雪の駆逐艦-違う世界、同じ海-   作:ベトナム帽子

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 次は「登場人物」か「リットリオが解説! 通常艦艇による対深海棲艦戦法」と言ったな。あれは嘘だ。
 ノーフォーク攻略戦に辺り大量に米軍兵器が出るので簡単なまとめを投稿します。
 今回は米陸軍の戦車や装甲車、自走砲です。

 ※注意
  この作品の設定では「第二次大戦・太平洋戦争は発生していない」ので、ありとあらゆる兵器の開発年代が史実とはばらばらです。


米陸軍の兵器

M48A5パットン主力戦車

 アメリカ陸軍の主力戦車。深海棲艦との戦いでは旧式化しているため、退役させることも考えられたが、主砲やエンジン周りをM60と同じ物に換装することで性能を向上させ、現在でも第一線に配備されている。旧式ゆえに戦車回収車や火炎放射線車、架橋戦車などの派生系も多い。

 武装:M68 51口径105㎜戦車砲 7.62㎜機銃 12.7㎜機銃

 最大装甲:120㎜

 最高速度:48㎞/h

 

M60/A1/A2パットン主力戦車

 アメリカ陸軍の主力戦車。M48パットンの後継車両。主砲に105㎜戦車砲、エンジンにディーゼルエンジンを採用しているが、総合的にはM48の改良型である。

 深海棲艦との戦いの主力を担う戦車であり、高い優先度で生産された。派生車両にはM728戦闘工作車などがある。

 武装:M68 51口径105㎜戦車砲(M60/A1) M162 152㎜ガンランチャー(M60A2)

    7.62㎜機銃 12.7㎜機銃

 最大装甲:178㎜(M60)/254㎜(M60A1)/292㎜(M60A2)

 最高速度:48㎞/h

 

M103A2ファイティングモンスター重戦車

 アメリカ陸軍の重戦車。ドイツ陸軍のE計画重戦車やロシア新型重戦車に対抗する為に開発された。問題点が続出し、改修が行われた上で採用されたのだが、重量過多で機動力は低く、M60に比べて性能も低いこともあり、実戦経験もなく、予備兵器に分類された。しかし、深海棲艦との戦いでは装甲車両不足から現役に復帰した。

 武装:M58 60口径 120㎜戦車砲 7.62㎜機銃 12.7㎜機銃

 最大装甲:180㎜

 最大速度:37㎞/h

 

MBT-70

 アメリカ陸軍の試作主力戦車。M60の後継車両としてドイツと共同開発されていたが、深海棲艦の出現により共同開発はできなくなり、アメリカが独自で開発完了させた。深海棲艦の上陸に備えて試作段階で量産命令が出るが、量産車が完成する前に深海棲艦が上陸。上陸した深海棲艦にはM60などで十分対抗できるため、量産はキャンセルされた。

 しかし、反攻作戦を行うには装甲車両が不足気味であることが判明し、数を補うために生産ラインにあった分だけ製造することになる。

 新技術が数多く導入され、1500馬力の高出力ディーゼルエンジン・射撃管制装置と夜間暗視装置・自動装填装置の採用、車高を自由に変えられる油圧式可変サスペンションなどを備えている。

 武装:M58 60口径120㎜戦車砲 7.62㎜機銃 20㎜機関砲

 最大装甲:250㎜(一部中空装甲)

 最大速度:65㎞/h

 

M511シェリダン空挺戦車

 アメリカ陸軍の空挺戦車。M41軽戦車とM56スコーピオン空挺対戦車自走砲の後継車両として開発された。通常砲弾とミサイル両方が運用できるガンランチャーや軽合金装甲などの新機軸が多く採用されている。水上航行能力もあり、波の少ない湖畔や河川では本格的な水上航行が可能。

 しかし、ガンランチャーの兵器としての信頼性は低く、緊急展開部隊の第82空挺師団のみの配備に留まっている。

 武装:M81 152㎜ガンランチャー 7.62㎜機銃 12.7㎜機銃

 最高速度:69.2㎞/h(陸上) 5.79㎞/h(水上)

 

M41ウォーカー・ブルドッグ軽戦車

 アメリカ陸軍の軽戦車。設計は保守的だが、それゆえ信頼性は高く、開発時には性能もかなり高いものであった。旧式化に伴い、後継車両としてM511空挺戦車が採用されたが、信頼性の低さから更新が進まず、いまだにM41がアメリカ陸軍偵察戦車としての座にある。

 武装:M32 60口径76.2mm戦車砲 12.7㎜機銃 7.62㎜機銃

 最大装甲:38㎜

 最高速度:72.42㎞/h

 

T28重戦車/T-95戦車駆逐車

 アメリカ陸軍の重戦車。1970年代にドイツのジークフリート線計画などの頑強な要塞を突破するために開発された戦車。30両程度が製造されたが、戦場に投入する機会はなく、旧式化に伴って予備兵器、博物館行きになった。

 深海棲艦への反攻作戦の折にT28の重装甲に目が付けられ、主砲、エンジン、射撃装置などの数々の改修を行った上で現役に復帰した。

 武装:M68 51口径105㎜戦車砲 20㎜機銃

 最大装甲:300㎜

 最高速度:36.2㎞/h

 

M109A2 155mm自走榴弾砲

 アメリカ陸軍の自走砲。専用に開発された車体と155mm榴弾砲を装備した旋回式砲塔を持つ。搭載するM185 155㎜榴弾砲はM107榴弾での最大射程は18,100m、M549ロケット補助榴弾では24,000mと長い射程を持っている。

 武装:M185 155㎜39口径榴弾砲 12.7㎜機銃

 

M110A2 203mm自走榴弾砲

 アメリカ陸軍の自走砲。走行装置はM113装甲兵員輸送車の設計を流用したもので、エンジンはM109 155㎜自走榴弾砲と共通。砲塔を持たず砲身は露天になっている。搭載するM201榴弾砲の最大射程は21,300メートル。

 武装:M201A1 203mm 37口径榴弾砲

 

M270多連装ロケットシステムMLRS

 アメリカ陸軍の自走ロケット砲。戦車保有数の多いロシアに対抗する為に開発していたが、深海棲艦の上陸などにともなって、榴弾砲よりも広範囲の面積を一度に制圧できる長射程の火力支援兵器として開発された。

 車体は開発中であったMICV-70(後のM2ブラットレー)歩兵戦闘車のものを流用して、車体前部に密閉式操縦席と後部に箱型旋回発射機を備える。ロケット弾の弾頭は主にクラスター弾。

 武装:227㎜ロケット弾12連装発射機(再装填時間:8分)

 

M42ダスター自走高射機関砲

 アメリカ陸軍の自走対空砲。M41ウォーカー・ブルドック軽戦車の車体を流用し、砲塔にボフォース40㎜対空砲を改良したM2A1 66口径40mm対空機関砲を2門搭載している。

 対深海棲艦航空機を撃墜することは不可能だが、対地攻撃において絶大な威力を発揮したため、修理に回されてくるM41軽戦車はほぼ全てがM42自走高射機関砲に改修されている。

 武装:M2A1 66口径40mm対空機関砲×2 7.62㎜機銃

 最大装甲:38㎜

 最高速度:72.42㎞/h

 

M113装甲兵員輸送車

 アメリカ陸軍の装甲兵員輸送車。履帯を装備し、整地不整地共に機動力が高く、浮遊能力を備えているため、限定的ながら沼や川を横断することもできる。装甲材にはアルミが使用されているが、防御力は鋼鉄を使用したときと変わりない。

 派生系が多く、自走迫撃砲や自走火炎放射器、自走対空砲、回収車など多岐にわたる。

 武装:いろいろ

 最大装甲:38㎜

 最高速度:64㎞/h


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