影の軌跡 〜鉄血の子供たち〜   作:もっさん。

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はい、もっさん。です。

お気に入り数が30超えてました!!
ありがとうございます!

もっと増えないかなー!

頑張って書きますんで、よろしくお願いします!



九話 『鉄血の子供たち』デート大作戦 中編

 

 

 

 

さて……。

クレア姉と合流したことだし、とりあえずどこ行こうか。

俺の服は簡単に買えるし、クレア姉の買い物から済ませたほうがいいのか?

 

「なぁクレア姉、先にクレア姉の買い物から済ませた…………」

 

…………。

駄目だ、クレア姉。

見たら死にそう。違う意味で。

あー……くそ、なんでこんなに……

 

「トーリ?」

「あ、いや、クレア姉の買い物から済ませた方がいいのかなって」

「それには及びません、先にトーリの買い物から済ませしょう。いい店を知ってるんです」

「そ、そっか。なら任せようかな」

「えぇ。お任せあれ」

 

くぅ……なんだろ、いつもとこんなに違うとは……。

でも、クレア姉は正直着飾りはあまりしないタイプだ。

もちろん、素材が良いから何でも似合うってのがあるが、ここまでするとは思えない。

……、まさか、な。

 

「ほら、トーリ。こちらです」

 

そんなこと考えてる間に目的地に着いたようだ。

…今回は、あまり詮索するのは止めとこう。

クレア姉にも、失礼だしな。

 

「へぇ、こんなところに出来てたんだ」

「トーリはあまり公都には来ないですからね」

「ちょっと楽しみかも」

「これを期に、トーリもオシャレしてみてはどうですか?」

「んー……俺がオシャレしたって、そんな変わらない気がするけど」

「そ、そんなことないですよっ、是非するべきです」

「そ、そうかな」

「はいっ」

 

なんかすごい剣幕だ。

んー、まぁ、子供たちの中に立つのであれば、容姿も気をつけなきゃいけないってことだな。

 

「んじゃ、入ろうか」

「えぇ。そうですね」

 

これなら、良い服が見つかりそうだな。

 

 

 

『こちらホワイトラビットー。二人が例の服屋に入ってったよー』

『うーし、計画は順調だなぁ。このまま監視し、移動したらまた追跡するぞー』

『……ねぇレクター、普通に会いに行っちゃダメなのー?』

『ばっか、そんなことしたら折角のクレアの勇気が無駄になっちまうだろうが』

『……この行為が無駄にしてる気がするよー』

『そんなこと言わねーの!ほら、動きがあったらまた連絡な』

『はいはーい。んじゃ切るねー』

 

 

 

「なかなか似合ってますよ」

「んー、俺的にはもう少し色が暗めのほうが落ち着くかな」

「ふむ……ならこれはいかがでしょう」

 

あれから店に入った俺達は、普通にショッピングを楽しんでいた。

やはりセンスのいいクレア姉のおかげで、着々と買い物が済んでいく。

今はトップスの選びをしているところだ。

 

「……あ、これなんてどうですか?少し長めのコートですけど、薄手ですから夏場で腕を捲くれば着られると思います」

 

クレア姉が手に取ったのは黒を基調とした少し長めのコート。

所々ベルトチックなのが特徴で、薄めに出来ているのでとても動きやすそうだ。

 

「これいいな。買おうかな」

「ええ。分かりました」

 

こうして、俺の服の買い物は無事終わりを迎えた。

今度、クレア姉と会うときに着るとしよう。

 

 

さて、俺の服の買い物も終わったし……っと、もう13時か…

 

「クレア姉、腹減ってないか?」

「そうですね……結構動いたので、若干お腹が空きました」

「なら、行きたいとこあるんだ。いいかな」

「えぇ、トーリが行きたいのなら構いません」

「んじゃ、出発としますか」

 

ぎゅっ

 

『あ』

 

思わず手を握ってしまった。

でも、不思議と嫌じゃない。

 

『…ふふっ』

 

そのまま、手を握ったまま歩き出す。

なんか、こういうのも良いかもしれない。

た、たまには、だぞ。

 

「少し、速くないですかっ」

「大丈夫大丈夫!」

 

走る鼓動を背に、自然と歩幅が速くなる。

でも、悪くない。

そんな気持ちに、してくれた。

 

 

 

『いーなー。僕も二人と一緒に買い物してみたいよ』

『まあ、今度は五人で行くか?いっそ閣下連れての六人とか』

『あはは!それ楽しそうだね!行こう行こう!』

『……あぁ、いこーな』

 

 

 

 




書いてて思うんですけどクレアのキャラ崩壊してね?

うん、いいや。可愛いもん。(

中編とかいいながら全く終わる気がしません。
次は3000字いってしまうかも……


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