雪の駆逐艦-違う世界、同じ海-   作:ベトナム帽子

17 / 65
 戦闘シーンになると執筆速度が飛躍的に上がるのはなんでだ!?


第10話「強襲、バミューダ諸島!」その1

――作戦説明だ。まずバミューダ諸島の現状を説明しておこう。

――バミューダ諸島には飛行場姫や湾港棲姫などはいないが、本土戦でおなじみの芋虫野郎や戦車もどきの存在が確認されている。おもにセントデービット島を防備しているようた。そして海だが、セントデービット島南のキャッスル港には複数の深海棲艦が確認されている。中にはヲ級などの空母クラスもいる。

――そして作戦だが、夜間に実行する。夜間は空母クラスの能力が大幅に低下するからな。駆逐艦娘諸君の本領だな。

――事前攻撃として降下開始20分前から5分前までの間に空軍によるキャッスル港の爆撃を行う。

――そして陸軍第82空挺師団と艦娘部隊が降下。

――艦娘部隊はキャッスル港に降下。空軍が撃ち漏らした……まあ、空軍の爆撃の戦果は期待できないが、深海棲艦を撃破する。爆撃煙が降下目標でもあるから注意しろ。

――陸軍第82師団はセントデービット島にあるバミューダ国際空港に降下してもらう。幸いながら滑走路には損傷がほとんどない。空挺戦車はレイプス方式(超低空を飛行する輸送機からパレットに載せた状態でパラシュートを開傘して機外に引き出し、そのままパラシュートによって減速して着地)で降下してもらう。シェリダンは水陸両用だが、海に落ちたら深海棲艦の良い餌食だ。確実に陸上に下ろすぞ。歩兵はヘイロー降下だ。艦娘と同時刻に降下する。

――第82師団の作戦目標は飛行場の制圧だ。飛行場に巣くう深海棲艦を撃破しろ。ただし、滑走路には大穴を開けるなよ。

――艦娘部隊と第82師団の作戦遂行、どっちが早いかは分からないが、先に終わった方はまだ交戦中の方を支援しろ。

――撤退のタイミングは司令部から無線で知らせる。深海棲艦がバミューダ諸島奪還に動き出した時点で撤退だ。輸送機と支援用の攻撃機を差し向ける。輸送機は飛行場に着陸し、第82師団と艦娘部隊を収容、撤退する。

――これで作戦説明は終わりだが、質問はあるか?

――シェリダンはどうするか? シェリダンは現地にて撤退時に爆破処分だ。深海棲艦にヴェトロニクスやミサイルをコピーされても困る。処分用の爆薬も投下するので心配するな。

――バミューダ諸島はイギリス領だから問題にならないか? 心配するな。ちゃんとイギリスには承認を得る予定だ。事後承認になるが大丈夫だろう。

――他には? ないか。

――では解散!

 

 F-105Eサンダーチーフ19機、F-4DファントムⅡ10機で編成された空軍の攻撃機隊は遅れて出発し、バミューダ諸島西500キロメートルの地点で輸送機隊のC-130ハーキュリーズを追い抜かす。

「ウォールアイとかブルパップが使えれば楽なのにな」

 1機のサンダーチーフパイロットがぼやいた。サンダーチーフが翼下につり下げているのはただのMk.82 500ポンド無誘導爆弾である。ウォールアイはTV誘導、ブルパップはロール安定化(目視誘導。簡単に言えばラジコン)ミサイルである。熟練オペレーターであれば、小さな目標である深海棲艦にも的確に命中させることができるだろう。

「仕方ないだろ。深海棲艦が兵器のコピー能力を持っている以上、確実に撃破できる状況じゃない限り、最新兵器はお預け、ってわけよ」

 後部座席のオペレーターが答えた。彼が言ったように深海棲艦は兵器のコピー能力を持っているのである。もしミサイルが命中した上で命中した深海棲艦が沈没せず、生き残った場合、傷が完全治癒すればミサイルを撃ってくる。このコピー能力が米海軍が壊滅した理由の一つでもある。幸いなことに初期に最新兵器をコピーした深海棲艦は本土上陸した際に撃破されたため、現在では確認されていない。

「まったく、何のためにミサイル運用能力を付与したE型に改造したんだか……サンダーチーフの十八番は低空侵入爆撃だぞ。なんで緩降下爆撃しないといけないんだ」

 1980年代後半から誘導爆弾や対地ミサイルの技術が発達しだし、かなりの数が生産されていたF-105はそのときに、多くの機体がミサイル運用能力を付加したE型に改造されたのだ。しかし、深海棲艦には誘導兵器が使えない現状、その改造は無意味になっている。

「なら水平爆撃で深海棲艦に当ててちょうだい」

「無理言うなよ」

『おしゃべりはもうやめろ、ゴダート3。目標はすぐだぞ』

「了解、ゴダート1」

 月だけが輝く夜の空。29機の攻撃隊は東へ進む。

 

「降下20分前」

 貨物室のスピーカーが大きな音で告げる。エンジンの轟音に混じって、爆発音が聞こえてきた。空軍の爆撃が始まったのだ。

「みんな立って、降下準備!」

 すでに吹雪達は空挺補助装備装着済み艤装を背負い、砲、魚雷発射管、ロケットモーターと準備は完了していた。酸素マスクを取り出し、顔に装着。

「夜戦か。ソロモン海を思い出す。今回も乱戦になりそうだ」

 カッシングが呟く。カッシングはマハン級駆逐艦でショーの姉妹だ。第3次ソロモン海戦に参加し、沈没している。ちなみに綾波に撃沈された艦ではない。

「そうね。敵味方誤認しないように」

 吹雪が言い渡す。空挺作戦である以上、艦列を組むことは困難であり、実質的には個別で戦うことになる。何か動いた様な気がしたから撃つ、ではいけない。ある程度は味方の位置を把握し戦闘しなければならない。

 爆音が聞こえる。爆撃はまだ続いている。

 

「ゴダート隊、アタック!」

 ゴダート3は旋回、機首をキャッスル港に向ける。吊光弾のおかげでキャッスル港は明るく照らされて小さな深海棲艦の影がはっきり見える。

 しかし、その影に爆弾を命中させれるかどうかは別問題だ。

 機首を下げて緩降下。HUDに表示されるピパー(爆弾の着弾予想点)をイ級の影に合わせる。

「落ち着いて落ち着いて」

「わかってるよ!」

 ここ! そう思った瞬間に爆弾投下ボタンを押し込む。パイロンから8発の500ポンド爆弾が投下される。

 投下してすぐに機首上げ、水平飛行。続いて攻撃する機体の邪魔にならないように離脱。炸裂した爆弾の衝撃波が軽く機体を振るわせる。

 8発の500ポンド爆弾はイ級を取り囲むように着弾、内2発は至近弾。衝撃波と破片がイ級の薄い障壁を突き破り、その体をずたずたに引き裂く。イ級は仰け反り、そのまま力尽きて、キャッスル港に沈んでいく。

 

 機内の明かりが白から赤に変わった。

 ハッチが開く。気圧の違いにより、貨物室内の空気が一気に流れ出ていく。

「さあ、行くよ! 降下開始!」

 吹雪は勢いよく漆黒の闇へと飛び出す。他も続いて飛び出す。

 バミューダ諸島上空には薄く雲があって、島は見えにくい。月明かりと爆発煙だけが頼りだ。時速約300キロメートルで空気を切り裂きながら、大の字で降下する。どちらかというと落ちているという表現が近いかもしれない。

 薄い雲を突き破る。そうするとバミューダ諸島がはっきりと見えた。急速に地面に近づいていく。

 高度1000メートル。酸素マスクを外す。この高度で外さなければ空挺補助装備パージの邪魔になる。

 高度600メートル。パラシュートのフックに手をかける。

 高度400メートル。フックを引っ張る。パラシュートとダイブブレーキ展開。急激な空気抵抗が衝撃となって、体を襲う。

 高度200メートルでようやくゆっくりになってきた。ロケットモーターが付いた足を海面に対して垂直に伸ばす。

 高度30メートル。自動で爆砕ボルトが点火。補助装備パージ。同時にロケットモーター作動索を引っ張り、点火。強い反動と閃光。ロケットモーターの放つ閃光で周囲の敵を確認。イ級2隻、ツ級1隻、中破したタ級1隻。

 うまいこと姿勢制御をしつつ、ほぼ着地速度ゼロで海面に降り立つ。ロケットモーターの爆砕ボルト点火。ロケットモーター、パージ。

 パージしたロケットモーターが水に触れる前に12.7㎝連装砲を構えて、目の前のツ級に放つ。足に命中。姿勢が崩れたところを魚雷でとどめを刺す。

 タ級は突然現れた艦娘に驚きの表情を隠せない。吹雪はタ級に容赦なく、酸素魚雷を撃ち込む。

 

 バミューダ国際空港、滑走路上空。高度10メートルという超々低空を飛ぶC-130ハーキュリーズの貨物室からパラシュートが飛び出て、パレットが載った戦車が飛び出す。勢いよく飛び出た空挺戦車M511シェリダンはぼうぼうに伸びた草地に滑りながら着地。全5両が降り立った。シェリダンがパレットから降りる。

 降り立ったのを確認した戦車型陸上深海棲艦はシェリダンに砲撃する。しかし、手前の地面に命中して、砂煙を起こす。

「下手くそ! ジョン! 2時の方向に戦車もどき! HEAT装填! 撃て!」

 シェリダンのM81 152㎜ガンランチャーからHEAT-MP(多目的対戦車榴弾)が放たれる。152㎜という大直径が生み出すメタルジェットは戦車もどきの障壁をいとも簡単に貫き、大爆発を引き起こす。

 カンッカンカカカンッカンカカンッ。小銃弾が装甲を叩く。

「あの芋虫野郎だ!」

 シェリダンは搭載されている赤外線サーチライトで敵を捜す。9時の方向に芋虫のような陸上型深海棲艦が群れを成している。再びHEAT-MPを発射。芋虫共を吹き飛ばす。

 そのタイミングで空挺兵達がヘイロー降下で降りてきた。空挺兵達はすぐさまシェリダンが降りたパレットに行き、一緒にくくりつけられていた武器コンテナから小銃、対戦車ロケット、火炎放射器を取り出す。

「歩兵共は後ろに隠れてな! おい、3号車! 何でお前は動かない!」

 隊長車の車長が無線で怒鳴った。3号車はパレットに乗ったまま動かない。しかし、砲塔だけは動き、砲撃と機銃掃射をしている。

『こちら、3号車。サスペンションが死んだようです! 移動できません!』

 よく見てみると3号車は車底が地面に付いている。車体を支えるサスペンションが着地の衝撃で壊れたのだ。これでは移動することはできない。

「脱出しろ! 良い的に――」

 良い的になるぞ! 言い切る前に3号車が爆発した。敵の攻撃によるものだ。空挺戦車であるシェリダンは装甲に軽合金を使用しており、対戦車兵器には脆弱だ。

 3号車の爆発と炎は勢いを増していく。弾薬に引火しているのだ。ついには爆散。砲塔が天高く吹き飛ぶ。

「くそっ! 3号車をやったのは……あいつか!」

 ひときわ大きい砲を持った戦車型陸上深海棲艦がいた。砲の大きさは5インチクラスだろうか? そうなるとかなりの脅威だ。

 そいつはかなり遠距離に布陣しており、HEAT-MPでは射程が足りない。

「シレイラミサイル装填! アパム、前進!」

 シレイラミサイル。シェリダンが装備する152㎜ガンランチャーの存在意義とも言える兵器だ。簡単に言えば大砲から撃つミサイルである。これにより長距離射撃でも高い命中精度を発揮することができるのだ。

「射程大丈夫ですか!」

「大丈夫だ! 800メートルはある!」

 ただし、シレイラミサイルの運用には重要な欠点があった。シレイラミサイル自体に欠点はない。M511シェリダン空挺戦車に欠点がある。砲塔の設計ミスにより730メートル以下ではシレイラミサイルの誘導ができないのだ。しかもHEAT-MPなどの通常弾の射程は730メートルよりも短い。つまりシェリダンはその範囲の距離にいる目標には対処できない「デッドゾーン」があるのだ。

 しかし、幸いにも敵戦車もどきまでの距離は800メートル以上。シレイラミサイルの射程距離となる。

「撃てっ!」

 ガンランチャーからMGM-51シレイラミサイルが発射される。砲から離れた瞬間にフィンが展開。戦車もどきにまっすぐ向かっていく。

 戦車もどきが旋回する。戦車もどきの砲身が見えなくなり、丸になった。こっちを狙っている!

「やばい! アパム、ブレーキ!」

 運転手のアパムはブレーキペダルを思いっきり踏む。シェリダンは前につんのめるようになりながら、急停止した。急停止と同時にシェリダンの前方に敵砲弾が着弾炸裂。地面に大穴を穿つ。

 敵戦車もどきの砲弾は外れたが、誘導できるシレイラミサイルは的確に命中。敵戦車もどきは大爆発を起こして、沈黙した。

 

 白雪とカッシングは合流し、共に戦っていた。相手は軽巡へ級flagshipとイ級後期型の2隻。

「弾幕を張るから、カッシングは魚雷!」

「おう! 当たれよ!」

 白雪はへ級とイ級の注意を引くために曳光弾と照明弾多めで弾幕を張る。闇夜に煌めく弾幕はさながら花火のようだ。

 カッシングはへ級とイ級の真横に回り込み、魚雷8本全てを扇状に発射。白雪の弾幕が功を奏し、回避運動も取られることなく、魚雷はへ級に2本、イ級に3本命中、轟沈した。

「やるじゃないの、カッシング」

「綺麗な弾幕ありがとう! 派手に行こう!」

 白雪とカッシングは次なる敵を捜して、闇夜をさまよう。

 

 第82空挺師団は飛行場から深海棲艦を一掃。戦いの場は空港ターミナルへ移る。深海棲艦はターミナルを巣にしているようで、頑固な抵抗を続けている。

「汚物は消毒だぁー!」

 空挺部隊員が火炎放射器で火炎を屋内に送り込む。芋虫めいた深海棲艦はジェル状ガソリンが放つ800℃の炎に焼かれていく。

「2階の左側! なに、わからん? ほら、光ってるだろ! そこだ、そこ砲撃してくれ!」

 無線で砲撃要請。シェリダンのHEAT-MPが炸裂。周囲のコンクリートごと敵陣地を吹き飛ばす。

 ターミナルは迫撃砲とシェリダンの砲撃でガラスは全て割れ、天井が崩れているところもある。

「突入!」

 手榴弾を投げ込み、砲撃によってできた穴からターミナルへ隊員が突入する。XM177E2カービンに装着しているライトが屋内を照らす。芋虫めいた深海棲艦の血糊がべっとりと付いて凄惨だ。

 吹き抜けになっている2階部分から銃撃。まだまだ敵は残っている。閃光手榴弾を投擲し、物陰に隠れて反撃する。銃撃で死んだ芋虫めいた深海棲艦が2階部分から落ちる。

「あそこの敵、なんとかならんのか!」

 屋内の2階からは攻撃が途切れることがない。支援砲撃で片付けたいが奥の方なので、攻撃が届かない。

「撃たれたな、血が出てるぞ」

 隊員の一人が腕に銃創があった。直撃ではなく、かすっただけだが、血が戦闘服を赤く染めている。

「拭いてる暇もねえよ」

「そうかい?」

 隊員がダネルMGLを構える。回転式弾倉をもつ40㎜グレネードランチャーだ。それを次々と撃ち込む。緩い曲線を描いて、2階奥に着弾爆発。深海棲艦の肉片が隠れている所まで飛んでくる。

「これでゆっくり拭けるよ」

 抵抗が小さくなるターミナルには次々と隊員が突入してくる。

 

 ファラガットは他の艦娘とは合流できず、一人で戦っていた。すでにイ級2隻を沈め、今、空母ヲ級flagshipと交戦中だ。

「夜は能力下がるんじゃないの!?」

 敵艦載機の銃撃の中、ファラガットは叫んだ。砲を構えれば艦載機からは牽制射撃。たまにロケット弾を発射してくるから回避せざる得ない。

 そしてヲ級自身も頭部の砲を使って攻撃してくる。ファラガットは攻撃のタイミングをつかめない。

「カトンボめ!」

 ファラガットは闇夜の空に12.7㎜機銃を撃ちまくる。狙いを付けているわけではない。でたらめの機銃乱射だ。当然敵艦載機には当たらない。このまま回避に専念しつづけることを強要されていては、スタミナが尽きてしまう。

 ファラガットにロケット弾が1発命中。右足の魚雷発射管が破損。魚雷は撃ちきっていたため、誘爆などはなかったが、足の痛みで動きが鈍る。

 ヲ級はにんまりと口をゆがめる。虎の子の爆撃隊を出撃させる。これで動きの鈍ったファラガットを撃沈するつもりだ。

 ヲ級が放った爆撃隊がファラガットの上空に到達する。

「シズメ……!」

 後は急降下の指示を出すだけ。そのとき、衝撃と強烈な熱さがヲ級の頭部を襲った。

 薄れゆく意識のさなか、反射的にヲ級は襲った物の方向を向こうとする。

 しかし、自身を襲った物を認識する前にヲ級はファラガットの砲撃を受け、意識は完全に途切れた。

 

「へへ、ビンゴ! きっかり命中だ!」

 ヲ級を襲った物はシェリダンのシレイラミサイルだった。弾頭の6.7㎏成型炸薬弾はヲ級の障壁さえも容易に貫通し、頭部を焼き尽くした。

 ターミナルの戦闘は屋内にほぼ移ったことにより、シェリダンによる砲撃支援は難しくなった。そのため、4両の内1両を艦娘支援に回したのだ。

「艦娘の嬢ちゃん、感謝してくれよ!」

『ありがとう! 続いて援護お願いね!」

 ファラガットは無線で感謝の意を伝える。

「おうとも!」

 夜のバミューダ諸島で繰り広げる戦いはまだ終わらない。

 




 予想以上に長くなってる。あと5000字は続きそう。
 これ書いてて、「あれ? シェリダンのここってどうだったけ?」と思い、グー○ル先生にご教示願ったのです。そしたら、

[M511 シェリダン     ]検索

 M511シェリダン - ウィキ○ディア

 雪の駆逐艦-違う世界、同じ海- - 第8話「空へ」 - ハーメルン

 M511シェリダンとは -×××××

「ふぁい!?」
 私の作品が2件目に表示されました。怖い。
 そこまでマイナーなのかシェリダン。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。