私の妻が人外過ぎて地球がヤバイ   作:ちゅーに菌

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どうも、ちゅーに菌or病魔です。

なんか、いつかやる予定の予告的に後書きに書く程度のモノを書こうとしたら気が付けばオープニングが書き上がっていました。何を言っているか~頭がどうにかなりそうだった。

まだ、失踪はしていません。私は元気です。

でもエクストラの方がZeroより書きたかったりします……だってハチャメチャなんだもん…。

まあ、これはあくまもオープニングのお試し版なので1話はきっとZeroが終わった後ぐらいからどっぷりと書き始める事でしょう……だから静まれ私のエクストラ製作意欲。あれは嘘だネタはもう何度も使ったではありませんか。




番外編 EXTRA編オープニング メル友降臨

『うふふ』

 

ある夜。ジェノバは庭で空を見上げながら首を傾げた。視線は夜空に浮かぶ、小さな月を射抜いている。

 

だが、その瞳には月ではなく、何処か更に遠くを映しているように見えた。

 

『もうすぐ、月の裏側で面白いことが起こりまねぇ』

 

ジェノバは鼻唄を歌いながらその場から溶けるように姿を消した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私もジェノバを追う前に言っておく。

 

私は今姫子さん(ジェノバのサーヴァント)の気分をほんのちょっぴりだが体験している。

 

い…いや…体験したというよりは相変わらずまったく理解を超えていたのだが……あ…ありのまま今、起こった事を話そう。

 

"私はジェノバの隣で静かに寝ていたと思ったらいつのまにか学校長になっていた"

 

何を言ってるのかわからないと思うが、私も寝ていたから何をされたのかわからなかった…頭がどうにかなりそうだった…。

 

召喚術だとか超絶スピードだとかそんなチャチなものでは断じてない。

 

「……ふう…」

 

私は校長室に置いてあるTHE・校長か社長が腰掛けているような黒い椅子に背中を預けた。

 

娘から借りた漫画のネタが咄嗟に出て来る辺り、まだ私も大分余裕があるな。

 

ふと、窓から空を眺めれば青空が広がっているが、テレビの中の空を見ているようなどこか不思議な感覚がする。

 

ああ……これはあれだな…間違いない。

 

 

 

"SE.RE.PH.の中の月海学園じゃないか"

 

 

 

で、私の予選期間での役割は校長先生と言うわけか。地味に最初から優遇されている辺り、ジェノバらしい。

 

それと記憶の方が完全なのはムーンセルでは私のを弄ることは出来なかったのだろう。我ながら精神防御などはジェノバからの干渉を完全に断てる程だ。

 

と、言うわけで私の頭には猶予期間に必要な情報のあれこれが一切入っていない。はてどうしたものか……。

 

「ん……?」

 

机の上に"SE.RE.PH.の歩き方"と題名のあり、デフォルメのジェノバが描かれ、ジェノバから伸びる吹き出しで"エリザでもわかる!"と地味に酷い事を言っている本が置いてあるようだ。

 

それを取り、中を読むと学校長のスケジュールや、本選や、猶予期間の流れ、反則のあれこれや、私にある"権限"等が記されている。ん? 権限?

 

「ふむ……」

 

取り敢えずよくわからないが"権限"のひとつを発動してみよう。鉛筆をひとつ取り上げた。

 

「"delete(0)"」

 

その言葉の直後、鉛筆が黒紫色に変わり、最後には跡形もなく消滅した。

 

「………………」

 

私は無言で再び、本を開く。えーと……校長の権限…権限っと。

 

"運営NPCの全権と、SE.RE.PH.内での最高権限"

 

……要するに運営NPCより、高い権限を持つプレイヤーキャラと言う認識で構わないか。

 

「ふむ……」

 

ならばさっさと召喚を済ませてしまおうと思い私は椅子から立ち上がった。

 

クラスなど全ての縛りのない召喚者との相性と実力によって決まる召喚。是非一度はジェノバや娘のように私もしてみたかったものである。

 

それに何せムーンセルはジェノバ曰く…。

 

『言わば"全自動お見合い機"です。その人と最も相性の良く実力に見合った英霊、大英霊、英霊っぽい神霊、神霊スレスレの英霊、神霊、超絶神霊等があなたをお待ちしております』

 

とのことである。ちなみに今のところ完全な神霊を引いた者は居ないらしい。折角、スタンバっているのに可哀想な話だ。そう言えばアルティメルが引いたのも神霊っぽい英霊だったな。

 

だが、その前に部屋の一角にあるモノを見付け、足を止める。そこには1m四方程の正方形のダンボールが置いてあるようだ。そして側面には"魔術礼装"との文字が書かれている。

 

はて? こんなに幅を取る魔術礼装など持っていただろうか? 火縄銃や、刀では長さ的に入らないし、短銃二本入れるのは大き過ぎるだろう。昔使っていた物ももうお蔵入りなわけで……。

 

「………………ふう……」

 

私は一度ダンボールの蓋を開け、中を見たところで蓋を閉じた。疲れているのだろうか? 取り敢えずもう一度だけ空けよう。

 

「ダダッダッダダン」

 

中にいるモノと目が合い、それが謎の声を発する。私はまた、蓋を閉めた。

 

「ダダッダッダダン」

 

再び開けるとやはり同じ声を発した。鳴き声なのだろうか? 面白いのでまた閉めよう。

 

するとダンボールの蓋がひとりでに開き、上下が逆転した。そうか最近のダンボールは動くのか。

 

「待たせたな」

 

「なぜ、最後はそうなる」

 

ダンボールからメイド服を着た水銀娘ことエアリスちゃんが現れた。なぜかカロリーメイトを一箱持っている。

 

「で? なんで君がここにいるのかね?」

 

床に放置されたダンボールを見ればやはり、魔術礼装と書いてある。それなのになぜかこんなのが来たのだから不思議だ。

 

「だって私は優秀な魔術礼装ですから」

 

そう言ってエアリスちゃんはえっへんとでも言いたげに腰に手を当てる。回りに飛んでいる小さな水銀の雫が荒ぶり出している辺り本気でそう思っているのだろう。顔は相変わらずの仏頂面だが。

 

「魔術礼装……?」

 

はて? 家で姫子さんとゲームをしていることが大半のメイドのような無機物が何を言っているのだろうか?

 

「私の本名は月霊髄液(ヴォールメン・ハイドラグラム)。魔術師ケイネス・エルメロイ・アーチボルトが誇る最強の魔術礼装です」

 

「………………」

 

イカン……微妙な昔の話、完全に忘れていたとは言えない…。

 

「さあ、早速2スロットの内の1スロットを私で埋めましょう」

 

目をキラキラさせながら私に詰め寄るエアリスちゃん。そのままペタペタと私に触ると頭の中で2つの内の残り1つに何かがハマるような音が響いた。

 

「やったぜ」

 

目の前の無機物は完全勝利したエアリスちゃんUCと言わんばかりに手を掲げている。

 

結局、コイツが月霊髄液なのかXなのかは最大の謎である。ジェノバも見た目からは判断できないが、調べる意味もないのでしていないらしい。

 

少し意地悪がしたくなったので魔術礼装、月霊髄液を外し……あれ? なんだが外そうとする度に変な音楽が…。

 

「ざんねん、その魔術礼装(みすてぃっくこーど)はのろわれている」

 

「とんだ地雷礼装じゃないか……」

 

「のろわれている。それともうひとつはもう持っていると思いますよ」

 

ん? そう言えば懐に何かの感触が……。

 

「………………」

 

なぜコレがここに……まあ、ここにあると言うことは何れ必要な時が来るのだろうな。

 

「ちなみにそちらも外せませんので悪しからず」

 

「なんてこったい」

 

もう、私にとって他の魔術礼装はただのコレクションか換金アイテムじゃないか。

 

「さあ英霊を貰いに行きましょうぜ。旦那」

 

眉ひとつ動かさない無表情で妙なことを口走りながら背中を押すエアリスちゃん……いや、今は月霊髄液と言うべきか。少しはフランちゃんも見習うべきだと思うな。

 

「げへへ、今度はどんな娘を嫁をするんです? 薄い本が厚くなりますねぇ」

 

…………やっぱりダメだ。フランちゃんは絶対にこうなってはいけない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ほう……」

 

用務室に入り、その先に見える明らかに現実では無い電子空間への入り口に対して感心したような声を上げていると、近くに落ちていた何だか頼り無い見た目の木偶が立ち上がり……。

 

「ふぁっきゅー」

 

その直後、月霊髄液から伸びた銀の剣のような腕によってバラバラにされた。メルトちゃんに売れそうなガレキになったでござる。

 

「一応、聞いておくがなぜした?」

 

「はい、アミバ様。木偶は私で足りています」

 

「誰が天才だ」

 

本当にコイツはなんでこんな性格をしているんだ? いや、最初からこんな感じだったような気もしないでもないが……。

 

仕方無くそのまま床が透け透けのマス目みたいな床を歩いていく。ふと、後ろを見れば月霊髄液が明らかに私より小さい歩幅で歩数も少ないにも関わらず、何食わぬ顔で着いてきているようだ。まあ、魔術礼装の仕組みをこんなところで考えていても仕方がないので別の事でも考えよう。

 

「ふむ……」

 

そう言えばなぜジェノバは今更私をここに送ったのだろうか? 最近は夫婦仲も恐らく良好だと思うし、これといって問題もない。まあ、問題がないことが問題と言えばジェノバからすればそうかもしれないが………………あ。

 

「………………」

 

ひとつ思い当たる節があったぞ…。そう言えば年末に麻雀大会を開いた時に私が麻雀牌を一度に三つ入れ換えるイカサマをやっていることがジェノバにバレて大目玉喰らったことがあったなぁ……。苦し紛れにこれが……技術大国ニッポンだ! とか言ったのが最大の落ち度だったと思われる。

 

…………バレなきゃイカサマも立派な戦術だと思うんだけどなぁ…そうやって何百年も生きてきた私だし。まあ、バレたのだがな。

 

ちなみに道中に何度が球体の物体が居たのだが。

 

「ふぁっく」

 

「しっと」

 

「しゃらっぷ」

 

「Do you wish to die so soon?」

 

とか言いながら全て月霊髄液が一撃で真っ二つにしていたので話の種にすらならないだろう。

 

そして、私と月霊髄液は最初に木偶をバラバラにしてから5分程でステンドグラスが"一枚だけ"ある広い空間に辿り着いた。

 

「………………で?」

 

終点まで来たようだが、これと言って何も起こらない。

 

だが、ステンドグラスの裏にサーヴァントのような気配を感じるため、恐らくそこに私のサーヴァントが居るようだ。まあ、サーヴァントにも用意があるだろう少し待つとしよう。

 

とりあえず最初は二人きりで会いたいため、月霊髄液は部屋に戻っているように言うと"ならアイテム化してます"と呟き、消えるようにこの空間から消滅した。

 

さて…私の実力ではどの程度のサーヴァントが喚べるのかな?

 

私は姫子さんがわくわくしている時のような面持ちでステンドグラスからサーヴァントが来るのを待った。

 

 

 

 

 

___十五分経過___

 

 

 

___三十分経過___

 

 

 

___六十分経過___

 

 

 

 

 

「………………」

 

「………………」

 

…………おかしい、サーヴァントが出てこない。ひょっとして私は何か手順を間違えているのだろうか? だが、ステンドグラスの裏のサーヴァントの気配は強まるばかりだ。恐らく向こうからこちらを観察しているのだと思われる。

 

「……………………あの…?」

 

鈴が鳴るような心地好い女の声が響く、向こうが痺れを切らして声を掛けてきたのだろう。正直、私も粘り過ぎたと反省しかけていたところだ。

 

「…………蛇好き?」

 

「蛇? それなりに好きだぞ?」

 

「狐より?」

 

「ああ、蛇は綺麗なフォルムをしている。それに中々愛嬌があるな」

 

何せ水陸両用だからな。なんと機能美に溢れた生き物か。しかしなぜステンドグラス越しでその質問を?

 

「大和撫子と、パツ金の輸入者どっちが好き?」

 

「それは勿論、暮らしてみてから考えるな。双方にとんでもない欠陥がある可能性がある」

 

大和撫子に見えるから家事が上手だとは決められんしな。

 

「女の嫉妬と、男の嫉妬どっちが見苦しいと思う?」

 

「どっちも見ていて面白いと思うぞ? どこに見苦しい要素がある?」

 

他人の不幸で飯が旨い。実に正しい思考だと思うが?

 

「………………」

 

一通りの質問が終わったのかサーヴァントは暫く押し黙ると、再び私に質問を投げ掛けた。

 

「貴方のお名前を教えてくれる?」

 

「蘆屋神羅。しがない古道具屋の店主だよ。ついでに呪術師もしている」

 

「じゃあ、神羅くん最後に聞くね?」

 

神羅くん…? ふむ、くん付けで呼ばれたのは人生初だな。案外悪くないような気もする。

 

「貴方様が私を喚び出したマスターであってる……よね…?」

 

その声は酷く不安げに聞こえた。

 

「ああ、私がマスターだろう」

 

「は……ぁぁ……!!」

 

その花が咲いたような声色からサーヴァントが歓喜に震えていると言うことがわかる。

 

 

 

その刹那、ステンドグラスが砕け散った。

 

 

 

私の眼前には足元まであろうかというライトブルーの長髪をし、新手の魔法少女の衣装のような丈の長い和服を身に纏った少女が立っていた。頭に付いた大きく、毒々しいまでに紅いリボンがチャームポイントなのだろう。帯の色はそれに黒を多めにしたような深紅だ。

 

その瞳は金色に染まり、良く見れば服の裾から一本の蛇の尻尾のようなものが見え、それが犬のようにパタパタと振られていてとても可愛らしい。

 

「サーヴァント"アヴェンジャー"。神羅くんの召喚に応じたよ」

 

ふと、手の甲を見れば冬木の聖杯戦争のより、数段凝った紋様の令呪が浮かんでいた。それが何よりも彼女との繋がりの証だろう。

 

アヴェンジャー……か。まあ、この聖杯戦争でクラスなど対して関係あるまい。

 

アヴェンジャーは私に近付くと彼女の令呪があるほうの私の手を持ち、それを自身の胸にそっと乗せた。ふむ、中々立派なモノをお持ちのようだ。

 

「あ、あの! 神羅くん! 私"清姫"っていうんだけど! 子供はっ…子供は何人欲しい?」

 

「………………はい?」

 

なんだ? 話が急に月から金星辺りまで吹っ飛んでいったぞ? ん? というか清姫だって?

 

彼女は良く見ればハイライトの無い瞳を器用にも輝かせながら、その唇をゆっくりと開いた。

 

「私は三人欲しいな。女の子がふたり、男の子がひとりね。名前は神羅くんが決めてあげて。私ってあんまりネーミングセンスないから。えへへ、どっちに似てると思う? 私と神羅くんの子供だったら、きっと男の子でも女の子でも可愛いよね。それで庭付きの日本庭園に住んで、 大きな動物を飼うの。動物の名前くらいは私に決めさせてね。神羅くんは犬派?猫派? 私は断然犬派なんだけど、あ、でも、神羅くんが猫の方が好きだっていうんなら、勿論猫を飼うことにしようよ。私、犬派は犬派だけれど動物ならなんでも好きだから。だけど一番好きなのは、勿論神羅くんなんだよ。神羅くんが私のことを一番好きなように。そうだ、神羅くんってどんな食べ物が好きなの? どうしてそんなことを聞くのかって思うかもしれないけれど、やだ明日から私がずっと神羅くんのお弁当を作ることになるんだから、ていうか明日から一生神羅くんの口に入るものは全部私が作るんだから。やっぱり好みは把握しておきたいじゃない。好き嫌いはよくないけれど、でも喜んでほしいって気持ちも本当だもんね。最初くらいは神羅くんの好きなメニューで揃えたいって思うんだ。お礼なんていいのよ奥さんが旦那さんのお弁当を作るなんて当たり前のことなんだから。でもひとつだけお願い。私"あーん"ってするの、昔から憧れだったんだ。だから神羅くん、明日のお昼には"あーん"ってさせてね。照れて逃げないでね。そんなことをされたら私傷ついちゃうもん。きっと立ち直れないわ。ショックで神羅くんを焼き殺しちゃうかも。なーんて。それでね神羅くん、怒らないで聞いてほしいんだけど私、1000年ぐらい前の頃に気になる男の人がいたんだ。ううん浮気とかじゃないのよ、神羅くん以外に好きな男の人なんて一人もいないわ。ただ単にその人とは神羅くんと出会う前に知り合ったというだけで、それに何もなかったんだから。今から思えばくだらない男だったわ。喋ったことも殆どないし。喋らなくてもよかったと本当に思うわ。だけどやっぱりこういうことは最初にちゃんと言っておかないと誤解を招くかもしれないじゃない。そういうのってとても悲しいと思うわ。愛し合う二人が勘違いで喧嘩になっちゃうなんてのはテレビドラマと虚淵の世界だけで十分よ。もっとも私と神羅くんは絶対にその後仲直り出来るに決まってるけど、それでもね。神羅くんはどう? 今まで好きになった女の子とかいる? いるわけないけども、でも気になった女の人くらいはいるよね。いてもいいんだよ。全然責めるつもりなんかないもん。確かにちょっとはやだけど我慢するよそれくらい。だってそれは私と出会う前の話だもんね? 私と出会っちゃった今となっては他の女の人なんて神羅くんからすればその辺の石ころと何も変わらないに決まってるんだし。神羅くんを私なんかが独り占めしちゃうなんて他の女の人に申し訳ない気もするんだけどそれは仕方ないよね。恋愛ってそういうものだもん。神羅くんが私を選んでくれたんだからそれはもうそういう運命なのよ決まりごとなのよ。他の女の人のためにも私は幸せにならなくちゃいけないわ。うんでもあまり堅いことは言わず神羅くんも少しくらいは他の女の人の相手をしてあげてもいいのよ。だって可哀想だもんね私ばっかり幸せになったら。神羅くんもそう思うでしょ?」

 

一切の息継ぎをせずに言い終えるとコロコロと笑い、私に同意を求めるような視線を向けて来るアヴェンジャー……いや、清姫。

 

…………………………ひとつわかった。

 

 

 

こりゃ、安珍も逃げ出すわけだ。

 

どうやら私の聖杯戦争はまず予選期間中に腹を割って話し合い、彼女との正しい関係を築き直す事から始めなければならないらしい。かなりの確率で血の雨が降るだろう。中々……いや、超絶ハードだ。

 

とりあえず彼女のステータスだけでも確認しておこうと開く。

 

 

クラス:アヴェンジャー

真名:清姫

属性:混沌・狂

ステータス:

筋力B++++ 耐久A++++ 敏捷B++++

魔力B++++ 幸運E 宝具EX

 

 

ふむ、ステータスの方はプラスの数が凄いな。と、言うことはプラスの数だけ条件を満たすと能力値が倍増するわけだから条件さえ満たせればEXランクに及ぶ程になるわけか。

 

確かに安珍・清姫伝説を考えれば妥当なところと言えなくもないがそれにしては素ステが妙に高いのはどういうわけだ? 怪物に変貌する清姫とは言え素はただの庄屋の娘だったハズだろう。

 

まあ、いいか。今、考えても始まらない。肝心なスキル………………は……?

 

 

保有スキル:

二重召喚:B

"狂化:EX"

???:?

???:?

???:?

 

 

………………あれ? これ早くも詰んでね?

 

 

 




はい、キャス狐のメル友こと清姫ちゃんです。

本来、魔術礼装のひとつやふたつぐらいウィザードなら持ち込みますよね(白目)。

わーい、神羅さんのハーレム要員が増えるぞ~!(錯乱)

ちなみにキャス狐があんなのなので清姫ちゃんも隠れ特性を搭載してあります。素ステが妙に高いのはそのせいです。後、+が妙に多いのも召喚したクラスが最適な事もありますが大体、そのせいです。まあ、ステータスがオール★とかCCCでいるのでこれぐらいは許容範囲でしょう。だといいな。

没案(設定は作ってある案)ではサーヴァントはアステカ神話の月神テスカトリポカの前の姿にして、戦争と嵐の死神ミキストリ。

それか、娼婦と豊穣と戦いなどの神であるイシュタル。

はたまた土偶戦士アラハバキを召喚する予定でした。

清姫か、ミキストリか、イシュタルか、アラハバキで考えた時に(主に身内問題で)いきなりハードモードになりそうだったのが清姫ちゃんなので清姫ちゃんに決定です。キャス狐とも絡ませられますしね。え? 4分の3が神霊じゃないかって? ははは、まさか気のせいですよ。

別に作者が重度のヤンデレ萌えだとか、マナマナが好物だとか、昨日めだかボックスを読み直したとか事実無根の事実は一切ありませんので悪しからず。

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