サブタイトルにも書いてありますね、しっかりと。
戦闘メインになるので、正直イチャイチャが書けないのが寂しいですよ…
アルティメギルの基地のホールでは、またまた会議が行われていた。
「…以上、この二十日余りの間に倒された同胞は隊員八名、
「ふむ……やるな」
「これほどまでの強さなのか…ツインテイルズ…」
途切れる事無く、次々と戦力を送り続けているアルティメギル。
しかし、世間の評価が変わって、身も心も軽くなった愛香の覚醒や、戦闘自体に慣れてきた事もあり、ツインテイルズの前に戦力はことごとく返り討ちにされていた。
「残念な事に、この世界に降りて未だ我らが手に入れた
「ならば
「それではまるで、ツインテイルズを恐れて、逃げ腰になっているようなものではないか!!」
エレメリアン同士の言葉の応戦。
「しかし、このままだと本当に状況としては苦しい一方です」
「まず二人というのが恐ろしい。赤の戦士の強さは折り紙付き、青の戦士の方も
侵略から二十日余り。
とうとうアルティメギルに焦りが見え始めた。
「…ツインテイルズの実力はやはり本物だ。生半可な戦士では彼女らには対抗できぬ。これより先は勇者のみに与えられる聖戦…我こそはという者はおらぬか」
「はっ!それならば、私が!」
若く、威勢の良い声がホールに響いた。
ツインテイルズから、必ずツインテール属性を奪い取ってみせる。
その思いが、彼から溢れ出ていた。
「おお…
多くの者が安堵の表情を浮かべ、賛同する。
「しかし、貴様ほどの男がもう戦場へ向かうというのも惜しいのう」
「こればかりは仕方無い。隊長が半端な戦士では太刀打ちできないとおっしゃられたのだから」
張り詰めていた重苦しい空気が和らぎ、スワンギルディへの期待感が高まる。
ドラグギルディも、この志願に感心したのか、頷いた。
「…よかろう。だが、まずはテストを行う。お前がツインテイルズと戦うに相応しい戦士なのかを」
ドラグギルディの目が大きく開かれる。
ホール内を一陣の突風が吹き抜けた、その
だが、スワンギルディは怯える素振りも見せず、微動だにしない。
「ふっ…肝は据わっているようだな。ならばもう少し試そう。……あれを」
彼が持ってきたキャリーにはPCとモニターが置かれていた。
それを目にした瞬間、スワンギルディを強烈な震えが襲う。
「そ、それは…!私の部屋のパソコン…!な、何故ここへ…!?」
ドラグギルディの剣に対して微動だにしなかったスワンギルディが激しく動揺している。
「静まれい!!これもテストの一環である!」
「そ、そんな…まさか、あの修羅の試練の一つ…エロゲミラ・レイターをここで……っ…!」
歯をガチガチと鳴らしながら、スワンギルディは震える。
そんな事などお構いなしにドラグギルディはマウスを動かす。
そして、マウスのカーソルをデスクトップ上に表示されている女の子型のアイコンの上で止めた。
スワンギルディの震えは更に激しい物に変わる。
周りの者も、これから何が行われるのか悟っているようだった。
そのアイコンをクリックすると、メーカーロゴの後、タイトル画面が表示される。
言わずもかな、エロゲーだった。
明らかに労働基準法にひっかかる年代の女の子がナース服を着ている。
ドラグギルディはすかさず「ロードする」を選択した。
「ふむ…このゲームはまだ発売されて数日しか経っていないはずだが、もうコンプリートしているとは…
追い打ちとばかりに、PC画面がホールの大きなモニターに映される。
スワンギルディは思わず震え声を上げてしまう。
「しかし、このセーブデータ…何処を見てもサムネイルが肌色ばかりよのう」
「お、お許しを…!!どうか、どうかお許しおおおおおおおおおおおおお!!!!」
「ほほう…肌色ばかりの中に一つだけ顔を赤らめた少女のサムネイル…これは怪しいのう」
無情にもロードされるセーブデータ。
主人公の部屋で女の子と二人きりという王道のシチュエーション。
だが、女の子は顔を赤らめているものの、普通の会話を終始続け、場面が変わってしまった。
「どうやら主人公が幼馴染の部屋に遊びに来て、空気が変わった事で、思わずセーブをしてしまったのであろうな。これから睦事が行われるのだろうと。だが、何事も無かったかのようにシーンが切り替わり、落胆―――」
「あるある」
「あるあ…ねーよ!」
「それこそねーよ!!」
何故か共感できていない同胞にツッコむエレメリアン。
「ぐはあああああああ!!!!」
とうとうスワンギルディは気を失って倒れてしまった。
「連れて行けい」
「フッ、あの程度の精神力でツインテイルズと一戦を交えようとは笑止。………まだ、あの程度ではな」
ドラグギルディは無限の可能性を秘める若武者を失いたくなかった。
これからのアルティメギルを引っ張り、ツインテイルズの
新たな芽を
「我が行く」
静かに、それでも強く、宣言した。
その宣言にホール内がどよめく。
「ド、ドラグギルディ様自身が行かれるのですか!?」
「なんと…偉大なる首領から実権を預かる、我らの統率者ドラグギルディ様…あなた自ら行かれるなど…!」
「くどい!」
マントを
まさに、王者の風格だった。
「さすがはドラグギルディ様…恐ろしきお方よ」
「当然だろう。ドラグギルディ様はアルティメギルに古より伝わる五大究極試練の一つ、スケテイル・アマ・ゾーンを乗り越えられた、ただ一人のお方なのだから」
「なんと…!あの、通販で買った物品が一年間透明な箱に入れられて配達されるという、苦行中の苦行を…!?まさに生きる伝説、私なら初日で間違いなく絶命してしまう…!」
「あの方ならば…必ずツインテイルズを…!」
怪物達は、大きな苦行を乗り越えた最高のリーダーに望みを託したのだった。
「な、何故だ…!何故
「グランドブレイザアアアアアアアアアアア!!!!!!」
炎の刃がラビットギルディを斬り裂いた。
戦い始めて、約一カ月。
もうそろそろ、マスメディアに
それが功を奏したのか、過剰な報道は鳴りを潜め、アルティメギルに遭遇した時の対処法など、TVではかなりまともな内容の報道が増えた。
……でも、ネットは相変わらずなんだけどな。
「しっかし…どうしたもんかね、アルティメギルの連中。代わり映えしないな」
戦闘に慣れてきたのもあるのか、エレメリアンが弱く感じる。
フォクスギルディのように、
社会への被害を与えたケースは初戦以外皆無と、世界中はまだまだ気楽だ。
日曜日の昼下がり、俺は今、山の中にいる。
日本、という以外は何処の山なのか分からない。
戦隊物というのは主人公が住む周辺に怪人が現れる事がほとんどだが、アルティメギルの場合は神出鬼没。
俺達の拠点である日本に出現する事が多いが、世界中何処にでも現れる。
そんな不安要素を払拭してくれたのが、トゥアールが建造した基地にある転送装置と、転送位置精度は転送装置に劣るものの、携帯用に便利な転送ペン。
この二つのお陰で、エレメリアンの反応をキャッチしたら、すぐに出撃できる。
…授業中に出撃、というケースがまだ起きていないのは助かるが。
しかし、今日は山の中に出現したけど、どういう意図だろう。
「…まさか…野生の
『ごめん、任せちゃって。もう終わった?』
「おう、今終わったから、すぐ帰るよ」
ラビットギルディが出現した際、偶然愛香が湯浴み中だったので、今日は一人で出撃した。
…湯浴みとか言ってたけど、最初通信した時、通信が切れる直前に聞こえた艶声はなんだったんだろう。
明日学校なのに、気になりすぎて眠れないぞ。
そんな意味深な事を頭で考えていた時だった。
空から、何か来る。
「―――――――――!?」
強烈な寒気がして、前に身を転がす。
その直後ものすごい衝撃が走った。
「ぐっ…何だよ…?」
俺はそれを凝視した。
「…急に不意打ちをしてすまぬ。だが、お主ならば、この程度など
土煙の中から現れたエレメリアンはこれまでの奴らとは次元の違うオーラを放っていた。
「く…こいつ…」
間違いなく、強い。
そう、俺は確信した。
「我が名はドラグギルディ!全宇宙全世界を並べ、ツインテールを愛するにかけて我の右に出る者はいないと自負している!!」
「相当な猛者のはずなのに…結局言う事あんまり変わらねえな…!」
何か伝説に出てくる竜のような、
その姿とは裏腹に、中身はいつもの奴らだった。
「…馬鹿者が。我が行くと言ったものを」
悼むように、ラビットギルディが散った跡を見つめるドラグギルディ。
「
「そっちから勝手に攻めてきたのに、何が仇だよ!!」
もう一度、ブレイザーブレイドを抜く。
炎から生み出される気流がツインテールを熱く揺らした。
「応…いざ、参るぞ!」
「んなっ!?」
その
「ふん!!」
振り下ろされた大剣を辛うじて受け止める。
だが、フォトンアブソーバーの限界値を超えた強烈な一撃。
テイルギアを
「ぐぁっ…!は、速い…!!」
「力任せの受けで刃こぼれ一つもせんとは…人間が作った物とは思えん硬さだ。かつて、たった一人で戦いを挑んできた
「ちくしょう、この野郎っ!!」
体勢を立て直しながら、
しかし、ドラグギルディは悠々と刃の腹で受け止めていた。
「こそばゆい…!我にじゃれついているのか?今度はもっと速くするぞ!!」
「う、うわああっ!!」
同時に数十本の剣で斬られているような錯覚。
あまりの速さに、俺はその剣について行くのが精一杯になってきた。
(…この太刀筋…まさか!)
だが、意外にも突破口はすぐに見つかった。
そういう事だったのか…!
「ほう!この数合の結び合いで見切るとは、面白い!!」
十数秒続いた打ち合いが終わると、やはり巨躯には似合わない跳躍でドラグギルディは後ろに下がった。
「そうか…ドラグギルディ…!分かったぜ、お前の剣は…!」
「そう、我が振るうは――――――!」
「レッド!大丈夫!?」
トゥアールに要請されたのか、
愛香が地面に着地しようとした時――――――
「「ツインテールの
謎のハモリに驚いたのか、愛香は思いっきりつんのめっていた。
「やっかいね…今日のはそーじ系かぁ…」
「ああ、絶対に強いぞ、こいつは」
愛香はドラグギルディを見て、よろめいている。
やっぱり、愛香も感じているのだろうか、こいつの恐ろしさを。
…いや、そーじ系って事は…俺と同じようなツインテール馬鹿だから呆れてるだけか…?
「テイルレッド…恐ろしい幼女よ。神速の斬撃をこれほど早く見切った者など、我の記憶にはないぞ!!」
「見くびっちゃ困るぜ、ドラグギルディ!どんなに速くても、心の形をなぞられたら、どんな物だってくっきり見える!俺は…いつだって、ツインテールを心に
…やばい、こんなカッコつけた
ごめん愛香、そんな顔を向けないで、いつも俺に甘えてくる可愛い愛香に戻って、今のはさすがに俺が悪かった…!愛香の事だってずっと考えてるから…!
「敵ながら
動き出したドラグギルディの脚力は地面を破裂させ、先ほどとは比べ物にならない神速の斬撃を放ってきた。
俺は無我夢中で剣を振るが、やはりついて行くのが精一杯。
「くっ…そおおおおっ!!」
視界を埋め尽くす無数の刃をなんとか
「ふふっ…うわ――――――っはっはっは!!!!見事だテイルレッド!!やはり、敵として出会ったのが惜しいほどのツインテールの持ち主だ!!」
「そうか…」
正直、俺もドラグギルディと敵として出会ったのが惜しい。
こんなに楽しそうにツインテールについて語れる奴が友達にいたら、どんなに良かったか。
「その小さな
自分と互角に戦えていた事よりも、ツインテールがずっと気になってたのか…こいつ…!
「うむ。見れば見るほど、奥深く感じる物よ。基本に忠実ながら、目を凝らす毎に様変わりしているようだ。まさに、超一流のツインテールとでも言えるだろう」
「お前はどんな審査基準をしてるんだよ!?」
これは…あれか、ツインテールを見る事に特化した目って奴か、さすが歴戦の猛者だけの事はある。
「気になるか、この傷が」
「え、少し…いや、別に気にならねーよ!」
「ふっ…乱暴な言葉遣いは大人への背伸び……しかし、今の発言だと、将来はツンデレに発展するかもしれぬな」
ツンデレ…?テイルレッドが…?
ツンデレの基準もよく分からない。
今思えば、昔の愛香はツンデレだったような気がするけどさ。
「だが見よ。このドラグギルディ、背中に一つの傷も無い事を誇りとしておる!」
「…ふん、どうせ敵に見せた事が無いから、だろ?」
ありがち、というかテンプレだな、これ。
「無論、それもあるが……いつか出会うであろう、至高の幼女に背中を流してもらうため、この背中を常に守っておる!!」
「お前のこれまで
「知れた事よ、生涯を添い遂げる、至高の幼女を探しだし、
「くっそ、何て奴だ…!」
一点の迷いも無い瞳。
その執念、やはり人間離れしている。
生涯を添い遂げる―――そんな重い言葉を
いくら知能が発達していても、こいつらは人間と違う存在だ。
剣を合わせている時は、あくまで半信半疑だった。
けど、今なら…ドラグギルディの事が分かる。
間違いなく、こいつの
「ブルー。こいつの強さの秘密…分かったぞ」
「え、な、何?ごめん、ちょっと聞いてなかったわ」
愛香はドラグギルディの強さに放心していたのか、それともただ単に聞いて無かったのか…。
常識人の愛香にとって、やっぱりこの会話は聞いてて辛いのかな。
でも、今はそんな事を考えてる暇は無い。
「ドラグギルディ…お前は…!」
テイルギアの原動力となっている、最強の
エレメリアン達はそれを求めていたとはいえ、結局それぞれ個々の
だけど、こいつはガチだ、それだけを狙っているようにしか思えない。
「お前は…正真正銘、ツインテール属性を持つエレメリアンなんだな!!!!」
「
「共鳴!?俺達が!?」
「…はぁ…『類は友を呼ぶ』…か…勘弁してよ」
後ろから愛香の呆れた声がする。
ごめん、愛香。
帰ったら、ストレスや疲れは取ってやるから、今は耐えてくれ。
「ふむ」
ブルーの姿を見て、ドラグギルディが
「初めて映像を見た時から引っかかっておったが…青の戦士よ、その姿を見て確信したぞ。やはり、あの世界の戦士の差し金であったか」
「トゥアールの事?」
「え!?」
「ほほう、知っているようだな。我らがかつて、最も苦しめられた
「同じ衣…!?」
トゥアールは滅ぼされた自分の世界の
いや、それよりも愛香は何故トゥアールの事をこんなに知ってるんだ…!?
「だが皮肉よな…同じ衣を
ドラグギルディは殺気を静めて、腕組みをしながら語り始めた。
「何だって!?」
「確かに、あのツインテールの戦士…同じくテイルブルーと呼ぼうか。彼女も恐るべき強さを誇り、我らの侵攻を食い止めていた。その強さはこの世界の
「ま、待て!じゃあお前らは以前、テイルブルーと戦ってたのか!?」
何か懐かしむように頷くドラグギルディ。
少なくとも、嘘を言っているようには見えない。
「トゥアールは…何で俺に黙ってたんだ…その事を」
「テイルギアの力でもアルティメギルの侵略を食い止められなかったって事を、戦場へ向かったあんたに知られたくなかったからよ」
「え、そう…なのか…?」
そんな秘密にしなくても、俺は受け入れていたのに…。
「トゥアールがあんたの家に来た日の夜、トゥアールと二人で話したの。その時に前の世界の事とか、全部聞いた。あたしもそれを聞いた時は本当にびっくりしたけどね」
「…そうか」
愛香が耳元でそう言った。
あいつに聞かれちゃまずい事か…?
「確かに彼女は強かった。だが、結果的にその強さが世界を殺したとでも言えるだろう」
ドラグギルディは腕を掲げ、
「侵略者を追い払うその姿は
そう強く叫んだ。
「く…そっ…!」
そうか、そういう事か。
ツインテイルズの活躍を世界中に浸透させ、ツインテールにする女の子を増やした。
つまり、俺達を使ってツインテール属性を増殖させたのか…!
「分かったようだな。お主らはこの世界の救世主、であると同時に破壊者でもあるのだ!!」
「…つまり…あえて、弱い敵を倒させる事で、あたし達を活躍させて、世界中にツインテールを増やしたってわけね?」
「いや…さすがに我もそんなに軽く同志の命を見てはいないぞ?皆可愛い部下、教え子達よ。勝ってくれるのが一番理想だった」
しかし、そうもいかず、俺達は連戦連勝。
そして……今。
「結果的に、『無敵の
そうか、よく見れば…こいつ宣戦布告してた奴だ…!
今思えば、最初の発信は全世界へ自分達の存在を知らしめ、恐怖を与える目的ではなく、テイルレッドの存在を発信して、地球を救う期待のヒロインというイメージを人々に植え付けていたのか…。
最強のツインテール属性を持って戦う戦士、その存在は逆にこいつらにとって、むしろありがたすぎる存在だったんだ…!!
「そーじ、混乱してる?」
愛香が俺にしか聞こえないような声で呼びかけてきた。
「ああ。頭の中がパニックになってるよ…俺達が敵の手助けをしてたなんてさ…!」
「なら、もう全て潰すしかないじゃない」
「え?」
「アルティメギルの変態、みんな倒して、アルティメギル自体を潰しちゃえば、手助けも何も無いじゃない。トゥアールの
「……そうか…!」
何を迷っていたんだ、俺。
そんな簡単な事じゃないか…!
「テイルレッドのツインテール属性は本物だ。剣を交えて分かった。この最強の幼女は、心の底から本気でツインテールを愛していると」
ドラグギルディは更に言葉を続ける。
「できれば、小細工無しの真っ向勝負がしたかった。これは、せめてもの
ドラグギルディの言葉で、迷いはすっかり晴れた。
「サンキュー、ドラグギルディ」
「何?」
「手向けどころじゃねーよ。憂いも迷いも消えた!」
もう、迷わない。
「そーじが立ち直ってくれて良かった。そんな姿、あんたらしくないしね」
「愛香。また、心配かけてごめん」
「いいわよ、別に。そーじを守るのがあたしの役目みたいなもんだし」
「そっか、ありがとう」
俺をこれまでずっと支えてくれて、これからもずっと支えてくれる愛香。
大好きな愛香のツインテールだって、俺は奪われたくない。
なら、やる事は一つだ。
「ドラグギルディ!!俺が今日ここでお前を倒せば、ツインテールが世界に浸透しただけで済むじゃねえか…!」
「なんと……」
ドラグギルディは
世界中に広まったツインテールを守るのが俺の役目。
これ以上、ツインテールを失いたくない。
「テイルレッド…究極のツインテールを持つ幼女よ。我は、心底感服したぞ。世界の終焉を目前にしてなお揺るがぬ不動の意志。真なる美しさとは、目を
ブレイザーブレイドを構え、ドラグギルディの方を向く。
「世界の終焉?何の話だよ。世界だろうが何だろうが、俺は守りたい大好きな物のために戦う!!」
心を奪われたツインテールのために、一生の愛を誓った愛香のために、俺は戦う!!
「ほう、あくまで…
「ああ!!俺のツインテールはこの地球の希―――」
「はーっはっはっはっは!!!!そこまでです!ドラグギルディ!!」
「……誰だよ俺の邪魔をするアホはああああああああああああっ!!!!!!」
悲痛な俺の叫び声が空に吸い込まれていった。
総二はいざという時凄くかっこいいんですよ。
いつもツインテールツインテール言ってるだけで、本当は周りに気を使えるイケメンなんです。
正直、テイルレッドやソーラより総二の方が好きだったりするぐらいですし。
あれ、これ後書きだったんですか、そうですかそうですか…。
今回ラビットギルディにふざけた事言わせました。
別に私は難民では…ございませんよ?
さて、次回は仮面ツインテールの件と…決戦です。
多くなりそうです、書く量が。
頑張ろう、イチャイチャの為に!!w
ではまた次回…の前に
おまけコーナー
「一話一人」~登場人物紹介~(偶数話確定)
観束未春
系統 中二(センターアンドセカンドオヴ)マスター
その他属性傾向 中二 母 将軍 コスプレ
秘密 息子夫婦(仮)のABCをビデオ撮影した事
趣味 総二と愛香のイチャイチャを見る事
特技 エンドレス妄想(断言)
好きなもの 青春
弱点 ないわ!(本人談)