リトルバスターズ〜死んだ世界に参戦……?〜   作:ブラックくまさん

13 / 39
今回はギルドに天使が潜入します
戦線目線でなく奏(について行った恭介)目線で書いていきます
いろいろおかしい点があるかもしれないですが頑張って書いていきます

HN:とあるエージェント
政府からあらゆるミッションを受けていると噂されている棗先輩に質問です
どのようなミッションがあるのですか?

恭介の回答
どんなミッションがあるかは言えない…機密事項だからな…
ただ、ミッション中にあった話をしよう
そのミッションは相棒と一緒だったんだが、ミッション中に相棒が突然た倒れたんだ…
俺は慌てて駆け寄った…
しかし相棒はもう手遅れだったんだ…
相棒は最後の力を振り絞り、俺に言ってきた「ナツメ…お前…ガリガリ君の当たり棒持ってねぇ?」とな
その言葉を最後に相棒は力尽きた…
今でもたまに思う
あの時、俺がガリガリ君の当たり棒さえ持っていれば…と


迷宮

焼却炉につき奏と恭介はゴミを捨てていた

そんな中恭介は奏に尋ねる

 

「他にゴミはあるのか?」

 

奏は首を振り

 

「これで終わり…」

 

と答えた

それを聞いて恭介は嬉しそうな声で奏に言った

 

「じゃ、早速迷宮に行こうぜ!」

 

最早何をしに行くかも忘れているような恭介に奏は呆れながら「そうね…」と言って歩き出した

その後を鼻歌交じりに追う恭介だった

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「ここね」

 

そういいながら、奏はしゃがみこんで地面を押した

奏が押した地面は僅かに沈んだ

奏がしゃがみこんだのを見て恭介は奏近寄った

 

「そこが入口か?」

 

恭介の言葉を聞きながら、奏は「えいっ」と地面を強く押した

すると地面に入口が開いた……………………恭介の足の下に……

 

「は?」

 

「あ…」

 

「うわああああああああああああ!」

 

恭介は絶叫とともに地下へ落ちていった

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

恭介が地下へ落ちてから数十秒後、奏が降りてきた

 

「…棗君、大丈夫?」

 

奏は地面に横たわっている恭介に話しかける

 

「…ちょっとした絶叫マシン感覚だったぜ…」

 

恭介は力無くそう答える

 

「ごめんなさい、もう少し確認するべきだったわ…」

 

「いや…俺がはしゃぎすぎただけだ…」

 

謝る奏に恭介は起き上がりながら言う

 

「しかし、二階くらいの高さから落ちて無傷とは運が良かったぜ」

 

「そうね…」

 

奏は少し落ち込んでそう答える

そんな奏を見て恭介は笑顔で言う

 

「さぁ立華!ダンジョン攻略といこうぜ!」

 

そんな恭介を見て奏は元気になったのか小さく頷き、歩き出した

恭介もそれに続き歩く

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

しばらく歩くと恭介は突然立ち止まった

 

「待て立華!」

 

恭介の静止に奏は立ち止まり振り返る

恭介は無言で小石を拾い軽く投げた

 

恭介が小石を投げたところに突然落とし穴が開いた

中には大きい針がぎっしりと敷き詰められていた

 

それを見て恭介は確信して言った

 

「トラップだ…ここから先はこれ以上のものが多くあるだろう…」

 

その言葉を聞き奏は言う

 

「…気をつけて進みましょう」

 

「ああ、トラップを発見したら声をかける」

 

「立華は俺の指示に従ってくれ」

 

その言葉に奏は頷いた

 

「よし、じゃあいくぞ」

 

そういい恭介は奏と並んで歩き出した

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

幾つものトラップを恭介の的確な指示でくぐり抜けて、少し開けた場所にでた

 

「ふぅ…少し休憩するか」

 

そう提案する恭介に奏は従い、壁に寄りかかって腰を掛けた

恭介もそれに続き壁際に腰を下ろした

 

「…棗君は私が天使だとは思わないの?」

 

しばらく休憩した後、奏は恭介にそう質問してきた

少し考え恭介は答える

 

「…ああ、思わない」

 

「何故?」

 

「考えてみたら、立華は誰一人消してないじゃないか」

 

恭介の言葉に奏は首を傾げた

恭介は続けて言う

 

「この世界では未練を解消した奴が消えてるんだろ?」

 

「立華は手助けこそしたかもしれないが強制的に消していない」

 

「戦う時も目に余る事をした時だけで、それ以外は注意する程度だ」

 

「本物の天使なら、そんな回りくどい真似なんかしないだろ」

 

そこまで言うと恭介は一旦区切ってから言った

 

「ただ…分からないのが立華は何故みんなを消すような事をしているのかというところだな」

 

その言葉に奏は少し間を開けて答えた

 

「……新しい人生も悪い物じゃないから…」

 

恭介は奏の言葉に疑問を持った、まるで自分の人生は悪くなかったような言い方に少し引っかかったのだ

人生を謳歌したなら未練などはないはずだ、しかし奏は生徒会長などもやり一般生徒の模範にもなっているほどの青春を送りながらも消えずにいる

それはその程度じゃ消えない未練があるということだ

しかし奏は人生を悪くないと言った

そんな事を考える恭介

恭介の疑問は直ぐに解消された

 

「私の未練は、私に青春をくれた人にありがとうを言えなかった事」

 

「それは…無理じゃないか?」

 

普通に考えてもそれは無理な願いだった

ここに居続けても会える保証などないのだから

 

(ありがとうを言えなかった事が未練…か)

 

恭介は考える

 

(立華はここに居続けなきゃいけないんじゃないのか?)

 

(この世界で未練を解消出来ずにずっと一人で居たのか)

 

しかし奏は恭介の言葉に首を振る

 

「…私に青春をくれた人は見つかったの」

 

「それなら、未練を解消すればいいんじゃないか?」

 

恭介の言葉に奏は静かに答える

 

「あの人達を残していけない…」

 

なるほど、と恭介は考える

 

(自分の意思で残り続けているあいつらに次の人生も悪くないって伝えてやりたいのか…)

 

しばらくか恭介は静かに奏を見つめて言う

 

「…立華、リトルバスターズに入らないか?」

 

「え?」

 

奏は恭介が何を言っているのかわからないという顔で見た

そんな奏に恭介は少し強く言う

 

「これからリトルバスターズで立華の未練を解消する!」

 

「だから立華、リトルバスターズに入ってくれないか?」

 

奏は珍しく戸惑いが表情に出ていた

 

「もちろん、戦線の奴らには内緒でな」

 

「形的にはリトルバスターズはどちらにもつかない」

 

「前の食堂の時のように戦うこともあるだろう」

 

「だけど俺達は立華の味方で有り続ける」

 

「…どうして…」

 

奏はどうして自分の味方になってくれるのか分からなかった

恭介は続ける

 

「俺たちのそう人生も悪くない物だった…」

 

「その悪くない人生を知っている立華がここに居続けなきゃいけないなんて間違ってる」

 

「だから、俺は立華を助けたい」

 

「他の奴らもそう思うだろう」

 

それにっと恭介は付け加え

 

「困ってる人に手を差し伸べることもリトルバスターズの大切なミッションだ!」

 

そう言い笑顔で恭介は奏に手を差し伸べる

奏はその手を遠慮気味にとった

それを見て恭介は言った

 

「これから立華はリトルバスターズのメンバーだ」

 

「もちろん遊ぶ時も一緒だ!」

 

そんな事を言う恭介に奏は少し笑って

 

「校則は守ってね?」

 

と言った

 

「気が向いたらな」

 

と恭介ははにかみながら答えると

奏と共にダンジョン攻略へと戻った

 

 




はい!というわけで奏ちゃんがリトルバスターズに入りました!

奏ちゃんには是非ともリトルバスターズに入ってもらいたかったんですがなかなか機会がなくて困ってたんですが…

ギルドに奏ちゃんと行けばいけんじゃね?と思いやってみました!

いかがでした?クソでした?駄文でした?すいません…

ですがこれからリトルバスターズになった奏ちゃんを活躍させていきたいです

途中、恭介らしくなかったかも…と思いながら書いていたので「あれ?恭介ってこんな感じだっけ?」と思われた方がいたと思います

重ね重ねすいません

ここまで読んでいただいた方々、お気に入り登録していただいた方々

ありがとうございます!

でわでわ、また今度!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。