機動戦士ガンダム ~さらにその先へ~   作:haneさん

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説明回。
当初は説明無しで3000字程度だったけど、説明入れたら4000字増えた。
苦手な人は申し訳ない。


3話 目的

「結局、君が何を目的とするのかが大事だよ」

 

召喚したシーゲル・クラインは若返りの効果もあり、アニメで見知った姿よりも若々しい。

雰囲気は同じ議長でもデュランダル議長に近く、若さと覇気があふれている。

 

「目的ですか?」

 

そんな若々しいシーゲル・クラインを召喚した僕は、彼にこれから起こる歴史を説明し、早速どのように行動するのかを相談する事にした。

ちなみに、召喚に使用したポイントは5000ポイントである。

 

「この世界の歴史は教えて貰った。確かにこれから起こる戦争を止めるのか、参戦するのかも大事だが、本当に大事な事は他にある」

「本当に大事な事ですか?」

「戦争は目的を叶える為の手段でしかない、君がどのような世界にしたいのか、それが大事だ」

「…僕が望む世界によって、ジオン独立戦争に対する対応が変わるって事ですか?」

 

正直に言って、望む世界と言われても良く分からない。

前世では社会人であったが、所詮はペーペーの新米社員だった。自分の生活が精一杯で、それ以外の事は考える余裕は無く、また考えるような意識も無かった。

選挙には行った事はあるが、ネットで勝つと話題になっている党に何も考えずに票を入れていた。

 

「まあ、直ぐに決める必要は無いから」

「…ゆっくり考えて見ます」

「仮に君の目的が人類に不幸を招くなら、その時は止めさせて貰うよ」

 

娘の暴走を止められなかった人物なので不安ではあるが、そういう相手がいるだけでも安心出来る。

 

「それでは、私は街の様子を見てくる」

「身分と生活費を用意したので確認してください」

 

シーゲル・クラインの表向きの肩書きは、僕の家庭教師だ。家庭教師であれば、それほど制限無く僕と会う事が出来るだろう。住む場所も近くにマンションを用意している。

これらは特典を利用しているので、誰にも不審に思うことは無い。

 

「ありがとう。私も私で考えたい事があるのでね」

「考えたい事ですか?」

「私を召喚した君ならば、私の死について知っているだろう」

「1カットでしたが、ラクス・クラインの重要イベントでしたから」

 

ガンダムSEEDの主人公キラとヒロイン(?)ラクス・クラインの再開イベントに花を添えた、

「父が、死にました」の台詞は良く覚えている。

 

「私の認識では、私はつい先ほど死んだはずなのだ。目を閉じれば、この身を貫いた銃弾の感触すら思い出せる」

「それはまた・・・」

「私もまた考えたいのだ、これからどうするのか? そして、今までの事を」

 

シーゲル・クラインは死亡したのは、娘ラクス・クラインが主人公であるキラ・ヤマトにザフトの最新鋭機を託したことにより、時の最高権力者パトリック・ザラに反逆者と断定、指名手配を受けた為だ。

彼は逃亡生活を余儀なくされ、最終的にパトリック・ザラに暗殺されてしまう。

 

シーゲル・クラインの最後は、後悔しか残らない最後だったのでは無いだろうか?

特に目的も無く生きてきた僕でさえ、自分は死んだのだと伝えられた時の絶望は言葉では言い表せなかった。

志があった政治家だったシーゲル・クラインにとって、途中退場を強いられた絶望はいかほどのものなのか?

 

まだやりたい事、頭に思い浮かぶのがアニメやゲーム、マンガなのが悲しいが、があった。

どうせなら2020年の東京オリンピックを見たかったし、結婚とかもしたかった。

だからこそ、現世こそは悔いが残らないように生きたいと思う。

 

「僕も考えて見ます。折角手に入れた第二の人生です、悔いを残さないように生きる為の目的を」

 

シーゲル・クラインは何も言わない。

でも、その表情が雄弁に語っている、それで良いと。

 

「そういえば、クラインさんは今どういう状態なんですか? 始めて召喚したので何も分からなくて」

「あぁ、すまない。説明を頼まれていたのを忘れていた」

「説明? 誰に頼まれたんです?」

 

先程シーゲル・クラインは死亡した直後に召喚されたと言っていた。

ならば、誰に頼まれたのか?

…と言っても大した問題では無い。召喚システムを知っているのは僕の他は一人(?) しか存在しないからだ。

 

「直接頼まれた訳ではないのだが、私の記憶、知識に刷り込まれているのだ」

「やっぱり神様ですか?」

「うむ。私は無神論者だったのだが、これは考えを改めなければならないな。だからといって、宗教に入信しようとは思わないが」

「僕もです」

 

転生した事で神様の存在は信じるが、それが礼拝する事と結びつかないのだ。

やはり、自分を殺した存在とも認識している為、一般人よりも神様の存在が軽いのかもしれない。

そもそも、無神論者だった僕では、どの宗教の神様を礼拝すれば良いのか分からない。

いっそ新しい宗教を創れば良いのだろうか? 宗教は儲かると良く聞くし。

 

「さて、説明を始めよう。まず召喚というシステムだが、実態は召喚と言うよりも創造に近い。現に私も、君が言うガンダムSEEDに登場したシーゲル・クラインの肉体と記憶、魂をコピーされた存在でしかない」

「それってクローンって事ですか?」

「人が理解出来て、人が持つ技術の中で近い概念はクローンだろう。神の力を利用している為、実際にクローンでは無く、この世界では唯一無二のオリジナルだ。私もそう認識している」

「はぁ」

 

召喚システムはご都合主義の産物と考えていたので、そこまで原理を考えた事は無い。

恐らくこれからも詳しく考えることは無いだろう。

だから、よく理解出来なくとも問題無い。大事なのは、目の前の存在はニセモノではなく、本物と理解する事だろう。

 

・・・クラインさん、唯一無二のオリジナルって強調していたし、ニセモノって思われるのは嫌なのだ。

これから長い付き合いになるのだ、相手が嫌がる事はやらない、これが大人の対応と言うものである。

ふと思ったのだが、ガンダムSEED世界のシーゲル・クラインをコピーし、3Dプリンターで印刷した感じなのだろうか?

 

「作品に登場しないキャラ、所謂オリキャラを創造する場合はコピーするのではなく一からの創造になる。この場合、設定したスキル、容姿、経歴などにより使用ポイントが増減する。作品から召喚する場合は、そのキャラクターの能力や人気、その作品の役割により使用ポイントが決まる」

「オリキャラは理解出来たんですが、人気と役割ですか?」

「例えばだが、ラブコメ物のヒロインと比較すれば、総合的に私の方が能力は高いだろう。しかし、人気はラブコメ物のヒロインの方が人気は高いだろうし、作品の役割としてもヒロインの方が重要度は上だろう」

「人気の幼女アニメ物の主役級幼女キャラを召喚すると、能力の低さの割りに使用するポイントが高いって事ですね」

 

ロウきゅーぶの慧心学園女子バスケットボール部メンバーを召喚しよかと思っていたけど、ちゃんと考えたほうが良い様だ。

ご利用は計画的に、だ。

 

「作品の役割は、主人公やヒロインは人気が無くても使用ポイントが高くなるという事ですか?」

「その通りだ。基本使用ポイントは能力、人気、役割の3要素で変わる。人気が無い

主人公、ヒロインでも主人公補正、ヒロイン補正により使用ポイントは高くなる。この補正はラスボス、黒幕にも働くから、恐らくパトリックは私より基本使用ポイントが高いはずだ」

 

確認のため慧心学園女子バスケットボール部メンバーの召喚使用ポイントを確認したが、一人の召喚ポイントだけでもシーゲル・クラインの使用ポイントより高い。

高いと言うより、桁が二つくらい違う・・・

 

「ただし、カスタマイズ機能によりプラスに働くカスタマイズをすれば使用ポイントは増加し、マイナスに働くカスタマイズすれば使用ポイントは現象する。私を例にすれば若返らせた事で使用ポイントは増加したが、幼女キャラとして人気だったキャラを成長させれば使用ポイントは減る」

 

ホントだ、慧心学園女子バスケットボール部メンバーを10歳成長させたら、使用ポイントの桁が二つほど減った・・・

幼女は幼女だから人気があるのか。

 

「それと召喚されたキャラクターの状態だが、その作品で死亡したキャラクターは死亡時点、その他は作品終了時のキャラクターが召喚される。続編がある場合、どちらの作品から召喚するのかを選択することが出来、使用ポイントは召喚する作品での能力、人気、役割に依存する」

「クラインさんの娘さんを召喚する場合は、ガンダムSEED最終回かガンダムSEED DESTINY最終回、どちらかを選べるんですね」

「残念ながら、私は死んだ時点の記憶までしか持たない。ガンダムSEEDという作品を知らない私では、娘が最後まで生きていたならYesだとしか答えられない」

 

そっか、この人は途中退場しているし、物語の登場人物だから作品の結末を知らないんだ。

 

「しかし、娘が最後まで生き残った事を知るのは嬉しいものだ。やはり、娘はあの少年と結ばれたのかね?」

「父親としては気になります?」

「・・・当たり前だろう」

 

顔を赤くするシーゲル・クライン。

やはり彼も人の親であるようだ。

 

しかし、作品終了時のキャラクターを召喚という条件は注意が必要だ。

作品を通じて成長していれば良いが、ガンダムZのカミーユみたいに最終回で精神崩壊していた場合、精神が崩壊したカミーユが召喚さるという事だ。

カスタマイズ機能で治すにしても、余計にポイントを使用してしまう。

 

「それと同一人物は召喚する事は出来ない」

「先程の例で言えば、ガンダムSEEDとガンダムSEED DESTINY、どちらかの作品からしかクラインさんの娘は召喚出来ない」

「その通り。その他にも、この世界に既に存在しているキャラクターも召喚出来ない。また、この世界の未来に誕生する存在を召喚する場合、因果律操作の為に莫大なポイントが必要になる」

「莫大なポイント?」

「基本使用ポイントの最低1000倍、そのキャラクターが世界に与えた影響により倍率は変動するから、主人公級を召喚使用とすれば基本使用ポイントの100万倍は必要になるそうだ」

 

既に誕生しているシャアは召喚出来ないし、続編主人公カミーユ、さらに続編のジュドーの召喚には莫大なポイントが必要と。

まあ、別世界(?)のガンダム作品は他にもあるから、そっちから召喚すれば問題無いか。

 

「同一人物が召喚出来ないルールですが、その存在が死亡した場合は召喚可能なんですか?」

「可能なようだ。この場合も因果律操作の為にポイントが通常より多く必要になる。増加のポイントは、その人物の死がどれだけ世界に知られているかにより変化する」

 

ふむ、同一人物が存在しなければ召喚自体は可能だが、余計にポイントが必要と。

今の所そこまでして召喚したい人物はいないので、そこまで拘る事じゃない。

シャアについても同じジオンサイドなので、これから仲間にする機会もあるだろう。

 

「召喚されたキャラクター、創造されたキャラクターは自分が君に召喚、創造された事を理解している」

「それでは、召喚されたキャラクターは僕の指示を聞いてくれるんですか?」

「必ずしもそうとは限らない。通常は、君に忠誠を誓うよう強制されている分けではないし、君の指示に従うような強制力が働いている訳ではない。」

「通常は、と言うことはカスタマイズ機能を使えば、僕に忠誠を誓った状態、僕の指示に強制力がつく?」

「正解だよ。召喚されたキャラクターは最初から敵意を持っている訳ではないし、交渉次第で協力してくれる。召喚キャラクターが望む報酬、望む環境を与える事で心証は良くなる。人を雇うのと同じだよ。まぁ、君の下に付くのが嫌になれば逃げていくだろうが・・・」

 

交渉次第か。

下手に反抗的なキャラは召喚出来ない。逃げられるだけなら良いが、下手したら殺されてしまうかもしれない。

これは、自己強化は必須のようだ。最低でも、自身を守れる程度の力は欲しい。

 

「それと逃げた召喚キャラクターに対してもカスタマイズ機能は有効なので、そのキャラクターの存在は抹消出来ないが、特殊能力などを削除して一般人と同レベルの存在に格下する事はできる」

「タタリも唯の人に出来と言うことですね、わかります」

 

タタリを召喚というのは冗談だが、ちょっと召喚して地球を混乱させてやろうかとも考えたけど、スペースコロニーに出現しない保証が無いので止めた、護衛や諜報員、破壊工作員としてNARUTOの忍者達は召喚したい。

召喚した後に抜け忍になられても、チャクラを使う力が無ければ唯の人だ。

連邦に雇われても情報漏洩のみで、忍者というアドバンテージを失うことは防げる。

忍術が使えるから忍者なんていったら、自来也先生に怒られてしまうが…

 

「それと召喚できる作品だが、当然だが君が知っている作品に限られる」

「知らない作品からは召喚出来ない。まぁ、当たり前ですね」

「最終回を迎えていない作品については、君が知っている時点のキャラクターが召喚されるそうだ」

 

ONE PIECEのルフィを召喚すると、鳥かごの中のルフィが召喚されるのか。

いや、使用ポイント高そうだし、海賊王になって欲しいから呼ばないけど。

この世界、海賊いないし。いや、宇宙海賊クロスボーン・バンガードがいるか。

 

「物の召喚については、また今度にしよう」

「そうですね、もうお腹いっぱいです」

「それでは、私は失礼するよ」

「ええ、次はお互い目標を見つけた後に会いましょう」

 

簡単な別れの挨拶を交わし、シーゲル・クラインは僕の部屋をさって行った。

彼は僕の家庭教師という身分を与えており、周りもそのように認識しているので屋敷の人間に見られても問題無い。

 

さて、この世界での目的を考えてみよう。

幸い、幼い僕には考える時間が有り余っている。

 

 

 

 

 

 

シーゲル・クラインを別れてから数日、僕は今日も幼女キシリアと遊んでいる。健全な方法で。

僕の遊び相手は今の所は幼女キシリアのみだが、将来的にはキャスバル坊や弟ガルマが加わる予定だ。

現在はどちらも1歳児だが、両家の関係を考えれば数年後には四人で遊ぶ機会もあるだろう。

 

「ダイクンおじさん、かっこ良かったね」

「…僕には狂った宗教家にしか見えないけど」

「また、リヒトは難しい事を言う」

「怖い小父さんって事だよ」

 

隣に座る幼女キシリアの問いかけに答えながら、先ほど我が家を訪ねてきたジオン・ズム・ダイクンに感じた印象を思い出す。

ダイクンおじさんラブな幼女キシリアが横で脹れているが、そんな姿が愛おしく感じる。

将来紫ババァになるなんて、どんな世界の悪戯があったのだろう?

 

「スペースノイドの自治権か…」

 

原作では悪役ザビ家に暗殺された、偉大な政治家というイメージを持っていた。

が、実際に会って見ると宗教家めいた政治家、理想や理念は語るが具体的な政策は語らない、そんなイメージを受けた。

独裁一家に暗殺されたからといって、それがイコール偉大な政治家では無い様だ。

 

理想路線のジオン・ズム・ダイクン、現実路線のデギン・ソド・ザビといった感じだが、僕はもう一つ二人の違いを感じている。

それは、ジオン・ズム・ダイクンはスペースノイドを優先しているが、サイド3はそこまで重要視しておらず、我が父デギン・ソド・ザビはサイド3を優先している。

 

そんな姿勢を感じ取っているのだろう、ジオン・ズム・ダイクンはスペースノイド全体から支持を集めているが、我が父デギン・ソド・ザビはサイド3内での支持は集めているが他サイドでは人気が無い。

 

「自治権と言われても、どうもピンとこない」

 

平和ボケと呼ばれた日本人として生きた前世の影響と、裕福な家の箱入り息子として過ごしている現世の影響。

戦争をしてまで手に入れる必要があるのか? 話し合いでは手に入らない物なのだろうか?

 

「ねーねー、ニュータイプごっこしよ」

「恥ずかしいので勘弁してください」

 

幼女キシリアの最近のお気に入りはニュータイプごっこだ。

ニュータイプがどのような存在か分かっていないので、やっている事は唯のヒーローごっこなのだが、元社会人の5歳児としては恥ずかしくて付き合いきれない。

 

「ラプラスの箱を手に入れて、スペースノイドの参政権を認めさせるのはどうだろう?」

 

ラプラスの箱、オリジナルの宇宙世紀憲章には、宇宙に適応した新人類の発生が認められた場合、参政権を保証する項目があったはず。

これを上手く利用すれば、スペースノイドは参政権を手に入れアースノイドとの格差が解消されるかもしれない。

 

「も~、お父様達の真似じゃなくて、ニュータイプごっこだよ~」

「ごめん、ごめん」

「さんせいけんなんて、難しい言葉使っちゃダメ」

 

頬を膨らませている幼女キシリアに謝りながら、スペースノイドに参政権を与えた場合のデメリットを考えてみる。

スペースノイドが参政権を持てば、選挙で自分達の代表を選ぶ事が出来る。独立戦争開戦時の世界人口は110億人で、内訳はアースノイド20億にスペースノイド90億。

普通に考えれば、圧倒的多数を占めるスペースノイドが主導権を握る。アースノイドもそう簡単に主導権は渡さないだろうけど、主導権がスペースノイドに渡れば地球連邦政府の枷から逃れる事になる。

枷から逃れられるだけなら良いが、下手すれば宇宙戦国時代が到来する。

 

宇宙戦国時代の到来は良いとしても、月光蝶は勘弁である。

月光蝶により地球圏から木星圏の人類文明が崩壊している。崩壊後の地球は中世時代まで文明がリセットされてしまった。

 

「木星圏まで進出したのに、文明がリセットされるのは勿体無い。と言うよりも、人類にはもっと先に進んで欲しい」

 

銀河英雄伝説を筆頭に、人類が他星系に進出した作品は多い。

ガンダムもマクロスみたいに銀河大航海時代が起きれば、月光蝶なんかで文明がリセットされる事も無かったのでは無いだろうか?

 

「でもマクロスだと、早いうちにフォールド航法という恒星間を移動する方法を獲得してるんだよなぁ」

「無視しないでよ~」

「はいはい、大事な事考えているから静かにしてくださいね~」

「もう! 私がお姉さんなのに、子供扱いしないでよ!」

 

可愛いなぁ、この姉。

本当に将来、陰謀企む紫ババァになるとは思えない。

・・・大事な事なので二回言いました。

 

涙目で起こるその姿は、違う作品の登場人物のようだ。具体的には「パパのいうことを聞きなさい!」の小鳥遊ひなに雰囲気が似ている気がする。

キシリアたん、マジ天使。

 

と、将来の紫ババァに萌えている場合じゃない。

これからどうするのか、だ。

そういえばフォールド航法は、地球に墜落したSDF-1マクロスを研究して手に入れた技術だったはず。

 

「ポイントでマクロス召喚して研究すれば、フォールド航法が可能になるんじゃ…」

 

決めた、スペースノイドの自治権とか、人の革新とかは親父達、後はシャアに任せよう。ピンと来ない事を考えても仕方ない。

僕は人類をさらに先へ、地球圏から火星圏、木星圏、太陽系をさらに超えた先へ導こう。

 

転生特典のある僕だからこそ出来る、銀河大航海時代を創って見せよう。

これが、僕がこの世界で生きる目的だ。

 

そうと決まれば、早速シーゲル・クラインに相談だ。

 




あっさりと目的を決めた主人公。
作者が「人の革新」を理解出来なかった為、あんな目的になった訳じゃないですよ。
ホントだよ・・・

次回は目的を実現する為の計画作り。
イゼルローン要塞出したい。

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