Ep.Matsuri   作:ハルポル


原作:Tokyo7thシスターズ
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今回のスカウトは三森マツリちゃん

ゲームで勝てればアイドルになってもいいよと言われたので支配人さんがとにかく頑張ります。

今回からラブコメよくあるネタをぶっこんでいるのでおもしろいんじゃないかなと思ってます。

今回も短いものとなります。

次回の娘は何にするかも募集しています。気軽にコメントしてくださいね。それではお楽しみ下さい( ^ω^ )


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(プロローグ)

ナナスタは今日も賑やかだ。

そんななか、コニーさんに

「支配人!さぁぐだぐだしてないで!アイドルの原石を探しにいになさい!」

いつものように事務所を追い出されて、スカウトに向かう。

ゲームセンターがある。ここは街では有名なゲーセンで、僕もたまに遊びにいく。

少しゲームでもしようか。と思い格闘ゲームをしようとしていた。

「ねぇ一緒に対戦しない?」

若い女性が僕に対戦を挑んできた。

その娘はとても可愛らしく元気がある子に見えるので是非スカウトしたいなと思っていた。

対戦中僕は彼女に聞く。

「ねぇ。君。アイドルに興味ない?」

「なに?スカウトしてんの私に?んー。」

彼女はしばらく考えていたが僕にこう返事した。

「そうだね。じゃあ私を倒すことができたらアイドルやってあげてもいいよ!」

そういうと彼女は巧みな操作で僕を倒した。

強かった。

「君は?」

「わたし?私は三森マツリ。フ、いや最強のゲーマーさ!」

今フリーターって言おうとしてたような。まぁいいか。

彼女はそういって帰っていったのだった。


Ep.Matsuri

僕は最近ゲーセンに通いつめている。

 

もちろんこれも今後のナナスタのために。

 

今回僕がスカウトしようとしてる娘はとても元気な娘だ。

 

三森 マツリ

 

それが彼女の名前だ。彼女はこのゲーセンではとても有名な娘でゲームの腕は神技なのである。

 

さらにこの娘はとても可愛らしい。元気もあるし、ナナスタに招待してアイドルになってくれればこれからのナナスタをさらに輝かしてくれるだろう

 

だから彼女にスカウトしてみたんだ。

 

彼女は僕にこう答えた。

 

「私にゲームで勝てたら、アイドルになってあげてもいいよ」

 

最初僕は彼女のゲームの腕なんてそうわかってなかった。

だから最初は簡単だと思っていたんだ。

 

それが今では20戦して全敗。

 

強すぎた。勝てるはずがないと思った。

 

彼女は最近負けたぼくにもう諦めたら?他にも可愛い子はいるよ。と言ってくる。

 

僕はそんな事を言った彼女にこういった。

 

君じゃなきゃダメだ。だから僕は君にゲームで勝たなければならない。

 

彼女はなぜか顔を赤くし今日はもう終わりと言って帰って行った。

 

僕はそのあと彼女に負けないように格闘ゲームを練習しよう思っていた。

 

すると僕らの戦いを見ていた人たちが

「お兄さん。あのマツリさんに挑戦するなんてガッツあるね!俺ら感激してるぜ!」

 

そういうとハグをされた。僕にはそっちの気はないぞ。

 

その人たちは普段からマツリに挑んでいるそうで、彼女の戦い方などを僕に教えてくれた。

 

そして店が閉まるまでにたくさんの事を教えてもらった。

 

次の日の朝。

 

僕は事務所の机にぴたりと突っついていた。

 

「おはようございます〜。って支配人さんどうしたんですか!」

 

「ふぁ〜。おはよう。ハル。いやちょっとスカウトが大変でね。」

 

「そうなんですか。お疲れ様です。でも身体には気をつけないとダメですよ。」

 

「うん。ありがとう。そうだ!ハルもよかったらスカウトについて来ないか?」

 

「え?いいんですか!私ならよろこんで」

 

ということでハルも来ることになった。

 

………。

 

「どうしてこんな人数に!?」

 

「ダーリン。私を置いていくなんてひどいわ!あなたのスースなんだから大事にしなきゃダメよ。」

 

耳元でそんなこと言われたら少し怖いぞ。

 

「それにムスビも。生徒会は大丈夫なのか?」

 

「生徒会ですか?生徒会といっても特にやることはないですよ。大きなイベントがないときは問題ないですよ」

 

生徒会って以外にそんなものなのか。

 

そんなこともあって、今日のマツリとの戦いにはハル、ムスビ。スースの三人を連れて行くことになった。

 

そして、会場はいつものゲーセン。

「やぁ。今日も来たね。そろそろ諦めたらどうなの?昨日もいったけど可愛い子ならここらへんたくさんいるわよ。」

 

「なら、僕も言おう。昨日も言ったけど君じゃないとダメだから君が欲しいから僕は君を倒すんだ」

 

周りに漂うこの感じはなんだ。真剣に言ったはずなのにスースが怒ってる。なぜだ。

 

「ダーリン!?それって浮気じゃないの!?私という女がいるのにそれはひどいんじゃないの!?」

 

「ふふふふふ不純性行為はダメですよ!支配人!捕まりたいんですか!」

ムスビまでなんか怒り気味だ。

 

ん?あれ。ハルがいなくなってる。

 

と思いきやゲーセンのクレーンゲームのところでぬいぐるみを見ている。

 

「うわーかわいいなーすごいなー(棒)」

 

やばい。あのハルが感情もなくぬいぐるみを見ている。

 

「ちょっとお前たちどうしたんだ。僕が何を言ったって言うんだ!」

 

「近寄るな!変態!」

 

ムスビに一発殴られて倒れた僕。

 

そして、事は済み。

 

ようやく戦いが始まる。

 

周りを見ると昨日色々と教えてくれた怖そうなマッチョのお兄さんたちも観てくれている。

 

よし、がんばるか。

 

「よし、勝負だ!マツリ!」

 

「よし!かかってきなさい!」

 

僕もマツリも使うキャラは昨日と同じ。

 

となると戦い方もいつもと変わらないはず。

 

マツリの操作するキャラが僕のキャラめがけてキックを仕掛けた。

 

これは昨日教えてもらったマツリのコンボ技だ。

 

キックをした後にすぐにジャンプし、僕のキャラが空中から落ちる前にKOにする技だ。

 

これは最初のキックをガードしたらなんとかなるはずだ!

 

「おう。まぁこれは耐えられたか。じゃあこれはどうかな?」

 

マツリが次にやってくる技はなんだ。

 

マツリのキャラが走りだした。

 

これは教えられた技の一つにもあった。

 

走ってスライディングアタックから下蹴りのコンボKOにはならないが大ダメージを与えられるだろう。

 

スライディングなら、ジャンプで避けるしかない。

 

すると、マツリのキャラは消えて僕のキャラの背後に。

 

「これはまだ誰にも見せてない技なんだよ。がんばった君へのご褒美だよ」

 

そう言うと彼女は僕のキャラのHPをどんどん削っていってKO。

 

負けてしまった。

 

「あー負けたー。ダメだ。」

 

「いやーよく頑張ったよ。君すごいね。普通ならすぐ諦めて逃げちゃうのに。」

 

「まぁ目標があればそれ目指して頑張っちゃうのが僕だからね。」

 

「すごいよ。でも、約束は約束だからアイドルにはなれないな。」

 

「そうか。残念だな。」

 

そう言ったときだった。

 

「ちょっと待って。」

 

そこにはムスビが仁王立ちしていた。

 

「そこの変態支配人に変わって私があなたに挑戦するわ。」

 

へ、変態はよくわからないけど、ムスビがなぜ?

 

「支配人のその情熱をみたらなんか協力したいなって思っちゃいました。」

 

さっきまで怒った顔をしてたムスビも笑顔を見せてくれた。

 

「ムスビ…。」

 

「ということだから。マツリさん。私と勝負して。私が勝ったら私たちとアイドルをしてください。」

 

「ほう。君がこの人の事務所のアイドルか。可愛いね。でも私に勝てると思っているの?」

 

「勝ちますよ。絶対に。勝手みせます!」

 

そういうとムスビはメガネを付けた。

 

「待ってムスビ。いくら君が落ちゲーマーだとしてもこれは無理じゃないか!」

 

「落ちゲーマーいうな!」

 

マツリさんは笑っていた。

 

「私が負けるわけないわ」

 

そうこれがフラグであった。

 

ゲーム開始とともに、マツリのキャラをフルボッコにKOさせた。

 

そのときのムスビの後ろ姿はまるで歴戦の勇者といえるようなオーラであった。

 

「私が倒されるなんて。初めてだわ。」

 

「あなたの弱点は始まった瞬間歩いてから走るというところ。ここさえわかれば後は私の使ったキャラの最初の速攻しか使えない即死技が使えるようになったということ。」

 

「悪いけど私はアイドルにはなれないわ。こんな負け方してゲーマーなんて言えないわ。そんな私がアイドルなんてなれるはずがないわ!」

 

そういうと走っていってしまった。

 

「すまん。ハルは先に帰っていてくれ。僕は彼女を追いかけてくる。」

 

走るマツリを追いかける僕。

 

彼女を追いかけていると公園に着いていた。

 

「ちょっと待ってくれ。」

 

マツリの手を僕は掴んだ。

 

「やめて。私にはもうゲーマーでいる資格なんてない。だからアイドルなんてもっと無理だよ。」

 

「違うんだ。マツリ。僕は君に最強のゲーマーを目指して欲しいなんて言ってない。みんなを元気にするアイドルになって欲しいんだ。」

 

「みんなを元気にするアイドル…。」

 

「そう。君はゲームを通してたくさんの人たちと楽しんでみんなを元気にしてきた。だから今度は世界中のみんなを元気にして欲しい。」

 

僕は彼女に手を伸ばす。

 

「だから僕たちと一緒にアイドルやってみませんか?」

 

彼女は涙を拭って手をとった。

 

「わたし大丈夫かな?」

 

「あー大丈夫。君なら絶対に」

 

「よし!じゃあ私はここに宣言します。絶対にみんなを元気にしてみせる。笑わせてみせます!」

 

「うん。期待してるぞ!マツリ!」

 

「はい!よろしく!支配人!」

 

こうしてマツリは僕たちと一緒にアイドルをすることになった。

 




マツリを連れてナナスタに帰ってきた。

「おかえりだず!支配人!よく頑張った!」

「なんでコニーさんの方が上みたいになってるんですか。」

「ジャーマネは最強なんだず!」

「そうですか。」

みんなが集まってきた。

「みんなに紹介する。今日から仲間になった。マツリだ。
みんな仲良くがんばろうな!」

紹介が終わるとみんなマツリを囲み楽しんでいる。

みんなの笑顔が見れるならどんなことでもしてやれそうだなと僕は改めて思ったのだった。

「マツリさん!またゲームで対戦しましょうよ!」

ムスビがマツリに対戦を申し込む。

「うん!もちろん!次は負けないからね!」

そして対戦がはじまる。対戦開始のゴングはマツリのアイドルとしてのこれからをスタートするようゴングなのかもしれない。そしてこのゴングはきっとかなりの間なることはないだろう。

彼女たちはこれからもっと輝いていくのだから。

「支配人!みんなでやろうよ!みんなでやった方が面白いからさ!ほら!コニーさんも!」

マツリはとても楽しそうだ。

「よし!これからもっとがんばってみんなにたくさんの笑顔を届けるぞ!」

Game Start!!


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