……ちゃうねん、第2話まではストックがないねん。だから、長く文章を考えるのが大変なだけやねん
日向に連れられオレと音無はひと通り校内を見て回った。学園の名前は“天上学園”。建物はは大きく分けて学習棟、大食堂、学生寮、教育棟、体育館に分けられ、その1つ1つがえげつないほどでかい。学生の数は2000人超。堂々のマンモス校である。
ここで重要なのは学生の数が2000人超だという点だ。これは何もこの世界に来た人間が2000人超いるというわけではない。
「そういや結局あいつらは何者なんだ?」
「あいつらって?」
案内の休憩がてら立ち寄った教育棟A棟の屋上で、オレは缶コーヒーを飲みながら日向に尋ねた。缶コーヒーは日向の奢りで、音無も同じものを飲んでいる。ちなみの缶コーヒーにはKeyと書かれている。聞き覚えのないメーカーだが、美味かったのでどうでもよかった。
そんなKeyコーヒーを飲みながらオレは校庭を指差した。それを追うように日向と音無が視線を校庭へと移す。校庭には多くの男女が放課後の部活動に励んでいた。陸上、サッカー、野球、テニス等々と競技の内容は様々だ。学生の数が多い分、部活動の種類も豊富らしい。
「あいつらだよ。何故か死後の世界で一生懸命に部活に励む、あ・い・つ・ら」
「ああ、あいつらは“NPC”だよ」
「“NPC”?何だそれ」
「“Non Player Character”の略。あいつらは人間じゃない。この世界に最初からいる模範生だ」
ちなみに名づけたのは俺だ、と得意げに親指を立て自分を指す日向。
「模範って何の?」
「消えるための。あいつらと同じ生活を送っていると消えちまうんだ」
「何で?」
「授業にせよ、部活動にせよ、この世界じゃそういった普通の学生生活を送ると俺達は消えちまうんだよ。あいつらはそれに付き合う奴らってことだな」
「で、生徒会長である天使様はオレ達をあいつらと同じ生活をさせて消させようとしてるってわけだ」
「おっ、神乃。察しがいいな。まさにその通りだぜ」
「なんか天使のなのに学生ごっこをしてるって変な話だな」
「それが一番やりやすいからじゃねえの?生徒、学生、ましてや全校生徒をまとめる生徒会長なら、教師達の信頼も持てて自由に動きやすいだろうからな」
そういや、今日会った時も1人でウロウロしてたな、あいつ。あれも一種のパトロール的な事だったのだろう。授業に参加してない奴に片っ端から授業を受けさせるようにするための。
とまあ、こんな感じでこの世界にいる人間はそこまで多くは無い。人間が全員SSS(死んだ世界戦線の略称だそうだ)に所属しているかどうかは知らないが、せいぜい100人ぐらいしか人間はいないそうだ。あとは全部NPC。
正直不気味だと思った。人間だと思っていた奴らが人間じゃない。見た目をどんなに人間に近づけようとも中身は空っぽだということに。しかし、同時にオレは彼らが哀れにも思えた。延々と同じ生活を繰り返す存在。終わることのない、一種の拷問のようなシステム。そう思ってしまったのは、彼らがあまりにも人間じみていたからだろうか……。
日向による天上学園案内ツアーが終わったオレ達は再び校長室へと戻ってきた。そういえば何で校長室なのかと聞くと、
「ゆりっぺが大人数は入れる部屋、かつ座り心地の良い席を希望したから」
だそうだ。その為に校長を職員室まで追い出し、挙句の果てには校長に用意した机はただの学生机と椅子というのだから、こいつら、というかゆりの傍若無人ぶりがすごい。つか、ヒドイ。おいこら校長先生可哀想だろうが。さっき見かけたけどオレの想像通りすげえ人の良さそうな好々爺だったし。ホントごめんなさい。
部屋に入ると、ゆりが窓の外に向かって両手で何かを構えている。
―――ドンッ!!
「うおっ!?びっくりした!!」
何をしているのかと疑問に思っていると、突然銃声が近くで鳴り驚いて声を上げてしまう。そんな間抜けな声を上げたのはオレだけだったのがちょっと恥ずかしかった。銃声の発信源はゆりの構えていた“銃”ようで、続けて何発か発砲した後に持っていたそれを音無へと差し出してくる。
「はい、音無君。初めてでも撃てるから、狙う時は足を狙いなさい。とりあえず追って来なくなるから」
「それ本物か……?」
「おもちゃでどうやって戦うって言うのよ。もちろん本物。弾もちゃんと携帯しておくのよ」
まるで教科書を配布するかのように簡単に渡されたのは紛うことなき本物の“銃”だった。音無は女の子相手にか……と複雑な顔をしていた。なんでも音無も一度天使に会っていたそうだ。そしてその時刺されたらしい。すごいデジャブだね。互いに嬉しくもなんともねえけど。
というか銃か……。――銃、相手を傷つける人殺しの道具。校内を案内された際、日向に“ギルド”と言う場所で武器を造っているとは聞いていたが、こうして実物を見ると現実味が出てきた。
「はい、神乃君の分も。で、あとこれも」
「……何これ」
「銃よ。あと刀」
「いや、なして?」
「あなた接近戦も結構いけそうな気がするから」
どんな買い被りですかね、それ。一瞬で天使に串刺しにされるような奴だぞオレは。でも、もらえるものならもらっておこう。振り回せば牽制程度には使えるかもしれん。
オレは渡された銃を制服の内側に、そして刀を一度抜刀してみる。ギラギラと鈍い光を放つ刃は人間など簡単に一刀両断できるのではないかと思うほど鋭い。武器の質が経験の無さをカバーしてくれそうだ。これなら慣れてないオレでもどうにか使えると思う。
刀を腰のベルトに吊るして、服装を整える。今の恰好は、さっきまで来ていた学ランではなく、肌色のようなブレザーに白いYシャツ、そして黒いズボンだ。ネクタイももらったが堅苦しいのでつけていない。左腕の部分にはSSSのエンブレムが刺繍されていた。
「さて、新入りも入ったことだし、慣れてもらうために今回はいつもやっている簡単な作戦に参加してもらうわね」
部屋を暗くし、映像を移したスクリーンの前でゆりが話し始める。
「作戦名――――“オペレーショントルネード”」
「ええっ!?」
「うーむ、こいつはでかいのがきたな……」
「ト、トルネード……!?」
「なんだその物騒な響き……」
ゆりがガシッと腕を振り上げる。
「生徒から食券を巻き上げるっ!!」
「「その巻き上げるかよ!?」」
オレと音無のツッコミが炸裂した。
「しかもでかくねえよ!いじめかよっ!失望したぜっ!武器や頭数だけ揃えやがってよ!!」
これは入団したのは間違いだったかもしれん……。今更後の祭りだが。あっ、音無が野田にハルバード突きつけられてる。
「我らフジツボ絶滅保護戦線は数や力で一般生徒を脅かすまねは決してしない」
「あれ絶滅するの?」
「いつかはするだろう」
「いや、そこじゃねえよ。つか、いつからオレら海洋生物保護団体になったし。寧ろ何と戦うんだよ」
「とりあえず説明してもいいかしら?」
「詳しくな」
「はいはい、分かってるわよ」
そう言うとゆりは手元にあったパソコンを操作する。すると、スクリーンに大食堂が立体的に映される。そして一定の間隔でここにいるメンバーの名前が表示されていた。その中には音無の名前も表示されていた。表示されていたのだが……
「いい、音無君と神乃君は天使の進行を阻止するバリケード班。作戦ポイントである食堂を取り囲むようにして指定されたポイントで武装待機。安心しなさい。あまり天使が出没しないような安全なところを選んであげたから」
「あの、ゆり?」
「あら、質問かしら神乃君」
「オレの名前が無いんだけど」
「えっ?嘘!」
オレの指摘に慌てて食堂をの映像を確認するゆり。グルグルと食堂を回転させながら確認するが、どうやら見つけられなかったらしい。
「あー……入れるのすっかり忘れてるわ」
「おい、こら」
「なによ、忘れたものはしょうがないじゃない」
「じゃあ、どっか適当でいいから入れてくれよ」
「うーん……それは難しいわね」
そう言ってゆりは説明を始める。なんでも、この陣形はバリケードのバランスが取れるように配置したらしく、そこにオレを新たに加えようものならまた布陣を考え直さなくてはいけないらしい。
「ぶっちゃけめんどくさいわ」
「本音言っちゃったよ、このリーダー」
「あさはかなり」
「まあ、めんどくせえよな」
「miss!」
「それでどうするんだゆりっぺ?」
日向の問いかけに顎に手を当てて考えるゆり。やがて、はぁとため息をついた。
「仕方がないわね。通信班の方に回しましょう。仕事は“遊佐さん”の護衛ってことで」
「“遊佐さん”?誰それ」
「私達がスムーズに作戦を行えるように指示を中継してくれる人よ、あなたにはその人の護衛をしてもらうわ」
「護衛って……オレまともに戦ったことないんだぞ?」
「そこはあまり気にしないでいいわ。遊佐さん自体が襲われることなんてまずないから。天使は基本的に歯向かってこない人間には手は出さないし、というか遊佐さん戦えないし」
「ならいいか。了解」
そしてオレの役割に関する話は終了となった。そのあとゆりは岩沢に今日もよろしくと告げる。この作戦は岩沢が所属するガルデモのライブが鍵を握っているらしい。作戦決行は18時30分。ゆりのオペレーションスタートの合図と共に各自配置へと移動を始めた。オレも遊佐さんとやらの場所を聞いて移動を始める。
あっ、その遊佐って奴がどんな奴なのか聞くの忘れた。まあ、行きゃ分かんだろ。
「あの~……遊佐さんか?」
「はい、そうです」
「今回護衛を担当することになった神乃ですが……」
「聞いてます。私は遊佐と呼んでください」
「えっと……お願いします」
「お願いします」
「え~と……」
無理!もうこの子無理!会話が続かない!!
とりあえず作戦会場となる食堂ステージ袖に来てみると、すでにそこにはSSSの制服を着た女子が、耳にインカム(無線機みたいなやつ)をつけて立っていた。金色の髪をツインテールにしてまとめ、パッツンにされた前髪の下では大きな瞳がこちらを見ている。かなり色白な肌をした整った顔立ち。しかし、その表情は天使並みにピクリともしない。無表情が彼女のデフォらしい。
一応互いに行動することになるんだから、コミュニケーションはとっておこうかと思って、自己紹介がてら声をかけたのだが……。
「「………………」」
沈黙キツいーー!!他はライブの準備とかで結構楽しそうなのにオレ達の周りだけ異常に空気が冷めてるぅぅぅぅ!!
何だよっ!どっかの河原に出没する文学少女みたいにロマンチックなシチュエーションでも求めてんのかよっ!?無理だよっ!あんな恥ずかしいセリフ言えねえよ。そもそも風が吹いてねえよっ!!
いかん。とりあえず冷静になれ、オレ。
「で、オレは何をすればいい?」
「そこでジッとしていてください」
グサッ!!
邪魔者は何もするな的なことを言われて(別に言ってない)、精神的にハートブレイクされたオレは隅で縮こまるしかなかった。べ、別にいじけたわけじゃないから!ただ座っただけだからね!……はい、キモいですねー。
「あれ?あんた、そんな暗い雰囲気醸し出して何してんの?」
「ん?ああ、岩沢か。ちょっとした自己嫌悪…じゃなかった、やることないから座ってただけだよ」
「あっそう」
岩沢は興味なさそうにそう答えると、さっさと他のバンドメンバーの方へと向かって行った。もうちょい構ってくれてもええんやで?……ダメだ、本格的にキモい。
「――――新入りっ!」
「うんっ!?」
やれやれと頭を振っていると、歩いていた岩沢が立ち止り、振り返ったのが見えた。
「せっかく食堂内でライブが聞けるんだ。もっと嬉しそうにしな!存分に楽しませてやるから!」
岩沢はそう言って片手を上げると、今度こそバンドメンバーの方へと去って行った。……ま、マジかっけぇぇぇぇ岩沢さん!そこの痺れる憧れるぅ!!
ちょっと元気が出たオレはもう一度遊佐へと話しかけてみようと考えた。一度あしらわれたから何だというのだ。1回でダメなら2回、3回と挑戦すればいいだけじゃねえか!。何かの歌の歌詞にも10000回ダメでも10001回目はうまくいくかもしれないってあるじゃん!
「遊佐っ!」
「うるさいです、少し静かにしてください。あと、ちゃんと仕事してください」
「……はい、ごめんなさい」
……折れたっていいじゃない、人間だもの。
オレが見事に遊佐に返り討ちにあっているうちに作戦決行の時間になったようだ。校内でも人気のガルデモがライブをするという情報を嗅ぎ付けたNPCが徐々に集まりだし、食堂はすごい人数で溢れかえり始めた。遊佐は証明班、音響班ともにスタンバイOKだと岩沢に伝えるとガルデモのメンバーがステージに立ち準備を開始。その際、何かやたらちっこいピンク頭が騒いでいるようにも見えたが気のせいだったかもしれない。
ガコンッと食堂の証明が落とされ、ステージがライトアップされる。ギュィィィィンというエレキギターの音が響き渡りガルデモのライブがスタートした。リードギターとベース、そしてドラムの音が奏でるメロディに乗せ、リズムギターを弾く岩沢が歌を歌い始める。
「~♪~♪~♪」
力強く、時に弱く、しかし他者を魅了するその歌声が食堂へと響き渡る。曲のサビに近づくにつれ、会場のボルテージが上がっていく。
すごい、と素直に思った。オレだって音楽には詳しくないが、これが素晴らしいものだと言うことは分かった。いや、感じた。上手いと聞いていたがまさかここまでとは。とんでもねえな、ガルデモ。
あっ、言い忘れていたが、ガルデモとは略称で、正式名称は“Girls Dead Monster”と言うらしい。それを略してガルデモだそうだ。そんで今弾いてるのは“Crow Song”と言う曲だ。初めて聞いたがかなり好きになりそうだ。
「――――はい、遊佐です。……はい……はい、――了解しました」
「どうした遊佐?」
ライブに見入っていたオレだったが、ふいに遊佐がインカムに手をやり何かを話しだした。どうやら通信が入ったらしい。
「天使が出現、現在バリケード班が応対しているそうです」
「本当に出やがったのかよ。んじゃ、オレも気を引き締めるかね」
制服の内側に潜ませた銃の感触を確かめ、腰に差した刀の鞘を掴む。まだ食堂内に入ってきてはいないとはいえ、もしかしたらバリケード班が突破されるかもしれないしな。あいつらの実力は知らないけど、天使とは長年抗争してきたと言っていた。つまり、あれだけの人数を相手取れるほど天使は強いを言うことなんだろうし。
「もし天使が侵入してきたら遊佐は逃げろよな」
「……あなた1人でどうするつもりですか?」
「どうするって、そりゃ食い止めるよ。まあ、1対1でオレに稼げる時間なんてたかが知れてるけど、とりあえずお前を逃がす時間ぐらい稼ぐよ」
「――私達はさっき会ったばかりですよ?どうしてそこまで?自分だけ逃げようとは思わないのですか?仕事だっていうのなら気遣いはいりませんよ」
「そりゃあ、仕事だからってのもあるけど、遊佐は戦えないってゆりも言ってたしな。そんな女の子を置いて自分だけ逃げるなんてクズなことはしない」
「ですから、そういうのはいらないと」
「いいからいいから。オレの事はせいぜい捨て駒だとでも思っていてくれ。もし、やられたとしても死なねえんだし」
「嫌です。私は逃げません」
なにこの子めんどくさい。もしかしてオレのこと心配してるとか?いや、それこそねえな。遊佐も言ったようにオレ達はさっき会ったばかりだし。
そんなこんなでずっと見つめあっていた(全然甘酸っぱくない)オレ達の沈黙を破ったのは再び遊佐のインカムに入った通信だった。
「――――回してください」
遊佐がポツリと呟く。ライブも最高潮の盛り上がりを見せていた。その瞬間、大きな音がして食堂の窓が開き始め、隅の方で待機していた巨大な扇風機が稼働し始める。徐々に強くなる風に応じて何やら紙ふぶきのようなものが巻き上げられ始めた。えっ?“巻き上げられた”?
「神乃さんもどれでもいいので拾ってください」
「拾うってこの紙ふぶきをか?」
「いえ、食券です」
…………はい?
「何だって?」
「ですから食券です。早くしないと夕飯を食べ損ねますよ?」
そう告げると、遊佐は近くに振ってきた紙ふぶき――もとい食券を掴む。オレも慌てて降ってきたそれを掴む。えっ?なに?つまりトルネードって言うのはライブに便乗して生徒が持ってる食券を吹っ飛ばすってことなの?トルネードってトルネード(物理)ってことかよっ!?手間かかってんな、おいっ!?
「つか、これ窃盗にならねえの?」
「一般生徒もこういう演出だということは理解していますし、いうなればこれはライブ代ですね。互いにwin-winな取引です」
「そういうことならありがたく頂戴するか」
ちなみにオレが拾ったのはトンカツ定食だった。ステージではライブも終了し、機材を運んでいたSSSメンバーが大急ぎで撤収作業を始めている。どうやら天使は中にまでは入ってこなかったようだ。思わず安堵の息がもれる。腹くくっていたとはいえ、やはり最初の実践とは緊張していたようだ。
「では、行きますよ」
「行くってどこに」
オレの言葉に遊佐が呆れたような視線を向けてくる。いや、ほぼ無表情だから分かんねえんだけど。少しだけジト目になっているように見えなくもない。
「――――ご飯、食べに行きますよ」
ガチャガチャと食器の擦れあう音が食堂に響く。当然だ、ここは食堂であって本来であればギターの音やドラムの音が響くような場所ではない。そんな音と共にSSSメンバーは思い思いの夕飯を口にして好き勝手にお喋りしている。とても、先ほどまで戦っていたとは思えないのどかさだ。オレも食堂のおばちゃんから受け取ったトンカツ定食を手にゆりや日向や音無がいるテーブルへと向かった。
「ずいぶんのん気だな。天使は来ねえのか?」
「音無君と同じこと聞かないの。ただ食事してるだけなんだから襲われる理由がないわ」
「極端だな、おい」
それで成り立っているというのだからオレとしては納得するしかない。
それにしても、こいつらはこんな毎日をずっと繰り返してきたのか。こんな風に飯食って、楽しそうに過ごして、でもその傍らで命のやりとりのような戦いをして……。
「どうかした神乃。食わねえのか?」
「――いや、何でもない。ちゃんと食うよ。ゆり、次はちゃんとオレの配置考えておいてくれよ」
「分かってるわよ。私は同じミスは2度としないわ」
「よろしく頼むぜ、リーダー」
その一端加わったんだな、と改めて思った。今回オレは戦わなかったが、次もそうとは限らない。せめて皆の足を引っ張らないようにしないと。それが、今のオレの役割だから。
――――それしか、オレにはできることはないから。
と言うことでアニメの第1話までの話でした。
そして、メインヒロインの遊佐さん登場です!
クーデレ超可愛い!ツインテ可愛い!毒舌も可愛い!自分Mじゃないけど!
では、また次回まで~