数話に一度の割合で用語説明を挟みたいと思います。「これって何?」って思われている読者が対象です。
・百日戦役・
百日戦役①で説明した通りのことが生じました。
・ハーメルの悲劇・
百日戦役の少し前ぐらいに起きた出来事。百日戦役と逆で帝国の領土内にあるハーメル村にリベール王国の武器を持った猟兵が侵入し、数人の生存者を残して全滅に至る。それを口実に百日戦役勃発。
・導力器通称『オーブメント』・
導力で動く機械仕掛けのユニット。中には
・遊撃士協会・
地域の平和と民間人の保護の為に働く遊撃士たちの民間団体。大陸全土に支部があるため、少なからぬ影響力・発言力を持っている。
遊撃士は最初見習いと言う準遊撃士から始まり、実績を重ねることによって正遊撃士となる。正遊撃士はその人格・実績に応じてAからGの7階級に区分されている。
公式での最上級階級であるA級遊撃士は大陸全土で20数名程度。非公式にはさらに上となるS級が存在し、国家に大きく関わる事件の解決をした者に与えられている。S級遊撃士は大陸全土で4人しか存在しない。
「国家権力に対する不干渉」を規約として掲げることにより、ゼムリア大陸各地に支部を持っている。その中立性から、時には国家間交渉の仲介役を担う場合もある。紋章は「支える篭手」の紋章を掲げる。
・猟兵団・
人物紹介
レナ・ブライト
エステル・ブライトを娘に持ちカシウス・ブライトの妻。原作では百日戦役で倒壊した時計塔から我が子を庇ったことにより死亡する。しかしこの作品では亡き者ではない。
エステル・ブライト
七曜暦1186年生まれ。原作が始まる頃に16歳を迎える。カシウスから教わった棒術を駆使して戦う。外見は長い栗色の髪をツインテールにしており、色気はないが素材は良しと評されている。人々に親しみを与える天真爛漫な性格で、持ち前の明るさと前向きさで出逢った多くの人々に影響を与えるが、本人は自分の良さには無頓着。
趣味はストレガー社製のスニーカー集めと釣り。
カシウス・ブライト
45歳。気さくな性格の持ち主だが、実は大陸全土に4人しかいないS級遊撃士の1人。かつてリベール王国軍において大佐の階級で働いていたこともある。剣聖と呼ばれるほどの剣の使い手だったが遊撃士になった折に剣を捨てて、棒術を扱うようになった。こちらも達人クラス。
知略においても、先を遠く見通すほどに大変優れ、百日戦役では軍事戦略上革命的な反攻作戦を立案・指揮して王国の危機を救った実績がある。名実共にリベールにおける最強の代名詞たる人物で、娘のエステルを始め、彼を尊敬し目指す者は多い。
黒髪の少年=ヨシュア・ブライト
七曜暦1185年生まれ。カシウスによって保護された少年。5年前にブライト家の養子となったエステルの義弟。
「端正な顔立にリベールでは珍しい漆黒の黒髪と
彼の者が使った『ティア・オル』と『ホーリーブレス』はアーツと呼ばれ回復魔法と考えてください。他にも技のことをクラフトと呼んだりしていますが、出てきた次第で順次お伝えしようと思います。