ToLoVEる×仮面ライダーウィザード   作:べリアル閣下

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第七話です。
今回は幹部級の奴が現れます。


漆黒の暗殺者

 謎の洞窟

 ???「そうか・・・・・・ことごとく指輪の魔法使いに邪魔されているのか。」

遊「そうなんだよ。めっちゃ強くて雑魚じゃ歯がたたない。」

???「そうか・・・・・・・ところでコーヴァスは?」

遊「もう行ったぜ。指輪の魔法使いを倒すために。」

???「そうか・・・・・・・」

遊「大丈夫だろ?あいつは俺が戦っても一回も勝てなかった。あいつに任せるわ。ワイズマン。」

ワイズマン「そうか・・・・・・・」

 

 彩南高校

 リト「あ~疲れた~最近ファントムしか遭遇してねーからな~・・・・・・」リトは目の下にくまができていた。多分かなり疲れたと顔に出ている。リトは屋上で寝ていた。その時、誰かがドアを開けた。

メア「結城せんぱーい!」

リト「メア!?」彼女の名前は黒崎メア。編入生で、リトの事を先輩だと思っている。健気な少女。

 メア「どうしたんですか?目の下にくまができてますよ。」

リト「あ?これ?魔法使いすぎた。」

メア「意味分かんないな~魔法って・・・・・・ゲームの世界じゃないんですよ。」

リト「いや・・・・・・だから・・・・・・」すると、空から小さい塊が落ちてきた。すると、グールが召喚された。

 

 メア「なにこいつら!?」メアは離れて戦闘態勢に入った。

リト「行くぞ!」

メア「え?結城先輩戦うんですか!?」

リト「訳あってな!」リトは右手をベルトにかざした。「ドライバーオン プリーズ」ウィザードライバーを腰に装着し、左に回転した。「シャバドゥビタッチヘンシーン! シャバドゥビタッチヘンシーン! シャバドゥビタッチヘンシーン!」そして、左手にフレイムスタイルの指輪はめた。

リト「変身!」「フレイム プリーズ ヒーヒーヒーヒーヒー!」そして、リトはウィザードに変身し、ウィザーソードガンで攻撃した。

メア「ウオ!?先輩すご!?」そう感心していると、メアの目の前にグールが飛びついてきたが、メアは回し蹴りをグールに的確に当て、グールを吹っ飛ばした。

 

 リト「メアがゲートか!?だったらさっさと倒す!!」ウィザードは右手の指輪を変え、ウィザードライバーを右に回転し、右手をかざした。「ビック プリーズ」そして、ウィザードは魔法陣に右手を突っ込んだ。すると、ウィザードの右手が巨大化し、グール達を掴み、投げ飛ばした。

リト「フィー」そして、ウィザードはリトの姿に戻った。

 メア「すごい!結城先輩すごーい!!」

リト「俺が魔法使いになったからか?」

メア「本当に魔法使うんだね!!!驚いちゃった!!!」

 

 コーヴァス「チ!」コーヴァスは遠くからその光景を眺めていた。

コーヴァス「指輪の魔法使いめ・・・・・・・・」コーヴァスがじっと見ていると、そこにリヴァイアサンの人間体、古手川遊が現れた。

 遊「よぉコーヴァス。」

コーヴァス「リヴァイアサン!?」

遊「どうなっているかと思ったら・・・・・・・失敗してるんじゃないか?」

コーヴァス「次は必ず成功させる・・・・・・必ずだ!!!あの小娘の心の支えを壊してやる!!」

遊「あんまりイライラすんなよ、ワイズマンに怒られるぞ。」

コーヴァス「そうか・・・・ならいい。」

 

 リト「ヤミ!いたいた!」

ヤミ「結城リトどうしたんですか?」金色のヤミ。メアの姉で、好物はタイ焼きのカワイイ暗殺者である。

リト「ちょいといいか?」

ヤミ「なんでしょう?」

リト「メアの事だが・・・・・・」

ヤミ「メア?」

 リト「あいつ何者かに狙われた。」

ヤミ「そうですか。」

リト「ちょっと今日から一緒に帰る事は出来ないか?」

メア「お願いだよ!お姉ちゃん!!」そう言ってメアは頼みごとをした。

 ヤミ「別にいいですけど。」

メア「やった!」

ヤミ「でも・・・・・結城リトはちょっと使えるかどうかは・・・・・・」

メア「お姉ちゃん!結城先輩は魔法が使えるんだよ!!」

 

 リト「メア・・・・・・あまり言い過ぎるなよ。」

ヤミ「そうですか・・・・・ならば確かめてみましょう。」そう言ってヤミは右手を剣に変え、リトに襲いかかった。

リト「結局こうなるのかよ!?」リトは右手をすぐにかざした。「コネクト プリーズ」そして、魔法陣に手を突っ込み、ウィザーソードガンを装備し、剣で攻撃を防いだ。

 ヤミ「え?」

リト「俺も今までの様にならないからな。」そう言ってリトはウィザーソードガンを回し、納刀した。

ヤミ「・・・・・・・・・・・信用するわ。」

リト「サンキュー!!」

 

 結城家

 リト「ただいま。」

美柑「おかえり~」

メア「お邪魔しまーす!」

ナナ「メアじゃないか!どうした?」

リト「今回奴らはメアの狙っている。メアがゲートだ。」

ララ「メアちゃんがゲート!?」

メア「わけあって結城先輩が守ってくれるんです!」

 コヨミ「いらっしゃい。リト・・・・・この娘がゲート?」

リト「そうだ。」すると、そこに、輪島がいいタイミングで来た。

 輪島「リトおかえり。」

リト「おっちゃん!例の指輪は?」

輪島「そうだったな・・・・・・・完成したよ。」そう言うと、二つの赤い指輪をリトに渡した。一つ目は魔法の指輪。二つ目はフレイムスタイルにそっくりな指輪だった。

 

 リト「二つ作ったんだ。」

輪島「魔法石が言ってたんだ。二つ作れと。」

リト「ありがとな。」

ナナ「メア!早速遊ぶぞ!」

メア「はーい!!」ナナとメアはすぐに階段をのぼり、ナナの部屋に向かった。

 リト「メアの心の支えか・・・・・・・」

コヨミ「リト。」

リト「ん?」

コヨミ「あのメアって人・・・・・・」

リト「あぁ・・・・・俺の友達・・・・・かな?」

 

 ヤミ「メア・・・・・・・あなたの事守れるかどうかは分からないけど、きっと・・・・」

コーヴァス「ほほう。お前があのメアって子のお友達かな?」ヤミが振り向くと、漆黒の羽根がヤミに襲いかかった。ヤミは避けた。飛ばされた羽根は地面に突き刺さった。

 コーヴァス「ものすごい身体能力だな・・・・・金色のヤミ。」

ヤミ「あれがファントム!?」ヤミはすぐに戦闘態勢に入り、攻撃をし、コーヴァスに攻撃を当てたが、コーヴァスは羽根に変わった。

ヤミ「分身!?」

コーヴァス「ここだ!!」コーヴァスはカラスの翼の様な大鎌を振りおろした。しかし、ヤミは振り向いて右手の剣で切り裂いた。しかし、これもまたコーヴァスの分身だった。

ヤミ「あれは一体!?」ヤミは戸惑ってる姿をコーヴァスが超発した。

 コーヴァス「攻撃が当たってないな・・・・・・どうした?」

ヤミ(歯がたたない・・・・・・)ヤミはある言葉を思い出した。それは、リトとメアと一緒に帰る時の記憶を。

 

 数時間前

 リト「ヤミ・・・・・・無理にファントムと戦うな。」

ヤミ「ファントム?」

リト「まだ俺が戦ってないファントムがいるからな・・・・・・・一人で戦うな。」

ヤミ「それじゃあメアを守る意味がないじゃない。」

 リト「まだ俺とお前が一緒に戦い、倒せても、お前は俺よりファントムと遭遇してないからな。」

ヤミ「つまり・・・・・・・一人の時は戦わず逃げろって事?」

リト「そうだ。ファントムに対抗できる魔法使いは今は俺一人だ。その時はお前は戦わず逃げろ。」

 

 ヤミ(逃げる・・・・・・そんなことできるわけがない!)ヤミはその考えを振りきり、コーヴァスに飛びついた。

コーヴァス「愚かな・・・・・・・」コーヴァスは羽根を飛ばした。

ヤミ「しまっ・・・・」ヤミは避けようとしたが、羽根が突き刺さった。

ヤミ「・・・・・・・・!?」それは言葉にできないほどの痛みだった。

 コーヴァス「さようなら。」

 

 翌日、

 メア「結城先輩!!」

リト「メア?どうした?」

メア「お姉ちゃんが・・・・・・お姉ちゃんが・・・・・・・」メアは少しパニックになっていた 

リト「落ちつけ!?メア!?」

メア「お姉ちゃんが・・・・・・・・」メアは気絶してしまった。

 リト「メア!?おい!?」

春奈「結城君!?」

ララ「メアちゃん!?しっかりして!?」

リト「気絶しているだけだ。二人とも速く保健室に!俺は早退する!!」リトは急いで廊下を走りだした。

ララ「リト!?」

 

 リト(あいつ・・・・・・まさかファントムと戦ったのか!?逃げろって言ったのに!!)リトはマシンウィンガーでガルーダの後についていった。

リト「ガルちゃんで大体は場所が分かった。後は様子を見に行くだけだ。」その時、黒い羽根が地面に突き刺さった。リトは急ブレーキをし、止まった。

リト「誰だ!?」リトはヘルメットを外し、マシンウィンガーから降りた。そこにコーヴァスが立っていた。

 コーヴァス「指輪の魔法使い・・・・・・」

リト「お前がやったのか!?」

コーヴァス「そうよ・・・・・・・結城リト。」コーヴァスの放つ殺気にリトはビビった。額には汗、さらに、呼吸の乱れをしょうじていた。

リト「なんだよ・・・・・・・この殺気!?」そして、コーヴァスがリトに急接近した。リトは右手をすぐにかざした。「コネクト プリーズ」ウィザーソードガンを構え、弾を発射した。しかし、コーヴァスは羽根だけになった。

 

 リト「分身か!?」その時、後ろにコーヴァスが現れ、大鎌で切ろうとした。リトは振り向き、避けた。そして、右手をベルトにかざした。「ドライバーオン プリーズ」そして、ウィザードライバーを腰に装着し、左に回した。「シャバドゥビタッチヘンシーン! シャバドゥビタッチヘンシーン! シャバドゥビタッチヘンシーン!」そして、フレイムスタイルの指輪を左手に着けた。

 リト「変身!」「フレイム プリーズ ヒーヒーヒーヒーヒー!」リトはウィザードに変身し、ウィザーソードガンで切りつけた。しかし、また当たったのは分身で、羽根だけが散らばっていた。

リト「またか!?」その時、コーヴァスが上空から羽根を飛ばしてきた。ウィザードは焦らず、右手の指輪を変え、ウィザードライバーを右に回転し、右手をかざした。「ディフェンド プリーズ」ウィザードの上空に炎の盾を出した。

 コーヴァス「隙あり!!」コーヴァスが羽根に気を取られているウィザードを大鎌で切り裂いた。

リト「グ!?こうなったら!!」ウィザードは左手の指輪を昨日貰った指輪に変え、ウィザードライバーを左に回転し、左手をかざした。「エラー」

 

 リト「・・・・・・・・・え?」ウィザードは戸惑いながらももう一回左手をかざした。「エラー」しかし、これも失敗してしまった。

コーヴァス「終わったようね。」

リト「まだだ!!」ウィザードはウィザードライバーを右に回転、さらに、左に回転し、指輪を変えた。「ランド プリーズ ドドド!ドドド!」ウィザードはランドスタイルに変身し、ウィザーソードガンのオブジェを開き、左手をかざした。「ランドスラッシュストライク!ドドド!ドドド!」そして、衝撃波を放ち、コーヴァスに当てたが、また分身に当たった。

 コーヴァス「残念だったね。もう私には勝てない。だって・・・・・・漆黒の暗殺者だから。」ウィザードの後ろにコーヴァスがつぶやいた。ウィザードは振り向いたが、コーヴァスの大鎌に切られた。

リト「ウワァーーーーーーー!!!!????」ウィザードはやられ、ぐったりと倒れた。




ウィザードが初敗北回になってしまった!!??
次回は逆転できるか!?次回予告!!

次回!仮面ライダーウィザード!

リト「あんなの倒せねーよ!?」

メア「先輩まで絶望しないで!!」

コーヴァス「終わりだ!」

リト「俺に力を貸してくれ・・・・・・・ドラゴーン!!!」

次回「目覚める力」

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