東方狸囃子   作:ほりごたつ

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第百二十九話 花を拝み、蕾を憂う

 発起人である幻想の大家さんの宣言で始まった第一回幻想郷追いかけっこ。

 我も我もと騒ぎ始めてから今朝で丁度一週間になる、霧の湖に始まって昨日の妖怪のお山で大捕り物となった逃げ役が天邪鬼だけのかくれんぼ。

 今日も今日とて何処だと騒ぐ人妖があっちこっちで煩くて堪らないが、小槌も壊してやった事だし後は逃げ役が消耗しきって疲れ果て誰かにとっ捕まる瞬間を眺み、あいつの嫌う高笑いをしてやればいいだけとなった。

 早く誰か追い詰めてくれないかと里の甘味処で買った見舞いのお菓子と白徳利をぶら下げて、白い着物の裾を払いながら長く続く神社の階段を朱色の鳥居に向かい登っている。

 朝っぱらからの見舞いなら他に行く先があるだろう。そんな事を言われるためにわざわざ来たというのもあるが、昨晩過ごした紅いお屋敷の従者が今日辺り巫女達や黒白を誘って遊びに出ると聞いて、出発前の陣中見舞いでも思いと尻尾揺らして石段を登る。

 異変となれば動くのが今集まっているだろう少女たちで、彼女達が動くならそろそろ終わりも近いのかなと半分くらい考えている。空飛ぶ部類の少女達が数人もいれば解決なんて一瞬だろうと思う反面、今回は異変というより討伐に近いもので下手すれば小町の船に揺られる事になり兼ねない。さすがにしぶとい少女達しかいないから心配などはしていないが、散らす前に散らないように老婆心ながら様子見に来てみた。

 ちなみにわかりやすく言葉の綾で言っただけで、あたしとしては未だ現役真っ只中だと考えているからその辺りは聞き流して欲しい。

 

 鳥居の端をたらたらくぐると少し剥がれた石畳の参道でキャイキャイと騒ぐ少女達。

 黒白青白緑白と白を貴重にそれぞれ差し色が入るうら若き乙女達、赤が足りないなと社務所を見ると『巫女、空に知ろしめす。すべて世は事も無し』

 なんて祝詞を上げてもいいくらいに、ぼけっと空を見上げいつも通りにお茶を啜る姿があった。

 おめでたいのが動かないなら今日は捕まらないだろうなと安心し、あたしもいつも通りに縁側に腰掛けてまったり煙を楽しみ始めた。

 

 キャッキャと騒ぐ四人を余所に小さな姫と二人でお茶を啜る楽園の素敵な巫女さんに、土産の包を手渡すと入れ違いで湯のみが差し出された。また少し育って、十寸くらいになった姫様から湯のみを受け取りありがとうと微笑むと、小さな手を小さく振って紅白から差し出された豆大福を頭に被るはずのお椀で受けて、小さくちぎって頬張り始めた。

 まるまる一個抱えて食うのはいいが全部食うのに何日くらい掛かるのだろうか、日が経てば経つほど皮も硬くなり食べにくくなりそうだ。そうなったら湯で溶いてぜんざいなんてのもいいな、そんな事を咥え煙管で考えていると自分の分はちぎり終えた姫から残りを差し出された。

 土産に持ってきたものを貰うのも気が引けて他の誰かに渡せと言ったが、貰ったのなら私の物でお裾分けくらい受け取れと、あたしの腿の上で喧しくなり始めた。言われてみればそれもそうかと素直に受け取り頬張ると、隣の縁側でなんで粒餡じゃないんだと騒ぐのは黒白。土産に文句を言うなんてと一瞬考えたが、食べ始めたならあれは黒白のモノであたしが口を出す事でもないなと、細かいことは気にせずに頬張った。

 指についた団子粉を舐めているとその黒白から話しかけられる。

 

「おい、贔屓妖怪! 咲夜だけに教えるなんて狡いぜ」

「そうですよ、新聞読みました! わざと逃してなにしてるんですか!」

「幽々子様も紫様ばっかりアヤメのご飯食べて狡い! 贔屓して狡い! と仰っていました、そのせいで食欲に傾く一方で困ります」

 

「三者三様に責められても困るわ、咲夜のせいなんだから助けて」

「私は御嬢様から追いかけるヒントを聞いただけで‥‥アヤメ様が直接話してくださり、私に内緒だと言ってくだされば秘密にしたのですが、自業自得ですわ」 

 

 青白の助け舟は乗船前に離岸してしまった、それならあっちの紅白に助けてもらおうとチラリと見ると目を逸らされる。能力使って逸していないのに向こうから逸らされるとは、また御嬢様に運命でも弄ばれて勝手に逸れるようになったのだろうか。

 意識せずに勝手に発動するようになったら困る、無意識の妹じゃないが焼き鳥の串が手元から逸れるなんてあったらあれの髪にも触れられなくなる、そうなってしまったのならいっそ何かを閉じて無意識下で動けるようになってみるか?

 いやいや、それはやめておこう。そもそも閉じるモノがあたしにはないのだ、それに無意識で事後でした、なんて事になったらたまったものではない。

 四人を放って要らぬ心配をしていると、それぞれヒントを寄越せと騒ぎ始めたメイド長以外の三人。そのつもりで来たし全員一緒でいいのならと条件を付けると、咲夜だけ二つで狡いと喧しくなった。あたしの能力云々は兎も角として、元はといえばこれはレミリアのせいか。

 ならいいや、押し付けよう。

 

「あたしはレミリアに言ったの、レミリアが咲夜にだけ教えたのが悪いのよ。幽々子も同じで悪いのは紫さん」

 

「それもそうか、咲夜は直接お前から聞いてないもんな」

「なるほど、言われてみればそうですね」

「いつも食べている紫様が幽々子様の分を用意しないのが悪い、そういう事ですか」

 

 あたしへの注意力を少し逸らして矛先を吸血鬼に向けると、綺麗に話の筋を逸れていってくれる三人。メイド長は直接聞いた事実を再確認しただけで元々逸れるものがないが、主に向けられる難癖を聞いて面白いのか、手の甲で口元を隠して笑んでいる。素直に聞けばこれはおかしいと気がつくが、メイド長も注意力が逸れているからおかしい事に気がつかない。

 とりあえず押し付けて煙に巻けたし細かいところはどうでもいいか、少女達で遊ぶのはこのくらいにしておいてそろそろ本題に入ろう、これから四人でお出かけらしいし景気付けと注意喚起をしておこう。

 

「結果論だけど確かに咲夜だけ狡いわね、贔屓したら後が怖いし‥じゃあこうしましょう、ヒント代わりにちょっとしたお遊びをしましょうか」

「遊び? 何をするんだ?」

 

 魔女っ子帽子の上にクエスチョンマークが見えそうな普通の人間の魔法使い。

 魔理沙が肩から下げたかばんの中に入っているだろう魔道具を構える仕草を見せると、お? と興味を持ってくれた。

 

「魔理沙の得意な魔砲、それの全力であたしを撃墜するだけよ。簡単でしょ?」

「なんだ、景気付けに弾幕ごっこか。吹っ掛けてくるなんて珍しいな」

 

「あたしは攻撃しないから、落とすつもりで撃ってきていいわ」

 

 腿にいる姫を右手で掴み言うだけ言って先に浮上する。

 神社に影響が出ないくらいの高さまで浮き上がり、下から見上げている魔理沙に左手で持った煙管で差して、いくらでも撃ってこいと煽るように先をクイッと二回持ち上げた。

 あたしの右手が巻き込むなと騒がしいが何ともないから大丈夫と、先ほどの笑みを見せると魔理沙とあたしを見比べて口だけじゃないと見せてみろと小さな胸を張ってみせた、期待に答えられるかはわからないが驚いてくれると嬉しい。

 話している間に魔理沙のチャージが終わったらしく、あたしに対して向けている右手の先が眩しく輝いき放たれた。轟音と共に吐出された魔力の光線が向かってきて姫が煩いが、煙管に葉を込めながら上方へと逸らすと魔光とあたしを見比べて驚いたような顔をしていた。

 魔砲を打ち切り、下から見上げている魔理沙もサイズは違うが同じような顔をしていて、何が起きたのか分かっていないようだったから遊びに対してのネタばらしをする事にした。

 

「全力でと言ったつもりだったけど聞こえなかった?」

「アリスから聞いてたけど反則だぜ! あれじゃ当たらないじゃないか!」

 

「弾幕ごっこじゃないもの、気にせず好きにさせてもらうわ」

「あ? 全力で撃ってこいって言ったじゃないか!」

 

「言い換える? 殺すつもりで撃ってきてもいいわよ?」

 

 右手の先で本気で離せと煩い姫を離して肩に座らせて離れないほうが安全だと伝えてから、再度魔法使いを煽る。殺すなんてと渋る魔理沙に、当たればアリスを超えられると同じ魔法使いをダシに煽ると、八卦炉を数秒見つめてから両手で構えてチャージを始めた。

 キィンと耳につく高音を放ちながら八卦炉の中心に集まっていく眩い光。集まる光を見つめていると右の肩から本当に大丈夫なのかと心配そうな声が聞こえるが、目を瞑っていても大丈夫とウインクをして返答した。

 全力全開には見えないがさっきよりは数段火力があるように思える魔力の収束を感じて、姫から魔理沙に視線を移すと、両手で構えて片足を背後に伸ばして踏ん張りを見せる魔理沙がいた。

 煙管に火を入れ一息吐いて先ほどのように咥え煙管で左手で煽ってやる、何かを叫ぶ口の動きが見えた後弾幕ごっこでは見られない勢いで高出力の魔砲が空を焼いた。太く激しく収束した魔力の本流が眼前に迫る頃右肩でひぃっと聞こえるが、クスリと笑いこれを逸らす。いつかの人形遣いにやったようにあたしから弧を描き逸れるように、魔力の本流を中心から花開かすように逸らし散らして流し切り、何事もなく姫に声を掛けた。

 

「驚いた?」

「驚くわよ、そりゃあ。何これ?」

 

 間近で驚きを提供できて大満足だと笑むと、さっきの黒白のように頭の上に記号を浮かべてくれるお姫様。その顔が見たくてやったのだと伝えると眉をハの字にして更に不思議そうな顔をしてくれた、相手が誰であろうとも初見ではほとんどこんな顔をする。

 なんとも堪らない。

 

「遊びって言ったじゃない」

「いや、そこじゃなくてさ、何をしたの?」

 

「何かしたように見えた?」

 

 首を傾げて悩み始めるお姫様が愛くるしくてクスクスと笑み右の袖で隠す。

 笑みも声も届かないくらいに悩んでから、針が刺さらないのと一緒かと考えた先の答えを述べてくれたので正解だと伝えてそのまま地上に降りた。

 地上に降りるとさっきのはなんだと騒ぐ三人。

 メイド長には妹蝙蝠とお友達になった時に話していたからネタバレしているが、実際に見えるものを逸らすところは初めて見せたはずで、左手を上げて指先だけを振ると何か納得する表情になった。何がどうなったと煩い黒白緑白二人、黒白以外は知ってそうだが触りだけ教えてあげた。

 

「化け狸の化かし合い、楽しめたかしら?」

「アリスの言った通りだったぜ、何もされずに嗤われるのがこんなにイライラするとは思わなかった! 弾幕ごっこじゃ手抜きしてたのかよ!」

 

「当たらない弾幕ごっことか遊びにならないじゃない、楽しくない事はしないわ。それにあたしで苛つけてよかったのよ? 正邪相手に苛ついてたら痛いじゃ済まないかもしれない‥あれもここまでじゃないとは思うけど似たような事をするから、気をつけなさい」

 

 言うだけ言って煙管を右手で軽く叩き、燃え尽きた葉を落として踏み消した、そのまま四人の視界に入るようにくるくると回してから帯に挿す。魔理沙に睨まれているが気にはしない。

 あたしの煙管を眺める表情を見るに全員新聞で読んではいるようで、失くした煙管はアイツが持っていると知っているようだ、それならば話が早いだろう。

 

「あの」

「はい妖夢、何かしら?」

 

 小さく挙手する妖夢に平手で促し質問を聞いた、夏場のあれと一緒ですか?

 そう問われて、正解だと答えると背中にしまった二刀のような鋭い表情でわかりましたと答えてくれる。正邪に剣術が通じないかもしれない、言わずとも伝わったようで楽ができた。

 他には何かあるかね。

 

「それって煙管の力ですか? アヤメさんの能力ですか?」

「正邪も出来るんだろ? なら煙管でどうにかしてるんじゃないか?」

 

「そうですねぇ、煙管を持っている時に外れましたし」

「て事はあいつが持ってたら弾幕が当たらないって事だな、確かにヒントだ! ありがとうな、アヤメ」

 

 早苗の質問に対して持論を述べる魔法使い、研究家の素養を見せる者らしくたどり着ける答えを述べてくれた、あたしに対して宛がうにはまだまだ甘い答えだが、天邪鬼に対しては正解だしヒントとしてはこれくらいで十分だろう。

 唯一知っているメイド長だけは小さく微笑んでいるが、理解してくれたのだろうか?

 まぁいいか、時間に対しての対策は多分ないだろうし、この子なら退き時を心得ているはずだ、先の異変で妖器に動かされた先、竹林で襲ってきた狼女を返り討ちにしてその後引いて見せてくれた実績がある。

 ふむ、心配事もそれほどないようだし、とりあえず物思いは後にしよう、眩しい笑みを見せて感謝してくれたわけだし、最後に〆て送り出そう。

 

「どういたしまして、ついでに長生きのコツも教えておくわ。追いかける時は程々に、危なくなったら全力で逃げるってのがコツよ」

 

 あたしを見ている少女四人に年配者からのアドバイスを伝えて座っていた縁側に戻る。

 すっかり冷めた湯のみに手を伸ばして一息で飲み干し、少女四人にいってらっしゃいと改めて手を振った。会釈やら深い礼やらそれぞれ返してくれて飛び立っていく四人を眺めて、姫を腿に戻して湯のみを両手で携えていると横に腰掛けた巫女が急須を差し出してきた。おかわりがもらえるくらいには楽しんでくれたようだ、素直に湯のみを差し出しておかわりを啜ると巫女から遊びの感想を貰うことが出来た。

 

「萃香の言っていた意味がわかったわ」

「可愛いって? それとも綺麗って言ってた?」

 

「紫は殴り甲斐がない、アヤメは殴るまでが面倒臭い」

「あの反則妖怪と一緒くたにしないでくれる?」

 

 口についた反則妖怪の様に着物の袖で口元を隠して瞳だけで笑みを伝えるが、気色悪いからやめなさいと一言ピシャリと言われしまいいつものやる気ない顔に戻した。

 腿から見上げている姫からも胡散臭い等と言われてしまい、せめて面倒臭いにしておいてくれとお願いすると、その訂正が面倒臭いなどと言われてしまった。

 格好良いところを見せてもっとちやほやされる予定だったのだが、予定は未定とはよく言ったもので思い通りにはならないなとクスリと笑った。

 目を細めて笑んでいると、小さな笑い声を聞いた巫女から更に遊びの感想を貰えた。

 

「なんでまたアドバイスなんてしたの?」

「聞いた千遍より見た一遍、千遍ではなく百文だったかしら? なんでもいいか、一度見れば慌てないでしょ? 本気で逃げる妖怪相手、何をしてくるかわからないし一発貰えばお終いよ? まだ終わるには早いし勿体無いわ」

 

「あ~、だから魔理沙を煽ったのね」

「人里でも思ったけどあの子は危ういわ。全力で物事に当たるのは長所だけれど、軽く煽られた程度で張り切っては危ない。今日はここで無駄撃ちしていったし、無茶はしないでしょ」

 

「見てる『だけ』しかしないからよく見てるのね、それより人間の里?」

「姫の起こした異変で赤蛮奇がやらかしはぐった事、聞いてない?」

 

 そんな事もあったようなと顔を傾けて悩む素振りを見せる幻想郷の守護者。

 それでいいのかとジト目で見るとなによとジト目で返される、怖い巫女さんになんでもないと返答すると鼻を鳴らして茶を啜り始めた。

 本当に格好いい所を見せた後だろうか? 少し悩んでいると腿の上の姫から声を掛けられた。

 

「聞いた通り世話焼きさんなのね」

「うん? 姫に何かしたかしら?」

 

「小槌の話よ、鬼から聞いたわ…ありがとう」

「あぁ、ついでだし本命の方はまだ寝てるから結果姫だけ甘い汁を吸ったのよね、丁度いいから何か頂戴」

 

 お椀を両手で抱えて小さな頭を下げている姫、下げた頭を優しく摘んでゆっくり持ち上げてお椀を取り上げると、それは渡せんと騒ぐので徳利の酒を注いで腿に置いた。

 お椀の三割ほど注いでチャポンと徳利を揺らして、笑む姫に酔った顔を見せろと告げると両手で抱えて止まるので徳利の口を優しく当てた。コツンと当たりふらつく姫の背に右手を置いて徳利を軽く傾ける、いけと煽るとゆっくりと飲み干していった。

 綺麗に空いたお椀にもう一度同じ量注ぐと横に湯のみが突き出されて、湯のみの主を見ずに並々と注いだ。動かす時に少し溢れて着物に少し染みてしまうが、軽く撫でて染みを消すと湯のみを口につけて傾ける巫女から、爺さんみたいだととんでもない事を言われてしまった。

 

「せめて‥‥いや、そもそも性別が」

「あぁ、仕草の事よ、撫でて元通りにするやつ。運昇翁もそうやって怪我を治してたわ」

 

「ついに仙人にでもなったの、あの爺さん」

「河童の薬だって、新米の仙人から聞いたのよ」

 

 新米ってことはあっちの仙人か、爺趣味があったとは知らなかった。爺好きなら今の天魔が打ってつけで、住まいも近いしくっついたらいいんじゃないかね。両方の需要を満たせるし互いに好みの相手のはずだ、エロ爺に言いに行くのは面倒臭いからどっかで新米仙人を見かけたら提案してみよう。考えながらも腿のお椀が空いた隙を見逃さず、お姫様に三度目のお酌をしてそろそろあたしもと徳利を傾けたが、空になった湯のみが視界に入りそっちに注いでいると巫女の湯のみが再度出てくる。

 巫女にも二度目のお酌をして、徳利をあたしと巫女の間に置いてからの湯のみを差し出してみた。何も言われず素直に注がれて湯のみを合わせてまったりと飲む。少し頬が桜色になってきた姫から視線を上げて散り始めた桜を眺む。今のような散り際も美しいし葉桜になっても力強くて良いものだ、飛んでいった蕾達も強い葉桜になってくれればな。

 散りゆく桜を惜しみつつ、開花を待つ蕾が消えていった空を眺めた。 


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