蓬莱山家に産まれた   作:お腹減った

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おかしいな。なぜこんな事になったのか、神奈子はいつも通り。ただ藍のキャラを立たせようと思って書いていたはずなんですが、こんな事になるとは。まあいっか

今回は日常回です


道具をうまく使って見せるさ

神社から出ると何か音がする、何かを割る音だ。神社の裏にある蔵の方から聞こえる。神社の裏を見ると神奈子が薪割りをしているようだ。なぜ薪割りをしているのか聞いてみよう

 

「神奈子、なぜ薪割りをしている。お前は俺の女だぞ、そんな事はしなくてもいい。」

 

「私に馴れ馴れしく話しかけるな、名を呼ぶのも許可していないし、殺されたいか。それに薪割りをしてるのは暇だからだ」

 

怖い怖い。斧を肩に担いで俺を親の仇でも見るような視線で見てくる。まあ間違っちゃいないか。天照を物扱いしたんだ、自分の親が物扱いされていい気はしないだろう。俺は物扱いをやめる気はないが。神奈子が斧を持ったまま近づいてきた、すると斧を振りかぶって俺の首を狙ってきたが後方に飛び避ける

 

「あ、危ないじゃないか。殺す気か」

 

「そうだ」

 

真顔でそうだと言うとは。いつになったらデレてくれるんだ、この状態の神奈子も悪くはないがデレた神奈子もみたいぞ。どうしたらいい。とりあえず、神奈子に近づくか。

目の前まで来た、俺を神奈子が見ている、何をする気かと警戒しているようだ。斧を上げた状態で、見ている。馬鹿め、今に見てろ神奈子、神奈子のような性格は、最初は相手に気を許さないが、一度許すとデレデレになるのだ。俺はその神奈子を見たい、だから馬鹿をやって神奈子の心に土足で入り込んでやろう。殺されるかもしれんが、それを承知で女にしたのだ。だからとことんやるぞ。俺の右手を神奈子の乳房に手を当て揉む。神奈子は急の事で理解できなかったのか止まってる。その間に揉みしだく。自分が何をされてるか理解したのか斧を振りかぶって来たので俺は避けて避けて避けまくる。こんな生活も悪くないと思う。今まで敵意を向けて来た女は少なかったしな。いい刺激になる。後はいつか神奈子が俺を認めてくれたらいいが。だが、氷はいつか溶けるのだ。その溶ける様子を眺めているとしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

神奈子を俺の女にした、俺の夢に一歩近づいた訳だがまだ足りん。だが紫と幽香はまだ子供だしまだ駄目だな。諏訪の国の民に手を出すわけにもいかんし、そうだな、藍しかいないな。一度口説くか。確か今は藍は蔵の掃除をしていたはずだ。藍は掃除洗濯をしてくれている。後は、諏訪の国の相談役だな。皆から困ったことになったら対処してもらってる。働きっぱなしだから休めと言っても聞かんので、様子見だ。倒れたら看病してやらねば。だが料理だけは永琳は譲らず台所は永琳の場所になってる。我が物顔だな。だが藍に料理を覚えさせていた方が何かあった時に助かるので、藍は永琳に料理を習っている。お昼御飯だけは藍が担当だ。まだ始めたばかりなのに美味い。教える先生がいいのだろうか、藍の物覚えがいいだけだろうか、両方だな。蔵に向かおう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

着いた。藍が右手に箒を持ち左手に雑巾、三角巾を頭に巻き割烹着を着ている。足元にはバケツがあり中には水がある。金髪の美女の割烹着もいい。レアな光景だ。藍は今は尻尾は無い、消しているようだ。この前諏訪の国民に藍は弘天神社の神の使いとして接するよう言った。そしたら藍は神になったようだ。しかも尻尾が3本から6本になった。体つきも前より出るとこ出てる体つきだし。何の神かというと狐の神だ、そのまんまだな。狐の神は稲荷大明神というそうだ。だから今の藍は稲荷神と言う事になる。神が俺と永琳、諏訪子と藍で4人だな。後、お揚げが好きでお揚げを渡すと表情はクールだが尻尾がぶんぶん揺れてる。嬉しいのがバレバレだ。犬みたいだな。その可愛い藍を女にしなければ。それと神になった時、能力を手に入れたようだ、式神を操る程度の能力らしい。

 

「藍」

 

「あっ、何でしょうか。主」

 

掃除に夢中で俺に気づいてなかったようだ。忙しそうだし邪魔だろうから早く言うか。

 

「俺の女になれ」

 

「嫌です」

 

そ、そんな馬鹿な。主が俺の女になれと言ってるのに、拒否された。永琳に嫌と言われた事もあるが、永琳と藍じゃ立場が違う。主と従者の関係なのだ。断るわけないと思っていたが俺の考えは甘かったようだ。どうする、いくらなんでもこの状況で居続けられるわけがない。何とかしなければ、そうだ、理由を聞こう

 

「り、理由を聞いてもいいか」

 

「私は、主と永琳様の従者なのです。言わば私は道具です。その道具を使う方の女になる訳にはいきません」

 

どういうことだ、俺の女になるのが嫌なんじゃなくて、私は物だからそう言う感情を持ち主に持ってはいけないと考えてると言う事だろうか。どう説得したものか、俺は道具とは思っていない、家族だと思ってる。大事な家族だ。大事だから女にするわけだが。まずは道具と思って無い事を分からせなきゃならん。

 

「藍、俺は道具だと思ったことは無いぞ。大事な家族だと思ってる。」

 

「そう言っていただけるのは、ありがたいです。私も他人だとは思ってはいません。ですが私は道具として生きます」

 

ここまで強情だとは、もう荒療治しかないか、嫌われるかもしれんが、その時はその時だ。まずは藍が道具ではなく1人の女であることを自覚してもらおう。藍に近づき右手を左頬に当てた

 

「道具は体温なんかないし、性別もなければ、考える事も出来んはずだ。だがそれが出来るのなら、藍は人間だ」

 

「いいえ、確かに私は生きていますから、体温もありますし、性別もあります。脳がありますから考える事も出来ます。ですが私は生きた道具なのです。ただ主のために生きる道具です」

 

なるほど、俺のために生きてるのか。だがそれは命を救ってもらったからだろう。あの時藍を助けなければ、藍は死んでいたのは間違いない。命を救ってもらった、だから自分の人生を捧げると言ったところか。どうせあの時救われなければ死んでいたんだ。などと考えていそうだな。使いたくない手だがやるしかない。藍に近づき抱き付いた

 

「俺のために生きるなら、俺の命令は絶対だな」

 

「はい、命令なら従います」

 

だったら最初は命令から始めてやろう、いつか藍が自分から女になりたいと思うまで付き合おう。命令してやる。時間はあるんだ。道具としての一歩から初めて、そして女としての一歩を歩んでもらおう。道具なら生きる理由を俺が与えてやる、道具としての人生も悪くないかもしれんが、女としての人生も悪くはないだろう。片方の人生だけではなく、両方の人生を取っても問題はないはずだ。両立できる事なんだから。別に片方の人間しか助からないって選択じゃないんだ。両手があるんだし左手を道具としての人生、右手が女としての人生の幸せを取ってもらおう。だからもう一度今度は命令口調で藍に向かって言う。

 

「藍、俺の従者で道具よ。主として命令する。俺の女になれ、そして道具の人生と女の人生両方掴んで見せろ。拒否は認めん」

 

「分かり、ました。主よ。私はあなたの女となり道具の人生も女の人生を掴みとって見せます。ただ主の為に」

 

やっと説得できたな、今は道具としての命令だが、いつか藍が1人の女として生きるようになった時はもう一度俺の女になれと言ってみよう。その時に断られたら諦めるまでだ。嫌がっているなら無理矢理女にする気はない。いつか藍が俺の為にじゃなくて自分のために生きて欲しい物である。そんな日が来るのが待ち遠しい。

 

 

 

 

 




藍はもう少し後ですが大事な役割があります、そのために諏訪の国に巫女として入れました。紫と幽香もです。ですが私は計画通りに出来ない人間なので。その展開は没になるかもしれませんがね。

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