リトルバスターズ〜死んだ世界に参戦……?〜   作:ブラックくまさん

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はい!今回はテスト終了後の話をやっていきます
いろいろ考えてるのですが上手く噛み合わねぇぜ…まぁやっていきます

棗恭介の一問一答

HN:有機@みかん
光速の世界を旅した事のある棗先輩に質問です
光速の世界には何がありましたか?

恭介の回答
空も地面もすごい速さで過ぎ去っていくなかでアニメイトの看板が見えた…いや、アニメイトの看板のようなものだ
もう、速すぎてなにがなんだかさっぱりわからなかったな


テスト終了後

 

 

「何故俺が生徒指導室に呼ばれなきゃいけないんだ…」

 

テスト終了後、恭介、真人、奏は生徒指導室に呼ばれていた

生徒指導室に行く途中で恭介はそう愚痴を零した

 

その言葉に真人が反応する

 

「まったくだ、ちゃんとテスト受けたのによ…」

 

二人がそんな会話を続ける中で奏だけは無言で歩いていた

 

しばらく歩き、三人は生徒指導室の前まで来ていた

 

恭介は扉に手を掛けて二人に言う

 

「まぁなんにせよ、とっとと終わらせようぜ」

 

真人は「おう!」と返事を返し

奏は無言で頷く

 

それを見て恭介は扉を開けて中に入って行く

二人もそれに続き入って行った

 

生徒指導室には4名の教師と直井がいた

恭介は直井の方を見て尋ねる

 

「あれ?なんで直井がいるんだ?」

 

直井は

 

「生徒会副会長ですので」

 

と簡単に答えた

恭介は「そうか」とだけ呟くと教師達のところまで歩いていった

 

教師達は恭介達が来たのを確認すると一人の初老の教師が話し掛けてきた

 

「まぁ、座りなさい…」

 

恭介達はその言葉に従い、長机の前に置かれた椅子へと腰かける

 

机を挟んで恭介達と教師達は向かい合う形で座っていた

 

恭介達が座ったのを確認してから、初老の教師が口を開く

 

「あー…君たち、何故此処に呼ばれたか分かるかな?」

 

その言葉に恭介達は顔を見合わせて首を横に振る

 

それを見て、初老の教師は話を続ける

 

「…分からんかね?」

 

「はい、まったく」

 

恭介は本当に分からないという風に答えた

 

「そうか…では、教えよう…」

 

「まず棗君、君はそもそも学年が違うのに一学年下の教室で一学年下のテストを受けた…」

 

その言葉に恭介は苦虫を噛み砕いた様な顔になった

 

「よって棗君のテストは無得点扱いだ…」

 

「くっ!」

 

「調子に乗ってハメを外しすぎだ」

 

苦い顔をする恭介に真人が突っ込みを入れた

それを見ていた初老の教師は咳払いをして続ける

 

「…問題なのはそれだけじゃない…」

 

そういい、恭介達の前に三枚の紙を置いた

その紙は解答用紙だった

 

「君たちの解答用紙だ…」

 

「そして答えをよく見てみるんだ…」

 

言われた通り恭介は解答用紙に書かれた答えをみた

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

ことわざの問題

 

Q1予期せぬ幸福が訪れた時のことわざを答えなさい

 

恭介の解答

棚から諭吉

 

真人の解答

筋肉からプロテイン

 

奏の解答

妖精さんとのお茶会

 

Q2急に自体がはっきり分かることのことわざを答えなさい

 

恭介の解答

ぺろ…これは…!

 

真人の解答

目からゴボウ

 

奏の解答

妄想が現実になっちゃった

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

 

と後の問題も全てアホな回答で埋め尽くされていた

 

初老の教師は静かに言う

 

「井ノ原くんは純粋に間違えてこうなのだろう…惜しいところもあった…0点ではあったがな…」

 

「棗君は分かっているのにふざけている節がある…これより難しい問題をスラスラとといてあった…学年が違うので無得点だが…」

 

「しかし立華…君は全教科全てこのような解答をしている」

 

「その事について何か申し開きがあるかね?」

 

立華は初老の教師の質問には答えず、自分の解答用紙を持って俯いていた

 

「沈黙は肯定ということでいいんだな?」

 

奏の解答用紙を持つ手にキュッと力が入る

それを見た真人と恭介が口を挟んだ

 

「待てよ先生!立華の奴がやったって証拠があんのかよ!?」

 

「…真人に同感だな、その解答用紙は本当に立華の物なのか?」

 

二人の言い分に初老の教師は言う

 

「…つまり、立華以外の誰かが立華の解答用紙をすり替えたのではないかと言いたいのかね?」

 

その言葉に恭介が答える

 

「ああ、俺達は馬鹿だからあんな解答をしたが、立華は違う」

 

「努力して生徒会長にまでなった立華がやるとは思えない」

 

初老の教師は考える仕草をして言う

 

「しかし、それなら何故立華は自分はやっていないと言わないんだ?」

 

「自分がやってもいない事を責められたら誰だって黙るさ…」

 

「ふむ…」と呟き、初老の教師は考え込む

 

そこに今まで黙っていた直井が口を挟んだ

 

「ちょっといいですか?」

 

直井の言葉に全員直井の方を向いた

 

「確かにやったという証拠はない…」

 

「ですが、やっていないと言う証拠もない…」

 

その言葉に真人が反応する

 

「…なにが言いたいんだよ…てめぇ…」

 

「つまり、どちらとも言えないと言う状況ということです」

 

「しかし、現時点で生徒会長はふざけた解答をしたのが事実」

 

「ですので、この件が解決するまでは生徒会長辞任ということでどうでしょう?」

 

その言葉に真人、恭介は驚く

しかし、構わず直井は続ける

 

「ふざけた解答をした疑いのある者が生徒会長を続けていると知れたら、一般生徒への示しがつきません」

 

「ですので、この件が解決するまでは僕が変わりに生徒会長代理として働きます」

 

「どうでしょうか?」

 

そういい直井は初老の教師をみた

 

「立華はそれでいいかね?」

 

初老の教師は奏に問いかける

奏は無言で頷く

 

それを見て、初老の教師は言う

 

「分かった…本日放課後に全校集会を開く…では、教室に戻りなさい」

 

その言葉を聞き奏は立ち上がり生徒指導室を出て行った

真人、恭介も奏を追うように出て行く

 

恭介は奏に追いつき聞いた

 

「おい立華、あれでよかったのか?」

 

奏は振り向かずに答える

 

「別にいいわ」

 

そうして小声でありがとうと言って去って行った

 

廊下の先で音無とすれ違った様だがあまり反応せずに歩いて行った

 

恭介が奏の背中を見ていると真人が遅れてやってきた

 

「立華の奴は?」

 

「…どうもかなり落ち込んでいるようだな」

 

「そうか…」

 

その日の放課後、奏が生徒会長を辞任するための全校集会が開かれた





はい!今回はここまで!
対に奏ちゃんが生徒会長辞任!これから恭介はどうするんでしょうね?

生徒指導室にいた初老の教師以外の教師は何故かいる教師です
居ましたよね、一言も喋らないのに何故かいる教師…
まぁいないものだと思ってくださいw

投稿がちょい遅れましたこと、すいませんでした!
それと
誤字脱字、矛盾してるところがありましたらすいません

最後に
ここまで読んでいただいた方々!お気に入り登録をしていただいた方々!アドバイスやコメントを下さった方々!

ありがとうございます!

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