Persona4 : Side of the Puella Magica   作:四十九院暁美

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第1話、2話を加筆修正しました。お手数ですが、既読の皆様は改めてご覧くださるようお願い致します


第33話

 夏休みも終わって、九月一日。

 通学路を茜と並んで歩いていると、前方にいつものメンバーを見つけた。

 

「あ、おっはよー二人とも」

 

 最初に私たちに気がついた千枝が、いつもの笑顔で言うと、みんなも同じように挨拶をしてきた。

 

「おはよう」

 

「おはよう、みんなっ」

 

 揃って挨拶を返すと、私たちもその輪に加わり、色々と話をしながら一緒に校門まで歩いていく。

 つい一ヶ月前まではこんな風に登校していたのに、なんだかひどく懐かしいと感じてしまう。たかが一ヶ月、されど一ヶ月。と言ったところか。

 

「来る時、道間違えちまってさー」

 

「休み、長かったからね」

 

「いや、だからってどうなのそれ……」

 

 そんな風に適当な話をしながら、校門を潜ろうとしたその時。

 

「おはようございます」

 

 聞き覚えのある声が、私たちの耳を打つ。

 声がした方を見れば、そこには特徴的な青い帽子があった。

 それを見止めたみんなは、驚いて一瞬言葉を失う。私も目をぱちくりさせてしまう。

 

「お、まえ、えと……チビッコ探偵!」

 

 驚いた花村くんは、とっさに名前が出てこなかったのか、珍妙なあだ名を叫ぶ。

 

「思いつきで変な名前をつけないでください」

 

 返ってきたのは、呆れと僅かな憤りが混じった声。まあ、チビッコと呼ばれて喜ぶ人間はいないだろうし、怒るのは当たり前か。

 

「どうして、ここに……?」

 

 私がそう問いかけると、青い帽子の彼……白鐘直斗は顔を伏せ、帽子のつばを右手で摘みながら答える。

 

「警察への協力は終えましたが、事件にはまだ色々と納得できない点があります。それに、家の事情もあるので、しばらくはこちらに留まることにしたんです」

 

 帽子に隠された表情は窺い知れないが、声は少しばかり穏やかなものだった。みんなに、というよりは、私に向けて説明しているらしい。

 どうにも、彼らとは少しばかり溝があるみたいだ。そういえば、バーベキューに呼んだ時も、ほとんど私の側にいた気がする。性格上、仕方がないのかもしれないが……何とか心を開いてほしいものだ。

 

「一応、みなさんには挨拶しておこうと思って。よろしくお願いします、先輩方」

 

 帽子のつばから手を離して顔を上げた直斗は、不敵な視線を私たちに滑らせると、学校へと入っていった。

 

「先輩、方? ……あの探偵クンが、後輩?」

 

 千枝が呆然と呟く。

 その言葉は、私たちの気持ちを何よりも端的に、表していたと思う。

 さて、少し時間は飛んで、放課後のこと。

 雪子が帰り際、今日もジュネスに行くなら直斗も誘ってみてはどうかと、提案してきた。

 ちょうど私も話がしたいと思っていたので、みんなで彼をジュネスに誘おうと決めたところ、ちょうどりせもやってきた。

 

「芸能人ってのもすごいけど、 "探偵" ってのもたいがいレアだよね」

 

 彼女を見て、何となく、といった口調で千枝が呟く。

 確かにレアだ。初めて直斗と会った時、なにかこう、トキメキのようなものを感じたのを憶えている。胸にグッとくるような、あの深い衝撃。

 ……別に恋愛感情とかそういう類のものではない。多分。

 

「あ、白鐘くん誘うの? でも彼だったら、さっき女子たちに声かけられてたよ」

 

 言われて一年の教室がある方を見てみると、確かに直斗が二人の女子生徒から、誘いを受けていた。

 

「……」

 

 我知らず、顔をしかめる。

 なんだろう。少し、胸がざわつく。怖いような、もどかしいような、不快な感覚。名状しがたい、暗い感情。

 わからない。何、何なの、これは。

 知らない。こんな感情、私は……知らない、知らない。

 

「興味ないんです。遊び場にも、貴女たちにも」

 

 自分でも理解できない恐ろしさに俯いていると、直斗が二人の女子生徒にそう言い放つ。にべもない口調のそれは、彼女らを怒らせるには充分すぎるものだった。

 

「あーあー、ったく……折角モテてんのに、あいつ……」

 

 花村くんが苦笑を浮かべてぼやく。

 それではたと気が付いた私は、胸の奥底に淀む何かに急かされるように、一歩前に踏み出して直斗に声をかける。

 

「直斗」

 

「……! ああ、ほむらさん。それに、みなさんも」

 

 彼は瞳だけをこちらに向けると、口端を上げて私の名を呼んだ。すると、上級生が割って入って来て驚いたのか、女子生徒は慌てたように顔を見合わせた。

 と、同時に。

 

「う、うーっス。何してんすか」

 

 少し遠慮したような、聞き知った声が響く。視線を向けると、そこには仄かに顔を赤らめた巽くんが立っていた。

 さすがに彼が来ては、逃げる他にない。女子生徒二人は焦った声で何か言うと、足早に逃げ出す。

 ふっ、と。内側から掻き毟られるような、感覚が消える。少しだけ、安心してしまう。

 

「僕に、何か用ですか?」

 

「ええ、一緒に帰ろうと思って」

 

 そう問うてきた直斗に、笑みを浮かべて返す。彼は驚いて目を見開くと、ついと視線を逸らし、考えるような仕草をした後に言った。

 

「……今度にします。考えたいことが、ありますから」

 

「考え事?」と、りせが首を傾げる。けれど直斗には聞こえていなかったらしく、続けて言った。

 

「それに、今日は早く帰らないと。おじいちゃんにそう言ったので」

 

「え?」

 

 予想外の言葉に、唖然としてしまう。まさかそんなことを言われるとは思わなかった。

 

「そうなのか。じゃあ、仕方ないな」

 

 鳴上くんが笑顔で頷く。直斗も頷き「それでは、また」と言い残して、去って行く。私たちも慌てて彼に別れの挨拶をすると、揃って肩をすくめるのだった。

 

 いつものようにジュネスに集まった私たちは、やっぱりいつものように駄弁っていた。話題になるのは直斗のこと。

 

「ったく、あいつの態度……明らかにデビューしくじってるだろ」

 

 花村くんが呆れた溜め息と共に呟く。直斗の女子生徒に対する辛辣な態度を、思い出してのことだろう。

 

「根は良い子なのだれど……やっぱり……」

 

 人を遠ざける癖があるみたい。

 私はそう言おうとして、でも止めた。言えた口でもないし、こういうことをあまり本人がいない場所で他人に告げるのは、あまり良いことではない。

 しかし、花村くんの言葉の通り。直斗のアレは、クラスメートとに悪印象を与えかねない態度だ。友人は "私だけで" 良いが、クラスメートと仲が悪くなってはマズイだろう。これからたくさんの行事があるのだから、あまり険悪に……。

 と、そこまで考えて、ふと何かがおかしい気がした。具体的にはどうと表現できないが、違和感のような、思考に妙なざらつきを覚えたのだ。

 はて、これはいったい何なのだろう。さっきの不快な感情といい、このざらつきといい、理解できないことだらけだ。自分で自分がわからない。いや、これは前からか。

 むっと眉をしかめて考えていると、不意に千枝が、思い出したかのような声で私に訊いてきた。

 

「そういえば、ほむらちゃんってどこで直斗くんと知り合ったの?」

 

「へ?」

 

 急に声をかけられて、調子外れの声を漏らしてしまう。驚きで目を瞬かせていると、鳴上くんと茜が追撃してきた。

 

「確かに、気になるな」

 

「バーベキューの時も、結構仲良さげだったもんね」

 

 全員の視線が、こちらを向く。あまりに唐突に変化した状況についていけず、私は自分でもわかるくらいに焦ってしまった。

 

「ええと……」

 

 別にやましいことは何もないが、こうも注目された中で話すというのは恥ずかしいものがある。特に巽くんなんて、かなり真面目な様子だ。何で話を聞くだけなのに、どうしてそんな気合を入れているんだろうか、彼は。……いや、まあ、どうでも良いか。

 私はひとつ小さな溜め息を吐くと、明後日の方向を見ながら、右の人差し指でちょっとだけ熱くなった頬を掻きつつ、彼らに直斗との馴れ初め……違う。知り合ったきっかけを話し始めた。

 

「林間学校のあとにね、直斗が事情聴取に来たのよ。その時に、あの子が私の淹れたコーヒーを気に入ってくれて、そこから……何て言ったらいいのかしら……探偵って言われたのもあったと思うのだけれど、その……し、シンパシー? みたいなものを感じて。事件の話が終わった後、小説の話をしたの。推理小説の。そしたらすごく話が合っちゃって、気が付いたら……仲良くなってた……の、よ……」

 

 言葉尻をすぼめて、曖昧な笑みを浮かべる。全員から興味深そうに見られるのは、やはり慣れない。

 

「なあおい、これってさ……」

 

「い、いやいや! まだわかんないから!」

 

「むむむ、なんだかドキがムネムネするクマねー」

 

「ぷっ、くくくっ……クマさん、それ逆……!」

 

「完二的には良いの?」

 

「ハァ!? い、いや、だから違ぇっつってんだろォ!?」

 

「なんだろう……虚無感……すごい虚無感を感じる……今までにない虚無感を……確実に穴が開いてるよこれ……」

 

「詩野……そっとしておこう」

 

 話を聞いたみんなは何やらヒソヒソ話をして一様に頷くと、私に向き合って妙に気持ちの良い笑顔を浮かべる。そして鳴上くんは、サムズアップしながら言った。

 

「暁美、俺たちは応援してるからな!」

 

「ええ? あの……あ、ありが、とう?」

 

 何を応援しているのだろうか。意味がわからない。頭を駆け抜ける大量の疑問符に戸惑いつつも、とりあえず彼らに礼を述べる。

 なんなんだろう、この状況。よくわからないが、とりあえずは話題をそらしておこう。このままだと、何かこう……すごい恥ずかしい思いをする。そんな予感してならない。

 

「あー……そ、それより、もうすぐ修学旅行ね。行き先は、どこだったかしら」

 

 努めて平静を装った声で尋ねると、みんなは一瞬だけ、生温かい視線をこちらに向けてから、この話題に乗っかった。

 

「ポートアイランドだな」

 

「海に面した人工島で、すごい都会なんだよね、確か」

 

「ポートアイランドかぁ……。私、よくロケで行ったよ? ムーンライトブリッジの先んとこでしょ? あの辺なら、結構遊べるとこ多いはず」

 

 花村くんが私の問いに答えると、雪子が情報を付け足し、さらにりせも補足で説明をする。なるほど、楽しそうなところだ。なんて思った矢先、千枝がひどく気落ちしたように、テーブルに突っ伏して言う。

 

「いや、それがさぁ、聞いとくれよ……今回の旅行、遊んでる余裕ないかも……」

 

「はあ?」

 

 思わず怪訝な声を上げた花村くんが、どういうことだよと問いかけると、彼女はぶーっと唇を尖らせて話し始めた。

 曰く、今年から観光中心の旅行は見直し、地方と都会の触れ合いというお題目の元、向こうの私立高校と勉強会を開くらしい。一、二年合同で。さらに、二日目は工場見学をして、三日目にはもう帰る日程とのこと。ちなみに、企画立案byモロキン。

 

「ええ……なによそれぇ……」

 

「おお……モロキン……死してもなお俺らを縛るのか……」

 

 花村くんと二人、げんなりとした声を発しながら、千枝と同じようにテーブルに突っ伏してしまう。

 楽しい修学旅行すら灰色に染めるとは……さすがモロキンだ。恨むぞ。

 

「おお……モロキン……」

 

 そんな折、さっきまで子供たちの相手をしていたクマが、花村くんのマネをしながらこちらにやってきた。どうやら、修学旅行の話に興味深々みたいだ。

 

「お前モロキン知らねぇだろ……ってか、いいから働けよ」

 

 花村くんが無気力なツッコミを入れるも、クマは依然として離れる気はないみたいだ。彼にとっては、修学旅行なんて初めて聞く言葉だろうから、興味を示すのも当然か。

 

「けど、もうすぐ修学旅行って言っても、まだそんなすぐじゃないよね。それまで何しよ……」

 

「まー、ヒマは今に始まったこよじゃないっスけどね。所詮、人間なんて一生ヒマの潰し方考える生きモンなんスよ」

 

「……イイこと言った! みたいな空気出してるけどさ、意味全くわかんないから」

 

 巽くんの言葉に、千枝はツッコミを入れた。

 結構この日は、最後までグダグダな感じで終わってしまうのだった。最後が締まらないのは、まあ、お約束みたいなものに違いない。私はそう思って、くすりと、小さく笑った。

 

 

 

 ◇

 

 

 

 九月三日、土曜日。

 放課後のことだ。悠がほむらを遊びに誘うと、彼女はどこか思いつめたように僅か視線を逸らして、それを断った。夏祭りの時、茜には彼女を気にかけてくれと言われていた彼は、その様子を不審に感じて、我知らず片眉を上げてしまう。

 

「何かあったのか?」

 

「……いえ。何かって、ほどじゃないのだけれど……」

 

 問いかけに対する返答は、ひどく曖昧で。しかも弱々しい。これでやはりと半ば確信めいた何かを覚えた悠は、少々強引に彼女を遊びに誘う。すると彼女は、渋々といった様子で、それを受け入れるのだった。

 

 いつにも増して口数の少ないほむらを連れて、悠は河川敷を歩く。

 真後ろを歩くほむらは、俯いたまま。何も言わない。彼はますます心配になってしまう。自分で言いだすのを待つ方が良いのかもしれないと、そう思っていたけれど、しかし、こうなっては意を決して聞き出す他にない。

 悠は意気込むように頷き、ピタリと足を止めて振り返る。

 と、同時に。

 身体に衝撃が走り、「むぎゅっ」という奇妙な声が下から飛んできた。たたらを踏んで後ずさる彼が、何事かと視線を下に向ければ、そこには尻もちをついているほむらがいた。どうやら、急に立ち止まったせいでぶつかってしまったらしい。

 

「う?」

 

「あ、す、すまない」

 

 何が起こったのかわからず、混乱したほむらは目を丸くして悠を見上げる。そして、彼が慌てて謝罪しつつも差し伸べた手で、やっと自分がぶつかって転んだのだと気がついた。

 

「ご、ごめんなさい。私……」

 

「いや、急に立ち止まったこっちが悪い。怪我はないか?」

 

「ええ、大丈夫。……ちょっと、お尻痛いけど」

 

 申し訳なさそうに笑いつつも手を取って立ち上がると、ほむらはそのまま俯いてしまう。何かを言い出そうと、口ごもっているようだった。

 悠は一瞬だけ迷ったが、彼女が話してくれるのを待つことにした。急いてはことを仕損ずる、である。

 

「……あの、ね」

 

 数秒……いや、数十秒か。

 ぶつかってから十秒以上の間を置いて、彼女はそっと、口を開いた。

 その声は、どこか深刻そうに、震えていた。

 

「私って、なんだと思う……?」

 

 悠は首をかしげる。質問の意味がよくわからない。それを察したように、ほむらは続けて言う。

 

「私はあの時、自分の影を認めた……けれど……でも、変なの。その時から、ちょっとずつ、自分が曖昧になって……何がしたいのか、わからないの……。事件を解決したい。その気持ちは、みんなと同じ……でも……」

 

 ほむらの悲しいような戸惑ったような声は、最後には掠れて聞こえなくなってしまった。

 曰くに彼女は "確固たる自分" というものがわからないらしい。 "個人的な目的意識の欠如" とも言い換えることができる。つまるところ、目標がないのだ。彼女個人が叶えたい、到達したいと思う願いが、ひとつも。

 複雑な悩みだと、悠は思った。漠然とした問題だ。そう易々と答えを提示できるものではない。ただ、少しばかりの助言はできそうではある。

 

「探してみれば良いんじゃないか」

 

「え……?」

 

 彼の言葉に、ほむらは顔を上げた。その顔は、期待と不安が入り混じったような、複雑な顔だった。

 

「町の色んなところに行って、見たり聞いたりして、自分を探すんだ」

 

「自分、を……?」

 

「ほら、自分探しの旅、とか言うだろ? そんな感じで。俺も手伝うからさ」

 

 そう言って、悠はニッと笑う。僅か呆気にとられたほむらだったが、ふっと胸の奥底に安心感のような温かな何かが芽生えたのを感じた。

 

「……そう、ね……うん。ありがとう、鳴上くん。私、頑張って探してみる。自分のことを……」

 

 微力ながら、力になれたらしい。彼女の安堵したような微笑みを見て、悠は少しだけ、ほむらとの仲が深まった気がした。

 

「……ところで」

 

 話がひと段落したところで、悠はふと思い出したように呟く。何かと思ってほむらが小首を傾げると、彼は少しだけ戸惑ったような声で言った。

 

「いつまで手を握ってるんだ?」

 

「え? あ、わっ……うひゃぁ……」

 

 その指摘で初めて気が付いたほむらは、赤面して情けない悲鳴を上げながらパッと手を放すと、慌てた口調で謝罪する。

 

「ご、ごめんなさい! その、えっと……あの……き、気が付かなくて!」

 

 普段のほむらからは想像も付かないほどの、ひどい狼狽え方だ。その様子があんまりにもおかしかったものだから、悠は堪えきれずに噴き出してしまう。

 

「ぷ……くくっ……」

 

「にゃ、なに笑ってるのよ! バカ!」

 

 怒ったほむらは羞恥に震えた声で叫ぶと、彼の腕にペシペシと平手打ちをして抗議する。音の割にはそれほど痛くない。

 

「くくくっ……いてっ。ご、ごめん、悪かったから、許して」

 

「やだ!」

 

「ビフテキ串奢るから」

 

「……!」

 

「コロッケも付けるぞ」

 

「……た、たべ……食べ、物で……釣られる……わ、私……じゃ、ない……っ!」

 

「そういえばこの前里中に、裏メニューでビフテキ串DXがあるって聞いたな」

 

「え!?」

 

「あれ、合言葉なんだったかなー。まずいなー、忘れちゃったかもなー」

 

「ぅ、ぁ、ひ、卑怯よそんなの! 許すしかないじゃない!」

 

「よし、じゃあ惣菜大学に行こうか。……あ、そうだ。手、繋ぐ?」

 

「バカ!」




コミュニティ:暁美ほむら
アルカナ:調整
レベル:6

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