どんなアンケートかといえばここからのルートを選ぶものです。
選択肢のみここに書いておきます、ちなみにその詳細な内容は活動報告で、
1.もっと深くの暗部ルート
2.学園都市から逃亡ルート
3.変わらず運び屋ルート
※説明が足りなく不快な思いをさせて済みません。アンケートは活動報告にて回答をお願いします。
「だ、第一位...?」
「そいつがどうしたよォ」
「・・・・・・・・・ッ!(勝てるわけがないあんな化物!)」
第一位にして学園都市最強、それはその肩書きに相応しい程の能力を持つ
能力はベクトル変換、11次元に干渉する空間系能力も全てを貫くといわれる
確かに第一位は最強だった...だがそれは昔の話、今は違う。
第一位はつい最近演算能力を失った、それは能力者にとって一番手痛いダメージ、
演算が失われれば
だから勝てる!
そんな風に震える自分の体をなんとか押さえつけながら結標淡希は吠えた、大声にして自分で納得するように。
「知っているわ!貴方は演算能力をほぼ失っていることを!莫大な計算で成り立つはずのベクトルの操作なんてできない...第一位の
「・・・」
その言葉に
「哀れだなぁ...」
「っ!黙れ!!」
「確かに今じゃ俺も演算は外部に任せちゃいるし勿論完全に復活ってわけじゃねェが...」
「黙れ黙れ!」
「てめェが俺よりも強くなるってわけじゃァ...ねぇだろ」
その瞬間
とあるif世界では結標淡希という人間は人間の方に躊躇なくコルク抜きを転移した。この世で一番厄介なのは理性を持つ化物ではない、知性を持った化物なのだ。理性などどうでもいいそれが強者達の世界、Level4の段階で手に負えなくなるのだからそれをLevel5...ましてや第一位がしたらどうなるか。惨劇以外の何物でもない。
勿論結標淡希はガラスが散っていなく転移しやすい空中へと転移した。そこには狭い場所などに移動して足が壁に埋まりそのまま引き抜いた瞬間に見えた肉丸出しの己の足を見たことによるトラウマを少しでも耐えるため、というのもあるがそれでも抑えきれなかったらしく胃から上がるものを吐きかける。この時点で既に銃はない、逃げ切る際に落としていたのだ。
結標淡希は空中に逃げひとまず状況を把握しようと顔を上げた瞬間に見えた小さい渦を4本生やして飛んでいる
そうしてそのまま拳はキャリーケースを貫通...することはなくそのまま結標淡希の顔面へと入り結標淡希はビルにまで飛ばされて気を失い花からは鼻血が出ていた。
「あァ・・・・・・・・・?」
「クケッ」
「(全速力だ急げ!!)」
「(勿論です!)」
そんなことを言わずに伝え合う本堂と灰理は高速で夜のほとんど人がであるていない街中を飛び抜けていた。本堂が焦る理由は言うまでもない、
「おいおいおい、追いかけっこの始まりですかァ!?」
「(もう追いついてきやがったか、だが乗ってくれた)降ろせ」
「(了解!ご健闘を)」
「あぁン?」
本堂は相変わらずのフル装備のまま灰理にキャリーケースを託して降りた。人一人分軽くなった灰理は更に素早さを増し消え去った。そして本堂は転移を発動し音もなく地面に着地する、その様子を見ていた
「久しぶりだな第一位」
「てめェかよ七位、ンだァ?その馬鹿げた服装はよォ」
「年がら年中不健康そうなお前に言われたくないな、まぁちょいと
殴り合おうぜ?」
そう言った瞬間
正確に言えば外しただ、気づいたのは十字架をよく確認した時だ。十字架は上下で組み外しが出来るタイプのものだった。それは一度外れるまで気がつかないほど精巧な作りで本当に露天で売っていたものなのか怪しんだくらいである。そうして確認した、外した瞬間あの不思議な現象が起きたことを。
本堂はその腕をしっかりと"掴んだ"。
「わりぃな、殴り合うって言っても一方的だ」