蓬莱山家に産まれた   作:お腹減った

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感想で前に聞かれたのですが、紫と幽香の容姿は中学生か高校生くらいと思ってください

プロット考えててオリジナル展開だと言う事を失念していたよ、この時代にこのキャラいる訳ねえじゃんと思うキャラが出るかもしれない
だから別に構わない人だけこの作品を見た方がいいと思います


今回も無理矢理ですね納得できなければ言ってください直します。そして戦闘関係は

台詞が長いです


師範

鬼と勝負だと、・・・・・・鬼に勝てるのか、人間では鬼に勝てないと思うんだが。勇儀もその話を聞いて腕を組んで面白そうに笑ってるし、これは止められんね。萃香が美鈴を捕らえないのは、敵意を感じなかったからだろう。美鈴を見ても常識人にしか見えんし、何かする性格とは思えん。一応今も念の為に監視はしてるだろうが

 

「鬼と手合せに来ただって、あんた面白いじゃないか。鬼に手合せをしに来るやつなんてそうそういないよ」

 

勇儀が笑いながら言うが、大丈夫なのだろうか。彼女、紅 美鈴 と言ったな。彼女から妖気を感じる。妖怪のようだ、人間だと思ったんだが妖怪なのか。ならばもしかしたら勇儀に勝てる可能性があるかもしれん。面白そうだ、神社の庭で手合せする事になった。庭は広いし手合せには十分な広さがある、手合せの余波で周りの物がこわれるかもしれんが、大丈夫だろう

 

「ちょっと待った!そういう事なら私が手合せの相手になるよ!!」

 

「何言ってるんだい萃香。この話を最初に聞いたのはその場にいた私だろ、ここは私から行くよ」

 

萃香が出てきて戦いたがったが、勇儀が最初に聞いた話だし、ここは勇儀が戦う所だろう。萃香が霧状になってこの場にいて最初から話を聞いていたとか言うのは無しだ、萃香に鬼ころしをあげて機嫌を取り庭に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いい戦いだった。鬼に勝るとも劣らないとは、将来有望だな、まだ若いのに。前に聞いたが大和の武術家を全員叩きのめした、赤髪で緑の服を着た美人の女って美鈴の事か。この強さなら納得だよ。美鈴は勇儀と手合せしてる際、攻めることより守ることの方が見ていてうまいと思った。守る力が強いのか、欲しい、欲しいぞ。美鈴が欲しい、勧誘しよう

 

「美鈴、勇儀と戦ってどうだった」

 

「噂に違わぬ実力でした。さすがは鬼ですね、まだ他にも鬼はいると聞いてますから、他の鬼とも手合せしたいです。でも今は無理ですね、疲れました」

 

「久しぶりに楽しい勝負だったよ、またしたいね」

 

美鈴は息切れをしていて肩で息をしてる感じだ、勇儀は疲れてない、だが満面の笑みだ。楽しかったようだ。勇儀が美鈴に近づき右手を差し出し握手を求めた、美鈴は最初どういうことか分からなかったみたいだが、理解し、美鈴も右手を差し出し握手をして、お互いを褒め称えた。美鈴は実力試しがしたいのか。ここをうまく使えば勧誘がうまく行きそうな気がする。どう勧誘するべきか、ここは変に回り道せず、ここは直球で行こう。そっちの方が美鈴も分かりやすいだろうし。俺は美鈴の背の方向に立っていて勇儀と向かい合わせになってる状態だ。だから美鈴には俺の顔が見えない。勇儀が俺の顔を見てきた。俺の考えを勇儀は見抜いたのか、美鈴を見ながらにやにやしてる。美鈴はなぜ勇儀がにやついてるのか分からず首をかしげている

 

「俺の名は 蓬莱山 弘天 弘って呼んでほしい。いきなりで失礼だが名で呼んでいいだろうか」

 

「あ、はい。名を呼んでもらっても構いません。・・・・・あの、弘天という名は確かこの神社の名と同じなんじゃ・・・・・・」

 

名を呼んでいいと急に聞いて来たので少し照れたようだ。いきなり聞いたし、そして美鈴が俺の名を聞いて少し冷や汗が出始めてきた。ここは俺が神かどうかは言わん。そんなことを言えば話の流れが悪くなる。俺が神だということは後でもいい。そんな事より美鈴が欲しい、武術を使えると言うのはかなり大きい。それに勇儀に勝ってはいないが負けてもいないのだ、実力者は欲しい。何としても勧誘して諏訪の国にいさせなければならん

 

「美鈴は実力を試したいんだよな」

 

「は、はい。私は自分の実力を知りたくていろんな人、妖怪、神に勝負を挑んでます」

 

俺が神社の事をスルーして美鈴も流したようだ。なるほど、実力が知りたいのか。他に理由があると思ったがそれだけの様だ、ちょうどいい。この諏訪の国は結構戦力も整ってきている、腕試しなら打って付けと言えるだろう。戦力増やしてよかった、まさかこんな時に役立つとは。

 

「そうか、ならこの諏訪の国は打ってつけと言えるんじゃないか、神も妖怪も人も皆悪くない実力だと思う。美鈴の御眼鏡にかなうと思うんだが」

 

「そう、ですね、この諏訪の国は鬼だけじゃなく大妖怪、または大妖怪に匹敵する妖怪もいると聞いてますし、神も凄腕と聞きます。ここなら自分の実力を高める為にはいいかもしれません」

 

俺の話を聞いて美鈴は少し考えたようだが、自分にとって得しか無い事に気付いて笑顔で俺の話に同意した。よし、いいと思ってくれたなら良かった。話が進む。この調子で進めよう。美鈴は押しに弱い女と見た、ならば押して行くしかない。本気で嫌がったら、諦めるだけだ。

 

「じゃあ、この国、諏訪の国に仕える気はないか、もしくは暫く諏訪の国にいないか、気に入ってくれたら嬉しいし、そして何よりその武術の腕と俺の女として美鈴が欲しいんだ!!」

 

「えー!?わ、私が欲しいんですか・・・・?正直に言わせてもらいますと、物好きとしか思えないんですが。女なのに身長は高いですし、女の色香もありませんし・・・・・」

 

顔を赤くしてもじもじしながら俺を横目でチラッと見てはやめて、また見てはやめての繰り返しだ。俺の告白を聞いて恥ずかしいみたいだが、嫌がってはいないようだ。

 

「美鈴の武術を見させて貰ったがかなりのものだ。あの勇儀に粘ってたし、勝っていないが負けてもいないんだ。しかも攻めではなく守りに一頭地を抜くと来た、諏訪の国は攻める奴は多いが守りに徹する奴はいないんだ」

 

美鈴が俺の言葉を聞いて否定するが謙遜と言うものだ、あの武術はかなりの物だ。ほとんどの妖怪なら粘る事も出来ず、すぐにやられていただろう。長年武術をやっているからかもしれん。最後に止めの一言を口にする

 

「美鈴の実力も欲しいし、美鈴は美人だしどうみても女の色香ありまくりだし、身長が高めでも俺は気にせん。だから女としても欲しいんだ!!」

 

俺は妖怪との戦い方を諏訪の国の民に教えてはいるが、武術はあまり得意ではないので武術関係は教えてないのだ。だから欲しい、美鈴も欲しいが、美鈴の武術も欲しいのだ。そして諏訪の国の民も強くなる。諏訪の国の民は自ら進んで訓練を受けてる、俺が無理矢理はさせてない。だから武術も教えてくれる人がいたら、民も強くなる。勇儀達に諏訪の国民に鍛えて貰おうとも考えたが、勇儀達鬼は、鬼としての力で鍛えるので諏訪の国の民を鍛えてもらおうと考えても民が危ないからやめた。だからこそ武術を使える美鈴が欲しいのだ。鬼よりは人間に教えるのに適している

 

「あ、あの・・・・・私なんかでいいんでしょうか。急に諏訪の国に来た者をいきなり仕えさせるなんて、それに私はどこの国にも属してない者ですし、他の国の草かもしれませんよ・・・・・・?」

 

両手を後ろにやり何だか落着きなくそわそわしている。急すぎたようだ、まずは女になる話から始めるより、見ず知らずの妖怪を仕えさせてもよいのかについて話し始めるらしい。美鈴が勇儀を見ても、勇儀は普段通りだ、右手に乗ってる赤い盃に酒が乗っていて、俺の話を目を閉じながら聞き笑いながら飲んでる。確かに俺は諏訪の国の王だから、他の国のスパイとか気にしなければならん。だが諏訪の国の情報なんて筒抜けだしな。精々、神と人間と妖怪が仲良く暮らしてる国といった感じだし、隠し事なんて一つもないんだ。だからそんな事を気にしても仕方がない、それに敵が来たら殺せばいいだけだ。はっきりいって今の諏訪の国は戦力が増えて、どの国にも負けないんじゃないか、慢心はしてはいけないので気を付けるが。

 

「構わん、美鈴。この国にいたら美鈴は周りの妖怪や神や人間と戦えるのだ。だから美鈴は得するのだ、得しか無い。だから諏訪の国にいてくれ!そして俺の女になってくれ!!」

 

美鈴は耐え切れなくなったのか、美鈴の両手を美鈴の両頬に当ててから俺に背を向け蹲まった。やはり俺の目に映った美鈴は間違いではなかったようだ。妻に欲しい。何だか美鈴はぶつぶつ言ってるし、何を言ってるか聞こえない。

 

「わ、分かりました。暫くここにいます。仕えるかどうかは諏訪の国と王を見てから考えます、自分の目的を叶えるのには諏訪の国は都合がいいですし。それと」

 

蹲った状態で首だけを動かし俺を見てきた、美鈴の右手は地面に何か文字を書いていて美鈴の顔は真っ赤だ。

 

「ま、まずはお友達から始めませんか・・・・・・?」

 

あまりにも恥ずかしかったのか少し声がうわずった声だ。仕方ないか、いきなり知らん男が俺の女になれって言っても普通に考えてなりますって言う女はいないだろうし。友達から始めようって言ってくれてすごくいい人だ。普通に考えて俺が言ったことは美鈴に罵倒されるか嫌われても文句は言えんぞ、じゃあまずは友達から始めよう、

 

「じゃあ新しい仲間も増えた事だし、宴会でもしようかね。コンガラも旅に出るから丁度いいね」

 

勇儀が最後に締めて、勇儀は美鈴を連れて神社に入っていった。宴会の準備を始める為に、俺も蔵にいる永琳と台所にいる藍の所に向かった。また料理を沢山作ってもらおう。酒は諏訪の国の民には人間用の酒を、勇儀と萃香と華扇には鬼ころしを飲ませよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは道場を諏訪の国に作ろう。かなりの広さが必要だな、美鈴はその道場の師範として働いてもらおう。だが先に宴会だ、コンガラもいなくなるし丁度いい。コンガラの旅の無事を祈る為と、美鈴が仲間になった事が宴会をする理由だ、美鈴はしばらくいるだけで仕える訳じゃないけど。諏訪の国の民も集めて宴会しよう、道場を建てるんだ、民にも美鈴の顔を覚えてもらった方がいいだろう。しかも美鈴は美人だしな、男の俺が教えるより諏訪の国の男共も嬉しいだろうし、美人な女に教えて貰ったらやる気も出るだろう。そう考えると男どもが羨ましいな、俺も道場を建てたら行くか。

宴会が始まってる、永琳は俺の隣にいて、幽香は俺が胡座した状態の足の中に入ってる、どうやら幽香の特等席になったようだ。紫は俺の隣にいて紫にばれない様、横目で見る、紫は幽香をじぃーっと見てる、紫も入りたいのだろうか。諏訪子と神奈子と勇儀、萃香、華扇、ルーミア、コンガラ、美鈴は別の場所で仲良く喋ってる、どうやらお互いの名を教えあっているようだ。神奈子は俺の事は嫌いみたいだが、俺以外は嫌いではないみたいだ。良かった、俺だけならいいが他のみんなを嫌ってたら困る所だったが、一安心だ。

桜の件のついて幽香に頼んでおこう

 

「幽香、頼みがある」

 

「分かったわ、お父様」

 

まだ何を頼むか話してないのにOK出しやがった。せめて内容を聞いてからでも遅くはないと思うんだが。俺が沈黙してたら幽香が気付いたのか理由を説明してくる

 

「私がお父様の頼みを断るわけないじゃない。そんな事考えるまでもないわ、私はお父様の頼みならそれを聞かずとも了承するんだから」

 

幽香が顔を見上げて俺を見てきたので、幽香の頬を撫でてやった。表情が変わらないから気持ちがってるのかわからんな。皆で宴会してたら鵺が宴会に混ざって来た。鵺は諏訪の国に住まず、あの初めて会った場所の縄張りに住んでいる。お腹が減ったり、暇だったら諏訪の国に来てる感じだ。ぬえが俺の所に来た、紫と幽香に気付いたのか右手を挙げて2人に挨拶をする。

 

「ぬえ、来たのね。待ってたわよ、最近来ないから心配したのよ」

 

「紫も私もぬえが来るのを待っていたわ、お腹が空いて来たんでしょ」

 

ぬえは紫と幽香に心配されてぬえの左手の人差指で顔を掻いて照れている、紫と幽香とぬえは何か喋ってる。良かった、仲良くなったみたいだな。俺を見てぬえは右手と左手を腰に当て胸を張りいつもの様に聞いて来た

 

「また暇つぶしに来たわよ!!ちょうどお腹空いてたから、宴会料理を貰ってもいいでしょ」

 

「構わん、好きに食え」

 

俺の言葉を聞いて、宴会料理に一目散に向かった。いつも来てる時に勝手に食べると言う事はせず、まずは俺に確認を取るようだ、神社に永琳や藍の料理を食いに来るがお礼も言うし、その辺はぬえの考えがあるんだろう。美味しそうに食べながら諏訪の国の民達と喋ってる。ぬえの能力は正体を分からなくする程度の能力で、体の一部に例えば右腕に能力を使い何の動物かを当てる座興を民の皆でしている、盛り上がっているようだ。宴会料理を食べながらぬえは座興をしていたので、口元が汚れたみたいだ。近くにいた藍がぬえの口元を布で拭いてる、姉と妹みたいだ。てゐは藍の近くにいて神使がどんな事をしてるのか見せてる所だ。てゐは神使を嫌がるので神使になる取引として人参を渡している、時間があれば永琳と人参を作ってる。俺と永琳が作るんだ、生半可な人参は作らんぞ。泣いて人参を食べるてゐの様子が目に浮かぶ。こんな日常が続けばいいんだが、いつか終わる時がくるだろう。月人が地球にいて都市があった時も俺は今が続けばいいと思ってた、だが続かなかった。永遠にこの日常が続くわけがないんだ、だからそれまで今を楽しく生きていくと決めた

 

「ねえ、お酒を口移しで飲ませてあげましょうか」

 

「永琳、今はそんな事を聞く場面じゃないと思うんだが。しかしそそられる提案だ、よし、口移しで俺に飲ませろ」

 

「分かったわ、じゃあ料理も口移しで食べさせてあげるわね」

 

「今は酒だけだ、料理は後にしろ」

 

紫が今の話を聞いて顔が赤い。両手で顔を隠してる、指の隙間から見てるけど。永琳は平常運転の様だ。

 




美鈴のスリットの下は生足状態です。どうでもよく無い大事な事なので後書きに書いておきます

ずっと悩んでいたんですが神奈子の髪型が決まりました。セミロングのポニーテールです。これも書く上では大事なことなので言っておきます、モチベーションを上げる為だけですが

このペースで進んで行くと100話じゃ足りないことが判明しました、だから失踪します。

次の話がもう書けてますので寝なければ深夜くらいに更新します


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