楽×マリー『オネガイ』その後   作:高橋徹

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千棘と小野寺と鶫。第56話「サクセン」(前)

ある日の放課後。

 

 

小野寺の提案により、小野寺・千棘・鶫の3人で、それぞれのデート(?)における作戦会議を開くことにした。

初めは帰り道にある喫茶店にでもしようとしていたのだが、鶫の提案により、楽や万里花と絶対に出くわさないよう、隣町の喫茶店に行くことにした。

 

 

「カフェオレお持ちしましたー♪」

「あ、ありがとうございます」

「ご注文は以上でよろしいでしょうか?」

「はい」

「それでは、失礼します」

 

「…」

 

注文したものが揃うまでは何気ない雑談で終わっていたのだが、いざ揃ってさあ本題、となると、3人は少し言葉に詰まってしまった。

「(…うう…こ、ここは…私から話し出すべきだよね…?)」

千棘が提案した集まりならば、いつもの明るい調子で引っ張ってくれるだろう。

鶫が提案した集まりならば、周到にデータを用意して、まるでプレゼンでもするかのように話し出してくれただろう。

しかし、今回の提案者は、小野寺である。

今でこそ、楽との距離を縮める為にかなりがんばってはいるのだが、元はおとなしい、控えめな女の子である。

まして、今回は内容が内容であるため、小野寺は第一声に迷っていた。

「(が、がんばらなきゃ!!スタートが肝心だもの!!)」

なんとか、心の内で決意を固めた。

しかし、この気合が派手に空回りすることになる。

「(よーし、『一条君をどう攻め落とそうか♪』って、リラックスした感じで話し出す…話し出す…話し出す…!)」

心の中で、最初の言葉を何度も繰り返す。

この時点で、中々攻めているのだが。

 

「よ、よし、じゃあ…」

いよいよ、話し出した。

小野寺の声に反応し、千棘と鶫は飲み物を飲みながらも、真剣な目を小野寺に向ける。

 

 

「一条君のどこを責めようか♪」

 

 

ばぼしゅうううっっっ

鶫と千棘が、飲んでいたコーヒーを派手にぶちまけた。

「きゃーーー!!ちょ、ちょっと、二人とも、大丈夫!?」

己の失言にまだ気付いていない小野寺は、いつも通りのリアクションをとる。

「げ、げほっ、げほっ…こ、小咲ちゃん…今なんて…?」

盛大にむせて、テーブルを拭きながらも千棘が小野寺に質問する。

「え…?…『一条君のどこを…』…」

ぴきっっっ

先程自分が発した言葉を丁寧になぞると、途中で事態の重さに気付いたようである。

ものの見事に固まった。

「…きゃーーーーーーー!!!わ、わた、わたししししし、何を言ってるのーーーー!!?」

尋常でない程パニックになる小野寺。

「お、落ち着いて、小咲ちゃん!『し』が多すぎるよ!」

割と冷静にツッコむ千棘。

 

数分後。

 

「…はぁ…はぁ…ふ、二人とも、ごめんね…取り乱しちゃって…」

落ち着きを取り戻すために、頼んだカフェオレを全て飲み干した小野寺。

喫茶店について15分と経たぬうちに、3人の前から飲み物が全て消えた。

しかも、何ら味わわれることも無く。

「だ、大丈夫ですよ、小野寺様…。…しかし、どうして先程のようなことを…?」

鶫は精一杯のフォローを入れながら、小野寺に聞いてみた。

「うぅ…わかんない…わかんないけど多分、今朝あんな夢を見たから…あ」

「え?」

「え」

 

「「「…」」」

 

三人とも、固まった。

 

「…やっぱり、小咲ちゃんも見たんだ…」

「う、うん…」

「そ、その、小野寺様の夢でのお相手は…?」

「!?鶫さん!?」

鶫が、さりげなくぶっこむ。

興味津々のようだ。

これが集やるりなら、目を輝かせて質問しているところだろう。

小野寺は少し迷ったが、この状況ではぐらかしてもしょうがないと判断したのか、観念したような顔になる。

「…い、一条…君…」

顔からしゅーしゅーと湯気が沸きながら、小野寺が呟くように言った。

「私、も、です…」

「私も…」

それに鶫、千棘が続く。

 

 

「「「…」」」

 

 

三人とも、顔を真っ赤にして俯いてしまった。

夕方の喫茶店で、美人の女子高生3人が顔を真っ赤にして俯いて黙りこくると言う光景は、何とも言えないシュールさが漂っていた。

 

 

「あ、そ、そうだ!」

千棘が何とか話題を切り替えようとする。

「鶫、遊園地で…万里花に何をされたの?…あ、いや、何をされたのかは恥ずかしすぎて言えないかもだから、何を言われたのかだけでも聞いてみたいな。」

気になっていた話題を出す。

楽と万里花が遊園地デートをした際、乱入した直後に万里花と接触したのは、鶫ただ一人だった。

そのため、どう言った会話をしたかによっては、3人の動き方がある程度変わる。

千棘と小野寺にとって、鶫からこの話を聞くことはかなり重要なことであった。

ちなみに、何をされたのかについては、千棘たちが鶫を発見したときの様子で何となくは見当がついていた。

この話題を出した時点で、鶫が顔を真っ赤にした時点で、千棘はその辺りを追及するのをやめた。

 

「ええと…」

鶫は、何から話したら良いかと考え始めた。

それと同時に、顔中から湯気が噴き出し始める。

自分が万里花にされたことを、久しぶりに思い切り思い出したようである。

そして、万里花と話したときのことを事細かに説明し始めた。

 

「…そう、だったんだ。あの子、本当に楽のことが好きなのね…」

「そう、だね…」

鶫の話を聞いて、千棘と小野寺は複雑な表情を浮かべる。

絶対諦めないと決意をした。立場で言えば以前の万里花と似たようなものである。

しかし、彼女の楽に対する深い愛情を垣間見て、少なからず決意が揺らいだ。

そして、今もまたこうして楽にアプローチすることに対して、罪悪感が芽生えて来た。

 

「…し、しかし!!」

千棘と小野寺が押し黙ってしまったのを見て、鶫が切り出す。

「フェアに闘いさえすれば良いと思うのです!!それぞれのターンで他の人が邪魔しないようにすれば!!」

「つ、鶫?言ってることは分かるんだけど、なんでそんなに熱くなってるの…?」

鶫の熱量に、二人は思わずたじろぐ。

「だ、だって…前回は、邪魔をしたから…その、私は…」

ぴーーーーーー

言葉の途中で、鶫から大量の湯気が噴き出した。

「ああ、それ以上言わなくていいわよ鶫!」

慌てて千棘が止めに入った。

 

「…そうだね、あくまでフェアに。それに、今は私たち3人で作戦を練ってるけど、誰が一条君の心を射止めるかは、競争なんだもんね。」

小野寺の言葉に、千棘と鶫が頷く。

「そうね…!…あ」

千棘が何かに気付いたようである。

「?どうしました、お嬢?」

「…私たち、まだなーんにも作戦を考えてないよね?」

 

「「あ」」

 

小野寺と鶫が、素っ頓狂な声を上げる。

そう、ここまででしたことと言えば、小野寺が口を滑らせ、鶫が遊園地のときのことを話して湯気を噴き出したことくらいである。

今後の具体的な話は、何もしていなかった。

 

「取り敢えず、私たちそれぞれが考えてることを報告し合って、整理しよっか!」

千棘の提案により、状況の整理が始まる。

「まずは金曜日。鶫が放課後楽を連れ出すんだよね?」

「はい。ヤツにはお願いしたいことがあると、ざっくりとしか伝えてませんが、買い物等のデートに行こうかと考えています。ちゃんと私服に着替えるつもりです。」

「へー!例えば例えば?」

「ええと…ペットショップですとか、普通のショッピングモールですとか、後は…その…」

「?どうしたの?最後まで言ってみなさいよ♪」

「ええと…放課後と言うことで、あちらこちらを巡ったら、割とすぐ夜になってしまうと思うんですね」

「ふむふむ」

「なので…その、私の家で、手料理を振る舞おうかと思っています」

「「なんですと」」

千棘と小野寺が固まる。

「つ、鶫…やるようになったわね。あれ、でも、確かポーラちゃんも住んでるんでしょ?」

「ああ、彼女はその日は任務により家を空けてるんです」

「なるほど…じゃあ、鶫さんは、夜は一条君と二人っきりになれるんだね。…二人っきり…二人っきり…」

急に悶々と考えだし、真剣なような邪なような目をして俯く小野寺。

「お、小野寺様?」

「…は!ご、ごめんね鶫さん!そ、そうだね、お泊まりだね!」

ばぼしゅうっっっ

鶫と千棘が派手に噴き出す。

「ちょ、小咲ちゃん!?色々とどうしたの!?」

「あれ!?わーーー!!!ごめん、なんか、もーーーー!!!」

妄想が膨らみ過ぎたのか、若干壊れているようである。

「頼むわよ小咲ちゃん…。なるほどね…いつも男装をしている鶫が私服で行くことでギャップでキュンとさせて、しかも家で手料理を振る舞う…こいつは強力だわ…」

何の解説者か分からないようなキャラで話す千棘。

「その後は…」

「え、鶫さん、まだ何かあるの?」

「…その場の勢いに任せて、何か出来たらと考えています。」

ばぼしゅううっっっ

千棘と小野寺が噴き出した。

本日何度目か分からぬ噴き出しである。

「えええっ!!?つ、鶫、えええっ!!?」

もはや、言葉が出てこない千棘。

「な、何か…ナニか…ナニか…」

「お、小野寺様ー!?」

目をぐるぐるさせながら、ぶつぶつと同じ言葉を繰り返す小野寺。

「も、もちろん、状況に依りますよ!?何も出来そうになかったら、その日はそこまでで諦めるつもりでいます。」

「なるほど…でも、仮に手料理までで止まったとしても、相当ポイントを上げることになりそうね…」

「ナニか…ナニか…」

「小野寺様ー!!?」

妄想による熱に浮かされる小野寺。

 

 

「お、小野寺様はどうなさるおつもりなんですか!?」

「…え、あ、私?」

鶫の問いかけで、ようやく我を取り戻す小野寺。

「私はね、バイトで来てもらうんだけど、一緒に晩御飯を食べるところまではオーケーを貰ってるんだ。」

「ふむふむ」

「…それでね?この間そこまでオーケーを貰った後…お泊まり出来ないかって、お誘いしたんだ」

ばぼしゅうううっっっ

千棘と鶫が噴き出す。

「「ええええ!!?」」

「そ、それで、楽はなんて答えたの!?」

「えへへ…それがね、一条君はなんか答えづらそうにしてた。嬉しいには嬉しいけど…って感じで。で、これはダメかな…って思ったところで、橘さんが現れてね。話を一部始終聞かれてたみたいで、恥ずかしくなって逃げちゃった」

「万里花…なんて鋭いのよあの子…」

千棘は万里花の顔を思い浮かべ、深いため息をついた。

「でもね、今思えばこの方がチャンスが残ってていいなって思ったんだ。だって、ご飯を食べたり、その後ちょっとお茶を飲んだりする間に良い雰囲気になれば、もしかしたらオーケーしてくれるかもしれないでしょ?」

「な、なるほど…小野寺様、素晴らしい前向きな精神ですね」

「えへへ♪…一緒に頑張ってくれる千棘ちゃんと鶫さんがいるんだし、私も勇気出さなきゃなって♪」

「小咲ちゃん…」

「そして、あわよくば、何かを…何か…ナニか…ナニか…」

「ちょちょちょ、ちょっと、小咲ちゃん!?本当にどうしたの今日は!?」

「は!!ご、ごめん…!!な、何かね、その、私たちの前で橘さんが一条君とイチャついてるとき、橘さんがたまにすごいいかがわしいことするでしょ?一条君と良い雰囲気になる妄想をするとね、どうしてもその行為を思い出しちゃって…」

小野寺の顔が真っ赤になる。

「こ、小咲ちゃん…なんてむっつ」

小野寺が千棘の顔をちらりと見る。

その目つきが、何とも言えない。

「ご、ごめんね?むっつりなのはつ…」

「え」

「あ」

千棘が口を滑らせるも、すんでで止める。

だが、若干間に合わなかった。

「え、お嬢?あれ、デジャヴ、あれ、あれ…???」

鶫が激しく戸惑う。

「ナ、ナンデモナイヨ?ツグミハムッツリナンカジャナイヨ?」

千棘が誤魔化そうとするが、火に油を注ぐ喋り方になっている。

「うわぁぁぁぁーーーー!!!!!またお嬢がそれとなく小ばかにしたぁぁぁぁぁぁぁ!!!もうやだぁぁぁぁぁぁ!!!」

「あああ、ごめん、ごめんって鶫!」

地獄絵図である。

「取り敢えず、私は一条君を家から帰さないようにするね!はい次、千棘ちゃん!」

「小咲ちゃん!?キャラが変わってるよ!?」

楽へのアプローチを一度明確に決意すると、色々すっきりするものがあったのか、小野寺の心の中で、少し大胆になるどころではない変化が起きていた。

 

 

「私は、いつも定期デートに行ってて、二人に比べると新鮮味が無いと思うの。だから、多少違うことをやろうと思ってるんだ。」

「ふむふむ」

「まず、服はいつもと趣向を少し変えたものを選ぶつもり。もちろん私に似合うなと思う範囲でね。後は、そのときはメイクもかなり気合を入れてやってみようと思ってるの。今は服を選びつつ、メイクの練習もちょくちょくやってるんだ♪」

「千棘ちゃん、そう言うのすごく得意だもんね♪」

「えへへ…ありがとう、嬉しいな♪それでね?それでもいつも通り接してたんじゃ、あいつのことだから大して気にしてくれないと思うの。だから、積極的に手を繋いだり腕を組んだりして、なるべくどきどきさせるようなことをしようと思ってるんだ。そうしたら、服やメイクのことにも意識が行く可能性が高くなるしね♪」

「…ち、千棘ちゃん…」

「…お、お嬢…」

「?どうしたの、二人とも?」

小野寺と鶫は、呆気にとられたような表情をしている。

「まさか、そんなに考えてらっしゃったとは…感服です。」

「な、なんか、私と鶫さんに比べて…健全だね」

「小野寺様!?」

確かに、小野寺と鶫のプランに比べると、千棘のプランには初々しい健全さが漂っていた。

もっとも、小野寺と鶫のプランも、最後以外は至って健全なのだが。

「そ、そうなのかな…えへへ、ありがとう♪」

千棘はにこっと、はにかんで笑った。

「千棘ちゃんはいつも一条君にツンツンしてるから、積極的に行ったらそれだけですごくギャップが出て良いね!♪」

小野寺は褒めるつもりで言ったのだが、何気に千棘はダメージを受けた。

「う…わ、私、普段そんなにツンツンしてる…?」

「…申し上げにくいですが…はい…。」

「うう、そうなのね…が、頑張るわ!!」

決意を固める千棘であった。

 

 

「あとは…何か一つ、『これだけは絶対にする!!』って言う目標があると良いかもしれませんね。私たちは、みんなこう言うのに慣れていないと思うので」

「確かにそうね」

鶫の提案で、最後に何か一つ、目標を決めることになった。

「何が良いかな…」

「うーん…シンプルであった方が、意識しやすいの良いと思うのですが…」

千棘と鶫がうんうん唸っていると、小野寺が挙手をした。

「(なんで挙手…?)小咲ちゃん、何かアイディアが浮かんだの?」

「あ、えっとね…」

小野寺は一瞬俯いて躊躇したが、すぐに顔を上げた。

 

 

「…き、キス…とか…♪」

 

 

ぶぼばぼしゅぅぅぅっっっ

千棘と鶫が、噴き出すだけでなく、その勢いで回転してしまった。

「こここここここここ小咲ちゃん!!?!?なななななな何言ってるの!?」

「千棘ちゃん、落ち着いて!キツツキと、今や懐かしのジョイマンみたいになってるよ!?」

「(小野寺様…この一瞬で例えツッコミをなされるとは…何と言う腕前…)」

一瞬、脱線した。

 

「…ふう。それにしても、なんでそんな…」

「えっとね、今、多分、出来れば信じたくないけど…一条君と橘さんは付き合ってると思うんだ。」

小野寺の言葉に、千棘と鶫の胸がずきんと痛む。

言った小野寺自身も、胸が痛んだ。

「…だからね?ここから逆転を狙おうとしたら…並大抵のことだけやってちゃダメだと思うんだ。

だから、今度それぞれが会ったときに、普通のアプローチもいっぱいやってみて、最後にダメ押しでキスしてみたらどうかなって。」

「な、なるほど…確かに、この状況では呑気なことを言ってらんないわよね」

「そうですね…。一条楽が、次はいつデートをオーケーしてくれるかも分からないですしね」

小野寺の言葉に、千棘と鶫が納得する。

「でしょ?だから、絶対キス限定にしなくても良いとは思うけど、それくらいのことを『絶対にやるんだ!』って覚悟をしておいた方が良いかもしれないなって思って♪」

「そうだね、キスとは限らないけど!」

「そうですね、キスとは限りませんが!」

「ね!キスとは限らないけど!」

…『押すなよ!?押すなよ!?』と言う、日本の伝統芸の聞き慣れた文句が聞こえてきそうである。

 

「じゃ、そう言うことで、『キスくらい刺激的なアプローチをする』って言うのを目標に、頑張ろー!」

「おー!(楽にキス…楽にキス…!!)」

「おー!(一条楽にキス…一条楽にキス…!!)」

「頑張ろうね!(一条君にキス…一条君にキス…!!)」

…もはや、目標をキスで固定しても良かったのではないだろうか。

 

 

「ふー、じゃ、大体こんな感じかしらね!」

何はともあれ、3人はほっと一息をついた。

「そうですね、後はもう少しくらい喋ったら…ん?」

鶫が外にちらりと目をやる。

学校の近くの喫茶店であれば、知り合いを見かけることはいくらでもあったのだが、ここは隣町である。

そう言ったことはまず考えられない。

「鶫、どうしたの?」

そんな状況と言うこともあり、千棘は不思議そうに尋ねる。

「あれは…舞子集と、宮本様では…?」

「「え」」

千棘と小野寺の表情が一変した。

 

 

 

続く。

 

 

 

 

 




今までの思いやこれからに対する決意等、コミカルに書きつつもちゃんと書きたい心情がたくさんある回でした。書くのに時間かかりました()

最後のくだりはおまけ程度にさらっと書くつもりだったんですが、割と楽しそうなので1話分使って書いてみます。

マリー成分に飢えて来たことですので、そろそろでろっでろに甘いのを書こうと思います。こちらとエロの方、両方をお見守りください←


それでは、今回もお読み頂きありがとうございました(^^)!!

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