Neverwinter Nights - Deekin in Halkeginia   作:ローレンシウ

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第六十九話 Sigh

「それじゃ、僕らはヴェストリの広場で待ってるぞ。今さら逃げようなんて思うなよ!」

 

ロレーヌらがそう言い捨ててヴェストリの広場へ向かって行った後、シエスタはあわててラヴォエラの元へ駆けつけた。

決闘の準備をすると言い訳をしてから、彼女をルイズと一緒に自分の部屋へ引っ張り込んで説得にかかる。

 

もちろん、ラヴォエラが負ける心配などはまったくしていない。

そうではなく、彼女がロレーヌたちを悪だからといってあまり手酷く成敗しすぎるのではないか、ということが心配なのだ。

天使は基本的には慈悲深い存在だが、一度悪しき者への怒りを燃え上がらせれば容赦なき破壊の化身ともなる。

自分よりも色濃く天使の血を引く祖母を間近で見て育ったシエスタは、その事をよく知っていた。

 

相手は悪しき心の持ち主であり、実際にも悪意ある行動をとって、他人の心身を傷つけようとしたのである。

パラディンであるシエスタとしても、善悪という面から見れば懲らしめられるのは当然だとは思う。

しかしながら法や秩序という面から見ると、当然ながら悪人を懲らしめてはい一件落着、というわけにはいかないのだ。

まあ、ラヴォエラの態度にも問題はあったとはいえ、向こうから挑んできた以上は返り討ちにしても咎められることはないだろうが……。

貴族相手に重傷を負わせたり死に至らしめたりすれば、さすがにそうもいくまい。

天使であるラヴォエラ自身はそんなお咎めなど気にもしないだろうが、ルイズらに迷惑がかかる。

 

だから、なんとか穏便に事を運んでくれるように説得をしなくてはならない。

ディーキンがいればきっと簡単に彼女を納得させてくれたのだろうが、今は留守を任された自分がどうにかしなくては……。

 

ルイズにはシエスタほどの危機感はなかったが、とはいえなるべく穏便に事を運んでくれるようラヴォエラを説得したいとは思っていた。

メイジ3人を相手に遠慮なく戦ったりしたら、正体がただの平民などではないことが知られてしまうだろう。

そうなれば、『使い魔でもない危険な亜人を学院に連れ込んだ』と非難されるかもしれない。

彼女は天使だなどという、戯言めいた説明がそう簡単に通るとも思えないし。

 

しかし、やってみるとこれがなかなか大変だった。

 

「シエスタ、あなたはパラディンなのでしょう?

 どうして、悪人を懲らしめるのがいけないなんていうの?」

 

「いえ、その。いけないというわけではないんです。

 ですが、なんといいますか、人間の社会の規律的な問題がですね……」

 

「向こうから戦いを挑んできたのに、立ち向かってはいけないの?」

 

「け、決闘はこの学院じゃ禁止されているのよ!」

 

シエスタとルイズの説明に、ラヴォエラはまばたきをして首を傾げた。

 

「よくわからないけど……。

 では、あの人たちをどこかに訴えて、法的に有罪にして処罰してもらえばいいのかしら?」

 

「あ……、いえ、あの方々は貴族でいらっしゃいますから。

 たぶん、訴えても有罪にはならないかと……」

 

シエスタが困ったような顔をしてそう言うと、ラヴォエラは美しい眉を吊り上げて憤慨した。

 

「まあ、なんて邪悪な! ここでは悪意をもって無辜の人々の心身を傷つけようとした者が、罪に問われずにのさばるというの!?」

 

「じゃ、邪悪って……。それは思うところは私にもあるけど、ちょっと言いすぎじゃない?」

 

ルイズはラヴォエラのナイーブな反応に戸惑いながらも、なんとか穏便に対処する必要性を彼女に分かってもらおうとした。

 

「その……、なんていうかあいつらは、私たちの社会では高い身分にあるのよ。

 あいつらがやられるのには同情しないけど、あなたがあまりひどく痛めつけると、ディーキンにも迷惑がかかるだろうし……」

 

「そんなことないわ。ディーキンは英雄だもの、悪人を懲らしめる時に、そんなリスクは気にしないわ」

 

ディーキンのことを信頼しきった真っ直ぐな目でそう言い切るラヴォエラを見て、ルイズは顔をしかめた。

 

「あ、あなたがあんまり派手に暴れるとね、私にも体面とかが……」

 

ラヴォエラはそれを聞いて、不思議そうに質問をした。

 

「ルイズは、善を成すことよりも自分の体面を保つことのほうが大事なの?

 あなたは善い人のはずよ、どうしてそんな利己的なことを?」

 

人間のような種族の不完全さにまだ不慣れな天使である彼女には、ルイズの訴えは理解しがたいものだったようだ。

 

純粋なる善の存在である天使は、善のためなら自分の不利益など気にしないのが当たり前だし、裏表のある態度などもまず取らない。

善行をするにあたっては、その見返りはおろか、感謝の言葉ひとつ期待する事もない。

そして俗世に疎い彼女は、天使でなくとも善に属する者はすべからくそうであって、それが普通のことだと思っているのだ。

おまけに彼女が一番よく知っている人間はディーキンのボスで、パラディンである彼は、そんな彼女の考えを滅多に裏切らない人物だった。

 

経験を積んだ天使の中には、善を成す時ですら悪から離れられない定命の民の賤しい性質を知って、すっかり失望してしまう者もいる。

そのような者は、冷たく超然とした態度を持って、それらの種族と接するようになる。

人間のような種族の間でしばしば語られる、“高潔だが傲慢で冷酷な天使”のイメージは、主としてそうした者たちが形作ったものだ。

 

一方で、その不完全な性質の中に、自分たちのような完全性とはまた違う種類の高潔な精神を認めるようになる者もいる。

そのような者は、時に躓き迷いながらも懸命に正しい道を歩もうとする力弱い種族に敬意を覚え、時には深い愛情を抱くようになる。

シエスタのようなアアシマールも、そうして地上の種族に惹かれた心優しき天使を祖として生まれたものなのだ。

 

ラヴォエラは、今のところそのどちらでもないといえるだろう。

 

地上に来て初めての任務で希代の英雄に救われた彼女が、この後人間に失望するようになることはまずあるまい。

かといって、彼女はまだ定命の種族に対して深い愛情を抱けるほどに彼らのことをよく理解しているというわけでもなかった。

若々しい好奇心と生まれ持った熱意の赴くままに、世界と向き合い出したばかりの段階なのだ。

 

「……う、う~」

 

責めるでもなく、ただ純粋な問いを投げてくるラヴォエラに、ルイズは何を言っていいのやらわからなくなってしまった。

そんな彼女の代わりに、天使というものについてよりよく理解しているシエスタが口を挟む。

 

「その、つまりですね。確かに悪を懲らしめるのは大切ですが、迷惑が掛かる人もでてきますよね?

 もちろん、先生やミス・ヴァリエールは必要な犠牲であれば受け容れてくださるとは思いますが、それがなければもっと善いでしょう?」

 

「うーん……。それは、そのとおりね」

 

「ですよね! ミス・ヴァリエールが言われたかったのは、そういう、もっと良いやり方があるということなんですよ!」

 

ようやく手掛かりをつかんだと見たシエスタは、その線で一生懸命に説明を続けた。

 

確かにあの貴族たちは今は悪意に満ちているが、人間なのだから良心もあるはずだし、まだ若い。

少しだけ懲らしめた後は説得して正しい道に引き戻す方が、ただ徹底的に叩きのめして終わるよりもずっといいはずだ。

悪人のまま死ねばその魂は地獄や奈落で苦しむが、改心すれば浄土で永久の安らぎを得られるのだから……。

 

「ラヴォエラさんなら、きっとできると思うんです!

 先生も、『悪い竜を倒す英雄より、友だちになって悪事を止めさせる英雄の方がもっと偉い』っておっしゃってましたわ!」

 

熱意を込めてそう言うと、ラヴォエラはあっさり納得したらしく、目をきらきらさせていた。

 

「そう……そうよね! さすがはパラディンね、あなたのお陰で目が醒めたわ!

 私、頑張ってあの子たちを正しい道に引き戻してみせるわね!」

 

まったくもって、単純なものである。

 

シエスタは、これで最悪の事態は避けられただろうと、ほっと溜息を吐いた。

世慣れていない天使の心を動かすには、利害だの体面だのを説くよりもこういう話の方がいいはずだという考えは当たっていたようだ。

 

「おい、いつまで準備に時間をかけてるんだ。

 なにをブツブツ喋ってるのか知らんが、そろそろ出てこいよ!」

 

部屋の外で、見張りのために残ったロレーヌの悪友の一人が乱暴にドアを叩いて声をかけてきた。

 

「もちろんよ、善を成すのは早いほどいいものね。今いくわ!」

 

そう言って勇んで部屋の外に向かおうとするラヴォエラに、ルイズが慌てて釘を刺した。

 

「シ、シエスタの話でわかってくれたとは思うけど、あんまり派手なことはしないでよ。

 あなたがすごいのは今朝の話でちゃんと理解してるから、天使の力を見せびらかすみたいな戦い方はしないでちょうだい。

 出来るだけ平民の戦士みたいな戦い方で……、相手に怪我をさせないで、なるべく目立たずに勝ってよね!」

 

その言葉を聞いたラヴォエラは、また不思議そうに首を傾げた。

 

「もちろんよ。私、自分の生まれつきの力を見せびらかしたいなんて、思ったこともないわ。

 ねえ、私って、そんなことで威張るなんていう傲慢の罪に塗れるようなことをするほど、悪い人に見えるのかしら?」

 

そういって、腰に差した鎚鉾を示す。

これで戦うから安心して、ということだろう。

 

「ご、傲慢の罪……?

 い、いや、分かってればいいのよ!」

 

いちいち大げさなことを真顔で、いたって自然に口にするラヴォエラに、ルイズは何だかまた不安になってきた。

善良で清らかなのはわかるが、どうも天使の感覚というのは人間のそれとは相当にずれがあるらしい。

 

(この天使に任せといて、本当に大丈夫なのかしら……?)

 

とはいえ、シエスタとギーシュだけでメイジを3人も相手にするのは難しいだろうし、彼女以外に頼れる相手もいない。

キュルケは手出しをする気は無さそうだったし、自分が名乗りを上げたところで勝つのは難しかっただろう。

ルイズは胸に一抹の不安を抱えながらも、それ以上どうする術もなく、ラヴォエラとシエスタの後に続いて決闘の場へ向かった……。

 

 

結論から言えば、ラヴォエラは確かに約束を守った。

彼女は変身を解いて天使の正体を現しはしなかったし、ロレーヌらをこっぴどく痛めつけたりも、派手な魔法を放ったりもしなかった。

 

でも目立った。

異常なほど目立った。

 

ラヴォエラはまず、決闘が始まるや否やロレーヌら3人に説教を始めた。

悪事を行なえば魂が永遠の救済から外れるだの、善行を成せば必ずや報いがあるだの……。

 

平民がメイジを相手に怯える様子もなく、いきなり説教である。

初っ端から物凄く目立っていた。

 

当然ながら、ロレーヌらがそれで感動して戦いを止めたりなどしようはずもない。

ロレーヌはまた挑発か侮辱の類だと解釈して激昂し、残る2人は怖じ気づいた平民の命乞い代わりの戯言だと考えて嘲った。

そして、ロレーヌの『エア・カッター』と、彼の悪友の『ファイアー・ボール』が、返答の代わりにラヴォエラを目がけて飛んできた。

 

ラヴォエラはそれらの攻撃を避ける間もなく、まともに食らったように見えた。

しかし、彼女の身体に当たる寸前に、呪文はまるで水滴のように弾けて掻き消えてしまったのである。

 

ロレーヌらは驚愕して、さらに『ウィンド・ブレイク』、『エア・ハンマー』、『フレイム・ボール』などの攻撃呪文を乱発した。

だがそれらの呪文も、ことごとくラヴォエラの身体を傷つけることなく、霧散して消えていく。

彼女の持つ生来の超常能力、《防御のオーラ》によるものであった。

 

そこへ、残る1人が作り出した3体の青銅製のゴーレムが向かってきた。

ギーシュのワルキューレよりも出せる数は少ないようだが、身長2メイル以上もある屈強な男の姿をしている。

呪文は効かずともゴーレムの拳ならばあるいは、と望みをかけたのであろう。

 

ギーシュがワルキューレを作り出して食い止めようとするよりも先に、ラヴォエラが自分から進んでそちらの方へ向かって行った。

相手がゴーレムならば武器を使って戦う限りは遠慮なくやっていいだろうと、張り切って自前のメイスを構える。

 

振るわれたゴーレムの腕を掻い潜り、懐へ素早く飛び込んだ彼女は、その得物を思いきり叩き込んだ。

ゴシャア! ……と金属が潰れる大きな音が響き、ゴーレムの巨体が一撃でひしゃげて吹き飛んでいく。

 

ごく平凡な体躯の人間の女性の外見からは、信じられないようなパワーであった。

アストラル・デーヴァの筋力はライオン以上で、どんな姿に変身していようともその身体能力は変わらないのである。

 

彼女はそのまま素早く残り2体のゴーレムにも飛び掛かって立て続けにメイスを振るい、ほんの数秒の間に粉砕して土に還してしまった。

 

自分たちの呪文がことごとく通じず、ゴーレムも粉砕されたのを目の当たりにしたロレーヌらは、完全に怯えきって戦意を喪失した。

ラヴォエラは確かに約束の通り、相手を痛めつけることなく勝ったのである。

シエスタとギーシュは殆ど呆気にとられていただけで、何をする暇も、またその必要もなかった。

 

さて、その一部始終を見ていた観客たちは、当然のごとくざわざわと騒ぎ始めた。

 

「……お、おい。あの子に当たった呪文が全部消えてったぞ、一体どうなってんだ?」

「ルーンを唱えてる様子はないし、杖も持ってない……。まさか、先住魔法か?」

「で、でも。確か先住魔法だって、詠唱や身振りは必要だって……」

「おまけになんだよ、あのパワーは。武器の達人だとかそういう問題じゃねえぞ、オーク鬼かよ!」

「あのメイド、実はエルフの魔法戦士とかなんじゃないのか!?」

 

ルイズは、それを見て頭を抱えた。

 

おそらく彼女としては、『約束通り武器だけで戦ったし傷つけずに勝ったわ、目立ってないでしょ?』というつもりなのだろうが……。

もうどうしようもないくらいデタラメに目立っている。絶対後で事情聴取される。

お前のような平民がいるか!

 

そんな周囲の騒ぎや嘆きを他所に、キュルケただ一人だけが、楽しげに眼を細めて拍手を送っていた……。

 

 

 

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(元はといえば、あの時あんたが目立ちまくったのが、今回の問題の始まりだったのよ……)

 

ルイズは事の経緯を思い返しながら、心配そうに背中をさすってくるラヴォエラをじとっとした目で睨んだ。

 

あの決闘の後、当然の成り行きとして教師に呼び出され、オールド・オスマンの前で事情を説明し……。

とりあえず、エルフの魔法戦士などという剣呑な存在でないことだけは皆の前で学院長に保証してもらい、どうにか騒ぎは収まった。

ではなんなのか、という話については、学院長が『まあ、天使のようなモノかのう?』などと冗談めかして誤魔化していた。

 

ラヴォエラは決闘の後、宣言通りにロレーヌらを改心させようと頻繁に彼らについて回り、説法などを聞かせているようだ。

今のところは“バケモノめいた恐ろしい相手”に付きまとわれて生きた心地もしないようで、改心どころではなさそうだが。

 

シエスタの使用人仲間の間では、ラヴォエラは『我らの天使』で通っている。

怪我人や病人が出た時に治してやったり、永久に燃え続ける炎のような灯りをプレゼントしたりした結果、そう呼ばれるようになったのだ。

どうせ人外の力を持っていることは知られてしまったのだから、正体はともかく力は今更隠してもしょうがないと、ルイズも容認していた。

 

そんな感じで、決闘以降はどうにか大きな騒ぎもなく過ぎて来たのだが……。

 

しかし、やはり目立ち過ぎてどこかから情報が広まっていたものか、つい先程王都の方から手紙が届いた。

その手紙の内容が、今し方ルイズに溜息をつかせた悩みの源だった。

 

 

 

『ルイズへ

 

 今度の虚無の曜日にそちらへ行きます。

 その時に、あなたの召喚したという亜人だか天使だかを私に見せなさい。

 

 エレオノール・アルベルティーヌ・ル・ブラン・ド・ラ・ブロワ・ド・ラ・ヴァリエール』

 

 

 

王都トリスタニアの王立魔法研究所で、研究員として働いている上の姉が来るというのである。

ルイズは、昔から何かと厳しい上の姉のことが苦手だった。

 

エレオノールがやってきたときに、ディーキンが戻って来ていてくれさえすれば、問題はないだろうと思えた。

あの子なら、きっとうまくやってくれるはずだ。

 

しかし、その時にディーキンがまだ戻っていなくて、ラヴォエラが彼女と会ったら……。

何か問題が起こりそうな気しかしない。

 

(ディーキン、早く戻って来なさいよお……)

 

ルイズはもう一度溜息を吐くと、ベッドに突っ伏して枕に顔を埋めた。

 

結論から言えば、ルイズの望み通り、ディーキンは翌日にはルイズの元へ帰ってきた。

しかしながら、ラヴォエラはディーキンと入れ替わりですぐに元の世界へ戻るということは拒否した。

ロレーヌらを改心させないうちは還るわけにはいかない、というのである。

 

かくして、ラヴォエラはこの後もなおしばらくの間、ハルケギニアに留まる事になったのだった……。

 




《防御のオーラ(Protective Aura)》:
 エンジェルが常時身に纏っている、自分や仲間を守る周囲半径20フィートの超常の力の場。
悪の存在による攻撃に対して、このオーラの範囲内にいる者はACに+4の反発ボーナスとセーヴィング・スローに+4の抵抗ボーナスを得る。
また、範囲内にいる者に対する魅惑や強制の精神作用効果、および憑依の試みは自動的に妨げられる。
善ではない招来された存在は、このオーラに守られた者から攻撃されない限り、オーラの範囲内に入り込むことができない。
加えて、このオーラの範囲内や範囲内にいる者に影響を及ぼそうとする、呪文レベルが3レベル以下のすべての呪文は無効化される。
 このオーラは解呪され得るが、エンジェルは自身の次のターンに、ただそうしようと思うだけで即座に再稼働させることができる。

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