蓬莱山家に産まれた   作:お腹減った

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戯れ回&急展開です



今回グロい表現があります、10文字にも満たないですが、気を付けてください



セクハラではなくこれからは戯れと言います戯れあるし見ない方がいいんじゃないかな


そして台詞が長い




戯れ


あれから数週間。諏訪の国の民と勇儀、萃香、華扇の鬼の力を借りてすぐに出来た。道場スゲーデカいのに数週間で出来るとは・・・・・・美鈴にあのスゲーデカい道場の師範になる様に言ったら、道場が立派すぎて私には荷が重いです!!と俺の両肩を美鈴の両手で揺さぶってきたが、あれほどの実力があるんだ、俺はそれに見合う道場を建てたにすぎん。数時間の説得の末、渋々納得したので何とか助かった。建ててから断られたら困った所だ、まず説得してから道場を建てて置けばよかったようだ。

今は神社の居間にいて雨が降ってる、さっきから雷が鳴りまくってる。正直うるさい、しかし雨がないと作物が育たないので仕方ない、我慢だ。目の前には饅頭を食べてる華扇がいる、幸せそうだ。華扇を見る、何かを食ってる時しか見たことがないが、何も食ってない時も見たいものである。その場面に出会うにはツチノコに会うより難しそうだが、そういえば華扇の胸を揉んだ事が無い。一体どんな反応をしてくれるのだろうか、まずは聞いて反応を確かめよう。

 

「華扇、胸を揉ませてくれ」

 

「え、胸ですか。・・・・・よく考えたら私は弘様の女ですし、少し恥ずかしいですが、構いませんよ」

 

華扇は饅頭を掴んでないもう片方の腕で胸を隠して、顔を少し赤らめ恥ずかしそうだが、俺の女だし恥ずかしいが構わないと言う事だろう。この反応も悪くない、ならば遠慮なく。俺は立ち上がって、華扇の後ろまで行って座り、華扇の胸を揉んだ、華扇の胸もデカい、そしてやわこい。華扇は饅頭を食べてるが胸を揉まれて気になるのか、饅頭を食べるスピードが落ちている。

 

「その、弘様。胸を揉んで楽しいんでしょうか」

 

「胸を揉むのも楽しいが、揉まれた女の反応を見るのが好きなんだよ」

 

そうですか。と言い、饅頭を食べることに専念し始めた。後ろから耳が見えるが少し赤い、やはり恥ずかしいようだ。まあ気にせず揉むが、左耳が視界に入ったので左耳を俺に口に入れて優しく噛む、華扇は驚いたのか体がビクッとした、俺は気にせず胸を揉みながら耳を優しく噛みながら胸を揉む

 

「あ、あの。こそばゆいんですが」

 

「いいじゃないか、夫婦の戯れだ」

 

華扇は耳を優しく噛まれる事に体をびくびくさせながら俺が胸を揉んでたら、ふすまがピカッと光り、何だと思ったら雷が落ちた。この音から察するに、神社の近くに落ちたようだ。華扇の胸を揉みながら考えたら華扇が急に立ち上がり外に出た。何だと思い俺は玄関にある茄子の色の傘を持ち外に出る。使って分かったが茄子の色をしたこの傘はいい傘だ、元の使い主はなぜこれを捨てたのだろうか。いい傘だと思うんだが

神社を出て周りを見た、どうやら手水舎の近くに落ちたようだ、落ちた部分、地面が焦げた色をしている。手水舎に落ちなくてよかった。落ちてたら直さなきゃならん所だ。その雷が落ちたところに華扇が片膝を地面に着けて何かを見てる。近づいてみよう華扇が雨に濡れていたので俺が近くにより、華扇を傘の中に入れた、風邪を引いたら大変だ。俺も前に風邪を引いたし。

 

「あ、ありがとうございます。弘様」

 

「気にするな、それよりどうして急に傘を差さず外に出たんだ。雷が落ちてから外に出たが、気になる事でもあったか」

 

俺が近づいて傘に入れて雨に濡れなくなったのに気づいて、華扇は何かの生き物を大事に抱えながら俺を見上げてお礼を言ってきた。何だこの生き物、体の色は白、タテガミがありタテガミの色は青。瞳は閉じられていて瞳の色は分からない、見たら意識はないようだ。華扇は傘に入った状態で立ち上がって腕の中にいる生き物を見せてくる

 

「これは雷獣です、珍しいですね。雷が落ちると共に地上に降りて来てしまったようです」

 

「そうなのか、なんか気絶してるし永琳に見せるか」

 

「そうですね、私は医療関係の知識はないので、永琳様に頼りましょう」

 

俺と華扇は茄子の色の傘に入った状態で蔵にいる永琳の所に向かった、永琳は暇さえあれば人参を作ってる。てゐが納得する人参を作ってる最中なので蔵にいる、蔵についた、蔵の中に傘を立てて華扇と永琳の所に行く。奥に進むと永琳がいた周りは人参だらけだ。この人参を作る事を最近しまくってるのでここ最近ずっと人参料理が出る。てゐは嬉しそうだったが、それ以外は困った表情をしてる。さすがに飽きたのだろう、でも永琳はもう少しで納得の行く人参を作れると言っていたので、もう終わるだろうが

 

「永琳、人参を作ってる最中ですまんが、この雷獣を診て欲しいんだ」

 

永琳は椅子に座っていて人参をなんかの機械で見比べてる。どうやってそんな機械を作ったのだろうか、材料がなければ永琳は機械は作れないと言っていたような気がするんだが。永琳は椅子から立ち上がり俺と華扇の方に振り返ってきた

 

「珍しいわね、雷獣が出るなんて、さっきの雷が落ちた時近くに落ちたみたいだけど、落ちた所にその雷獣がいたのね?」

 

「はい、雷が落ちた所に雷獣がいて気絶していたので、永琳様に診て貰おうと思いまして来ました」

 

永琳は華扇に近づき華扇の腕の中にいる雷獣を割れ物を扱うように受け取り俺と華扇に待って手と言って奥に入っていった。近くにあった椅子2つに俺と華扇は座り待っていた、俺と華扇が座ってたら数分後に永琳が奥から帰ってきた。雷獣が目を開けている、瞳の色は赤だ、どうやら意識が戻ったみたいだ、良かった。

 

「はい、華扇。診たけどただの気絶ね、すぐに意識が戻ったわ」

 

永琳が華扇に雷獣を渡して、華扇は頭を下げ、ありがとうございました。と永琳に言い永琳は人参研究に戻った、雷獣を見たらどうやら華扇に懐いた様だ、華扇も雷獣を可愛がってる、もう飼えばいいんじゃないかな、お互いを気に入ってるようだし

 

「華扇、雷獣が嫌がらなければ、雷獣と一緒にいたらどうだ」

 

「え、いいんですか!?」

 

華扇は雷獣を大事に抱えたまま瞳をきらきらさせて俺の目の前に来た、近い、少し俺が動けばキスできる距離だぞ。

 

「構わん。前にも言ったが諏訪の国、民を守ってくれるなら好きにしていいと言ったしな」

 

「ありがとうございます弘様!!さっそく勇儀と萃香に雷獣を紹介してきます!!!!」

 

言うが早いか華扇は蔵からものすごい勢いで蔵を出た、雨降ってるのに傘を差せと言ってるんだが。俺は蔵の入り口に立てて置いた傘を手に取り傘を広げ外に出た

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「主、見たことない服装をした3人の人間が主と永琳様に会いたいそうです」

 

藍が巫女服で右手に箒を持って蔵まで来た。蔵でやっと永琳と納得のいく人参を作れたのだ、疲れた。見たことない服装ね、永琳にも会いたいと言う事みたいだし永琳を呼ぼう

 

「永琳、俺たちに会いたい奴がいるらしいから行くぞ」

 

「眠たいけど仕方ないわね。早く行きましょう」

 

着いた、少し待たせてしまったので、謝罪しながら入る。見ると3人の女がいる、2人は知らんが1人は知ってる女だ、あの女の顔は月人だ、かつての俺の部下だったので間違い無い。

かつての部下の女は前に出てきていて2人は後ろで控えてる。後ろに控えてるあの2人は知らん。前に出てきてる女は月に行く日にいた、何をするんですか局長、まだ戦えます。と言った女だ。その元部下の女が俺と永琳に頭を下げてきて、数億年ぶりです。と言ってきたが無視して用件を聞く、来た理由についてはおおよそ検討できるが

 

「何の用だ」

 

「弘天局長、そして八意様。2人に月に来ていただきたく、月からお迎えに参りました」

 

いつかこの日が来るだろうと思っていたが、来てしまったようだ。前にも言ったが俺と永琳の名は知れ渡ってしまっている。普通なら死んだ人間の名があったとしても偶然と思うだろう、しかしその有名な名は弘天と永琳と言う名だ、あの日月に行かず核で死んだと思われた人間が、数億年経って地球で俺、もしくは永琳の片方だけの名ならまだ偶然と思うだろうが、両方の名があるんだ、これを偶然とは思えない。それに俺と永琳の名が妖怪と仲良くする変わった夫婦として知られているのだ、都市があった時も俺と永琳はおしどり夫婦として月人に知られていた、ここまで生きてると思われる材料があるんだ、偶然とは誰も思わないだろう。むしろ2人は生きていたと思うはずだ、どうして生きていたのかを考えても、永琳が俺といて核からどうやって生きている理由については分からないだろうが永琳が何かしたと思うだろう。俺たち月人に寿命の概念は無いから寿命については最初から考えないで済むし

 

「そうか、どうあっても月に連れていくようだな」

 

「はい、そう命令されて月から来ましたので。本来なら、この国は諏訪の国でしたか、その民、地上人全員を無力化して、この国にいる妖怪を皆殺しにしようかと思いましたが、弘天局長と八意様が月人に厭悪の気持ちを持たれると困りますし」

 

「その手段を使ってたらお前は今頃俺に殺され死んでるだろうよ、月に戻る為に来ただったな。いいだろう、戻ってやる」

 

永琳が俺の言葉に驚いて俺を見るが、今は置いておく。月からきた元部下は俺の言葉が即答だったので疑っているようだ、当然だな。前に天照、月読命、須佐之男を部下にして俺と永琳の存在を月に知らせない為に部下にしたが、あれは問題の先送りにすぎん。だから俺は諏訪の国に何が起きてもいいよう戦力を増やした。もしもの事を考えてだ。美鈴の守る力も必要だった、守ることに関しては俺や他の者も得意ではなかったからだ。永琳に兵器を作らせようと思ったが材料がなくて断念した。女の妖怪、戦力を増やしたのはもちろん俺の夢の為でもあるし民の為でもある。本来はもしもの事を考えての戦力増量だった。月人の技術の前に諏訪の国が勝てるかなんて分からなかったが、何かしないでいないと落ち着かなかった。だが前に俺の女と出会って事情が変わった。兵器を作る必要が無くなったのだ。戦力増量はやめないがな、俺の夢の為でもあるんだし

 

「では、月に戻っていただけると言う事で、いいのですね?」

 

「ああ、月に戻ってやる。ただし、俺が進むこれからの人生の終着点に行き着く為には月人は邪魔になった」

 

俺は右手の中指と親指を合わせて指を鳴らした。俺は諏訪の国を最初に作った時から腹を括っていた、迷いなんて最初からなかったが。俺の前に立ち塞がるなら消すだけだ

 

「だから月人には消えて貰う事にした、ので、月に戻ってやる」

 

スキマから幽香が出てきて、萃香が能力を解き出てきてそれぞれ月人を取り押さえた、もう一人はスキマに入れられていない。取り押さえられた元部下の女が顔を地面に着けていたが、顔を上げて質問してきた。幽香が元部下を取り押さえている。幽香は前にも言ったが妖力や身体能力の高さが半端ではない、だから力だけなら鬼にも負けない所まで来てる。成長しすぎだな、そんな力で取り押さえられたら人間ではどうしようもないだろう

 

「月人に消えて貰うと言いましたね局長、どうやって月に行くんですか私たちが乗ってきた乗り物は私を含めた3人がいないと使えませんし、そもそも乗り物は私達3人でないと見えません。それに月に行けたとしてどうやって都市にいる月人に消えて貰うんですか、いくら弘天局長と八意様とて不可能なことくらいあります」

 

「お前はそんな事気にしないでいい、それより穢れで死なないかについて心配するんだな」

 

手足を無くして逃げられないようにしようと考えたがやめた。それだとあとが面倒だ、ならば五体満足で生かして置いた方がいい。だから妖怪の穢れで死んでもらうと困るので月人の世話については、神である藍、諏訪子、神奈子そして神ではないが妖怪でもない神使のてゐに任せる、忘れる前にスキマに入れられた奴は後で出して手足を縛っておこう、何か武器を持ってるかもしれん、身ぐるみを後で藍に剥いでもらおう。後は月人3人の監視を萃香に頼めば大丈夫だろう。と言っても月人を消すには一ヶ月もかからないだろうがな。立ち上がって隣にいた永琳にいつものように言う

 

「行くぞ、永琳。月人を消しに」

 

「弘、弘の考えてることがこの私でさえ読めない時がある。でも私は弘の肯定者、弘のする事には従う、だけど月人皆を消さなくてもいいと思うのだけど。他に利用価値があるわよ」

 

「そうだな、ならば他の方法を考えよう、と言っても俺と永琳が月人をどうにかするにして成功するかは4割くらいだろう。だから4割から7割に上がる人物を引き込むぞ」

 

「引き込むって、一体誰を引き込むのよ。それに月に行くにしてもその手段がないのよ」

 

「いや、いるさ。1人だけ、月でもう1人と月人を守ってる月人が、そして月に行ける手段を持ってるのが」

 

永琳は俺の言葉を聞いて、ハッとした。気付いた様だ。永琳とあの場所に行く事にした、忙しくなるがこの先、俺の人生で月人は邪魔だ、面倒だが月人全員を消す以外について考えなければならんな。それに月人全員消すにしてもあいつが嫌がるだろうし、この案は没だな

 

「お父様、永琳お母様。行くのね」

 

幽香が月人を取り押さえた状態で元部下を気絶させ縄で縛りながら聞いて来た、萃香も月人を取り押さえていたが気絶させて縄で動けないようにしてる

 

「ああ、この国、諏訪の国を任せたぞ」

 

「ええ、任せてお父様。皆で守ってるから、安心してね」

 

ああ、心配なんてしてない。俺がいなくても諏訪の国は回っていける。もしかしたら、俺はもういらないのかもしれんな。小声でそう言うと永琳は俺の足を思い切り踏み、幽香は近づいてきて幽香の右手で俺の左頬に手のひらを当ててきた

 

「弘、馬鹿な事を言ってないで早く行きましょう。少なくともこの場にいる皆にはあなたは必要なんだから」

 

「お父様は諏訪の国だけじゃなくて、人間も妖怪も神も皆がお父様を必要としてる、神奈子お母様だって憎まれ口叩いてるけど、お父様の事を心から嫌ってるわけじゃないのよ。だから勝手にいなくならないでね。皆待ってるから」

 

俺、刃物で殺されかけた事あるんだけど、あれも心から嫌ってる訳じゃないと受け取っていいのだろうか・・・・・・スキマが幽香の隣に出てきて中から紫が出てきた、どこか怒った表情だ、紫の怒った表情なんて初めて見たな、それだけさっきの言葉を言ってはいけなかったんだろう。

 

「お父さん、永琳お母さんがいるから大丈夫だろうけど、最後まで私達と一緒にいて。私と幽香を娘にしたんだから最後まで責任を取ってよ。それに、わ、私と幽香をお父さんの女にしてもらってないし・・・・・・」

 

「まあ、弘が諏訪の国から逃げたところで私と勇儀と華扇が地の果てまで追いかけるけどね」

 

萃香は大笑いしながら気絶した月人2人を担いで持って行き神社から出た、藍の所に持って行くのだろう。紫は顔を真っ赤にしながら言ったが、恥ずかしいなら言わなくてもいいんじゃないか、しかしさっきの言葉は本心だ、前にも言ったが信仰や畏れが無くなって俺は消えてもいい、それでもいいのだ。それは自然の摂理だ。俺は数億も生きてる、普通に考えて十分すぎるくらいだろう。だが、思ってはいいけど口に出したらいけない言葉だったようだ、これからは気を付けよう。じゃあ俺は俺らしく自分勝手に月人をどうにかし月人の末路を考えよう。消す以外の考えを

 

 

 

 

 




雷獣は雷とともに地上へ降り立ち、人に害をなすと言われています。ですが、まあ、いいでしょう。出会ったのは鬼と神ですし。一説では鵺は雷獣ではないかとも言われているそうですね。

雷獣はオリキャラではありません。そして月に行ってからの話は真面目に見ない方がいいと思います








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