蓬莱山家に産まれた   作:お腹減った

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月の話を見直して直す予定です、予定。急ぎすぎましたからね。戯れ話は絶対消しません

でもあの月人を奴隷にする話大した話じゃ。




河童と交渉を終え、萃香に河童がいる所まで能力を使って範囲を広げてくれと頼んでおいた、神社に帰る道中雪が降り始めてきて寒い、後は何をするか。にとりとあとりに貰った人形でも調べるか、神社に着いたらキクリとルーミアがいた

 

「二人とも何してるんだ」

 

「ああ、弘天か。ルーミアから色々話を聞いていてな」

 

キクリはルーミアから話を聞いていたのか。だがいったい何の話だろうか、二人に何か接点はなかったような気がするが

 

「私がキクリに話をしたのは永琳や藍が作ってくれた色んな料理の事よ。絶品だからね」

 

「確かに、二人の料理は絶品だな。キクリは美味しいって気持ちが分かったのか」

 

キクリは月から力、栄養みたいなのを貰っていたらしい、食事という行為をしたことが無いそうだ。俺たちが普段行っている当たり前の行為、何かを食べて寝ると言った事はした事が無いそうだ。よく気が狂わなかったな、それがキクリには当たり前で生きていたからだろうか

 

「食べるという行為については分かった。また食べたいと思った。だがこれが美味しいと思う感情なのかはまだ分からん」

 

キクリは小食なんだが、食べ物を見るのが初めてで色んな料理を少しだけ取り、それを皿に乗せて食べていた。だが表情は食べていても変わらなかった、食べる事はやめなかったが

 

「そうか、まだ感情は薄いようだがいつか分かるだろう。それまでここにいたらどうだ」

 

「そうだな、それまではここにいよう。だが国、だったか他の国も見てみたいぞ」

 

「分かった、連れて行ってやる。それまでは諏訪の国にいて色んな事を体験しておけ、それからでも遅くはないだろう」

 

「ああ、ルーミアから料理について聞いたから今度は私がその料理とやらをするぞ。してみたくなった」

 

キクリが料理をするのか、美味しければいいんだが、永琳と藍が教えるんだし大丈夫だろう。不味い事も覚悟しなければならん。俺の胃が持てばいいが

 

「それと、天狗が来て聞いたんだけど。前に言ったシンギョクについて情報収集してもらったのよ」

 

「天狗って文の事か。ルーミアが前に言ってたな、ルーミアを封印した奴と聞いたが。どんな話だ」

 

「なんでも、どこぞの国で今は偉くなってるらしいわ。妖怪に対する腕を見込まれたそうよ、私を封印するほどの腕だから当然ね」

 

シンギョクについて鴉天狗に頼んでいたのか。ルーミアはシンギョクをどうしたいんだろうな、殺すとは聞いてないが憎んでいそうだが。今まで苦労させられた人物なんだし

 

「殺しに行くのか」

 

「無理よ、あいつの事は嫌いだけど私が殺しに行ってもかなわないわ」

 

「じゃあ殺せるほどの実力が手に入ったら殺しに行くのか」

 

「もちろん」

 

そうか、殺したいほど憎んでいるようだな。いつかルーミアは出ていくかもしれん、その時は止めるが、まあいいや、最近忘れてたけど銅像作るってことをすっかり頭から抜け落ちていた、さっそく取り掛からねば。蔵にある材料を取って来て、キクリとルーミアがいた場所まで戻った

 

「なにそれ、何か作る気なの」

 

「そうだルーミア。美女の銅像でも作ろうかと思ってな」

 

「何の為に」

 

「美女の銅像があったら、参拝客も増えるんじゃないか。男限定だが。男の銅像を作れなんて言うなよ、そんな物作るくらいなら俺は神奈子に殺される事を選ぶ」

 

ふーん。とルーミアが興味なさそうにしていたが、これは大事な事だ。作り方は永琳から聞いたり大和にいる職人さんに聞いて覚えた。これで問題はない、後は作るだけだ

 

「銅像とやらを作って、弘天は参拝客とやらが増えて欲しいのか」

 

「いや、それは建前で本音はただ美女の銅像を作って民に信仰させて神を増やしたいだけだ。キクリに分かる日が来るといいがその日は来ないだろうな。キクリは女だし」

 

「まさか、あんた女に見境が無いと思っていたけど銅像にまで手を出すの!?しかも自分が作った銅像に!?いくらなんでもそれは・・・・・どうかと思うわよ」

 

「んなわけないだろルーミア!!!いくら俺でも銅像にまで手を出す訳ないだろ!!銅像じゃなくなったら分からんがな」

 

ルーミアは俺の事をいったい何だと思っているんだ。いくらなんでも酷いぞ、仕方ない、黙々と作ってやるさ!どんな銅像を作るべきか。1体は確実に作るが、もう1~2体くらい銅像を作るかもしれん。巨乳にするべきかそれとも貧乳か、考えて分かったがなぜ俺は両極端なのだろうか。美乳の選択肢もあるな、鰯の頭も信心からと言う言葉がある、だが鰯の頭と違って俺が作るのは美女のもしくは可愛い女の子の銅像だ。女の民からは受けないだろうが、男の民なら喜んでこの銅像を信仰するだろう。そしたら神が生まれるかもしれない。あ、ルーミアの顔を見て思い出した。居間に置いてある喜怒哀楽のお面、そろそろかもしれん。付喪神と言う神だったな、あのお面を見つけたのはルーミアと初めて会った日で藍が蔵から見つけたんだな、付喪神になって生まれてきたらどうするか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は諏訪の国の民の今後の未来が左右する事について調べなければならない。だからその諏訪の国の王として彼女に聞きに行かねばならない、今回は諏訪の国の王として聞くのだ、生半可な覚悟で聞きに来てはいない。道場に着いた、中を覗くと諏訪の国の民が師範である美鈴から武術について学んでいるようだ、中にいるのは男しかいない、当然だな。たまにだが女性は差し入れを作って道場に来て男どもに配ってる、今は女性の民はいないようだ。だがもうすぐで休憩に入る事は知っている、大体の時間は決まっているのだ、待っていたら休憩に入った。美鈴は休憩して汗を拭いて水を飲んでいたが、道場の外から見ていた俺に気付いたのか近づいて来た

 

「弘天様、今日はどうしたんですか」

 

「ああ、今回の要件は、諏訪の国の民の今後が左右される質問に来たんだ」

 

俺の真剣な趣に美鈴も顔を笑顔から真摯になった。俺の真面目な雰囲気を察したようだ。美鈴はまだ諏訪の国に仕えてる訳じゃ無いが、俺が諏訪の国の王なのでその為に美鈴は弘天様と呼んでいる。だが今は聞きたい事がある

 

「美鈴の事なんだ」

 

「わ、私ですか?私如きが諏訪の国の今後を左右するほどの者とは思えないんですが」

 

いいや、とても重要な事だ。休憩していた男共も俺と美鈴の話を聞いている、諏訪の国の民の未来がかかっているんだ。皆、真剣な表情だ。

 

「単刀直入に言う!俺が聞きたいのは美鈴のその生足についてだ!!」

 

「え」

 

美鈴の服装はチャイナドレスに似ているんだが、その服の長さは脛くらいまであって美鈴の左足の太もも辺りから切れ目が服の先まであって、そこから左足だけが出てる状態。だから左足だけだが生足が拝める、綺麗な脚線美だと常に思っている、そして俺は美鈴と最初に出会った時から気になっていた。その切れ目の先には何があるのか

 

「美鈴、俺はずっと気になっていた。その生足状態の左足が出てる太ももの先に何があるのかについて・・・・・・下着を履いているか否かについてを!!」

 

道場にいた男共は俺の言葉を聞いて歓声を上げている、やはり諏訪の国の民には大事な事だったようだ、男限定だが。美鈴が俺の質問を聞いてから迷いなく、そして勢いよく走って俺の横をすり抜けて道場から出て行った。まだ美鈴から答えを聞いていないので道場から出た美鈴を俺も走って追いかける

 

「待て美鈴どこへ行く!?まだ話は終わってないぞ!!」

 

「追って来ないで下さいー!!そんな事が諏訪の国の民の今後について関係あるとは思えません!!!!」

 

「何を言う!!この質問の答えによっては道場にいる男連中、しいては諏訪の国の男の民の未来がかかってるんだ!今後についての大事な事なんだぞ!!逃げるな美鈴!!」

 

「嫌です!!それについて答えられる訳が無いじゃないですかー!!!」

 

美鈴の逃げるスピードが速すぎる、逃げ足がここまで早いなんて、紫に最初頼もうと思ったがこれは諏訪の国の王として一人の男としての問題。紫に手伝わさせる訳にはいかない、て言うかそんな事頼んだら紫に説教される。俺の探求心としての力を全て足に捧げ何とか美鈴に追いついた。美鈴が曲がり角に曲がっていった、美鈴そっちの道に行くとは好都合だ。俺も曲がり角を曲がって進むと美鈴が壁際にいる。追い詰めたようだ。美鈴は諏訪の国に来てまだ浅い、だからどんな道に続いてるか分かってはいない、もう袋の鼠だ。

 

「さあ、美鈴。答えたくないなら仕方ない、ならば俺が切れ目の部分をめくって見てくれる」

 

「じょ、女性に対してそんな事が許されるとお思いですか、それと両手の指10本とも開けたり閉じたりしながら近づいて来ないで下さい」

 

「大丈夫、大丈夫ったら大丈夫」

 

「一体何が大丈夫なんですか!?致し方ないです、この手しかありません。諏訪の国の王である弘天様に手でも出したら大変です、今も萃香様は見てるでしょうからね」

 

美鈴は身を屈め空を飛んだ。美鈴が空に飛んだ状態で俺を飛び越えて行った。俺の上を飛び越えたので、美鈴の生足で左足のスリットの下をガン見したが、美鈴に気付かれた

 

「何見てるんですか!?」

 

「待て!今のは不可抗力だろ!?そもそも美鈴が俺を飛び越えたからじゃないか!」

 

「わざわざ左足をじっと見ないで地面でも見てたら良かったじゃないですか!馬鹿ー!!!」

 

美鈴は叫び声を上げながら逃げて行った。下着を履いているかが分からなかった、千載一遇のチャンスを逃してしまった!?何て事だこの俺がそんな機会を逃すなんて・・・・・だがまだだ諦めないぞ、追いかけねば!走って追いかけようと思ったら霧が俺の前に集まって来た

 

「待った弘!大変だよ一大事だよ緊急事態だよ!!!」

 

「何だ萃香!!!今美鈴が下着を履いているか否かについて以上に大事な事があるのか!?」

 

「さっき諏訪の国に妖怪が来たんだけど、話を聞いたら弘の妻になりに来たって言ったんだよ!!!」




うん

困った事にねこの作品はまだ始まってないんですよ、スタート地点にはまだまだかかります。ゴールに着こうとなんて考えたら、もっとかかりますこのままでは俺が死ぬ

急ぎたい、しかしそれでは支離滅裂になってしまう。難しいものですね

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