雪の駆逐艦-違う世界、同じ海-   作:ベトナム帽子

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第40話「機雷の網」その1

 海中を調べるために投入されたのは哨戒程度しか出番がないと思われていた潜水艦だった。

 マッケレル級潜水艦マッケレルは『アウル』の甲板から海に直接、飛び込んだ。

 メキシコ湾の海水は赤道に近いと言うこともあって温かい。味は少し石油の味がする。それはメキシコ湾には海底油田があるせいなのか、『ダルース』の燃料タンクから燃料が漏れているせいなのかはわからない。大西洋の海水に慣れているマッケレルにとっては嫌な味だった。

 『ダルース』と『スワロー』、あと何名かの艦娘が攻撃を食っている。被弾した艦娘によれば、雷跡は全く見えなかったそうだ。海中で、自分でも分からない何かを探しながら、マッケレルはその何か、について考えていた。

 日本海軍の酸素魚雷や米軍でも開発していた過酸化水素を使用する酸素魚雷は確かに雷跡は薄い。しかし、薄いのであって、雷跡が完全にない、というわけではない。もちろん、電気モータを使用する電気魚雷であれば仕組み上、雷跡は発生しないわけだが。

 それ以外だとすれば、だったら「あれ」だろうか?

 考えながら、艦隊の周りの海をうろうろとしていると、見つけた。突起物がいくつかついた球体。球体の下には細い線が水底まで続いている。マッケレルの予想は当たっていた。

 機雷だった。

 マッケレルは見つけた機雷を観察する。大きさは直径20㎝ほどの小さな球体。本来なら1mほどの大きさはあるのだが、小さいのは深海棲艦が生産したものだからだろう。表面には薄い緑色の藻か海苔みたいなものが付着しており、水に踊っている。海底まで続いているであろう機雷の係留索は細さが均一の金属線。まさしく機雷だ。

 『スワロー』と『ダルース』を損傷させたのであろう深海棲艦の機雷を観察しながらマッケレルは不思議に思う。

 なぜ今になって機雷を使い出したのだろうか?

 機雷の歴史は古い。初めて実戦に投入されたのはクリミア戦争。それ以降、日露戦争、第一次、第二次大戦でも投入され、今に至っているまで使用されている海の静かな兵器だ。この世界ですら、深海棲艦の内海進出を阻む兵器として使用されている。魚雷や爆雷に比べたらかなり古い兵器なのだ。

 魚雷や爆雷を使ってきて、機雷はいままで使ってことなかったのはなぜだ?

 

 『スワロー』と『ダルース』が触雷した爆発音は潜水水鬼の耳にも届いた。

 味方は今、攻撃配置についていない状態だ。魚雷の爆発音ではないだろう。リ級の敷設した機雷の爆発音に違いない。沈んだだろうか? 沈まなかっただろうか? 

 潜水水鬼は皮算用する。そして、魚雷を撃てる小さな深海棲艦の代わりにワ級変異体を手に入れたのは良い取引だった、私は偉い、と自画自賛する。

 ワ級変異体の能力は機雷敷設能力だった。いままでどの深海棲艦も持っていなかった能力である。

 機雷はいわば、海の地雷。いったん敷設されると敷設された海域は掃海するまで艦は通れなくなる。掃海しようと思っても、地雷と同じようにすぐにすべてが除去できるものではないので、使う側にとってはとても嬉しい兵器である。

 その機雷をなぜ深海棲艦は生産する能力がなかったのかは分からない。艦娘が出現するまでは深海棲艦が攻める一方だったから、防御兵器である機雷は必要なかったのかもしれない。

 何はともあれ、敵に損害を与えられた。これは喜ばしいことだ。

 

 吹雪はあくびをした。

 睡眠時間は一時間ちょっと。そこで『ダルース』が触雷。沈没して艤装が海に沈んではまずいから、艦娘は出撃準備しろということで吹雪達は海に浮かぶのに必要な分の艤装だけを取り付けて、甲板にいた。あくびするのも致し方ない。

 幸いなことに『ダルース』と『スワロー』は沈没することはなかった。

 『スワロー』はそれほど大きくない船体ながら、1発2発程度の魚雷が命中しても沈まないような設計がなされている。よって、機雷にも強い。一方、艦内の広いスペースのウェルドックを持つ『ダルース』は被雷や触雷に弱いのだが、運の良いことに機雷が当たったのは艦前方であった。もし、ウェルドックがある位置に触雷していた場合、『ダルース』は沈没していた可能性が高い。

 これ以上、触雷するわけにもいかないので、潜水艦娘を先頭に立たせ、艦隊は待避場所になっているニカラグアのブルーフィールズを目指していた。

「機雷かぁ。やっかいなものを使い出してきたんだね」

「掃海具ってあるのかな?」

 吹雪と白雪は機雷の除去、掃海について話し合う。掃海の方法は様々だが、一般的なのは掃海具を用いて係留索を切断し、浮き上がってきた機雷を銃撃、誘爆させる方法だ。

「艦娘用のが試作されたのは覚えてるけれど、深海棲艦は機雷を使わないってことで量産されなかったよね、あれ」

「あったあった。それなら、米軍が持ってるはずないね」

「じゃあ、普通の艦船用の掃海具使うのかな?」

「私達が使えるの?」

「さあ?」

 自分達のパワーなら通常の掃海具も引っ張れることは引っ張れるだろうが、うまく運用できるものなのだろうか? 吹雪は疑問に思う。自分たちの体には大きすぎてうまく使えないような気がするのだ。

「おい、そっちにはないか?」

「いや、ない。そっちは?」

「こっちにもないや」

 水兵二人が甲板に上がってきて、何かを探している。吹雪はどうしましたか? と聞いてみた。

「ワイヤーカッター見なかった? ニッパーのお化けみたいなもんだよ」

「見てないですけど……何に使うんです?」

「潜水艦艦娘に持たせて掃海に使うんだそうだ。係留索をワイヤーカッターで切るんだと」

 

 日が沈み始めたころ。パナマ運河の手前の海域には112体もの潜水艦クラスと5体の重巡洋艦クラス、7体の駆逐艦クラスの深海棲艦、そして1体の潜水水鬼が集まっていた。

 潜水水鬼は水面に立ち、演説じみた感じで配下の深海棲艦に静かに話し始めた。

 敵艦隊を認め、攻撃を開始してから早3日。すでに我々は43隻もの仲間を失った。しかし、その犠牲は無駄ではない。43隻の犠牲は我々の弱点をしっかり教えてくれた!

 深海棲艦は固唾を呑んで、次の言葉を待つ。

 それは我々、深海棲艦の戦術、群狼戦術の欠点である! 敵はそこを突いてきたのだ!

 群狼戦術の欠点!? 一体何だ!? 群狼戦術は我々が編み出した最良の戦術だぞ! いや、しかし攻撃を行った仲間はそれでやられているのだ、何かしらの穴があるのかもしれん! 我々が編み出した戦術、そんな簡単に破られてたまるものか! 潜水艦達は騒ぎ立てた。潜水水鬼が静まれ! と一括し、潜水艦達は静かになる。

 群狼戦術の欠点! それは通信連絡だ!

 潜水艦達は動揺した。当たり前である。群狼戦術の肝は通信連絡こそにある。通信により攻撃する敵艦隊がどのような状況にあり、護衛艦がどのように動き、自分たちがどのように攻撃するか、そういうことを状況に応じて素早く決めていくのが、群狼戦術の肝なのである。それが否定されるということは、群狼戦術自体の否定である。

 敵はおそらく、我々が発振する電波の方向から攻撃する仲間の位置を割り出しているものと思われる。潜水艦の一番の長所は隠密性! 今や、群狼戦術を行うことは敵に自分達の居場所を懇切丁寧に教えているのと同義である! これからの攻撃は無線封鎖を行い、個別に目標を選択、攻撃するようにせよ! そうしなければ我々に明日はない! 

 個別に目標を選択し攻撃。これは群狼戦術以前の攻撃方法に戻ることを意味している。戦法が後退しているわけだが、群狼作戦の要である通信連絡が逆に欠点になっている以上、続けるわけにはいかないのだ。

 そして敵は今、敷設された機雷に触雷! ニカラグアのブルーフィールズに待避、停泊している! 今夜、ブルーフィールズの敵艦隊に総力を挙げ、攻撃を行う!

 深海棲艦達は潜水水鬼達の言葉に沸き、歓声を上げた。腕を天に向けて突き出す。潜水水鬼は満悦の表情だ。

 敵の艦娘は極めて強大! 43隻もの沈没はそれを物語っている! しかし、君達は優秀で仲間の復讐に燃える潜水艦である! 今夜こそ、おのおの全力の力を敵にぶつけ、敵を屠るのだ! さあ、我に続け!

 大きな歓声。潜水水鬼を先頭に、深海棲艦は一本の矢となってニカラグアのブルーフィールズに向かっていった。

 

「今日もお疲れ様。明日も頑張ってもらわないといけないから、ゆっくり休んでね」

 そんな言葉をパイロット妖精達に残し、ラングレーは整備場から出て行った。瑞雲やキングフィッシャーといった艦載機は艤装整備員達の手によってラングレーの艤装から降ろされ、整備妖精に預けられる。

 よーし、者ども整備だ整備、かかれ-! 整備妖精達が瑞雲やキングフィッシャーに飛びかかっていこうとするそのとき、瑞雲の妖精パイロットが大声を上げた。

 瑞雲の機銃整備したヤツはどいつじゃあ!

 瑞雲のパイロット妖精はいまだ朝の一件を忘れていなかった。それで敵潜撃沈の名誉は逃すわ、敵艦載機に追い回されて撃墜されそうになるわ、さんざんである。機銃整備をした整備妖精に1発かましたる、という気持ちは当然ながらあるのだった。

 は、はい。わたしですー。どうされたのですかー?

 おう、われか。瑞雲の機銃が発射不良起こして大変じゃったんじゃが、どういうことかのう? ん?

 それはイスパノだから……。

 瑞雲の妖精パイロットは整備妖精の胸元をつかんで、非常に悪い人相と口調で問い詰める。問い詰められた整備妖精はわなわなと震え、言葉が出てこなくなる。そこに班長的な役割をしている整備妖精が出てきた。

 おいおい、どうしたのよ?

 瑞雲のイスパノ機銃が肝心なときに発射不良を起こしたんよ。じゃけん、整備したヤツに1発かましたろう、との。

 あー、イスパノだもんねー。型式はAN-M1でしょ。AN-M3じゃなくて。やっぱりなー。

 そんな朗らかな感じで答えるものだから、瑞雲の妖精パイロットは激高する。

 なにがイスパノだから、じゃ! われの整備がちゃらんぽらんじゃけえ、発射不良なんがが起こるんじゃろうが!

 いやいや、イスパノの、特にAN-M1は仕方ない。あれは機銃自体の設計が悪いもん。

 整備班長妖精は淡々と話していく。AN-M1という機銃はフランスのイスパノ・スイザMS.404という機銃をライセンス生産したものなのだが、フランスはメートル法、アメリカはヤード法と長さの単位が違うものだから、どこかで設計ミスが発生していて、発射不良がよく起こるのだ。

 機銃自体が悪いって言うんならじゃあ、別の機銃に換えぇや。

 ブローニングのM2かM1919しかないけど、いいかな? 0.5インチと0.3インチと口径は小さくなるけど。

 12.7㎜と7.62㎜か。載せるんは20㎜がええがのう。

 あー、20㎜はイスパノしかないよ。それも今、瑞雲に載せてるAN-M1しかないね。

 瑞雲の妖精パイロットは顔をしかめた。瑞雲のパイロット妖精としては12.7㎜や7.62㎜程度の機銃では都合が悪いのである。理由は簡単。威力が足りないからだ。12.7㎜弾や7.62㎜弾には炸裂弾はなく、曳光弾や徹甲弾があるのみで、敵機に対して大量の弾丸を浴びせなければ撃墜することができないのだ。それに弾丸重量が小さいので貫通力が低い。そのため、潜水艦の障壁を突破することができない。浮上した敵潜水艦などを攻撃するには爆弾ではなく、機銃の方が手っ取り早いのだ。

 他にないのか?

 うーん、20㎜より大きいのはあるね。37㎜が。

 37㎜!? 戦車砲か何か?

 いや、きちんとした航空機銃だよ。おーい、M4 37㎜あったよなー持ってきてくれー。

 班長妖精が叫ぶと数体の妖精がえっほらさ、よっこらさ、と大きな機銃……いや、機銃と言うには大きすぎる。大砲を持ってきた。

 その大砲はAN-M1どころか、九九式20㎜機銃二号よりも長く大きなものだった。口径は初期の対戦車砲や戦車砲と同じ37㎜だというのだから当たり前と言えば当たり前なのだが、瑞雲のパイロット妖精は驚いた。

 M4 37㎜機関砲。P-39のモーターカノンだよ。

 37㎜なら……敵戦闘機には当てられないだろうが……潜水艦は一撃だろう。瑞雲に載せられるか?

 さあ……?

 さあ……って? おい。

 整備班長妖精の言葉は致し方ないものである。なんせM4 37㎜機関砲は大きさもさることながら、重量がある。その重さ、99式20㎜機銃の約4倍。さらに弾薬重量を含めればかなりのものとなるだろう。整備班長妖精の危惧するところは翼の強度が持つかどうかである。M4 37㎜機関砲の重量、発射時の反動。下手すれば翼が折れるかもしれない。

 まあ、補強すれば良いか。エンジン出力も余裕があるし。翼の中に収まりきらないからバルジ(突出部)を付けることになるけど、別にかまわないよね。

 かまわん、かまわん。    

パイロット妖精の了承を得て、瑞雲は2度目の改装を受けることになった。

 

 数時間後。改装は完了した。瑞雲のパイロット妖精が改装された瑞雲を見て発した言葉は以下の通り。

 な、何だこれは?

 瑞雲の改装はAN-M1 20㎜機銃をM4 37㎜機関砲に換装するだけに留まっていなかった。

 まず主翼前縁から大きく突き出た砲身と主翼下の膨らみ。これは要望通りで37㎜機関砲を主翼に収めるには仕方ない。そして水平尾翼になんか小さな垂直尾翼が追加されていて、キャノピーがたくさんの窓枠があったものから一体成形のバブルキャノピーになっている。垂直尾翼の追加は重くなったおかげで運動性が低下するからかもしれないし、バブルキャノピーは視界が良いから百歩譲ってOKとしよう。しかし、譲れないのはは胴体下部である。まるで卵持ちのメダカのように大きく膨らんでいるではないか。

 中身は一体何だというのだ。まさか本当に孕んだというわけではあるまい。あの膨らんだ腹の中にいったい何が入っているというのか! 瑞雲のパイロット妖精は困惑せずにはいられなかった。

 

 

【挿絵表示】

 

 

 驚いているようだな。

整備班長妖精は自信ありげな声でパイロット妖精に声をかけた。

 一体どういうことだ、あれは?

 ひとつひとつ丁寧に教えてやろう。M4 37㎜は弾帯のスペース確保のためにバルジを設けた。装弾数は片方で10発、計20発と多くはないから気をつけろよ。あと弾道特性が悪いからな、照準射撃なんかやってるとすぐに撃ち尽くすぞ。

 そしてバブルキャノピーだが、日本軍機は枠が多くて角張っていて、空気抵抗がでかいから変えさせてもらったよ。ちなみに後部機銃は撤去した。制空権は空母機が握るから別にかまわないだろう。運動性維持のため、垂直尾翼も追加してみた。

 そして改装の目玉はあのレーダーレドームだ。中には潜水艦のシュノーケルすら探知できる高精度対水上レーダーAPS-20があるんだ。晩に届いた本国からの補給物資の中にヘッジホッグとかと一緒にTBF-3Wがあったから、そいつの予備部品で仕上げたんだ。後部機銃を撤去したのも、APS-20の操作機器を置くためだな。これで他の空母機にも負けないくらいの対潜哨戒機になったぞ。

 あと、こいつの新しい名前を決めてみたんだ。スカベンジャー号。どうだ、いい名前だろう? スカベンジャーってのは中世英語で税関の長で、入港した船内で密輸取り締まりのため、怪しい場所を捜索する様を、揶揄した表現なんだ。対潜哨戒に特化したこの機体には相応しい名前だろう。

 瑞雲の―――――――いや、今やスカベンジャー号のパイロット妖精は整備班長妖精に向き直った。そして、

 空戦性能はどうなるんだっ! ふざけやがってぇ!

 そんな叫びと共にグーで整備班長妖精の顔を思いっきりぶん殴った。妖精は綺麗な放物線を空中に描いた。




 勝手に変な改造したら殴られるのも仕方がないね。
 
 瑞雲改め、スカベンジャー号であります。瑞雲を各国仕様に特化させていくとこんな感じになるかな? という私の想像瑞雲です。
 アメリカは高性能艦載機が揃っているので、水上機の瑞雲は対潜哨戒機に進化するとおもいます。もっともアメリカはジープ空母をたくさん持っているからTBF/TBMアベンジャーを対潜哨戒機に使えば良いし、レーダーがあるから弾着観測機も対地砲撃以外はいらない、という感じなりますから、水上機なんていらないでしょうけど。
 ドイツは(ネタとしては)エンジンを水冷エンジンに換装して、瑞雲を2つくっつけた「Zwilling(ツヴィリンク)Suiun(ズイウン)」になるかと思います。Zweillingは双子の意味です。高い航続距離によるUボートの索敵支援と誘導爆弾による敵艦攻撃が任務でしょうか?(He111Zで調べよう! グライダー牽引するためにあんなの作るあたりが、戦争には強いけど、戦争には向かないドイツ人だぜ!)
 ロシアは寒冷地に適するようにしたり、機銃を自国仕様にしたりする細かい改修をする以外、特に大きな改修はせず、そのまま使うでしょう。まともな水上機自体がないので。
 イギリスは1944年から新しくスーパーマリン シーオッターという複葉飛行艇を運用し始める始末なので瑞雲は「単葉水上機なんて怖い!」と言って使わないような気がします。
 フランスはラテコエールLate298という爆撃も雷撃もできる水上機があるのでいらない……とは言わないでしょうね。フランス空母なんて戦後にしかありませんから、空戦性能が良い瑞雲は意外と欲しがるかもしれません。(Late298はWW2開始時から終了時まで使われたなにげにすごい機体だぞ!)
 イタリアは欲しがるかなぁ……いや、Re.2000の改修型があるからいらないか。(イタリア水上機といえばシュナイダートロフィーコンテストだ! マッキMC.72で調べよう! ラジエーターの位置がすごいぞ!)
 
 ちなみに航空機搭載レーダーAPS-20を搭載したTBF-3W(TBM-3W)という機体は面白いデザインなので一度調べてみてください。離艦時に腹を甲板にこすりそう。

 宣伝です! 「雪の駆逐隊」と同じ世界観でスピンオフを現在書いています。その名も「インディゴの血」! 「深海棲艦を生きたまま捕獲せよ」なんて無茶な任務を与えられたドイツ仮装巡洋艦アトランティスが四苦八苦するお話です。
 「雪の駆逐隊」が仮想戦記風味なのに対し、「インディゴの血」は主人公という人物に焦点を当てた、ちゃんとした小説を目指して書いています。感想など頂けたら感謝感激です。
「インディゴの血」のURL:https://novel.syosetu.org/76088/

 というか、今回は半分が瑞雲となってしまった。話が進まなくて、申し訳ない。「インディゴの血」をしばらく書いたから、こっちで筆が進まないのだ。次回はちゃんと戦闘をするから! 前回の予告通り、ちゃんと戦闘するから!
 では次回もよろしく。

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