Dragon Ball KY   作:だてやまと

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超戦士は眠れない

 仲間内での試合の結果、宇宙船に乗ってナメック星に向かう面子はほぼ決まった。

 まず、最初から行くことが決まっていたベジータとピッコロに加え、天津飯。クリリン。悟空の計五人である。

 元の歴史を知るクリリンからすれば、悟飯をナメック星に行かせて潜在能力を引き上げなければならないとは思うものの、既に死にかけてから復活した影響もあってか、相当の実力を発揮しつつある。潜在能力開放はいずれ、超神水でも飲んでもらうことにするか、ゆっくり精神と時の部屋で修業してもらえばいいだろう。

 かくして、悟空たち五人はベジータの宇宙船に乗り込み、宇宙へと飛び立っていった。当然ながら宇宙船内では五人が激しい修業に取り組んでいる。

「カカロット。貴様のような下級戦士が修業とはいえどもサイヤ人の王子と戦えるのだ。実に運がいいと思え!」

「ちえっ、散々負けっぱなしの癖によく言うなあ」

 主に悟空とベジータが修業相手となり、ほぼ実戦のような形での修業である。重力は初日から30倍という倍率であるが、ラディッツ襲来からベジータたちとの戦いの一年で10倍重力は克服しており、悟空を除く四人は超神水でパワーアップ。悟空もヤムチャとの試合で全力を尽くした結果、戦闘力が上がったらしい。20倍は既に大した負荷にならなかったのだ。

 二人のサイヤ人の修業は激しい。宇宙船が壊れないようにと気功波は封印しているが、当初は超神水でパワーアップしたベジータが押し込んでいたものの、うっかり瀕死にまで追いやってしまった結果、悟空が仙豆で超回復。今度は悟空が勢い余ってベジータを全身複雑骨折になるまで叩き伏せ、再び仙豆の出番である。

 瀕死からのパワーアップを容易く行える仙豆は、ヤジロベーが常に量産体制を敷いている。具体的に言えば、亀仙人が歳の数だけ仙豆を食べても半分も減らないほどにある。宇宙旅行初日から既に三度ほど死にかけている二人のサイヤ人は30倍をとうに克服して、神様謹製の重量200kgを誇る道着でさらなる修業を積んでいる。

「うわあ、悟空のヤツ。戦闘力10万超えてるぞ……界王拳使ってねえのに」

 初日からこれである。クリリンは天津飯やピッコロと共に筋力トレーニングに励みながらも、瀕死からの復活によるパワーアップの凄まじさに恐れ入っていた。

 兎にも角にも、ベジータは明らかに敵意を向けて悟空と戦っている。仲間との修業では感じられないはずの殺気が、実戦としての緊張感を生み出してパワーアップ効果が如実に表れているのだ。どうせ、一人でも散々自分を痛めつけていただろうから止めることはしないのだが、それにしても反則である。

「オレたちは筋トレでいいのか、クリリン?」

 激しい修業を続ける二人の横で腕立て伏せをする天津飯は、基礎的すぎる修業に首をかしげている。

 だが、これしか方法がないのである。既に技はそれぞれ磨き上げており、勿論まだまだ磨いていくつもりであるが、フリーザの強さは異常である。対抗するには、何よりも地力をつけねばならない。肉体の強度が高まらねば、フリーザの尻尾ビンタで首を刎ねられるのがオチである。

 サイヤ人にはチート機能で強くなるが、一応地球人やナメック星人にも生物が本来持つ筋肥大というものを有している。簡単に説明すると、筋線維を傷だらけのボロボロにして、それを回復させると、筋線維が肥大するのである。筋トレとはつまり、この破壊と回復を引き起こすためのものであり、腕立て伏せというのは上腕二頭筋の筋線維を負荷によって引きちぎるのが目的である。

 超回復という理論が提唱されていたりするのだが、実際のところよくわかってはいない。ただし、筋力を上げるために必要なものはわかっている。高い負荷と良質な栄養である。

 そういう意味で、仙豆ほど有効なものはないだろう。基本的に傷の治療を優先する仙豆だが、体力も万全で怪我もなければ腹が膨れる仕様である。間違いなく栄養価は高く、これはサイヤ人そのものがチートなのに対する、地球が生み出したチート豆であろう。

 回復と栄養補給を一瞬で。しかも両者ともに至上である。ボディビルダー垂涎の一品であろう。

 無論、戦士たちにとってもこの仙豆が欠かせない。普段は数に限りもあるので、技の研鑽の合間に筋トレを行って効率よく進めているが、今回は時間がない。

 つまり、根性論ではなくトレーニング理論に基づいた最も効率的な修業というものをクリリン達は選択したわけである。

「よし、悟空たちも平気で修業しているし、倍率を一気に高めるぞ」

 クリリンは容赦なく倍率を100倍にまで高めて、再び筋トレに戻る。一回だけ身体を持ち上げるだけで、ほぼ全ての筋線維が悲鳴を上げる。

「ぐ、ぐぎぎ……!!」

 腕立て伏せ、腹筋、背筋、その他諸々。とにかく千切れるだけ千切って、もう身体が動かないところまで痛めつけてから、這うようにして仙豆をついばむ。そんなことを繰り返して、とにかく少しでもサイヤ人のチート機能に追いつこうと必死である。

 超戦士は眠れない。悟空とベジータはほとんど意地で殴り合っては仙豆で回復。100倍の重力なんてお構いなしに延々と戦い続けている。クリリン・天津飯・ピッコロはもうひたすらに無心になって筋トレを続ける。

 仙豆の効果は凄まじい。千切れてなくなった腕まで再生するぐらいであるから、肉体の疲労を回復するための睡眠、ひいては眠気なんて豆を食えば訪れないのである。基本的に疲れて動けなくなるまで修業するのが悟空たちであるからして、不眠不休のようで万全の状態が続くという異常事態を引き起こし、実に三日三晩、悟空とベジータは戦い続け、残る三人は延々と筋トレを続けたのである。

 五人が四日目にさしかかった頃に一旦休憩したのは、やはり疲労からではなく、流石に精神的に苦痛だからであった。

「気分転換にスカウターで戦闘力を測らねえか?」

 苦しいだけの修業は修業ではないと言い切る悟空は、精神面でのケアも万全である。自分を含めた戦士たちのメンタルを考慮して、休憩を提案したところ、全員が揃って頷いたのである。もっとも、ベジータだけは「軟弱な奴らめ」などと付け加えてメンタルでも自分は強いことのアピールは忘れないが、誰よりも先に腰を下ろしてしまう時点で苦笑の種である。

 実際のところ、仙豆を食べるごとに筋トレが楽になっていくクリリン達は地道だが確実に成長している実感があり、スカウターで計測したところ、クリリンでおよそ3万ほどであり、天津飯で3万2千。ピッコロも3万5千であった。クリリンが超神水でパワーアップした直後が2万程度であったので、この三日間のトレーニングが如何に効果的であったかが理解できる。無論、筋量が上がっただけであるが、肉体が強くてはじめて気も高まるのである。

 そして、悟空とベジータである。まず悟空を測ってみると、驚くべきことに80万。次いでベジータも測れば100万という数値が出てきた。界王拳を使わずして80万の悟空である。今ならば軽く10倍どころか、20倍にも耐えられるであろう。そうなれば、実戦での戦闘力となれば1600万となる。これが戦闘民族サイヤ人が地球や界王様の技術を取り入れた結果生まれた「地球育ちのサイヤ人」の恐ろしさだ。

 元の歴史であれば、20倍に耐えうる戦闘力ではなかったのかもしれない。しかし、界王拳の習熟度は明らかに過去よりも高く、既に20倍を超えた界王拳も短時間とはいえども使用していた。貪欲に強さを求める戦士としての性質と、生まれ持ったサイヤ人としての性質。地球人という宇宙で見ても貧弱な種族でありながらも武を突き詰めようとした亀仙人などの数々の技。すべてが噛み合い、悟空を桁外れの超人へと導いていく。

「ふははははは。やはりオレが最強のようだな!」

 とりあえず、ベジータは界王拳こそ使えないもののスカウターに表示された値が一番であったことで機嫌をよくしている。既にフリーザを超えたのではないかと思うほどに急激に強くなった自負さえあり、ナメック星に着いたら早々に裏切ってしまおうかという算段すら立て始めた。

「はあっ!!」

 それを見透かしたように、クリリンが一瞬ではあるが界王拳を限界まで高めてみる。一瞬であればヤムチャ同様30倍程度までは行くだろうと仮定していたが、修業によって基礎力が上がったこともあって、数秒ほど35倍まで引き上げることに成功。戦闘力は105万に至った。

「……また最強ではないことが証明されたな」

 天津飯がつい呟いてしまうと、途端にベジータは機嫌を悪くして悟空を睨み付ける。

「カカロット、何をグズグズしている。さっさと立ちやがれ!」

 プライドが高く、自己中心的で他人のことなど省みないのがサイヤ人の王子ベジータの性質である。だが、その性質が己を高めるという一点に集約されたとき、ベジータが天性の才能の持ち主であることも相俟って、驚異的な成長を促すことがある。

 それこそが元の歴史で宇宙最強の戦士、孫悟空が永遠の好敵手と認めた男の強さであった。

 

 

 

 一方、悟空たちを見送ったヤムチャら四人だが、悟空たちを見送ってすぐに、ドラゴンボールを使って、ある一人の男を蘇らせた。

「頼む。どうかナッパを生き返らせてくれ。オレたちサイヤ人はもう、カカロットとベジータ。それにオレと……混血の悟飯しかいない。男しかいない以上、種としての絶滅は決まったも同然だが、それでも一人でも多くの同胞に生きていてほしい……!!」

 ラディッツの頼み込みに、全員が折れた形であった。悟空たちナメック星遠征組も出発前に承諾しており、もしもの時のためにドラゴンボールはすでに集めていた。

 あらかじめナッパの遺体は回収して保存しておいたために、神龍に頼んで生き返らせてもらうのに苦労はなかった。仮に暴れようが、超神水でパワーアップを果たした戦士たちの実力はすでにナッパを軽く超えており、今度はチャオズ一人でも圧勝してしまえるほどである。

 生き返って暴れだしても大丈夫という打算的な部分ばかり目立つが、そのあたりの配慮はヤムチャが精神的に老獪な部分を持っているからである。戦いたい、強くなりたいという闘志は若いころと変わらないものの、段取りをしたり物事を進めるという点においては当然ながら安全策を用いる。

 かくして、万全の状態を整えたうえでヤムチャたちは神龍を呼び出し、ナッパを生き返らせた。神龍が消えて空が明るくなり、七つのドラゴンボールが飛び散って行った後、ナッパの肉体がぴくりと動いた。

 ナッパがうっすらと目を開けると、不思議そうに上体を起こして周囲を見渡す。

「……ん。次はどんな地獄だ……オレを殺しやがった野郎どもなんざ出てきやがって。また殺されろってのか」

 どうやら、ナッパは死んでから地獄にいたらしく、これも地獄の一種だと思い込んでいるようである。

 ヤムチャは苦笑してナッパに手を差し伸べ、ドラゴンボールで生き返ったのだと伝えた。また、ナッパが死んだ後にベジータも敗れ、今はフリーザ打倒のためにナメック星を目指していること。地球に害を及ぼさないならば、これまでのことを水に流すということ。それらをナッパは神妙な顔つきで聞き、最後に大きくうなずいた。

「ラディッツに感謝しろよ。数少ない同胞をなんとか助けてくれと俺たちに頼み込んだんだ」

「……そうか。へへ、弱虫ラディッツに助けられるとはな」

 ナッパの言葉に悪意はない。どちらかと言えば自嘲の色合いが強く、居並ぶ面々に勝てるわけがないと悟りきっているようである。

 ラディッツは苦笑いを浮かべ、ナッパを立たせると自分が乗ってきた丸形宇宙船をホイポイカプセルから出現させて、ナッパにリモコンを渡した。

「別に地球から去れというわけじゃない。ただ、居辛いならばどこか他の星に行くのもいいだろう」

「……どこに行けってんだよ。フリーザから逃げられるはずがねえだろうが」

「心配するな。カカロットやベジータが倒すはずだ」

 あっさりと。さもそれが当然であるかのごとく、ラディッツは言う。フリーザがどれだけ強いかを知らないわけではあるまいに、弱虫と揶揄されていた男がそれをあっさりと口にしてしまっていた。

 信じられるのだ。地球という惑星で育った弟やその仲間を。まぎれもない天才戦士のベジータを。一筋縄ではいかないかもしれないが、悟空たちならば必ず倒して凱旋してくると心の底から信じられるのだ。

「……へっ。まあ、負けたオレがお前の言葉を否定したところで、遠吠えにしかならんな。だが、やはりよその星には行かないでおく。ベジータが帰ってくるなら待っておくとするか」

 ナッパはそれだけ言って、ゆっくりとその場を離れようとする。それを引き留めたのは幼い悟飯であった。

「お、おじさん……一緒に修業しませんか……?」

「ん、カカロットのガキか。修業だと?」

「はい。おじさんもサイヤ人なんでしょ?」

 サイヤ人とは戦いが大好きで、強くなる努力を惜しまない種族であると、父や叔父。そして王子たるベジータを見て知っていた。ナッパもまたサイヤ人であり、ならば修業して強くなりたいと思うのは当然であろうという考えである。

 無論、ナッパもその思いはある。強くなりたいし、そのための努力も惜しまない。だが、一敗地に塗れた自分が、つい数日前に殺し合いをした相手と仲良く修業する姿が想像できなかった。

 下級戦士や貧弱な民族に負けたという屈辱は地獄でのたうち回りながら、嫌というほど味わった。生き返るまで心底憎たらしく、殺せるものならば殺したいと思うほどであったのだ。戦った時よりもさらに強くなった戦士たちを前に、流石に勝てる気はせずに、いまさら暴れようとも思わないし、ましてや生き返らせてもらったことには、素直に恩義を感じるほどだ。

 散々馬鹿にしていやラディッツが自分を超え、勝者の余裕ではなく、同胞だからという純粋な気持ちで自分を蘇らせてくれたことが、ナッパにもよくわかる。

 もしも仮にラディッツが死んでしまい、生き返らせる術があるならば、自分とてラディッツを生き返らせていただろう。

 だが、それでもナッパは本気で地球を滅ぼそうとしていた。そんな男を受け入れてくれるような星などありはしない。

「……オレは、この星にとっちゃ侵略者だぜ。そんな奴が修業してて不安にならねえ奴はいねえだろう」

 ナッパは自嘲気味に笑い、再び歩を進めようとする。だが、それを遮ったのはヤムチャであった。

「お前と巨大化して戦ったナメック星人……ピッコロだが、あいつも世界征服を企む悪者だったぜ。三つ目の天津飯も殺し屋志望で、このチャオズだってそうさ。それにオレは荒野の盗賊だったし、悟空がいなけりゃみんな今頃地獄行きさ。そんなオレたちが、お前たちと戦って地球を守ろうとしたり、わざわざ宇宙まで出向いてフリーザと戦おうとしてるんだ」

 ヤムチャの言葉に、ナッパは足をとめながらも、やはり首を横に振る。

「だからオレも仲間になれってか。オレは戦うのが好きなだけで、別に地球がどうなろうが知ったこっちゃない。生き返らせて損したな」

 底抜けの甘さを持つ地球人たちは、やはり甘いラディッツとは性分が似通っていたのだろう。ベジータは前々からフリーザをいつか出し抜こうとしていた節もあり、利害関係の一致から行動を共にしているようだが、自分は違う。敵は容赦なく殺すし、別に王子のプライドなど持ってはいない。ある意味で、最もサイヤ人らしいサイヤ人なのだ。誇りやら甘さやら余計なものは存在しない。単に戦いを求め、強さを求めるだけの冷徹な戦士なのである。

 遂に、ナッパは空を飛んで彼方へと消えていく。追うべきか迷うヤムチャだが、ラディッツが首をゆっくりと横に振った。

「地球人に迷惑をかけるほどヤツは馬鹿じゃないし、あれで義理堅い男だ。ベジータと合流したがっていたし、ベジータが帰って来れば姿を見せるかもしれん」

 馬鹿にされながらも、長い付き合いでナッパの性格をラディッツはよく知っている。侵略などサイヤ人にとっては当然の仕事であるからして、何の迷いもなく原住民を殺すことはするが、恩人に仇をなす行為はサイヤ人にとっても忌むべき行為である。

 その辺りを平然とやってのける冷徹さをベジータは持っているが、それはあくまでもベジータ個人が野望を秘めているが故のことであり、サイヤ人のすべての道徳が悪に寄っているわけではないのだ。そうでなければ、頭を打っただけで悟空は穏やかな優しい性格になったりはしていない。

「さあ、修業だ修業。カカロットやベジータはフリーザという強敵と戦うために、今頃はサイヤ人の特性を活かしてどんどん戦闘力を高めているはずだ。生半可な修業ではこれに追いつけん。試合では一敗地に塗れた俺たちだが、精一杯修業して見返してやろうぜ!」

 ラディッツの言葉に、悟飯とチャオズが笑顔で頷き、ヤムチャがニヤリと笑う。ラディッツが仲間になってくれたのは、思っていた以上に幸運だったのかもしれない。

 サイヤ人でありながら、地球人の持つ精神的な強さや粘り強さに尊敬の念を抱くラディッツは、悟空とはまた違った意味で地球を第二の故郷とみている。克己の精神は誰よりも強く、当初は強くなることに焦っていた節もあったが、唯一の家族となった悟空や悟飯と共に過ごすうちに、穏やかな心も手に入れた。

「……お前なら、きっとなれるぜ」

 ヤムチャはそれだけ呟いて、不思議そうな顔をするラディッツに背を向けて修業のために再びカプセルコーポレーションへと戻るのであった。

 

 

 

 少しでもナメック星遠征組に追いつこうと誓い合う四人。だが、その四人の戦士しかいない地球に、かつての歴史では起こらなかった出来事が起ころうとしていた。

 地球へと向かい来る宇宙船。その数は、三つ。

 

「ククク……いい惑星じゃないか。この惑星丸ごと栄養にしてしまえば、神精樹は素晴らしい力をオレにくれるはずだ」

 一つ目の宇宙船の長が、口元をにやりと歪めて呟く。

 

「悪くない惑星だな。陽の光が強すぎるが、じきに住み良い惑星となる……面倒な部下共を持つと要らぬ苦労をするがな」

 二つ目の宇宙船の長が、不敵な笑みを浮かべながら青い星を見つめる。

 

「ふん、あれが地球か。フリーザもわざわざナメック星なぞ行かずとも、この星のドラゴンボールを手に入れればいいものを。永遠の命など弟には勿体ないわ」

 最後の宇宙船の長は、実につまらなさそうに吐き捨てる。

 

 今、地球に最大の危機が訪れようとしていた。




死者蘇生発動。墓地のナッパを特殊召喚!
ナッパの効果発動。フィールドから除外される!

永続魔法、歴史改竄の効果発動。
エクストラデッキから三体の凶悪な敵を相手フィールドに召喚することができる!!

はい、実はデュエリストでもあります。ともあれ、劇場版を登場させようと色々考えてみた結果、なぜかこうなりました。



どうせ居残り組に劇場版の投入だろ、と考えていた人へ。
まさかまとめてやって来るとは思ってなかっただろう。これが意表を突くってヤツなんだぜ。
……ごめんなさい嘘です。思いついたからやっちゃったけど、まだ内容考えてません。いつも通り、行き当たりばったり、なるようになれの精神で書いていきます。

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