蓬莱山家に産まれた   作:お腹減った

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眠い

言い忘れてましたが戦闘関係は省きますめんどいので

後、永琳と弘天は結婚していませんし付き合ってもいません娘もいません
ただ一緒に住んでるだけです。はずです・・・・・・メイビー。


生き物じゃない

俺に娘ができる嫌な夢を見た・・・・・朝になり目が覚めると横で永琳が寝ていた。パジャマ姿で俺に抱き付いているようだ。永琳を起こすとおはよーと言いながら眠そうな顔で俺の顔に永琳が顔を近づけてきた、キスをしようとしてきたので、俺もおはよーと言い立ち上がり洗面所に向かった、どうやって女を作るかを寝ぼけた頭で考えるが、永琳がいるから何もできないので考えるのをやめた。しかし俺はあきらめない。ただ愚直に夢に向かって進むのみ。それが俺だ。と考えてると洗面所に着いた、洗面所に置いているコップに歯ブラシが2本ある、もう見慣れたな。

 

 

 

朝食を食べつつ永琳を見る。相変わらず赤と青の服だ。後ろ髪を三つ編みにして、紫色のリボンで止めている。ちなみにリボンは子供の時に俺があげた。嬉し涙流してたよ。うむ、食べ終えた俺たちは着替えて仕事に向かった

 

 

朝訓練を終え、お昼を食堂で食べている、毎日毎日 訓練 訓練 巡回 訓練これを何十年もしてきたが飽きてきた、しかし働かないと永琳に養ってもらうことになる。それは嫌なので、働いてお給料貰わなくては。養ってもらうのはさすがに御免だ。

今日の仕事は巡回だけど大体回ったしいいだろう

妖怪がいるって言っても殆どは弱い。都市に近づいてきても、遠距離兵器で一撃でもくらえば塵となり消える。お蔭で都市には近づくこともないから至って平和だ、いい事だ、楽だし。ああ、そうだ。師匠に呼ばれてるんだった行かなきゃ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

訓練所で師匠を見つけたが守師匠の足元に豊姫と依姫がいるまだ子供だが将来間違いなく美人になる。間違いない。師匠がなぜかにやついている

俺が赤ん坊だった時に父さんがあんな顔してたなーと思いつつ声をかける

 

「今日は一体どういったご用件ですか?」

 

「お前に頼みがある!」

 

頼み?いやーまさか豊姫と依姫がいるのってそういうことなのだろうかこれでも俺強くなったんだぜ?師匠には10回中6回は勝てるようになってきた、毎日毎日師匠と戦った成果だな。

 

「この子たちを鍛えてほしいんだ!!」

 

「・・・・・それは師匠がやればいいのでは?」

 

「確かに俺がやるべきなのだろう、しかし!無理だ!弘天のように痛めつけて楽しむ何て・・・・・・可愛い娘に出来るわけがないだろう!!!!」

 

えー師匠今のは酷いって俺を痛めつけて楽しまれていたようだ。

 

「なら他の名門の所に頼めばいいじゃないですか」

 

「最初はそう考えたが、駄目だ。我が綿月は名門で名を馳せている。自惚れではなくな。もし我が娘に何かあったら、唯では済まない、ので他の名門に預けても、必要以上に甘やかされるだろう。それでは娘達は成長しない」

 

「まあそういうわけでやれ。」

 

鬼の形相でこちらを見ている。やらなければ俺は殺されるだろう。だから俺の返事は

 

「分かりました」

 

そう、答えるしかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まず師匠は娘達に何を教えたのか教えてください、被ると面倒です」

 

「うむ、護身術を嗜む程度には教えた」

 

護身術嗜むのか最近の子は凄いんだなー綿月は名門だし当たり前か。師匠が俺に近づいて肩を組む。娘2人についての話らしい。何でも綿月姉妹は俺に憧れてるみたいだ。

師匠が奥さんと綿月姉妹でご飯を食べてる時に俺に勝つやつがいるって話をしたらしい

師匠はこれでもこの都市最強なんだってさ。知らなかった。師匠の肩を組む力が急に強くなり真剣な表情になった。

 

「弘天。どちらかの娘がもしくは両方気に入ったらお前にやる。今は子供だが将来は綺麗な女になるだろう」

 

「急に何を言い出すんですか。娘さんに怒られますよ」

 

「いやな、今は憧れだがいつか憧れから恋になるかもしれんだろ?だから今の内に言っておく。それに他の名門に娘をやるのは癪だ」

 

「師匠。俺は昔から夢は女を侍らすと決めているんですが。」

 

「何を言っている、俺もお前も名門の出じゃないか。ならば女は多いほうがいい。子孫を残さねばならん。我ら名門の血を絶やすのは不味い、唯でさえ少子化なのだ。しかも我らは中々子供に恵まれない。今は子供は多いほうがいい、女が多ければ子供が出来る可能性は増える、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるだ。」

 

師匠が俺の肩をバンバン叩いてにやにやしながら仕事が残ってるから、後は頼むぞ。と言い俺と豊姫と依姫が残された。まあ、まだ子供だし。憧れから恋に変わるわけがないので、期待せず成長するのを待つとしよう。まずは二人を鍛えないとな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大体こんなもんだろう。しかし仕事に師匠との稽古に綿月姉妹を鍛えるって俺ってもしかして凄い?なわけないか慢心はだめだよな、気をつけないと。綿月姉妹を今日のノルマを終え思ったのが豊姫と依姫の性格がほぼ真逆だね。依姫は堅物で融通がきかない、豊姫は陽気で緩々した性格。見ていて面白い。

 

「よし、一旦休憩しよう。」

 

俺がそう言うと二人とも膝を地面につけた。まだ子供だし体力がないようだ、甘やかすなと言われてるので、徹底的にしごいた。何か罪悪感が・・・・・二人とも水筒を持ってきている。中身はお茶のようだ、汗をかきまくったので水分を欲しているのだろう

急いでお茶を飲んでいる。飲みっぷりが気持ちいい。じっと見ていたからか、二人ともお茶を飲むのをやめる。恥ずかしかったみたいで今はお茶をちびちび飲んでいる。可愛い。トイレに行きたくなったのでトイレに行くと二人に言いトイレに向かう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

帰ってきたら豊姫がいない。依姫に聞いたら急に走ってどこかに行ったそうだ。もし何かあったら俺は殺される、探さねばと思ったら食堂から豊姫が出てきた、手には桃を3つ持っている。食堂で貰ったのだろうか、食堂のおばちゃんは子供に弱いからあげてそーだなー

走って来た豊姫が急ブレーキをかけ俺の前に立ち止まると桃を差し出してきた桃を受け取るともう一つを依姫に渡し、皆で一緒に食べませんかと聞いてきたので頷くと両手を空に上げやったーと言って喜んでいる。依姫は桃を受け取ってから豊姫に急にいなくならないでください、毎回毎回食堂で桃を貰わないで下さいと苦言を呈する。豊姫は苦笑しつつも謝りながら桃に齧り付く。美味そうに食うなと思い俺も桃を齧る。甘くておいしい、ありがとうと豊姫に言うと豊姫は笑顔になり俺に抱き付いてきたが、依姫に服の襟を掴まれ引き離される。食堂のおばちゃんにもお礼を言わなきゃな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自宅に帰ってきた。今日は永琳はいないようだ。最近忙しいみたいだ、永琳は天才らしいのであっちこっちに引っ張りだこらしい。永琳は俺といたいらしいがそうはいかないようだ。都市の発展には永琳は必要なのだ、穢れをどうにかするために最近会議が多くなってる。もちろん永琳の頭脳が必要らしいので会議には出席している。俺は蓬莱山の長男だが現当主じゃないので父さんが会議に出席している。今日は汗をかいたので風呂を沸かそうと思い風呂場に向かったが、玄関のドアが開く音がした。玄関に向かうと永琳がいた帰ってきたようだ。お帰りと言うとただいまと返ってきた。

 

「ご飯作るから待っててね」

 

そういうと靴を脱いで台所に向かった手には買い物袋がある食材を買って帰って来たようだ。風呂を沸かすかと思い風呂場に向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今俺は鍋を食べつつ永琳を見る、相変わらずの料理の腕、美味すぎる。初めて永琳が料理をしたとき失敗するだろうなと思い見てたのだが、一発で成功した本人は料理本見て作ったのだから当たり前だと言ってたがそんな簡単に出来るものだろうか、俺には無理だな

くだらない事を考えてると永琳がこちらを見て口を開く

 

「ねえ、今日の会議で穢れを対処する議案が1つ出たのよ」

 

「議案?可決されたのか?」

 

「いいえ、まだよ。でもそれしかないなら可決するでしょうね」

 

「ふーん。議案の内容は」

 

「月に行く」

 

月に行く・・・・・確かに月に行けば妖怪がいないから穢れはないし穢れで死ぬことはないだろう。だがそれは俺たちに天敵がいなくなるということだ。俺たち人間に天敵がいなくなる。天敵がいなくなった生き物は生き物と呼べるのだろうか。それは生きてはいるが死んでいるのではないか。俺はそう考えてしまう。しかも俺たちには寿命の概念は存在しないのだ、時間で殺されることがなくて穢れで死ぬことはない。月に行った俺たち人間を生き物と呼んでいいのだろうか・・・・・・・

ちなみにこの議案を出したのは月読命という女性の月の神だ。元は男の人間だったが

神になってから女になったらしい。月読命が言うには神というのは元々は人間だそうだ。

衝撃の事実、興味ないが

 

「もし月に行く議案が可決されたら月に行くためにロケットが必要なの。数十年はかかるけどね」

 

俺たち人間の数は1億人を超えていて全員が乗れるロケットが完成するのは数十年かかるそうだ。永琳が真顔で俺を見て口を開く

 

「だから月に行きましょう。」

 

だから俺はこう答える

 

「嫌だ」

 

 

 




オレはようやくのぼりはじめたばかりだからな このはてしなく遠いエタル坂をよぉ!

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