蓬莱山家に産まれた   作:お腹減った

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一日に4話も書く事になるとは

地の文多いからくどいと感じるかも


酔った

飲み過ぎた。今日は俺が局長になった祝いに師匠に飲みに行くから来いと言われ、強制連行された。俺は下戸ではないので、酒を飲むのはいいんだが師匠は下戸。と言っても機嫌上戸なので、怒り下戸や泣き上戸みたいに面倒ではないのだが、毎回毎回いつ娘と結婚するんだと聞いてくる。しかし結婚は一人しか選べない。豊姫は愛人でもいいと言ってる本音は本妻がいいのだろう。豊姫を見ていてそう思う。愛人なんて永琳が認めないだろうし正妻なんて以ての外だろう。依姫は最初は嫌がった。けど、渋々だが側室でも言いといったが。

 

 

 

「したくても永琳が認めてくれないんですよ」

 

「だから早く何とかしろ。自分の女を説得するのも男の役目だ。まあ、弘天と八意を見てるとおしどり夫婦にしか見えないから、弘天が他の女と逢引してるのは想像できんがな」

 

 

 

 

そう、俺と永琳はおしどり夫婦として有名なのだ。結婚してないのに。何百年も一緒にいたから、当然と言ったら当然だが。しかし俺は地上に残るのだ。俺の女にしたいが豊姫と依姫は女にできない。豊姫と依姫を地上に残すわけにはいかない。そして厄介なのが豊姫の能力で海と山を繋ぐ程度の能力というものだ。詳しい事は聞いてないから知らないが、遠距離を瞬時に結びつけてワープすることが出来るそうだ。これは非常に不味い。行ったことがあるところだけワープできるらしいが、それでも不味い。もし豊姫が月について俺が核で死んだと聞かされたら地球に来そうな気がする。何か対策を打たねば。依姫の能力は神霊の依代となる程度の能力だそうだ。神を自分の体に宿し使役するらしい。神の力使えるとかやばいね。能力を使って依姫と手合せしたことはない、憶測だが俺は負けるだろう。豊姫と依姫は今は部隊を預かる隊長になってる。2人はもっと上に行くだろう。

俺を超えそうで怖い、俺は地上に残るから局長の地位も誰かが入るだろう。代わりはいるんだ。俺にも、能力があるのだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今は自宅に帰る途中だ。さすがに飲み過ぎて酔ったので先に帰らせてもらった。師匠は、おう、気を付けろよと片手を上げ店員を呼びお酒を頼み始めた。まだ飲むのかと軽く呆れ店を出た。師匠はいつも奢ってくれるので、俺の財布は膨らんだままだ。

俺は欲しいものがあまり無いので、財布が勝手に膨らんでいく。殆どのお金は永琳に預けている。家計を任せているのでそのためにだ。お互いあまり欲しい物がないからかお金が溜まってると永琳が言ってたが何かプレゼントしてやるかと考え自宅に着いた。

電気が付いている。永琳がいるようだ。玄関に向かいドアを開けただいまと言う。奥からお帰りなさいと言い、永琳が玄関に向かって来て俺の目の前に来た。靴を脱ごうと思ったら酔っていたので前のめりに倒れ永琳を押し倒した。永琳は驚いて俺を見ているが笑顔になり

 

「遂に手を出してくれるのね」

 

この時をどれだけ待ったかと言い、でも流石に玄関でするのはやめましょう。初めてなのだしベッドに行きましょうと言いやがった。手を出したら終わりなので手は出さない。代わりに押し倒した状態で永琳の胸を俺の両手で揉んでおいた。デカい。

 

「何を勘違いしてるか知らんが、俺は酔ってて倒れただけだ勘違いするな」

 

「ならなぜ胸を揉むの」

 

「そこに胸があるからだ」

 

永琳は俺の女、詰り永琳の体は俺のだから揉んでも問題はないのだ。付き合ってないけど。そう、と言い落胆顔で永琳が俺を押しのけ立ち上がった

 

「ならお風呂に入って、綿月さんと飲みに行ったのでしょう」

 

ふらつきながらも立ち上がり俺は風呂場に向かった、服を脱ぎ捨て風呂に入る。体が温まり、寝てしまいそうだ。ぼーっとしてると急に洗面台に永琳が入ってきた、何事かと思い永琳に声をかける

 

「何だ永琳」

 

「ロケットは七割は終わったわ、地下は九割ね」

 

「そうか」

 

それだけ言いに来たわ。と言い洗面台から出た。これでいいのだろうか、いや、何を迷うことがある俺は他人のために生きてるんじゃない、自分のために生きてるんだ。なら迷うことはないじゃないか。そう考えても父さんや母さん、豊姫と依姫の顔が出てくる師匠は死んでも死ななそうなので何も思わない。永琳は俺と地上に残るので気にならない。

俺が月に行かず地上に残るのは、妻は一人だけという常識がない地球にいたいからだ。というかそれが月に行かない理由の大部分を占めている。人間は月に行っていなくなるが、俺と永琳は地上に残るので核で妖怪が全滅しても、また新しい妖怪が出てくるだろう。人間がいるから妖怪は生まれるようだし。だからこそ地上に残るのだ。前に美人な妖怪を都市の近くで見たことがある。あれを見て俺は妖怪も俺の女にしなきゃと思ったね。穢れで死ぬかもしれん。だが俺は美人、もしくは可愛い妖怪を俺の女にするのだ。そう決めたのだ。

もう時間はないロケットが七割も完成している、あと数年もしたら地球とはおさらばするのだろう。後悔のない選択をしろよ 蓬莱山 弘天 永琳は俺が決めたのならどこまでも一緒に来るだろう。永琳以外を捨てるのだ。永琳だけでも幸せにしなきゃならん。そして夢を叶えるのだ。そう考え俺は風呂から出た




遂にここまで来た、長かったような気がする疲れた

とりあえず寝る

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