東方狸囃子   作:ほりごたつ

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EX その27 腹に納むは?

 売れない店のつれない男から聞けた名推理、それを頼りに向かうは地底、のはずが目的地に向かう前に少し道草食ってからと姫を誘って空を漂う。地底へと続く妖怪のお山へ向かうなら北東へ飛べば着くのだけれど、そっちには向かわずに吹かれる風に任せて漂っている。

 正邪がいるだろう場所にはアタリを付けた、後は行くだけで考える事があまりない。

 だからもう興味を失ったのか?

 そんな風に取られても致し方ない今の動き方だが、これには少し理由がある。理由といっても単純な話で、香霖堂を後にしてすぐに鳴ったあたしの腹がその理由だ、今の身体は亡霊さんで、鳴る臓腑など詰まっていない煙の体というに、それでも何故か鳴り出す腹の虫。

 外の世界でも感じたが、ないのに鳴るのは何故なのか?

 あちらの世界では習慣の一言で済ませたが、幻想郷に戻ってきてから少し考えたことがあった。その結果そうなのだろうなという原因というか、理由は思いつく事が出来ていた。中身がないとはいえ何かを企む腹は未だに残ったままにあるし、何かに対して気に入らないと腸が煮えくり返る‥‥まで熱くなることはないがこれは言葉の綾として、そのような気持ちを覚えることもある。

 そんなよくある簡単な事から得られた思いつきだが、これが思い込むにはいい理由となってくれたようで、この発想を得てから死んでも変わらずにいられていると再認識出来ている……なんとかは死んでも治らないと言われそうだが、それはそれだ、どうでもいい。

 と、原因を思い返していると再度鳴る腹の虫、誰に対してかわからない言い訳なんか考えていたからか、何かを収めさせろとあたし本体に語るようにコロコロと鳴る。

 

「そういえば何も食べてないね」

 

 黒く成りきれなかった腹が静かに鳴ると、一緒に店を出たお姫様が代弁してくれた。

 ネタも仕入れたし、このままその楊枝のような針の剣でも咥えて正邪探しに東奔西走するかと思っていたが、針妙丸から言い出してくれるとは、誘いやすくてありがたい。

 

「そうね、ちょっと早いけど行きつけに顔を出してみましょうか?」

「行きつけ? あぁ、里の甘味屋さん?」

 

「そこでもいいけど今日は別の場所よ」

 

 何処? と椀の中から問いかけてくるリリパットのお嬢様。

 簡潔に尋ねられたが目的地は話さずに、フンフンと小さな鼻歌をヒント代わりに口ずさんで、暖かく霞む幻想の空を飛び進んだ。

 着いた先はあたしの縄張り迷いの竹林、ここに向かって来たのにも当然理由がある。これもこれで短簡(たんかん)な話で、一旦帰って家にいるだろう赤い髪にちょっとお出かけしっぱなしになるかもと伝えておこうと思って、竹林と、話しに出た人里を繋ぐ道の丁度中間くらいで営まれる屋台で腹を満たそうというのがあたしの腹積もりだった。

 が、今はまだお天道様が傾き始めたかなという頃合いで、夜に生きる雀の屋台に()(とも)るには早い時間帯、今から行ってもまだ早いとわかっちゃいるけれど、思いついたらそうしたいのがあたしである。店自体はやっていないだろうが開店準備に勤しんではいるはずで、行って少し手伝うなりすれば何かしら食わせてもらえるだろう。いつだったか施しは嫌だなんて語ったこともあったけれど、働いた手間賃と考えれば施しとはならない、そう都合よく捉え、お碗とともに飛行した。

 

 駘蕩な春風とうららかな午後の日差しを身に浴びつつ、悠悠と向かった屋台。

 珍しく飛来すると少し前に着いたのか、煙に燻され(むら)のあるテカリが伺える黒竹の竿に、四枚割れで生地が厚めの暖簾から、薄手でひらひらとした同じく四枚割れの涼簾(のれん)へと通し直している最中の女将が見える。急急と準備に精を出す女将に向かって軽々しい歯笛の音を響かせると、耳っぽい羽をピクリとさせて空を見上げる夜雀の妖。

 

「相変わらず開店前の方が忙しそうね」

「常連しか来ないもの、アヤメさんが準備中に来るなんていつ以来?」

 

 見上げる形から見慣れた少し上目遣いの視線へと移ったミスティアに、立てかけられているあたしの指定席を煙管で指しつつ、空いている狸の手を貸しましょうかと問いかける。

 四枚割れの『目』部分を通している、もうすぐ女将になる夜雀へ右の平手を向けてみると、ニコリと微笑まれ指しているものを定位置に降ろしてと頼まれた。顔に愛嬌を浮かばせたミスティアに同じく、こちらも愛想を浮かべて笑い返し、いつもの位置にくるように腰掛けを降ろしていると、背中側で始まる二人の会話。

 

「そちらの小さなお客さんも、提灯広げるの手伝ってもらえる?」

「私も?」

 

「そうよ、久々のご新規さんなんだし、早くもてなしたいもの」

 

 透明さを感じさせる澄んだ声、詠うには十二分と思える声色で新規客をとっ捕まえて、そのまま顎で使おうとする商売人だけれど、初めてのお客さんに手伝わせるのはどうなんだ?

 そんな事をさせれば客としてついてくれそうにない、寧ろ離れていってしまいそうなものだが、この気安げな物言いは自称常連のあたしが連れてきたからだろうか?

 あたしの時はこんな感じだったか?

 自身も誰かに連れられて来たような気がしなくもないが、誰に連れて来てもらったのだったか?

 少し考えるが相手が思い出せない‥‥

 というか、小さいと言われたのに怒らないとはどういう事か?

 あたしはちっこい言うなと輝く針で突かれたのに。

 あれか、小さいならいいのか?

 ちっこいと、方言ではない正しい言葉ならば怒らないって事なのか?

 どちらにせよ意味は一緒だろうに、やんごとない出自だから綺麗な言葉遣いならいいってか?

 などと普段通り思考を逸しかけたが空きっ腹で頭が鈍いからか、そっち方面には行ききらず、すぐに冷静さを取り戻すことが出来た。返ってこれたし思考を切り替えようか、こういう時のどうでもいいモノは考えてもキリがない、霧の怪異がキリにこまるなど滑稽だが‥‥と、再度現実から離れそうになった頭を、不意に香ってきた香ばしいタレの匂いが引き戻してくれた。

 さて、どうにか帰ってこれたし話の腰にでも混ざってみるか。

 降ろした長腰掛けにどかりと座り、顔は見せずに背中で語ってみる。

 

「働かざるもの食うべからず、って姫は言われた事はない?」

「ん? アヤメさんなにか言った? 姫?」

「霊夢に言われてるけど……よし! それを広げればいいのね?」

 

 姫専用お碗をあたしの隣に着席させて中身だけになると、ガサゴソと音を立て提灯を手に取り伸ばしていく針妙丸。足りない立端(たっぱ)を立てに伸ばして、自身の上背よりちょっとだけ高さのある提灯を伸ばそうとしているが、伸びとともに横に広がる提灯の胴回りのせいで伸ばしきれないでいるようだ。手を出してもいいけれどあたしはお駄賃分の手伝いは済ませたし、こいつにも何かしらしてもらわないとコイツだけタダ飯食らいとなりそうで、それは常連客としては面白くない。

 蛇腹が後三段上がれば伸びきるのにどうしてもそれが伸ばせない姫、ぷるぷると袂を揺らして頑張る姿は健気で良いがこれでは準備が進まない‥‥なら少し強引にでも開店準備をしてしまおう、手は出さず口だけ出してみる事とした。

 

「内側から持ち上げれば届くんじゃないの?」

 

 内側? と頭を傾け、袖に負けずに髪も揺らして考える仕草を見せた後、すぐに思いついたのか、提灯の真ん中に立ち、黒塗りの重化(じゅうけ)手妻(てじな)の金輪でも持つように掴むと『せーの!』という掛け声と共に万歳しながら伸びをする‥‥そこそこの勢いで伸びる和紙の提灯に八つ目の文字が綺麗に浮き出ると、代わりに姫が綺麗に消えた。

 ぶっつけ本番で瞬間移動マジックとは、名手品師で素晴らしい。

 

「あれ!? これ出られないんじゃ?」

 

 綺麗に伸びた提灯の中で何やら消えた誰かさんの声がする、ニヘラと笑いつつ上から覗いてみると、ちょうど見上げていたお姫様と目が合った。

 

「なにその顔‥‥あ! こうなるってわかってて言ったな!」

「やる前からそうなるってわかるでしょうに、出してあげるから、手、伸ばして」

 

 やり取りを見て綺麗な笑い声を立てるミスティアを袖にして、真っ直ぐに腕を伸ばしてきた針妙丸の手を取り釣り上げる、姫の足元で光る蝋燭用の針に注意しつつ真っ直ぐ摘み上げると、そのままの姿勢で文句を言いそうな顔を見せてくれる。

 けれど、口撃を吐かれる前にその小さな腹から何か音がして、一拍置いた後にあたしの仄暗い腹も鳴った。

 

「フフッいい音色も聞けたし、じゃれてないで静かに待っててくださいな」

 

 互いに顔を見合わせてから何も言わずに互いの腹を見るあたし達、少し恥ずかしそうに口を引く付かせる姫とまた聞かれて少しこそばゆいあたしが視線だけで気まずさアピールをし合っていると、夜雀が話しながら屋台側へと歩き入る。店主側の立ち位置に立つと、一度耳をピクリとさせてピアスを揺らしたミスティアが手拭いを頭に被る。これで寒い時期なら和服にたすき掛けとなるのだろうが今は春、普段のジャンパースカートの上に割烹着を重ね着するだけで愛らしい夜雀女将と変わると、生きた食材を手早く捌き、リズムよく串を打った。

 

「さて、アヤメさんはいつものとしてそっちの、ええと」

「今日はおかず代わりにするから蒲焼きでいいわ、そういえば挨拶くらいしたら?」

「おぉ、これは失礼しました。流れに飲まれて忘れてたわ」

 

 あたしは見ずに、拭きあげている途中のカウンターを見ながら姫に尋ねる女将さん、女将の台布巾が姫の手前まで来た辺りで自己紹介でもと促すと、その手を止めてカウンターに上がり込む針妙丸。これから食事が並ぶ場所に上がるなどさすがにはしたない、また摘み上げてポイ捨てでもするか、そう考え手を伸ばしかけるが摘む予定だった袖と裾を外に払って綺麗に座り、カウンターに両手の平をハの字で揃えて名を口上する少女。

 少しばかり仰々しい挨拶を受けて、あらあらと困りながらも笑みを絶やさないでいる歌う夜雀。

 

「丁寧なご挨拶確かに頂戴しました、お姫様」

「あれ? 女将さんもそう呼ぶの? というかアヤメもそう呼ぶけど、なんで?」

 

「私はアヤメさんがそう呼ぶから、そっちは何故でしょうねぇ」

 

 前と右を見比べてそう聞いてくるが、なんでだろうな、きっと初めての会話で口について出たからだろうな……最初は素直に見た通り、鉢かづき姫っぽいと思ったから呼んだだけで特に意識して言ってはいなかったはずだ。人の話を聞けない妖怪などと言われ、それならばそれらしく言い続けてみようと思っていたような気もするが、今は雄々しい本名よりも姫って愛称の方が可愛いから、とはっきりとした理由があって姫とそう呼んでいる。

 けれどそれは教えない、言えば付け上がるまではいかないだろうが、バランスの悪そうなお碗の上でふん反り返ってしまいそうだから。それに今は姫のお付きって(てい)で動いているし、従者としては御名を呼ぶよりも姫と呼ぶのが筋だろう。

 

「探し人がそう言っていたからよ」

 

 問う瞳から感じられる、気になる視線を誤魔化すように、誰かさんを真似たように小生意気に鼻を鳴らす。スンと鳴らしたついでに焼けていくヤツメウナギの香りを楽しんでいると、返した言葉を気にした姫がちょっと真面目な顔で呟く。

 

「あ~‥‥確かにそう言われてたわ」

 

 思い当たる節がある、そんな顔で見てくれるが当然だろう、本人から聞いたしこの場所も節の目立つ木々しか生えていない場所だ‥‥けれど、おかげさまで本来の理由は話さずに済んだ、してやったりと意地悪に笑んでみせると今度はもう一人から突かれた。

 針にしろ嘴にしろそう突くかないでくれ、毛並みが禿げては困ってしまう。

 

「探し人? またお節介焼いてるんですね、変に世話焼きなんだから」

 

 人間が一生かかるらしい『焼き』ってやつを自然な流れで行う職人さんから案の定余計な事を言われてしまう‥‥が、もう訂正するのも面倒だしそれでいいや、否定も肯定もせずに今日の流れを少し話してみる。

 

「今日は焼いてもらってるのよ、あたしの暇潰しに付き合ってもらっているのよ」

「また、そうやって誤魔化すから面倒だとか言われるのに‥‥まぁいいわ、そういう事にしてあげます」

 

「そうそう、それでいいわ。人の事を弄ってないで手元を弄りなさいよ、そっちは誤魔化し無しの楽しみとしてるんだから」

 

 そうやってと言ってくれるが、あたしから騙しや誤魔化しを取ったら何が残るのか?

 厄介と面倒しか残りそうに‥‥あぁ、愛らしさが残るな、それならいい気もしなくもないが取られてしまったら化狸ではなくなってしまいそうだ、それは非常に困る。唯でさえ枠組みから片足出てるような状態なのだから、それは堪忍して欲しい。

 どうにか誤魔化そうと目についた焼き物を眺む、そろそろいい感じに焼けてきた屋台名物、見た目や漂う香りからもうすぐで頃合いだろう、話を聞いて姫の方も顔に期待を浮かばせているようだし、あたしの方も旨いと知っているモノは旨いままに楽しみたい。

 ソレを隠さず素直に言うと、ふふんと笑ってくれた女将。

 

「はいはい、期待を裏切らないように頑張りますよ」

 

 女将から笑ったままで返ってくる言葉、それを聞いてその後に続く言葉がありそうだなとも思えたが、そこは気が付かない事にした‥‥これがあたしであれば、誰かさんと違って、などと付け足すけれどこの女将はそこまでやさぐれてはいないはず。

 その考えを肯定するように、捻くれていない夜雀女将が手首を返してうなぎを焼く。

 良い音を立てているヤツメウナギの脂が落ちる。

 その度に漂う煙を眺め、これでも取り込めればもっとウマイいい女にでもなれるかな?

  なんてどうでもいい事を考えつつ、座して待ち侘びた。

 

~少女堪能中~ 

 

 満ち足りるほど食った、とは言えない、腹六分目くらいに抑えたところで食後の一服を済ます現在。平らげて空いた小さな音符柄の描かれる焼き物皿を女将に返しつつ、人のおかずを横からつついてくれた姫を眺めながら吐いた煙をなびかせていると、小さなお皿を綺麗にした、同じく小さなお姫様が両手を合わせた。

 

「ご馳走様でした、ヤツメウナギって美味しいのね、なんかコリコリしてたわ」

「フフ、お粗末さまでした。軟骨美味しいでしょう? 腱みたいな食感で私も好きなんです」

「腱ねぇ、あれは筋張ってる感じがして好みじゃないわ」

 

「そういえばアヤメさんもそうでしたね、新鮮で若い奴なら筋張ってもいない気がするわ。それにコラーゲンが豊富らしくて、肌にいいらしいんですよ」

「ふむ、そう言われるとわからなくもないのかしら? 牛すじみたいなものだもんね、あれも」

「二人して何の話? ケンってどのケンよ?」

 

「それは‥‥まぁ、ねぇ?」

 

 皿を引き下げると鳴き声よろしく珍々(チャッチャ)と洗い物を済ませる女将、手と目は皿に、耳と口はあたし達に向かって使い器用に両方こなす出来る料理人とある食材について話す。すると口を挟んできた針妙丸、それなりに満ちたのか撫でていた腹から腰へと手を動かして何の話かと見上げてきた。また質問か凝りないな、なんて見下ろしながら煙を吐くと、煙の奥で、ねぇ、と苦笑いしている女将が見えた。

 何か言い淀む事なんてあるか?

 困り顔の理由を考えるがすぐに思いついた、針妙丸も妖怪だけれどあたしやミスティアのような完全な人外とは言いにくい見た目だ、ちょっとだけサイズが慎ましやかなだけで尻尾もなければ羽もない姿だ。小さいだけで人間と左程変わらない見た目、そんな相手に食材をバラすのは気が引けるってところだろう、ならここは誤魔化すとしよう。 

 

「当然飯の話よ、牛すじって言ったでしょ? ここのおでんダネにもあるけど、それも美味しいって話、ねぇ女将?」

 

 テキトーでそれっぽい話を振るとこっちを向いたなぜなに少女、この屋台で食える腱の話を少し話すとそれはないの? なんて今度は女将へと視線を向けた。

 筋の話を振りながら話の筋もちょいとずらす、ついでにあたしからズレ見られなくなった視線の裏で、目を合わせている女将に向かって唇を尖らせ声無く囀って見せた。 

 

「あれは冬場だけなんです、寒くなったらまた寄ってくださいな」

「冬だけかぁ、残念。でも、おでんもいいなぁ」

 

 音無く鳴らした口三味線は仕草だけできちんと通じたようで、あたしの話に合わせ嘘のセッションをしてくれた女将さん、さすがに歌い手さんだ、楽器に合わせるのはお手の物らしい。返答を聞いて残念がるお姫様にごめんなさいねと、断りつつも上塗りをして後の客まで得ようとする名女将っぷりを見せてくれた。

 先程の困惑するような顔色ではなく後の楽しみとしておけと言うような、どこか誘うような雰囲気を見せる苦笑を浮かべ、お詫びに一節と咳払いをするヴォーカリスト。

 

――さくら~さくら~♪ じんじゃもつかもみわたすかぎり~♪――

――春風や~教えておくれ~♪ 明日のおかずと今晩のおかず~♪――

――さくら~さくら~ さくらを見ている愚かな人間をさらえ~♪――

――桜を切ったら叱られた~♪ 正直に言ったら感動された~♪―― 

 

 女将が歌い始めると最初は『ん?』という顔をしていた針妙丸、けれどもノリの良いメロディーや聞き惚れる歌声に負けたのか、楽しげに笑み始めた。

 あたしは何度も耳にしているしこの歌は花の異変でも聞いている、その為違和感などとうにないが、初めて聞くには確かにアレな歌詞なのかもしれない、どこか聞き覚えのあるメロディーにノセるのはやっぱり聞き覚えのある歌詞。省略しすぎていてよくわからないがソレもソレでいいのだろう、若者に人気があるって話だし、古狸であるあたしにはわからなくて当然だ。

 それでも耳馴染みはいいし小難しい事もなくて、ちょっと耳を傾けるには最適だと思える女将の音楽活動、姫も楽しそうだし、楽しいのならなんでもいいなと煙管咥えて聞き入った。


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