントは霊体化アーチャーとの街中での遭遇。気絶しまくって日常シーン大幅カットだったせいでもある。

 

 

>エピローグの英文は何?

投げやり英語だったので訳を。文法間違っていたらごめんなさい。

 

《夢は自由だ。

 

貴方は人を殺すだろう。

貴方は人に裏切られるだろう。

貴方は人でなくなるだろう。

 

されど、貴方の夢は変わらない。

ただ貴方に連れ添った。

 

縁は繋がり、巡り巡ってまた戻る。全ては人の願いゆえ。

 

時は満ちた。鳥が飛ぶ。それは確かにしるべだった。

 

夢は終わらせなければ。

せめてそれまではただ安らかに......》

 

 

 

 

>サーヴァントステータスとか

 

■キャスター=四月一日君尋

クラス:キャスター

偽名:四月一日君尋

マスター:言峰綺礼

性別:男性

属性:秩序・中庸

イメージカラー:勿忘草色

特技:家事全般・細かい作業

好き:九軒ひまわり・藤村大河・料理

苦手:女郎蜘蛛・美綴綾子・犠牲

天敵:ギルガメッシュ・セイバー

 

《ステータス》

筋力:E

魔力:A+

耐久:E

幸運:C

敏捷:D

宝具:A+

 

《クラススキル》

・【陣地形成】(-)魔術師として有利な陣地を作り上げる技能。このスキルは宝具の一部として扱われる。

 

・【道具形成】(A)魔力を帯びた道具を生成できる。宝具展開時に店の宝物庫に保管された道具は、このスキルと同ランクのものまで扱うことができるが、あくまで扱えるかどうかの基準であり、使いこなせるわけではない。

 

《保有スキル》

・【等価交換】(A+)魔術及び世界そのものの大原則。ここまでに至ってしまうと、守るべきルールというより呪いの類である。マスターもしくは対価を持って依頼した客の命令を受けて行動する場合にステータスにプラスの補正が掛かるが、命令に逆らう行動や自己意思での過ぎた行動をとった場合、度合いに応じたダメージを受ける。

 

・【夢】(-)キャスターの起源であり魔術特性。正確には「空白を埋める夢」。キャスターの扱う魔術のほぼすべてがこの性質を元にしている。肉体強化とは相性が悪い反面、精神空間やその類似空間での性能で右に出る者はいない。(そのため敵が固有結界を展開するとむしろ優位になることも多い)。現代の魔術師では抵抗は難しいが、架空元素適性の高い術者なら可能性はある。本来なら無機物ですら夢からは逃れることはできないが、サーヴァントとして召喚された際に劣化してるため、大きな制限が掛かっている。

 

・【交渉】(C)店主としての必須会話スキル。このランクならロールに成功した場合のみ会話を多少有利に進めることが可能。「説得」「言いくるめ」「煙に巻く」など使いどころは多い。

 

《宝具》

・【願いを叶えるミセ】(A+)(対陣宝具)(レンジ1~99)(最大補足100人)

キャスターの生前営んでいたミセを再現する。固有結界とも黄金劇場とも異なる仕組みであり、世界を書き換えるのでもなく、世界の上から展開するのではなく、世界の隙間に空間を追加する。そのため抑止力の影響は受けないが、店の出入りには無意識下での衝撃がかかるので魂の無いホムンクルスなどは侵入及び脱出することが出来ない。宝具展開前でも、宝物庫にモノを出し入れすることはできる。この宝具は陣地形成スキルとしても扱う。

客の願いを叶えるためだけに存在する場所で、地脈の質によらずどこでも最上級の神殿以上の陣地を形成可能。同時にミセの中ではあらゆる存在が知名度補正の影響から解放される。通常なら無名の未来の英霊であるキャスターに有利に働く効果だが、相手によっては不利になってしまうことも。マルダシとモロダシという無魂のホムンクルスにより空間は支えられているため、どちらか片方でも死傷した時点で空間は消失する。

この宝具の最大の真価は、叶えた願いの質や数の手数料分、保有スキル[等価交換]を無視し、現状では不可能と思われる奇跡さえも可能にすることである。第四次聖杯戦争時、キャスターはこれを持って第四次のアーチャーと対峙した。

 

・【この世すべての悪(アンリマユ)】(D)(対人法具)(レンジ1~9)(最大補足100)

本来は宝具ですらないバッドステータスだが、呪いの大部分を夢に引きずり込むことで、その味噌っかすを攻撃に転用している。もっともこの呪いを抑えるのに力の大部分を使うせいでステータスが下がっているため、一概に有用とも言いづらい。触れた者を死に至らしめ、英霊は悪性反転させる。純度の高い英霊ほど効果が高い。

 

 

>肉体強化魔術を苦手とするので、直接対決で勝てるサーヴァントは少ない。腕相撲はアンデルセンやシェイクスピアになら勝てるがあまり自慢にならない。もっとも一般人レベルでは運動神経は良い方だったので、対マスター戦で困ることはあまりない。

>夢、即ち空想は彼の領域であり、また手に余る強大な他の力を操り導くことにも慣れているため、彼に危害を加えるならば"物理的"な手段を持って戦う方が手っ取り早い。要は下手な魔術で立ち向かうよりも近代兵器を持ち出す方が楽だということ。しかし"愛用"の武器を用いるとそこに魔術的価値を見出して対策されることもある。

変化を受け入れ適応する様は古きに向かう魔術師とは正反対なようでいて、根本は同一。夢伝いとはいえ「 」を覗いた事実を知る魔術師が彼のあり方を否定することは決してない。

>もしこのキャスターをまともに運用しようと思えば、隠匿暗躍絡め手が基本となる。位置特定困難な陣地形成スキルや何かと役に立つ交渉スキル、多種多様な魔術用具の收められた宝物庫など、そのための技能は充実している。いざという時のために前衛適性のあるマスターだとなお良い。

>月の聖杯戦争では赤毛の少年マスターに召喚されてひと悶着あったとかなんとか。夢を司り曖昧さを至上とするキャスターにとって全てを明文化する量子世界は天敵。宝具は戦闘向きではないのに直接対決を強いられるシステムといい、なんの恨みがあるのだと言わんばかりの相性最悪っぷりであった。だからマスターを戦わせて自分はサポートに徹する戦法なのは仕方ないよね。得意技は管狐とマスターと使い魔の連携多段攻撃。キャスタークラスならではの違法レベルの宝物庫産コードキャストを連発し、切り札として敵マスターの意識を三ターン夢に沈め落とす嫌がらせを連発。EXTRA主人公組の場合、能力値の高いだけの敵よりも苦戦しただろう。

 

 

 

■九尾狐-天狐=無月

クラス:-

真名:夢月

マスター:キャスター

性別:男性

属性:秩序・中庸

特技:なし

好き:四次キャスター

苦手:女郎蜘蛛・セイバー

天敵:神性スキル及び聖性を保有する者

 

《ステータス》

筋力:D+

魔力:C+

耐久:E+

幸運:C+

敏捷:D+

宝具:-

 

>キャスターの使役する管狐。宝物庫の中身の一つとして扱われる。相手が反英霊・不浄な者の場合すべてのステータスが倍加される。

>本編では九尾狐一歩手前と予想されていたが、実は天狐寄りの九尾狐。現在の四月一日君尋が所持する無月は正真正銘九尾狐一歩手前なのだが、キャスターがミセを営んだ長い時を経てここまで進化した。純粋な天狐としての性能を世界の内側たる現世で発揮できる訳もなく、'管狐'という使い魔化をして、弱体化させることでなんとか現界させている。真の性能が発揮されるのは'夢'の世界でのみ。夢の世界での無月は神性スキルを得る上、スターテスも大きく上昇している。もっとも神性・聖性を保有する存在と非常に相性が悪いのは変わらずである。

>某良妻とは別に身内でも知り合いでも何でもない。天照大神の一面としての野狐と、天狐なりかけの善狐では共通点は狐くらいしかないのでまあそんなもの。早期から雨童女の保護下にあったので、割と世間知らずであったりする。神代連盟に入っているわけでもなく、交友関係は狭い。

>余談だがそのもふもふしっぽの魔力には対魔力Aでも逆らえないとか。もふもふは正義なのだ。

 

 

■アサシン=佐々木小次郎

クラス:アサシン

真名:佐々木小次郎

マスター:四月一日君尋

性別:男性

属性:中立・悪

特技:剣

好き:花、鳥、風、月。西洋菓子。

苦手:とくになし

天敵:間桐臓硯・間桐桜

 

《ステータス》

筋力:C

魔力:D

耐久:D

幸運:A

敏捷:A+

宝具:-

 

《クラススキル》

・【気配遮断】(D):サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。

 

《保有スキル》

・【燕返し】(-)(対人魔剣)(レンジ?)(最大捕捉1人)

相手を三つの円で同時に断ち切る絶技。回避不能の必殺剣。

 

・【燕返し】(-)(対人魔剣)(レンジ?)(最大補足1人)

通常の燕返しと似て非なる妙技。死角から放たれる四の太刀は、他の三つよりも鋭くまるで死の線を絶ったかのようにあらゆるものを軽々と両断する。実際に死の線を絶っているわけではなくあくまで例え。達人の成せる技。発動すれば確実に首を刈るが、切っても死なない存在にはめっぽう相性が悪い。

 

・【心眼(偽)】(A):視覚妨害による補正への耐性。第六感、虫の報せとも言われる。天性の才能による危険予知である。

 

・【透化】(B+):明鏡止水。精神面への干渉を無効化する精神防御。

 

・【宗和の心得】(B):同じ相手に同じ技を何度使用しても命中精度が下がらない特殊な技能。攻撃が見切られなくなる。

 

 

>通称魔改造アサシン。一騎打ち超特化型サーヴァント。身長176cm。昔の日本人にしてはかなりの高身長だが、実は四月一日よりも背は低い。というかCLAMPキャラの身長が高すぎるだけ。

>西洋菓子が好きだが、変わった味付けなら何でも好き。定番の味付けも好き。美味しければなんでも良い。酒が飲めるともっと良い。花鳥風月を眺めながら飲めると最高。

>聖杯戦争後は、定位置が山門からミセに変わっただけで彼の日常にあまり変化はなかった。ミセには結界が張っている上サーヴァントクラスの敵が攻め込んでくることもほとんどないためぶっちゃげ居るだけ門番と化している。

>刺激も暇も愛する風流人だが和歌の才能がある訳ではなく、そもそも自称通り無学なので字が書けなかった。一年かけて士郎と四月一日が日本語を教えたおかげで多少の読み書きをマスターしたが、未だに漢字は苦手。藤村大河の教え方が上手いせいか、英語の方が先にマスターしそうな勢い。男二人は割とショックを受けている。最近大型トラックの運転ができるようになった。成長する幽霊の存在証明。

>ちなみに英語を教わった対価に、藤村大河の剣の師匠となった。おかげで冬木の虎の暴走が5割増で激しいものとなったがそれを諌める様子はない。

>キャスターが消滅した今、彼が誰かの為に剣を振るうことはなくなった。


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