蓬莱山家に産まれた   作:お腹減った

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今回は短い

やっと出来た正直一番困った話でした本来2話で終わる予定だったから仕方ないね

今回は間違いなくおかしいです正直今回はあまり真面目に見ないでおくれ
あと細かいところは見逃して欲しい




俺は死にたくない

永琳は俺の言葉を予想していたのか表情は真顔のままだ。だが俺は月に行く気はない

俺は生きたい、月に行って死ぬことの心配が無くなるなんてお断りだ。俺は自分が生きてると実感したい、死ぬ恐怖が無くなるなんて死ぬ事と変わらないような気がする

 

「ねえ、私は弘がいないと駄目なの。弘、無しでは生きられないの。だから私と月に来て」

 

「嫌だ」

 

永琳は俺の世話を甲斐甲斐しく世話を焼いているので俺が永琳に依存してると思われてるが実際は永琳が俺に依存している。だから俺の世話をするし俺の女を侍らせる夢以外は言うことを聞く。ならばと俺は考えた。永琳が俺と一緒にいたいなら月に行く必要はない。そのかわり、永琳に限らず俺もだが。家族と友達を捨てることになる、二兎を追う者は一兎をも得ずだ、両方取れないなら片方取るしかない。両方取れなくなるよりはマシだ。ごめん、父さん母さん。親不孝な俺を許さなくていい。でも親子の縁は切らないでくれ。

 

「じゃあ、永琳が月に行くのをやめて地上に残れ」

 

「あのね、私は都市を発展させた人間で天才なのよ?そんな人間をわざわざ地上に残すわけがないでしょう。皆そう言うと思うわ」

 

「ならば簡単だ永琳とついでに俺も死んだと思わせればいい」

 

「・・・・・どうするのよ」

 

「いい考えがある。」

 

「何かしら」

 

永琳の表情は無表情だがどこか落ち込んでいる。今、永琳の頭の中では俺をどうやって連れていくか考えてるんだろう、だがそうはさせん。

 

「もしロケットができて月に行くって時が来て妖怪が黙っているだろうか。」

 

「無理ね、妖怪は人間がいないと消えてしまう。だから命がけで止めに来るでしょう」

 

これは俺が小さいころから起きてる事件なんだが都市に妖怪が入り込んで来てるということだ妖怪が都市に近づいたらセンサーが鳴るはずなのに鳴らないみたいだ

しかも人を食いに来てるかと思えばそうじゃなく都市にいる人間にばれるまで都市に居続けるということだ。もしかしたら人類の情報を集めているのかもしれない。

その妖怪を殺そうと思っても目の前から急に消えセンサーにも反応しないんじゃ何もできなくて困ってると聞いたもしかしたら月に行く事もばれてるかもしれない

 

「だろうな妖怪も馬鹿じゃない、だから月に行く前日もしくは当日に攻めてくるだろう」

 

「なるほど、確かに前日、当日に攻めれば守護隊の人たち以外はロケットに乗ることができるけど妖怪の相手をしてる守護隊の人は乗れないということね」

 

「そうだ、何も俺たち人間全員を地球にいさせなくてもいい。数百人でもいいんだ。妖怪からしたら地球に人間がいればいいんだからな。力は弱まるが妖怪の存在自体が消えるよりはいいはずだ。」

 

「なるほどね。それでどうするの?」

 

「俺は守護隊だからその時は戦はなきゃならん。だから永琳にはそれまでに頼みがある」

 

「月に行ったとする。当たり前だがこの都市は持っていけない、だからそのまま残すことになるだろう。だが残すと後々面倒が起こる。だから爆弾とか核で無くすことになるだろう」

 

「そうね、今日の会議でその話はしたわ。」

 

「だから作るんだよ」

 

「何を作るの?」

 

「地下だよ地下、核に耐えられる地下シェルターを作るんだよ」

 

永琳が顔をしかめた、だがこれしかないんだ。俺は考えた、それしか思いつかなかった。無理だろうとやってもらう永琳と地上に残るにはこれしかない。幸いまだ時間はある。

 

「簡単に言ってくれるはね」

 

「言っておくが俺は核に耐える地下シェルターを作ってくれたらいいんだよ。1億人も入る地下シェルターを作れとは言わん」

 

「分かってる、けど食事はどうするの」

 

あ、考えてなかったどうするか。食べ物を地下シェルターに持っていっても時間がたてば腐るし、地上は核で何もかも無くなるしどうしたもんかまだ時間はあるし、まあいいだろう。あ、地面はあるんだから野菜とか育てたら・・・・・・無理だな

 

「そ、それについては今日考えるのはやめよう」

 

そういうと永琳が溜息を吐いて俺を薄目で見てくる。

 

「じゃあ守護隊の皆には地下シェルターを作るからそこに行けと言えばいいのね?」

 

「いや、駄目だ。俺たちは核で死んだと思わせなきゃいかん守護隊の皆が生きてるとばれるかもしれん。悪いが自分たちで何とかしてもらおう」

 

「そこでさっきの話に戻すが俺たちが死んだと思わせる事についてだが。永琳は最後の便のロケットに乗るよう上と掛け合え」

 

「次にその最後のロケットの便を遠距離で操作できるようにして永琳だけ乗らず発射させろ。発射させたら、地下シェルターに入って核が落ちるのを待て。そしたら月に行った奴らは永琳が核で死んだと思うだろう」

 

普通に考えて永琳を最初のロケットに皆乗せようとするだろうがそこは永琳に任そう。最後のロケットの便が発射されたら、妖怪と戦うのをやめ、俺は急いで地下シェルターに向かう。死んだかどうか確認に月に行った連中が来るかもしれんがすぐにはこれないはずだ月に行って都市を作らなきゃいかんし。

 

「そう、分かった。」

 

 

 

 

 

 

 

「永琳、家族や友達を捨てられるか?」

 

「捨てないわ、その時にはもう会えないけど、この気持ちは大事に持ってる。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いろいろ動き出し始めたけどまだ始まってもいない。始めるかわからんし、終わるかわからんけど

俺はエタルんだ。そう、決めたんだ。

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