蓬莱山家に産まれた 作:お腹減った
前回の話を見て綺麗に終わったと思ってる方がいるなら見ない方がいいと思います
このくらいならまだ健全大丈夫ったら大丈夫いけるいける
永琳はメインヒロインじゃないです、ないはずです。
いや・・・・・・・メインヒロインなのかもしれない
わっふるわっふる
核で都市が焼け野原と化した場所も今では森になっている、それだけ時間がたったようだ。
「ねえ、いつ子供を作るの?私は早く欲しいのだけど」
永琳はとんでもない事を聞いてきた俺も子供を作るのは吝かではないが、まだ俺の夢を永琳が認めないので、手は出さない。まだ手を出せないのだ。俺たち2人が地上にいるせいか、また妖怪が生まれている。と言っても、姿は美少女でもなければ、可愛くもない。生まれたばかりで理性がないせいか、食い殺そうとしてくるので、斬り捨てている。早く美少女妖怪を見たいものである。
「まだ駄目だ。我慢しろ」
「我慢しろと言われてから数千年は経つのよ。いい加減我慢の限界だわ」
「駄目だ」
したくてたまらないが、まだ駄目なのだ。耐えるのだ俺よ。そこで話を逸らそうと考え、1つ妙案が浮かんだ。旅だ旅をするのだ。永琳の右手を掴み引っ張る。
「じゃあ旅に出るぞ永琳」
「じゃあって何よ、ちょっと、離して」
今回は珍しく言うことを聞かない、さすがに待たせすぎたようだ。仕方ないので、俺は永琳を前から抱きしめ、顔を近づけ口づけすることにした。よく考えたら胸や尻を触っても口づけをしたことがなかった。急にしたので永琳が両眼を大きく見開いて俺を見る。状況を理解したのか俺に抱き付きながら身を任せて俺の口の中に永琳が舌を入れてきた。これ以上はやばいので永琳から離れる。永琳はまだしたいのか恨めしそうに俺を見ている。
「私は、この程度では騙されないわよ。だからもっとして、初めてだったんだから、責任を取ってちょうだい。そして子供を作りましょう」
唇を舌で舐めて左手を頬に当て、俺を見ながら言うが、やりすぎるとまた強請ってくるので、無視して永琳を連れ出した。責任は取る、俺の女なのだから、夢を認めてくれたらだけどな。そして地下シェルターから出た。
出たのはいいが周りは森になってる、方向感覚が狂ってしまう、どこから行こうか悩んだ。いい案が出ないので風の吹くまま気の向くままに進むことにしよう。
「行くぞ」
「行くってどこに?」
「分からん」
そう言って俺は歩き出す、歩きながら後ろを見ると、俺の言葉を聞いて呆れて溜息を出し左手をおでこに当てた。頭を痛そうにしているが、諦めたのか俺の後ろについてきた。いつも通りだ、気楽に行こう。
1ヶ月旅をして色々見てきたが、何と人類が生まれているのだ。生き残りは俺と永琳だけなのに生まれるとは。地球は何を考え新たに人類を生んだのか。俺としては嬉しい、夢に近づくし。
永琳が俺の背中を思いっきり叩いてきた、痛い。俺の顔をジト目で見てくる。俺の考えを見抜いたと言うのか。口づけしてからさっきまでにやついていたのに、さすがだ永琳。
「ミトコンドリア・イヴ…いや、わずかに神の血を感じる。神裔か」
「私達がどうかしましたか?」
「いや、じろじろ見て失礼しました。懐かしいモノを感じたもので」
今はとある村にいる、何でも俺たちを見てただものじゃないと感じ。見込んで頼みがあるそうだ。永琳は赤青の服装しているので目立つしな。内容は妖怪の住処が近くにあるのだが、自分たちでは敵わないので、退治してほしいというものだ。他にすることもないので引き受けた。永琳はあきれた表情で俺を見るが諦めているので、何も言わない。
さっさと退治しに行こう。俺と永琳がいれば楽勝だろう、俺は剣を持ち永琳は弓矢を持って妖怪の所へと向かった。
その道中で、あの人間たちを観察していた永琳に問うた。
「あの村人たち、どう思う」
「神裔と見て間違いないわ」
「そうか…やはりそうか。アマテラス、そして神武天皇よ、お前たちの血は……」
帰ってきたら村人全員に土下座され、"神よ!ありがとうざいます!"と繰り返して俺と永琳に言ってくる。いつの間にか神扱いされてるし、まだ人類が月に行かず地球にいるとき、天照に聞いたが神になるには人間に信仰もしくは畏れられたらいいみたいだ。ただ一度神になったらもう人間には戻れず信仰もしくは畏れが無くなったら消えるらしい。と言うことは俺と永琳は神になったという事だろうか。その実感はない。ある村人は"すぐに弘天様の神社を建てます!"と言い走って行った。
俺の国でも作って女でも侍らすかなー。俺の国だし女を侍らしても問題はないだろう。
後は隣で胸を支えるようにしながら腕を組んで苛々している永琳をどう説得するか・・・・・・
今回のお礼がしたいというのである場所に案内された、その部屋の中には2人の子供がいる。2人共怯えた表情で俺達を見ている要は人身御供と言うものだ、頼んでもいないのに。2人の娘の髪色は片方が金、もう片方は緑だ。身寄りのない子供で妖怪らしい。なぜ妖怪がいるのかと言うと俺たちが来る前にこの村に流れ着いて最初は村人全員で助けたのだが、妖怪だと分かり閉じ込めたそうだ、どうしようかと考えてるところに村が他の妖怪に襲われ俺たちが来たというわけなのだが。
「俺の好きにしていいんだな?」
「はい、弘天様がお決めになるなら我らは従うだけです」
まるで狂信者だな、2人の女の子を見てみるがどちらやつれている。まともな食事を与えられていないようだ。今の俺は神、神じゃなくてもすきにするが、俺はこの2人ををどうするか考えついた、俺は2人に近づく。永琳は後ろで見ているようだ。2人は部屋の隅で互いを抱きしあい、震えて俺を見る。俺は腰を屈め目線を合わせる。子供にしかも怯えてる相手に見下ろしながら話すのは良くないだろう。まずは挨拶をしよう。
「
久しぶり、とは言わなかった。二人とも、オレと永琳のコトは憶えてないだろうから。
挨拶すると、2人はきょとんとしてこちらを見ている。俺が挨拶したと言う事は分かってるようだが、なぜ急に挨拶したのか分かってないようだ。だから俺は普段通りにする。
ああ、懐かしい顔だ。この子達にあったのが、色あせてもうずいぶん昔に思える。
「俺の名は弘天。蓬莱山 弘天だ、弘って呼んでくれ。いきなりだが、2人共これからどうしたい」
聞いた途端2人共顔を俯け、だんまりだ、思いつかないのだろう。この村を出ても行く当てもないだろうし。だったら選択肢を与えることにしよう、決めるのは2人の女の子だ、永琳の時の用に無理矢理はやめたほうがいいだろう。あの時とは状況が違う。今考え付いたことを聞いて、嫌がったら俺の女にでもするかな美人になりそうな気がするし。当たり前だが、それも嫌がるね。そう考え俺は口を開く。
「行く当てがないなら、俺とあそこにいる銀髪で三つ編みの綺麗なお姉さんの娘にならないか」
俺は2人の女の子にそう尋ねることにした。
知っている方もいるかもしれませんが、実際に弘天神社は存在して福岡にあります。祭神は伊邪那岐命、伊耶那美命ですがね
神話の話を入れようと思いましたがやめました。
そしてここでは諏訪の国に弘天神社が出来たという事にします、オリジナル展開だしいいよね。弘天神社については最初から考えてましたけどこの後の展開をどうするか。
諏訪子についてはもう考えてます
ですが書く気はないので次の話はないですし、更新もありません。エタルので。
炒飯でも食おう