暴君の家庭教師になりました。   作:花菜

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ようやく後編にこぎつけました。
これも皆様のおかげです。
ありがとうございます。

あと、白蘭の一人称間違えてました。すみません。

今回は本編のこれからのネタバレになっていますので、気を付けてください。
あと、白蘭が軽くディスられているので、白蘭好きは注意してください。




あったかもしれない邂逅 後編

「何しに来たのさ、白蘭」

「えー、つれないなツナくん。

 用がなくちゃ会いにきちゃいけないの?」

「むしろ、用があっても来ないでほしいですね」

「こればっかりは同感だね」

 

 骸と雲雀さんの冷たい視線にも白蘭のにやにやとして笑みは崩れることがない。

 正一くんはオロオロしている。

 と、レオさんがなんだか、不思議そうに白蘭を見ている。

 

「レオさん、白蘭のことも知っているんですか?」

「ええ。

 あれでしょう。

 なんか、黒歴史を山ほど作ったあげく、ユニちゃんに振られた可哀想な子」

 

「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「ぶふぉっ!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」

 

 凄まじい人物評価に思わず全員が噴き出した。

 

「ちょ、ちょっとツナ君この失礼な人だれ!?」

「ぷっ、くくくっ!!

 ――そうですか。

 実はあなた可哀想な人だったんですね。くっ」

「……まったく、いきなり僕の腹筋を壊そうとするなんて……ぷっ」

  

 滅多に爆笑なんかしない、骸と雲雀さんも腹筋が痙攣しているようである。

 

「なに、オマエ知らないの?」

「知らないよ、こんな人!!

 ちょっと正ちゃんもなんとか言って――って笑いすぎて芋虫みたいになってるーー!」

「――びゃ、びゃくらんさんを、かわいそうな、ひと、ってーー」

 

「あら、大変。

 はい、落ち着いてゆっくり息をすって、そう、それからゆっくり吐いてねー」

 

 穏やかな声で正一くんに、語り掛ける姿は小学校の時の保健室の先生のようにも見える。

 

 ……しかし、レオさんのことを白蘭は知らなくて、レオさんは知ってるっていうことはあり得るのだろうか?

 

「ところで本当に何しに来たのさ、黒歴史製造機」

「ちょっとツナくんまでやめてくれる!!

 ああ、また正ちゃんが痙攣してる!?」

「天使というよりも堕天使だよなコイツは」

「確かにそうだな。迷惑しか掛けない奴だし」

「極限、面倒な奴だな」

「ひどくない!?」

 

 嘆く白蘭。

 そんなこと言われても、コイツには恩より迷惑かけられた方が圧倒的に多いしな。

 

「天使ですって?」

「どうかしました、レオさん?」

 

 振り返れば、レオさんが憮然とした表情をしている。

 なんかあったの?

 キッと白蘭を睨みつける。

 

「羽があるだけで、天使なんて私は認めません。

 天使とは中身も伴ったこういう方をいうんですよ!?

 出でよ! 世界の天使ニャンザス様!!」

 

 宣言と共に、藍の炎がレオさんの手に集まる!!

 それは人の形をとり――

 

「にゃ?

 なんにゃ?」

「これこそ天使と呼ぶ存在ですよ!!」

 

 黒猫耳が生えたちっちゃいザンザスが現れた!!

 

「何それ、かわいい。僕に抱っこさせなよ」

「……私も抱っこしたい……」

 

 ああ!

 小動物好きな雲雀さんと、猫好きなクロームが陥落した!!

 あ、獄寺くんもうずうずしている。

 

「獄寺くんも抱っこさせてもらったら?」

「!? いえ、Ⅹ代目。

 ちっさくて猫耳生えているとはいえ、ザンザスの小さい版なんて俺は何とも思っていません!!」

「そう?

 俺は抱っこさせてもらうけど」

 

 何か途轍もない癒しオーラを感じるし。

 すごく癒されたい気分だから。

 

「あ、いやⅩ代目が抱っこするならば、まず俺がちゃんとあいつが危害加えないか確かめます!」

「俺様、危害なんか加えないにゃ」

 

 ぷんぷんと怒るニャンザス様。

 すごく可愛い。

 

「どうです!

 これこそ、全宇宙の至上の癒し、ボンゴレのマスコット天使、ニャンザス様です!!」

「にゃ! よろしくにゃ!!」

「白蘭さんの完敗ですね」

「正ちゃんまで酷い!!」

 

 嘆く白蘭はほっといて、猫耳をぴこぴこするニャンザス様に皆が癒される中、怒り狂う男がいた。

 

「待て、なんだソイツは!!??」

「あら、ザンザス坊ちゃんの分身体のニャンザス様ですよ」

 

 激昂するザンザスに軽く返す、レオさん。

 にこにこして全く動じる気配はない。

 

「昔、坊ちゃんがハロウィンで黒猫ちゃんになったことがあるんですけど、それがどうしても忘れられなかったら、いつの間にかニャンザス様が降臨されたのです!!」

「ようはテメエこのふざけた生き物、霧の炎で生み出しやがったな!?」

「ふふ。正解です。

 向こうの坊ちゃんも同じこと言ってましたよ」

「俺様ふざけた生き物じゃないにゃ」

「そうだよ、こんなに可愛い生き物じゃないか」

「……すごく可愛いと思う」

「そうだ! すごく猫耳ふわふわだぞ!」

「肉球もぷにぷにだぞ、ザンザス!!」

「テメエら陥落してんじゃねえっっ!!!」

 

 雲雀さん、クローム、スクアーロ、ディーノさんという珍しい組み合わせからの抗議に、怒鳴るザンザス。

 ニャンザス様は黙ってもふもふされていたが、ふとこちらへ目を見開いて見つめているⅨ代目に気付くと、レオさんの腕の中から飛び降りる。

 ててて、とⅨ代目に近づくと、こてりと首を傾ける。

 

「パパン、どうしたにゃ?」

「!!!」

 

 愛らしいもう一人の息子の問いに、その『パパン』の響きにⅨ代目が衝撃を受けたのが分かる。

 

「パパン……くっ!」

 

 思わず目頭を押さえるⅨ代目

 こんな愛らしい息子にパパンと呼ばれれば、涙する気持ちも分かる。

 

「パパンなんで、泣いてるにゃ?」

「パパン……パパン……!!」

 

 感極まって、言葉が不自由になるⅨ代目。

 猫耳と猫しっぽがゆらゆら揺れている。

 あ、いつの間にかクロームと雲雀さんがRECしてる。

 

「どうしたにゃ?

 いじめられたにゃ?

 ザンザスに怒られたにゃ?」

「誰も怒ってねえよ、猫耳生物!」

 

 いや、怒ってんじゃん。

 米神がぴくぴくしてるし、炎が出てきそうな勢いだよ。

 暴君様のそんな態度にもニャンザス様は怯むことがない。

 

「じゃあ、なんでパパンは泣いてるにゃ?」

「知らねえよっ!

 第一、いじめられてんのは俺の方だ!!」

 

 ……まあ、確かにあの強引な若返りの求め方は、いじめともとれる……かな?

 

「にゃ!?

 ザンザス、パパンにいじめられてるにゃ?」

「!!

 いや、そんなことは!!」

 

 衝撃を受けるニャンザス様に慌ててⅨ代目は手を振りまくって否定する。

 

「にゃー。 

 ……パパン、もしかして、俺様やザンザスのことがキライにゃ?」

 

 大きな赤い瞳を潤ませて、ニャンザス様が問う。

 

「! そ、そんなことは――」

「にゃーっ!! パパン、俺様とザンザスのことがキライにゃあっ!!」

 

 ニャンザス様はそのまま、レオさんの胸に飛び込む。

 

「ちょっと、何ニャンザス様を泣かせるなんて最低なことやってんの!」

「……ニャンザス様いじめないで……」

「なんてひどいことしやがるっ!!」

「ひでえっ!!」

「最低ですね」

「……最低……」

 

 皆の冷たい視線がⅨ代目にどすどすと突き刺さる。

 

「違うんじゃーっっっ!!

 儂は儂は、ザンザスもニャンくんも大好きなんじゃーっ!!!」

「!!!」

 

 その魂の絶叫にザンザスが目を見開く。

 ニャンザス様が目を潤ませたまま、Ⅸ代目を振り返る。

 

「にゃー、ほんとにゃ?」

「本当じゃあっ!!」

「ほんとにほんとにゃ?」

「本当じゃ!

 儂は、儂はザンザスが儂の息子になってくれてこの上ないぐらい幸せだったんじゃ!

 ザンザス以外の息子など儂はいらんっ!!

 儂はザンザスが大好きなんじゃあっっ!!!」

 

 唐突に行われたⅨ代目の息子への愛の絶叫に、ザンザスが固まる。

 

「やっと本音がでましたね」

 

 レオさんの呟きに、皆が我に返った。

 

 ――あー。

 これを狙ってたのか……。

 

 凍り付いていたザンザスも我に返ったのか、自分の聞いた言葉を疑っているのか、Ⅸ代目を凝視している。

 

「パパン、ザンザスのこと大好きにゃ?」

「大好きじゃ! 世界で一番大好きなんじゃあ!!!」

「良かったにゃ、ザンザス。

 パパンはオマエのこと大好きにゃ」

「…………………うるせえ………………」

 

 そっぽを向くザンザス。

 だけど、その耳が赤く染まっている。

 

「あ、照れてるにゃ!」

「うるせえっ!」

 

 その怒鳴る声にもいつも程の迫力はない。

 ああ。嬉しいんだな、ザンザス。

 オマエもⅨ代目もこうやって、素直に向き合えば良かったんだな。

 

「良かったですね。坊ちゃん」

 

 目にハンカチをそっとあてて、呟くレオさん。

 

「ありがとうございます。レオさん」

「お礼を言われるほどではありませんよ。

 どの世界でも私には坊ちゃんが幸せになってくれれば嬉しいですから」

 

 にっこりと微笑む姿は聖母のようだった。

 

 ……しかし、こうしてよく見ると、レオさんてどこかで見たような……

 

「ふふ。

 それにこちらでもあの子達も元気そうで良かった」

「あの子達?」

「ええ。

 骸と千種と犬とクローム。

 あの子達は今、私が引き取って一緒に住んでいるので」

「え!?

 そうなんですか!?」

 

 また更に驚く情報を聞いてしまった。

 

「そうなの。

 皆、まだ子供だけど、すっごく可愛いですよ」

「ええ…………」

 

 そんな世界もあるんだ。

 黒曜の皆も普通の子供みたいに暮らしているような世界か。

 ふと、気付けば骸たちが目を見開き、こちらを信じられないものを見るみたいにこちらに注目していた。

 いつの間にか、話を聞いていたらしい。

 

「……ずるいぴょん……」

 

 犬が泣きそうな顔で呟く。

 レオさんはそっと近づいていき、やっぱり泣き出しそうな千種やクロームも一緒に優しく抱きしめた。

 

「ごめんね。こちらでは出会えなくて」

 

 ぐずる彼らを優しい手つきで撫でるレオさん。

 その姿は本当に彼らの母親だった。

 呆然とする骸にも手を伸ばし、頭を撫でる。

 その手を骸が避けなかったのは意外だった。

 不意打ちだったからだろうか。

 

 それとも――アイツもあんな風に優しくしてもらいたいと思ったことがあるのだろうか。

 

「皆、今はちゃんとご飯は食べてる?

 大変な思いはしてない?」

「大丈夫だぴょん」

「……平気……」

「……皆がいてくれるから、大丈夫……」

「……そう、良かったわ」

 

 ぎゅうぎゅう抱き付く彼らを、穏やかな眼差しで見つめるレオさん。

 その姿だけ見れば、先ほど怒っていたのが嘘のように思える。

 

「あの、レオさん。

 骸たちを引き取ってって、いつ頃からですか?

「そうね、あの子達を私が引き取ったのは丁度、私達がエストラーネオファミリーの研究所を潰した時ぐらいだから、だいたいあの子達が5,6歳ぐらいの時からかしらね」

「「「「「「「「「「「「「「「「え゛?」」」」」」」」」」」」」」」」

 

 ――あの元凶潰したのこのヒト!?

 

 のんびりとした返事に比べて相当物騒なことを告げられ、やっぱりこの人もマフィア関係者なんだなあ、と納得した。

 

 骸たちの目が驚きのあまり零れ落ちそうになっている。

 それはそうだろう。

 自分達を文字通り死ぬほど酷い目に合わせたファミリーを見た目穏やかそうな女性が潰したっていうんだから、驚きもするよな。

 

「まあ、私一人じゃなく、ヴァリアーとCEDEFの力を借りましたから、そんなに驚くようなことじゃないんですよ」

「いや、ヴァリアーとCEDEFを動員できたっていう事実だけで、驚きますよ!」

 

 俺が思わず突っ込むと「あら、やっぱりツナくんはツッコミの星ね」とか言われた。

 ――どんな役職ですかそれ!?

 

「……まあ、レオさんのところでは色々敵対関係とか親子関係とかがマシになってるってことなんだな」

「まあ、そういうことになりますねえ」

 

 ディーノさんがまとめると、頷くレオさん。

 

「じゃあ、うちのボスも少しは大人しくなってるってことかあ゛!?」

「んー、まあ仕事の時は別ですけど、普段は紳士ですよ」

「ってことは、わがままじゃない上、俺に対する八つ当たりも減ってるってことかあ゛あ゛あ゛っ!?!?!?」

 

 スクアーロの魂の叫びが響き渡る。

 皆が静まり返る中――

 

「スクアーロ。」

「あ゛?」

「ごめんね。」

「本気で済まなさそうにすんなよお゛お゛お゛お゛っっっ!!!」

 

 心底、申し訳なさそうに謝るレオさん。

 スクアーロが絶叫するのも仕方がない。

 もはや彼がどの世界でもザンザスに八つ当たりされるのは、宇宙の真理としか言うしかないのだろうか。

 

「あ、でも骸や恭弥くんは割と仲が良いですよ」

「「はああっっ!?

 誰がこんな奴と仲が良いって(ですって)!?!?」」

 

 犬猿の仲というしかない二人の仲が良い!?

 

 またまた驚きの事実に見事な二重奏で否定する骸と雲雀さん。

 しかも、レオさん雲雀さんのこと恭弥くんって呼んでたような……。

 

「おいおい、レオさん。

 キョウヤとも仲が良いのか?」

「ええ、まあ。

 雲雀翁経由でお知り合いになって、それで色々関係があることがわかってからは割とうちにも遊びというか修行しにきてましたし、犬や千種やクロームの面倒を見てくれることもありましたから。

 特にクロームとは小動物好きということもあって、仲が良いと思いますよ」

「なんですって!?

 何してるんですか、雲雀恭弥!?

 勝手にクロームと仲良くなるなんて!?

 僕は許可してませんよ!!」

「うるさいよ!!

 向こうの世界の僕に文句を言いなよ!!

 第一、僕が群れるなんてありえないから!!!」

 

 この二人の仲が良い……?

 

「あのレオさん。

 本当にあの二人そっちの世界で仲が良いんですか?」

「ええ。

 割と仲良く二人で修行したりしてますよ。

 お互いに良いライバルなんでしょう。

 実力も拮抗してるし」

 

 …………うーん。

 レオさんの『仲が良い』と俺の考える『仲が良い』ってなんか百万光年ぐらい隔たりがあるような……

 

「それにあの二人って性格とか良く似てるでしょう」

「ああ、確かに」

「「ちょっと、失礼なこと言わないでよ(ください)!

 真似しないで(ください)!!」」

「まあ、そっくり」

 

 お互いに同時に文句を言いあう姿は双子の如くそっくりだった。

 

 ……ああ、こうしてみるとこの二人、似て無いようで根本が本当にそっくりだな……どっちも問題児だし……。

 

 二人に怒鳴られてもやっぱりレオさんはにこにこだ。

 

 ……うーん強い。 

 このヒトいてくれたら、俺も胃痛から解放されるのかなあ?

 それともなんか拮抗して、やっぱり変わんないのかなあ?

 

「たぶん、大きな変化はないですよ」

「心読まないでください」

 

 微笑んでいたレオさんが、何かに気付いたような顔になる。

 

「どうしました?」

「たぶん、だけどそろそろ私が元の世界に還る時間みたいね」

「え?

 もうですか?」

 

 とはいえ、一時間ぐらい立つのだから、10年バズーカに比べればかなり持った方だろう。

 

「ええ。あと数分みたいね」

「そっか。

 なんかすみませんでした。

 変なことに巻き込んで」

「いいのよー。

 こっちの坊ちゃんも皆も元気そうなことが確認できたのは良かったわ」

 

 最後に俺もニャンザス様を抱っこさせてもらう。

 とってももふもふで可愛く癒されます。

 

「ツナも頑張ってるにゃ」

「ニャンザス様ああ!!!」

 

 ぷにぷにの肉球で撫でてもらう。

 死ぬほど癒される。

 この方欲しいなああ!!

 

「……ちょっと、僕からもきいていい?」

「なんだ、まだいたの白蘭」

「ツナくんさっきからひどくない!?」

 

 ――色々あってオマエの存在忘れてた。

 

 憤慨する白蘭だったが、改めてレオさんと向き合う。

 

「どうかしましたか?」

「……レオさん?

 僕は君みたいな印象的な女性をどこの世界でも見たことがないよ。

 でも、君は僕のことを知っていた。

 これってどういうこと?」

 

 誰かが息を飲んだ。

 それは俺だったかもしれない。

 確かに俺も一瞬気になったことだった。

 深く追及はしなかったけど、白蘭がレオさんの知らないのに知っているということはどういうことなのか?

 

「それは――」

「それは?」

「な・い・しょ♡」

 

 人差し指を唇にあてて、にっこりほほ笑むレオさん。

 茶目っ気に溢れたその笑顔は誰よりも美しかった。

 

「なんなのさそれっ!?」

「ふふ。

 女は秘密を着飾って美しくなるものなのよ。

 簡単にばらすことは出来ないわ。

 ――ですよね、リボーン先生?」

「……まあ、そうだな」

 

 ウインク付きでレオさんが笑い掛ければ、苦笑して同意するリボーン。

 その時の笑みは今までとは違う蠱惑的なものだった。

 大人の女性という感じの雰囲気にドキリとする。

 皆にお別れを惜しまれていた、ニャンザス様がレオさんの腕に飛び込む。

 

「レオ、タイムリミットにゃ!」

「あら、本当ですね。

 じゃあ皆、元気でね。

 Ⅸ代目も家光さんもマダオのままでいるんじゃありませんよ!」

「「はい……」」

 

 項垂れる二人を横目に、レオさんとニャンザス様は皆に大きく手を振って――

 

「あと、坊ちゃんは意外と押しに弱いから頑張ってね!!」

「ザンザスもパパン大好きだからしっかりするにゃっ!!」

「なんだそれは!?」

 

 ザンザスのツッコミにかぶせるように、激しい光と音と共に絶世の美女と黒猫耳の天使は消えてしまったのだった。

 




IF編終了となります。
その後を書くべきかどうか。

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