蓬莱山家に産まれた   作:お腹減った

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永琳がメインヒロインです、間違いない。遠回りをしましたがやっとメインヒロインの存在に気づきました。

別に洗脳されたわけじゃないと思います


諏訪国
金髪か銀髪か好きな方を


「お母さんお腹すいたー」

 

「もうすぐできるから待っててね」

 

「紫、もう少し慎ましさがある方がいいわよ」

 

「幽香に言われたくない―」

 

あれから数日、妖怪二人の女の子は俺と永琳の娘になることを承諾した。金髪の女の子の名前は、紫、緑の髪の子は幽香と言うそうだ。俺の娘になったので、蓬莱山 紫 蓬莱山 幽香となった、永琳は子供が欲しがってたから、娘にした。永琳は、確かに欲しいけど、それは弘との子供が欲しいのよ。と言ってる。分かってはいるが、まだ作る訳にはいかん。とは言え血が繋がってなくても俺たちの娘と言う事なので、永琳は、紫、幽香にデレデレだ、親馬鹿になるな永琳は。娘になってから永琳は2人の事を可愛がりまくってる。2人も妖怪と言う事で今まで酷い扱いを受けていたみたいで、永琳にどう接したらいいかわからんようだ。まあ、時間をかければ、いつかは、紫と幽香も自然体になるだろう。俺の国、諏訪の国に女を侍らすまでは、永琳には手は出さん。ちなみに俺の国が諏訪の国と言う国名は近くにある諏訪湖から取ったものだ。諏訪湖の様にいつか俺の国を大きくしてみせると言う事で諏訪湖の名を貰った。自分で言うのもあれだが、中々悪くないセンスだと思う。

 

 

 

 

「美味しい。生まれて初めてこんな美味しい物食べた」

 

「おかわりはいっぱいあるから、好きなだけ食べなさい」

 

「うん」

 

幽香は感情を表情に出さないが、隣に座って一緒に食べていた母親を観ながら、内心は喜んでいるのか返事した時の声が弾んでいる。

紫と幽香を娘にしたので、永琳は紫と幽香の母親だ。紫の場合、呼び方はお母さん。幽香の場合はお母様と呼んでいる。

今は永琳が作った朝餉を食べている。俺の隣に紫、向かい合いに永琳、その隣が幽香だ。白米、みそ汁、たくあんがある。たくあんは匂いがあまり好きじゃないがポリポリした食感は好きだ。

 

「お父さん、ご飯を食べたら遊んでいい?」

 

「いいぞ。好きに遊べ」

 

紫とは簡単な受け答えをしてまた食べ始める。

 

「ごちそうさま。さっ、幽香も遊びに行きましょう」

 

「ちょ、ちょっと待って。まだ食べ終えてない」

 

紫と幽香は食べ終わったようで、永琳がお粗末さまでしたと言ったら、神社から出た。村の子供たちと遊ぶようだ。まだ子供だし遊びたいんだろう。村の皆は最初2人は妖怪だという事で最初は怖がってたが、今ではそんな事はなく、村の皆は紫と、幽香に良くしてくれている。子供たちも怖がってたが、今は皆で遊ぶほど仲良しだ。うんうん、紫と幽香は妖怪という部分を除けばどこから見ても美少女だからな、いつかは俺の女にしよう。と頷いていたら永琳が俺を見て、娘にまで手を出すのと言い呆れている。仕方ない、これが俺なのだ。俺は俺でいたい、三つ子の魂百まで。変わるなんて御免だ。と考え今がずっと続けばいいと思った。

 

一旦神社を出た紫がまた戻ってきて、大きな声を出しながら述べた。

 

「お父さんお母さん。色々ありがとー!」

 

言いたい事を言い終えたのか、またどだどだと外へ出て行った。

紫の言葉を聞いた俺は永琳と目を合わせると、先に永琳が言った。

 

「感謝されることじゃないわね」

 

「ああ。紫と幽香は憶えてないだろうが、初めまして、じゃないからな」

 

「また弘に、紫と幽香に逢えて、私は嬉しいわ」

 

「……」

 

 

 

 

 

 

 

今山の中にいる、腕を鈍らせないため、猪でも狩ろうと来たのだ、鈍った時に諏訪の国に妖怪が攻めて来たら困るので毎日山で特訓だ。だが俺が全部してはいけない、何もかも俺が決めると村の皆は俺と永琳に頼り切ることになるだろう。それでは駄目なので村の男たちに戦い方を教えている。これでも守備隊でよく都市から妖怪を守ってたので、役には立つだろう。これで妖怪は攻めてきても、そこまで苦戦することはないだろう。大妖怪が出てきたら流石に俺が出るが、雑魚の妖怪なら諏訪の国の皆で対処できるだろう。本当は都市にあった武器、殆どは永琳が作ってるから作ってみてはどうかと聞いたら、過ぎたる文明は国を堕落させるので駄目だそうだ、とは言えいくら永琳が天才でも、作る材料がないので、作ろうと思っても作れないようだが。それとこの時代肉が少ない、人類が月に行く前は当たり前のようにあったが、この時代はそうでもないようだ。だから俺が猪を狩って諏訪の国の皆で食うのだ、その時はいつも宴会だな。皆が喜んで、かつ腕を鍛えられる。まさに一石二鳥。とは言え猪をそんな簡単に見つかる訳もなく、精々半年に一度見かけるか見かけないかだけどな。

考えながら歩いていると、妖怪の気配を感じた、殺気はない。ただ気配が少しづつ弱くなっている、気になったのでその気配の元へ行く。

 

「狐か」

 

発見したが、どうやらその正体は狐らしい。見るからに痩せていてしばらく何も食べてないようだ。栄養失調かもしれん。近づくと妖気を感じた、狐の妖怪のようだ。尻尾が3本ある、まだ生まれたばかりの妖怪みたいだ。何か食べさせてやろうと思い、狐を拾い大事に抱え、神社に戻ることにした。永琳に見てもらおう。ちなみに雌のようだ。

しかし狐だと言いにくいので名前を付けることにした。この狐毛が金色をしているので金と名付けた。

 

「永琳に診察してもらおう」

 

 

 

 

 

 

 

「連れて行ってる時に金が死なれるのは後味悪いから、もう少しだけ耐えてくれよ」

 

夕方になり神社へ着く。永琳に見せたらやはり栄養失調のようだ、俺の見立てがあってた。これならすぐ良くなると言い、金に液体のものを飲ませている、永琳が言うには味はない薬で無味無臭だそうだ、さすが永琳、頼りになる。頭を撫でて良くやったと褒めてやるともっと撫でてと言ってきたので撫でてやった。

 

「さすが永琳。頼りになる」

 

「これでも都を発展させた1柱だから、これくらいはね」

 

「悪いな、いつも面倒なことばかりさせて」

 

「いいえ。弘の役に立てるなら、私も地上に残った甲斐がある。だから気にしないでいいのよ」

 

やはり永琳を地上に残してよかった、もし月に行ってたら、今でも都市の発展に貢献していただろう。今までも働き詰めだったのだ。これでよかったのだと思う、俺は永琳じゃないから永琳がどう思ってるか分からん、だが一緒にいたいのは分かる。だからずっと一緒だぞ永琳。ただいまーという声が聞こえたので娘たちが帰って来て俺と永琳の元へ来る。俺と永琳はお帰りと言い、永琳は台所に向かい、料理を持ってきて、晩御飯をみんなで仲良く食べた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

布団で皆で一緒に寝る。4人いるから川の字じゃないがな、端から俺、紫、幽香、永琳だ。今日は俺の隣に金も入れて寝るから4人と一匹だな。ちゃんと金の布団もある紫と幽香は寝巻を着て布団に寝転がり、俺たちに抱き付きながら寝る、紫と幽香が寝るのを確認し金も見たら寝てるようなので俺は目を閉じ寝ることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

起きたら永琳が俺に抱き付いていて、知らない子2人いました。紫と同じ金髪の子供がいて、もう一人は金色の髪をしてケモノの耳がある子供だ。ケモノ耳は金が寝ていたはずの布団で寝ている。まさか永琳とやってしまったのかと思い、俺に抱き付いている永琳の肩を揺すって起こす、起きたが寝ぼけている、緊急事態なので永琳に向かって言ってやる

 

「永琳、愛してる。俺は夢を諦めるよ、結婚しよう」

 

そう言ったら永琳がかっと見開いて立ち上がり俺を見下ろして、

 

「やっと諦めてくれるのね、待ってたずっと待ってた。私はいつでも準備はできてるわ。どこで結婚式を挙げるの、子供は2人欲しいわ、新婚旅行はどこに行きましょう」

 

などとマシンガントークをしてきた、予想以上の効果が出た。落ち着かせるため俺は立ち上がり、永琳に口づけをする。数秒経ってから口を離し、落ち着けと言う。

 

「そ、そうね。まずは諏訪の国の皆に結婚する事を伝えなきゃ」

 

あの永琳がここまで取り乱すとは、このままではマズいと思い、"愛してるのは本当だが、夢は諦めてない"と言ったら、浮かれた表情だった永琳が凍りついた、そして俺は平手打ちをされた。いい音がした。

 

 

 

 

 

 

永琳に事情を説明したら、ケモノ耳の子は昨日の薬で妖気が回復し人型になったんだろうのこと。もう一人の子は俺と永琳の信仰が多すぎて、俺たちの信仰が混ざり合い子供の形として生まれたのかも、だそうだ。信仰が多すぎて子供が生まれるとは、俺達はどれだけ神として崇められているんだ・・・・・自分たちが恐ろしい。しかし俺と永琳の信仰が多すぎて子供が生まれたなら、紫と幽香も俺たちの子供だが。血は繋がってない。もちろん俺と永琳は血のつながりは気にしないし娘だと思ってる。だがある意味この子は俺たちの本当の娘と言う事になる。まずは名前を考えよう。

 

「永琳に何かいい名前があるか」

 

「ないこともないけど、この子に関しては弘に決めて欲しいわ」

 

「…どうしようか。国に関係する名を付けたいが...」

 

諏訪の国の神つまり俺と永琳の信仰が多すぎて生まれた子供だから、諏訪の国の名前を入れたい。ので、諏訪湖から名を取って諏訪の国になって諏訪の国で生まれた子供だから、

諏訪子と名付けた 蓬莱山 諏訪子と言うわけだ。安直だが、分かりやすくていいだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




名前の理由はぱっと浮かんでこの名前です。

諏訪子の髪は原作は金ですが永琳の子供でもあるので銀髪と思ってもらってもいいです。
金髪の諏訪子か銀髪の諏訪子か好きな方を選んでください

何か金の斧と銀の斧を思い出しました

今回はたまたま更新しましたがもうしません。エタルので悪しからず

気づいたんですが紫、諏訪子、金の髪色は同じ金髪ですね。書いてから気づきました。諏訪湖の髪色は金ではなく銀にするかも、銀髪が永琳と諏訪子、金髪が紫、金バランスがいいですし。するか分かりませんがね

後、神奈子については何も考えていません。この後の展開はいまから考えなければ
いい案が出なければもう書きません

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