ToLoVEる×仮面ライダーウィザード   作:べリアル閣下

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第八話です。遂に強化形態を登場させます。


目覚める力

リト「ん?ここは?」リトはなぜかベットの上で寝ていた。それもそのはず、先ほどの戦いでコーヴァスにやられ、瀕死状態になっていたからだ。

~回想~

 リト「ウワァーーーーーーー!!!!????」

コーヴァス「終わったようね。」

リト「まだだ!!」リトは右手をベルトにかざそうとした。しかし、コーヴァスの羽根に突き刺さり、中断された。

リト「いっつ!?」リトは右腕を抑え、態勢を崩した。

 コーヴァス「終わりよ。」コーヴァスが大鎌を振りかぶろうとした時、リヴァイアサンが巨大な尻尾の様な大剣を振りかぶった。

遊「コーヴァス!!」

コーヴァス「リヴァイアサン!?なにしに来た!」

遊「ワイズマンから戻ってこいと言われているぞ!!」

コーヴァス「気に食わないが・・・・・・分かった。」コーヴァスが空を飛んでこの場を去った。そして、リヴァイアサンがリトの目の前に来た。

 リト「お前・・・・・・ファントムなんだろ?」

遊「あぁ・・・・・・・」リヴァイアサンはリトの傷口に水をかけた。すると、リトの傷口が塞がった。

リト「なんで俺を助ける?」

遊「俺はお前を信じるぜ・・・・・・結城。」そう言うと、リヴァイアサンは消えた。

リト「待て!?グ!?」

 

 リト「あの時・・・・・・あいつがいなければ死んでいたかもしれないな・・・・・それより・・・・・・ここどこだ?」

御門「起きたみたいね。」

リト「御門先生!!いっつ!?」

御門「ダメよ。まだ胸の傷は治ってないわ。」リトは胸を見た。それは、コーヴァスの大鎌に切られた傷だった。

御門「腕の傷は完治されているわ。」

リト(腕は確かあのリヴァイアサンが治したんだけどな。)

 リト「それより!ヤミは!?」

御門「大丈夫。彼女は傷が治っているわ。彼女もあなた同様、腕とか脚の傷は完全に治っているわ。」

リト「メアは?」

御門「メアは・・・・・・・今気を失っているだけ。明日になれば起きるわ。」

リト「よかった~・・・・・・・」

 

 コーヴァス「なぜあの時指輪の魔法使いとあの小娘を助けた!?」

遊「しらねーよ。ただ・・・・・・・」

コーヴァス「ただ?」

遊「俺はあいつらを助けなきゃいけないと思ったのさ。」

コーヴァス「勝手にしろ・・・・・・」コーヴァスは空を飛び、ワイズマンのいるところに向かった。

 遊「結城・・・・・・・・・あの娘を助けてやれたらいいけどな。」

 

 翌日

 リト「よぉ。」

コヨミ「リト!?その傷!?」

リト「大丈夫だ・・・・・いつつつつ!?」リトは傷口を押さえながら自分の席に座りこんだ。

春奈「結城君!?」

リト「大丈夫・・・・・・・・」

ララ「それより今日は休んだら!?」

リト「そう言えば・・・・・・メアは今日来ているか?」

 ララ「今日は見ていない・・・・・・」

リト「そうか・・・・・・・・」

 

 コーヴァス「まさか・・・・・・・自らゲートが近づくとは・・・・・・」

メア「許さない・・・・・・・あなたを・・・・・・・・」メアは殺気を放ちながら戦闘態勢に入った。

コーヴァス「どうやら・・・・・・・自らを犠牲に私を倒すのか?」

メア「うるさい・・・・・・」メアは髪の毛を刃物に変えて、コーヴァスを切りつけた。

 コーヴァス「どうやら本気の様ね。」

メア「絶対にあなたを・・・・・・・血祭りにしてあげる!!!」

 

 リト「ヤミ・・・・・・いるか?」

ヤミ「結城リト・・・・・・・・」

リト「ほらよ。」リトが投げたのは、タイ焼きが入った紙袋だった。

ヤミ「これは?」

リト「お見舞いだよ。文句あるか?」

ヤミ「・・・・・・・・・・特にない。」

リト「そうか・・・・・・・・」その時、窓ガラスに黒い羽根が突き刺さった。リトは慌てて窓を開け、羽根を引き抜いた。

 リト「これは!?」

ヤミ「ファントムからのメッセージ?」よく見ると、羽根に手紙が付いていた。リトは広げてすぐに読み始めた。

リト「「指輪の魔法使いへ ゲートの女を人質に預かった。返してほしかったらすぐに廃工場まで来い。」だと!?」

 

 ヤミ「なんて書いてあった。」

リト「奴はメアを人質にとりやがった・・・・・・・・」

ヤミ「え?」

リト「恐らくは・・・・・・・俺らの為に一人で・・・・・・行ってくる!!」

ヤミ「結城リト!!」

リト「なんだ?」

ヤミ「・・・・・・・・・気をつけて。」

リト「あぁ・・・・・・」

 ララ「リト!!」

リト「なんだ?」

コヨミ「行くんでしょ?」

リト「あぁ・・・・・・・・」

コヨミ「頑張って!」

リト「分かった!俺が最後の希望だ!!!」

 

 コーヴァス「来たか・・・・・・・」

リト「コーヴァス!!」

メア「先輩・・・・・・・」メアの服には無数の羽根が刺さっていて、それも、メアごと一緒に壁に張りつけられていた。

リト「返しやがれ!」

コーヴァス「その前に・・・・・・・私に負けたあなたを心配したら?」

 リト「今度は負けない!!」

コーヴァス「なに?」コーヴァスが不信に思いながらもリトはベルトに右手をかざした。「ドライバーオン プリーズ」そして、ウィザードライバーを装着し、左に回転した。「シャバドゥビタッチヘンシーン! シャバドゥビタッチヘンシーン! シャバドゥビタッチヘンシーン!」そして、左手にフレイムスタイルの指輪をつけた。

リト「俺が最後の・・・・・・・希望だ!変身!!」「フレイム プリーズ ヒーヒーヒーヒーヒー!」リトはウィザードに変身し、コーヴァスに切りつけた。しかし、コーヴァスは羽根で目くらましした。

 

 リト「今度は目くらましか!?」その時、後ろから漆黒の羽根が飛んできた。ウィザードはウィザーソードガンを銃に変え、弾を乱射し、弾いた。そして、コーヴァスが現れ、大鎌で切りつけたが、ウィザードは剣で受け止め、切った。しかし、当たったのは分身だった。

リト「また分身かよ!?」その時、コーヴァスの大鎌が飛んできた。ウィザードはしゃがみ、避けて、その後、振り向いた。

リト「そこか!!」ウィザードはウィザーソードガンを銃に変え、大鎌が飛んできた方向とは逆に別の方向に撃った。すると、そこに、分身ではないコーヴァスが現れた。

 リト「そこにいたか!!」リトは接近し、ウィザーソードガンで切りつけようとした。

 コーヴァス「指輪の魔法使い!!もしここで攻撃したらどうなる?」

リト「お前がダメージを喰らう。」

コーヴァス「それでもいいか?後ろを見なさい。」

リト「後ろ?」ウィザードは後ろを振り向いた。すると、グール達がメアを囲んでいた。

 

 リト「メア!!」

コーヴァス「隙あり!!」コーヴァスは大鎌でウィザードを切りつけた。ウィザードは怯み、倒れ込んだ。」

リト「お前!!」

コーヴァス「指輪の魔法使い・・・・・・・もしなにかしたら・・・・・・・・ゲートをすぐに絶望させる・・・・・・・・」

リト「卑怯だぞ!!」

コーヴァス「さぁ・・・・・・・・今すぐ攻撃をやめなさい。」

リト「ク!」ウィザードはウィザーソードガンを下ろし、攻撃をやめた。

 コーヴァス「ハァ!」その時、コーヴァスが大鎌でウィザードを切りつけた。

リト「ク!」ウィザードはすぐに指輪を変えようとした。しかし、グール達がメアに槍を向けた。

コーヴァス「もし魔法を使ったら、ゲートの命はない。」コーヴァスが蹴りを入れて、ウィザードを怯ませ、さらに、踏みつけた。

 

 メア「結城先輩!?」

リト「すまない!今の俺ではお前を守る事しかできない!!だから・・・・・・」

メア「諦めないでください!!」

リト「もういい・・・・・・・俺が最後の希望って言ってたけど、結局はやられるざまだ。」コーヴァスが蹴りを入れ、ウィザードを転がした。

 コーヴァス「そろそろ・・・・・・・・終わりにしましょうか?」

リト「あんなの倒せねーよ!?」その時、メアが叫びだした。

 メア「結城先輩!!!!」

リト「メア?」

メア「先輩まで絶望しないで!!」

リト「え?」

メア「先輩が最後の希望でしょ?だったら頑張って!!!」

メア「メア・・・・・・・・・・」

コーヴァス「終わりだ!」そして、ウィザードは再び立ちあがり、コーヴァスに切りつけた。

 

 コーヴァス「なに!?」

リト「サンキュー・・・・・・・・メア・・・・・・・・」

メア「え?」

リト「おかげで・・・・・・・覚悟ができた。」

コーヴァス「なに?」

リト「コーヴァス・・・・・・・・てめーは・・・・・・・俺の力に敗北する!!」

コーヴァス「なにをバカなことを!!」

リト「バカなこと?バカで十分だ。俺が・・・・・・・・最後の希望だ!!!」ウィザードは左手の指輪を変え、ウィザードライバーを左に回転した。そして、左手をかざした。

 リト「俺に力を貸してくれ・・・・・・・ドラゴーン!!!」 

 

 リト「ここは?」

???「来たか・・・・・・・」声が聞こえた。

リト「ドラゴン・・・・・・・・俺に力を貸してくれ。」すると、目の前にリトのファントム、ウィザードラゴンが現れた。

 ウィザードラゴン「いいだろう。ただし、俺の力を地上に放つ事になるぞ?」

リト「それでもいい・・・・・・俺が最後の・・・・・・・・希望だ!!!!」

ウィザードラゴン「いいだろう!!!俺の力を存分に使うがよい!!!」

 リト「行くぞ・・・・・・・ドラゴン!!!」「フレイムドラゴン ボウボウボウボウボウ!」すると、ウィザードの周りに炎を纏ったドラゴンが現れ、ウィザードはフレイムドラゴンに変身した。

コーヴァス「なに!?」

リト「コーヴァス!俺が消し炭にしてやる!」ウィザードは右手の指輪を変え、ウィザードライバーを右に回転し、右手をかざした。「チョイネ!スペシャル!サイコー!」すると、ウィザードの胸にウィザードラゴンの顔が現れた。

 

 リト「さぁ・・・・・フィナーレだ!」そして、ウィザードラゴンの口から灼熱の火炎をコーヴァスとグール達に襲いかかった。

コーヴァス「そんな・・・・・・・・」そして、一気に爆発した。リトはため息を吐いた。

リト「フィー」そして、ウィザードは変身を解除し、リトの姿に戻り、メアに近づいた。

 メア「結城先輩!?大丈夫ですか!?」

リト「心配するな・・・・・・・かすり傷だ。」

メア「とてもかすり傷とは思えない!!見せて!!!」メアはいきなりリトの服を脱がした。

リト「メア!?ちょっとお前!?」

メア「・・・・・・・・・嘘つき。」

リト「へ?」

メア「ボロボロじゃない!?全然かすり傷じゃないよ!?」それはリトの体だった。

 リト「すまねー・・・・・・・お前を守るためにわざわざ傷ついたんだ・・・・・でも、お前があの戦いで傷つかなかったよかったよ。」

メア「・・・・・・・結城せんぱーい!!!!!」

リト「おま!?傷口が開くだろ!?」

 

 その夜、屋上でリヴァイアサンの人間体。遊が街を歩いていた。

 遊「随分ボロボロじゃねーか・・・・・・・コーヴァス!」

コーヴァス「チ!」

遊「無理もねーあいつは成長する・・・・・・・」

コーヴァス「次は倒す!絶対に!!!」

遊「無理するな・・・・・・・次があるだろ?」そう言って遊は立ち去った。

 

 




やっぱToLoVEる面白いなー。ダークネスに変わるとすっごい感じになりますね。
流石矢吹先生!俺達にできない事を平然とやってのける!そこに痺れるゥ!憧れるゥ!
すみません・・・・・とり乱しちゃいました(汗)次回予告!

次回!仮面ライダーウィザード!

春奈「今日はお母さんの親戚の人が来るよ!」

輪島「あの~どちら様?」

リト「おっちゃんが捕まったー!?」

遊「面白い・・・・・・」

次回「国安0課」

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